【美術展】「イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」パナソニック 汐留ニュージアム/貴重なボタニカル・アート展
パナソニック 汐留ニュージアムでは、2016年1月16日(土)より
「世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」が開催されます。
世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々
日程:2016年1月16日(土)~3月21日(月・祝)
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
主催:パナソニック 汐留ミュージアム、読売新聞社
公式サイト:http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160116/index.html
毎回、ユニークな展覧会を提供してくれるパナソニック 汐留ミュージアム。
今回のテーマは英国庭園の花々です。
もちろん、実際に生花を展示するわけではなく、花をテーマとしたアート作品の展覧会です。
そういえば、先日のこのブログで紹介した日本橋三井ホールの「FLOWERS BY NAKED」も花をテーマとしたアート展です。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/flowers-by-nake.html
このページもアップしたばかりですが、大変アクセスが多いです。
まだ少し早いですが、花開く春がそろそろ待ち遠しい季節になりました。
ボタ二カル・アート
本展は「ポタニカル・アート」という、あまり聞きなれない分野の芸術がメインです。
自然の景観を活かし、多種多様な美しい草花を巧みに配して変化に富んだ光景をつくり出すイングリッシュ・ガーデン(英国式庭園)。
それらの植物の多くはヨーロッパ原産ではなく、大航海時代以来、世界中から集められたものだそうです。
イギリスにおいて、植物研究と庭づくりへの情熱により、庭園は文化として豊かに発展しました。
それらの植物は記録と研究のためにさかんに描かれるようになり、
その科学的探究の成果の芸術的な表現であるボタ二カル・アート(植物画)という絵画領域が確立されたのです。
それはまたデザイナーたちを魅きつけ、陶磁器、室内調度、テキスタイルや服飾品などに溶け込み、
日常生活に彩りを添えています。
本展では約22万点のボタニカル・アートを収集し、2003年にはユネスコ世界遺産(文化遺産)にも登録された
世界有数の植物園キュー王立植物園から、黎明期から現代までのボタニカル・アートの名品、
さらに植物を着想源としたデザイン・工芸品を含めた約150点が展示されます。
都心のビル街に開く英国庭園。
これは、またなかなか興味深い趣向ですね。
期待しましょう。
Old Fashioned Club 月野景史
« 『科捜研の女』と『スペシャリスト』がコラボ/榊マリコ(沢口靖子)と宅間善人(草彅剛)が共演 | トップページ | 【相棒14】第11話「共演者」で水谷豊と多岐川裕美が42年ぶりの共演!? »
「01.Art 美術 (展覧会)」カテゴリの記事
- 【美術展】「佐伯祐三 自画像としての風景」東京ステーションギャラリー/パリ、東京、1920年代を駆け抜けた夭折の画家(2023.02.13)
- 【美術展】「絵画のゆくえ2022」SOMPO美術館/近年の「FACE」受賞作家の展覧会(2022.02.06)
- 【美術展】「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」文化村ミュージアム/箱根の大美術館の名画を渋谷で鑑賞(2021.09.30)
- 【美術展】「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」三菱一号館美術館/日本の歴史ある大企業の美術力(2021.07.15)
- 【美術展】「1894 Visions ルドン、ロートレック展」三菱一号館美術館 1/17まで開催中(2020.12.01)
« 『科捜研の女』と『スペシャリスト』がコラボ/榊マリコ(沢口靖子)と宅間善人(草彅剛)が共演 | トップページ | 【相棒14】第11話「共演者」で水谷豊と多岐川裕美が42年ぶりの共演!? »