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2016年1月

2016年1月31日 (日)

【テレビ】石坂浩ニ『『開運!なんでも鑑定団』問題で本人が口開く/報道通りだが驚くべき話

テレビ東京の『開運!なんでも鑑定団』の石坂浩二さんの問題は本人が口を開いて、
ようやく概要が明らかになりました。
といっても、報道されてきた通りの同じ内容ですが、まったく驚くべき話です。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/02/01/kiji/K20160201011960900.html

この番組はスタート当時からのファンですが、近年は稀に観る程度でした。
それでも、石坂さんの異様な状況には気が付いてはいました。

長く続くバラエティ番組の場合、初期は重要な役割をしていた人が、
出番が少なくなりながらも出演は続けているというような事例は過去にもありました。
しかし、石坂さんがこの例に当てはまるとも思えません。
なにより、意図的な編集により、発言がカットされているように思えましたから。


そこで、以下のような推測をしていました。

考えられる事情はふたつ
といっても、まず第一に考えられるのが、大変失礼ながら石坂さんも高齢ですし、
放送できないような発言があり、カットされていたということ。
ただ、それならば、少しでもまともなシーンをまとめて、放送しようとするのが当然です。
しかし、そのように感じられる編集状況ではありませんでしした。

それに、石坂さんは2012年より毎年10月~3月は『相棒』シリーズにセミレギュラー出演しています。
ドラマの撮影と、公開収録のバラエティを一緒にはできませんが、
とても放送できるシーンがないような状態とは思えません。


となると、他に考えられるのはスタッフとの確執ということになるのですが、
大きな疑問があります。

1.石坂さんのような大物にそのような対応をするのか?
2.そうだととして、石坂さんが2年もそれを甘んじて受け、出演を続けるのか?

とても考えられません。
1については、石坂さんは芸能界の大物であると同時に、番組スタート時からの功労者。
それ対して、これも失礼ですが、他局ならともかく、テレビ東京がそんな非礼をするのか?

2は、石坂さんは以前、TBS『水戸黄門』の4代目光圀役あっさり降板した例があり、
そんな状況で『鑑定団』に出演し続けるとも思い難かったのです。

しかし、事実は小説よりも奇なりということだったようです。

以下、スポニチアネックスより引用します。
Old Fashioned Club  月野景史


http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/02/01/kiji/K20160201011960900.html
☆☆☆
石坂浩二 皮肉たっぷり降板騒動初激白「どうせ放送されないから好き勝手に」
テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」の司会降板をめぐる騒動で、俳優の石坂浩二(74)が31日、直撃取材に応じ、スポニチ本紙に初めて心境を明かした。この日、東京ドームで開幕したテーブルウェア・フェスティバルに参加した。

本紙が1月28日に降板騒動を報道して以来、初めて口を開いた石坂は、「降板となった思いは?」の質問に「思いねえ…」としばらく黙り込んだ。約2年間、番組内での発言が編集でカットされており、放送を見て「ずっと(おかしいと)言ってました」とし、「この番組は公開(収録)ですから」と、観客も石坂が発言していることは知っているとした。

発言がカットされることが分かっているため、収録冒頭には「(司会の)今田(耕司)君と2人で好き勝手なことを言って“どうせこれは放送されない”と年中言っていた」と明かした。「安心してましたよ。何を言っても大丈夫だから」と付け加えた。

番組には22年間出演。開始時から一緒に司会を務めた島田紳助さん(59)の名前を挙げ「紳助君とずいぶん話して基本的なものが出来上がった。そのスタジオの雰囲気が画面に映るから視聴率が良いのだろう」と話した。今でも視聴率が好調なのは、紳助さんと作り上げた番組の骨格があるからとの思いがあるようだった。

石坂と制作会社所属のチーフプロデューサーが約10年前、酒席で衝突。番組関係者によると、降板の背景に浮かび上がっているそのチーフプロデューサーは紳助さんが11年に引退後、「番組全体を仕切っていた紳助さんのポジションになった」という。

番組で石坂のコメントがないことを心配するファンも多いが、「病気ではないですよ」と説明。4月からはBSジャパンで「開運!なんでも鑑定団 極上!お宝サロン(仮)」に出演。「新たな気持ちでやらなきゃあかんという気持ち」と吹っ切れたようで、今後、騒動について語ることはない様子だった。   
☆☆☆

2016年1月30日 (土)

1月のアクセスが10万件突破

後1日残して、1月のこのブログのアクセスが初めて10万件を超えました。
相変わらず『相棒』と『科捜研の女』の二大長寿人気ドラマ関連記事へのアクセスが中心ですが、
日本橋で開催中のこのイベントについて書いた・・・というより、写真を貼ったページへのアクセスが急伸しました。

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【アート展】「FLOWERS BY NAKED」日本橋三井ホール/花をイメージした光の祭典
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/flowers-by-nake.html


特に1月29日の朝7時台に一気に伸びたので、朝の情報番組で取り上げられたのかも知れませんね。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月29日 (金)

【相撲】九重親方(元千代の富士)落選確実で理事選回避/現役時代も引退後も実績抜群なのにこの不遇

大相撲人気は回復基調のところにもってきて、
初場所は大関琴奨菊が日本出身力士として10年ぶりに優勝といい事づくめ。
その日本相撲協会では2年ぶりに理事選が行われ、新理事が決まりましたが、
八角理事長(元横綱北勝海)と貴乃花親方との対立が伝えられるなど、運営面はまだ波乱含みです。

その理事選の前に気になるニュースが伝えられました。
元横綱千代の富士の九重親方が、当選が見込めず、理事選出馬を断念したというのです。
http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1597977.html


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※追記:九重親方は2016年7月31日に死去しました。以下に追悼文を記しています。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-8961.html


もちろん、現役時代の実績が凄いからといって協会の要職に必ず付けるものでもなく、
一門等、相撲界には派閥、数の論理がありますが、これも世の組織の常です。
九重親方は前回の理事選でも落選しており、今回もその情勢を挽回できませんでした。
自身を取り巻く勢力図は、前回と変わってなかったということでしょう。
また、病気も抱えていると聞きます。

とはいえ、九重親方は相撲界初の国民栄誉賞受賞者。
現役時代の図抜けた実績に加えて、師匠・親方としての弟子の育成実績も申し分ありません。
それが、本人に理事への意志がありながらこの状況とは、やはり驚かざるを得ないし、さすがに残念にも思います。


過去の大力士達
戦前の大横綱双葉山。
戦後最初の黄金期、栃若時代を築いた栃錦と若乃花。
いずれも引退後は理事長を務めています。

戦後昭和期最大の横綱大鵬は若くして脳梗塞に倒れて後遺症が残った為、
理事長にはなれなかったものの、長く理事・役員待遇を務め、定年後は相撲博物館館長と厚遇されてきました。
そして、昨年亡くなった北の湖も理事長を務めました。

主流・非主流でいえば、出羽海一門の栃錦と北の湖以外は非主流派になります。
それでも歴史に残る大力士達は、それなりの扱いを受けてきたのです。


相撲史に残る偉大な横綱 千代の富士
大鵬の32回に続く、31回の優勝は昭和期2位、歴代3位の記録。
現役時代に相撲界初の国民栄誉賞を受けるなど、現在の協会人の中でその実績は突出しています。
角界での同賞受賞者は、他には大鵬が没後に受けただけです。
圧倒的な才能・身体能力で若くして横綱に駆け上がった大鵬や北の湖に比べ、
小兵で度重なる負傷に泣かされながら大横綱となり、36歳の年まで務めた千代の富士は、
現役時代から偉人のような存在でした。
国民栄誉賞授受も、このような実績を踏まえてのものでしょう。

ただ、いかに現役時代の実績が凄くても、引退後に親方として、特に力士育成に成果が残せないと、
協会での出世は望み難いといのはわかります。
しかし、九重親方は部屋の師匠としての実績も立派です。

過去にも大関千代大海(現在は九重部屋付の佐ノ山親方)を育てていますが、
今年初場所の九重部屋所属の関取(幕内・十両力士)は6人。
これは、ざったみたところですが、全部屋で最多です。
5人は何部屋かありますが、6人は九重部屋だけのようです。
それも他の部屋からの移籍者はなく、一から育てた直弟子ばかり。
しかも、みな20代と若く、将来性もあり。

新、及び帰り十両の二人は勝ち越し。負け越した十両力士もいますが、おそらく来場所もこの人数をキープするでしょう。
更に、三段目優勝を果たしたホープもいます。
部屋としては順風満帆なのに、師匠がこの状況です。


もちろん、こういった目に見えるものだけでは、推し量れない面もあるのでしょう
それにしても、これだけの実績です。
相撲協会はひとつの組織。プロ野球とは違います。
大看板に傷をつけるのが得策とは思えません。
もう少し、なんとか形をつけられないものかと思ってしまいます。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、日刊スポーツのサイトより引用
http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1597977.html
☆☆☆
九重親方が理事選断念 票「そろわなかった」
[2016年1月29日9時28分]
日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で役員候補選挙(29日投開票)の立候補を受け付け、定員10人の理事候補に八角理事長(元横綱北勝海)や4期目の当選を目指す貴乃花理事(元横綱)ら11人が届け出た。立候補を表明していた九重親方(元横綱千代の富士)は出馬を断念し「出さなかった。(票が)そろわなかったということで…」と説明した。

九重親方は協会NO・2の事業部長だった前回、最下位5票で落選。「不徳の致すところです」と漏らした。親方99人が投票する今回は当選に10票ほどが必要で、昨夏に早期の膵臓(すいぞう)がんで手術を受けた同親方は、理事復帰を目指してほかの一門との協力を模索していた。

2年に1度の役員改選で、今回は4期連続の投票。関係者の話では、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)高島親方(元関脇高望山)の伊勢ケ浜一門2人と山響親方(元前頭巌雄)の3人で最後の2枠を争うとみられる。定数3人の副理事も4人が届け出て投票となった。当選者は3月28日の評議員会の承認を経て就任する。理事長は、新たな理事の互選で決まる。
★★★

2016年1月28日 (木)

【相撲】大関琴奨菊 32歳間近14勝1敗の優勝は先代佐渡ヶ嶽(横綱琴櫻)を彷彿とさせるが

大相撲初場所は大関琴奨菊の10年ぶりの日本出身力士優勝で幕を閉じました。
14勝1敗の立派な成績でした。
当然、次は横綱との期待がかかります。

琴奨菊は1984年1月30日生まれなので、まもなく32歳。
相撲取りとしては決して若くありません。
大関26場所目でしたが、過去の25場所で、大関の合格点とされる二桁勝利は僅か7回。
途中休場や皆勤での負け越しも目立ち、大関として、立派な数字を残してきたとはいえません。

ところで、このキャリアによく似た力士を思い出しました。
他でもない、琴奨菊にとって入門時の師匠、元横綱琴桜の先代佐渡ヶ嶽親方です。

琴桜もまた、大関を30場所務めて32歳となり、“万年大関”のような言われ方をしていました。
下からは若い世代が追いかけてきていました。
それが14勝1敗での優勝を二場所連続で勝ち取り、一気に綱とりを果たしたのです。

果たして、先代師匠にあやかり、一気に横綱へと上れるでしょうか。
今までの成績を考慮しての厳しい見方もされます。
ただ、師匠と同じ、14勝以上での連続優勝ならば可能性はあるでしょう。

もちろん、簡単な事ではありません。
先代師匠のような例もありますが、
同郷福岡の先輩魁皇のように、大関として4回(通算5回)の優勝がありながら、
直後の場所に成績が繋がらず、横綱になれなかった人もいます。

まずは次の春場所が注目されます。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月27日 (水)

【音楽】『キイハンター』テーマ曲『非情のライセンス』の秀逸cover/Song Stream

ネット上にはプロ・アマのアーチストの様々なライブがアップされていますが、
昭和40年代の人気ドラマ『キイハンター』のテーマソングをカバーしたこのバンドの演奏はなかなか魅力的です。





Song Stream(ソングストリーム)というユニットのようです。
他にも昭和歌謡のライブがいくつかyoutubeに上がっています。

特に女性3人が妙に個性的です。
ボーカルの女性が一箇所歌詞を間違えているもご愛敬です。
カメラワークも映像も本格的で飽きません。何度も見返しています。

この歌ですが、ドラマのタイトルは『キイハンター』、曲名は『非情のライセンス』といいます。
ドラマの記憶と相まって、忘れ得ぬ名曲ですが、実に良い感じカバーしてくれています。
同じ昭和40年代に『非情のライセンス』という題名の別のドラマもあって、ちょっとややこしいのですが。

『キイハンター』では、オープニングはインストラメンタル、
エンディングはヒロインである野際陽子さんの歌唱でこの曲が流れます。
昭和40年代にはよくあったパターンです。

上の映像の2曲目は『キイハンター』と同じTBS土曜夜9時枠の、
中二つ挟んでの後継ドラマ「Gメン'75」のエンディングテーマ『面影』。
このシリーズも『Gメン』から、オープニングとエンディングが違う曲になりました。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月26日 (火)

【消えた主演女優】 篠ひろ子/最後の出演も連ドラ主役

あの俳優最近見かけないなと思っても、実は2時間ドラマに出ていたり、舞台をやっていたりとか、時々あります。
例えば浜木綿子さん。ドラマにはまったく出なくなりましたが、舞台には主演として立ち続けています。
ただ、ここに一人、ちょっと特異な方がいます。

長く第一線で活躍。
特に1980年代半ばからは10年以上にわたり、毎年のように連続ドラマに主演してきました。
確認される最後の出演も1997年、連続ドラマの主役。当時まだ40代。
それを最後に、おそらくなんのアナウンスもなく、一切の表舞台から消えた女優。

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篠ひろ子さんです。

「ああ、そういえば!」と思いましたか?
別に消息不明というわけではありません。
ご主人が直木賞作家の伊集院静氏で、彼の口から近況も語られています。
しかし、自身の女優業は19年前から完全に休止状態ですし、おそらくトークやバラエティにもで出ていないかと思います。

それでは、篠さんのキャリアを簡単に振り返ってみます。


篠ひろ子(しの ひろこ、1948年3月8日 -)

歌手としてデビュー~女優へ

篠ひろ子さんはいずみたく氏に師事して1968年、20歳の年に歌手としてデビューしています。
これも少し意外ですね。

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3枚目のシングル『悪い遊び』
小悪魔的なイメージ

しかし、歌手としては芽が出ず、70年代になって女優して映画やドラマに出るようになり、
1973年に人気ドラマ『時間ですよ』への加入で知名度を上げ、以降は女優として安定した活動を続けます。
ただ、主演スターとはいえず、どちらかといえば個性派脇役、不幸な過去を背負ったような役も多かったです。


主演女優に
それが1980年代半ばになって変わってきます。
不倫ドラマとしてブームになった「金妻」シリーズの第二弾である
『金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?』(1984年、TBS)への出演で人気を集め、
翌年『毎度おさわがせします』(1985年、TBS)の大ヒットで、更にお茶の間への浸透度を上げました。
このドラマでは木村一八さんや故堀江しのぶさんらの母親役。
思春期の息子や娘の子育てに奮戦する、明るい主婦をコミカルに演じ、ピッタリはまりました。
中山美穂さんの出世作なので、彼女の母親役と勘違いされる事もありますが、
中山さんは木村さんの同級生の役なので違います。(中山さんの母親役は夏木マリさん→新藤恵美さん)

『金妻II』は主演ではありませんでしたが、以後の金妻路線では主役・ヒロインに格を上げ、
『毎度おさわがせします』も続編が作られ、
更に、これも主役ではありませんが、復活した『時間ですよ』シリーズにも出演するなど、大変な売れっ子となりました。
主演女優としては遅咲き、三十代も半ばから後半に差し掛かってブレイクでした。
そもそもこのようなキャリアの女優さんが珍しいと思います。

篠さんは40代になり、1990年代を迎えても、コンスタントに主演・ヒロインを務めます。
象徴的なのは内田有紀さんと母娘役で共演した『半熟卵』(1994年)。
当時は内田さんのアイドル女優としての絶頂期で、ドラマにも連続主演していたのですが、
この『半熟卵』だけは、母親役の篠さんに主演を譲っています。
いかにこの時代の篠さんのバリューが高かったがわかります。


突然、そして無言の退場
その篠さんの最後の出演作と思われるのが1997年1月-3月放送の『彼 -KARE-』

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もちろん主演です。
相手役はSMAPの稲垣吾郎さん、共演は沢口靖子さん!
沢口さんとはおそらくW主演のような位置付けだったろうとは思いますが、
それにしても沢口さんを差し置いての主役とは、確固たるポジションにいた事がうかがえます。

そして、このドラマを最後に一切の出演が確認できません。
まさか、突然仕事が来なくなったなんて考えられません、自発的に引いたのでしょう。
でも「篠さんはどうした!」と騒ぎになったような記憶もないですね。不思議です。

しかし、こんなふうに考えれば、理解できなくもありません。
現在でも、売れっ子の脇役俳優は、毎クールのようにドラマで見かけますが、
主演スターは、1本連ドラの主役をやったら、しばらくインターバルを置くことが多いです。
その間に映画や舞台に出ていたとしても、よほどの大作でもない限り、あまり世間の目にはふれません。
そういう意味では、篠さんもあまり気にされないうちに時間が経ってしまったのでしょう。

ですから、出演歴だけを見ると、突然途絶えたように感じますが、
実際は静かにフェイドアウトしていったというところでしょうか。
特に篠さんの場合、ご主人が有名文化人ですから、彼が活動しているうちは、
間接的ではありますが、消息不明というわけではないので、出ないことにより騒がれもしなかったのでしょう。

たとえば、結婚して女優業はほとんどやらず、たまにCMで見かけたり、雑誌に出たりするような人はいます。
篠さんもそのような方のうちの1人みたいな印象でいて、
気がついたら一切出ていない状態で、20年近く経ってしまっいて、という感じでしょうか。


最後の『彼 -KARE-』が49歳になる年の作品。
ということは、50歳で区切りをつけたということでしょうか。
前述のように、長いキャリアがあるとはいえ、主演スターとしたは遅咲きの人で、
しかも、実年齢よりも少し上のイメージの役が多かったかと思います。
年齢を区切りとしての実質引退とは、早かったように思います。
しかし、まさに綺麗な引き際といえるのかも知れません。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月25日 (月)

【昭和プロレス】訃報◆モンゴリアン・ストンパー死去/馬場、猪木、木村と因縁深いラフファイター

元プロレスラーのモンゴリアン・ストンパーが1月23日に亡くなりました。
http://www.daily.co.jp/newsflash/ring/2016/01/24/0008748248.shtml

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生年は1936年説と1944年説がありましたが、海外サイトでは1936年説が優勢のようです。
だとすれば、79歳ということになります。
ジャイアント馬場、アントニオ猪木、ラッシャー木村ら、昭和期の日本のエースレスラーと因縁深い男です。


ザ・モンゴリアン・ストンパー(The Mongolian Stomper)
アーチー・ゴルディー(Archie Gouldie、本名:Archibald Edward Gouldie) 1936年11月22日 - 2016年1月23日
カナダ・アルバータ州出身。
モンゴリアンはギミックで、「ザ・ストンパー」と名乗る事も多かったと思いますが、日本では「モンゴリアン」で知られます。
名前の通り、強い足から繰り出すストンビング・キックが主武器でガンガン攻め立てるタイプの直線的なラフファイター。
日本では「踏みつぶし野郎」などと呼ばれました。私は「踏み殺し屋」の方がいいと思いましたが。
評価としてはB級悪役というところですが、北米での実績もそれなりで、日本とも縁の深いレスラーでした。

本項では、日本での足跡、日本人レスラーとの関わりを中心に記します。


1964年 猪木の渡米修行時代のパートナー
ストンパーはアントニオ猪木の米国修行時代のパートナーとして知られており、wikipediaでも強調されています。
ただ、ごく短期間ではありましたが。

1960年代初頭にカナダでデビューしたストンパーはアメリカに移り、1963年にカンサスに入ってモンコリアンを名乗ります。
翌1964年4月、日本から武者修行に来た21歳のトーキョー・トムことアントニオ猪木とアジア人悪役コンビを組むのです。

猪木はその後の米国転戦では、最終地のテネシー以外ではベビーフェイス(善役)だったようですが、
カンサスではヒールで、ストンパーとのチームではパット・オコーナー&サニ―・マイヤースの超一流チームとの
対戦記録も残っており、いきなりヒールのトップクラスのポジションに就いています。
猪木は二ヶ月余りでロサンゼルスに転戦してしまうのですが、ストンパーとは公私共に良い関係だったようです。


1971年 日本プロレスに初来日
その後もアメリカ・カナダで実績を積んできたストンパーは
1971年、ジャイアント馬場と猪木のBI砲がエースとして君臨する日本プロレスの新春シリーズに初来日します。
ここでは外人側エースとして馬場のインターナショナルヘビー級王座に挑戦するという抜擢を受け、しかも引き分けます。
他にもノンタイトルで猪木と大木に勝ち、ザ・ケンタッキアンと組んでBI砲に挑んだインタータッグ戦では敗退しますが、
ビル・ドロモと組んでのノンタイトルでのBI砲戦では引き分けと、実に立派な戦績を残しました。

翌1972年秋、猪木に続いて馬場も抜けた混乱期の日プロに再来日しますが、この時はあまり良い戦績を残していません。


1979年 国際プロレスに登場
次の来日は7年後、1979年11月国際プロレスでした。
この時はアレックス・スミルノフ、ジプシー・ジョー、上田馬之助ら当時の国際のエース級外人を揃えたシリーズでしたが、
ストンパーは彼らを差し置いてトップとして迎えられます。日プロでの実績がものを言いました。
テレビ登場初戦では、グレート草津を猛烈な踏みつけ攻撃から変形スリーパーで失神KO、久々の再来日を飾りました。

ただ、超大物のパーン・ガニアが中盤に特別参加した為、ラッシャー木村のIWA王座の挑戦枠が残りひとつとなり、
外人勢はストンパー軍団とスミルノフ軍団に別れて抗争を展開、6人タッグ戦に勝利したストンパーが挑戦権を獲得します。
タイトルマッチは最終戦で行われ、一度は木村をフォールしてベルトを巻くも、ミスジャッジという事で試合再開、
そこに挑戦権争いで敗れたスミルノフが手出しをして痛手を負い、フォール負けしてしまいました。

それならば怒り狂ってスミルノフに食ってかかるかと思えば、意外にもすごすご引き下がってしまったのです。
ダメージが大きかったという事なのでしょうが、あまり良い印象ではなく、今後どういう使い方をするのか、
疑問に感じていたのですが、1シリーズだけ間に入れて、翌1980年2月に再来日します。


1980年 国際プロレスに再登場
この時は単独エース。
しかし、終盤にこれまた超大物ディック・ザ・ブルーザーの来日が急遽決定したので、
ストンパーの木村への挑戦は中盤で1回だけ実現しますが、3本勝負で2本フォールを取られて敗退します。
ただ、3本目が一瞬の抑え込みで、まだ余力充分という感じで消化不良の内容でした。

どうも国際プロレスはストンパーを本気で売る気があるのか、よくわからないマッチメイクですが
その答えを出すべく、この年の秋、自ら編成したというストンパー軍団を率いての来日が決定します。
日プロの来日で一緒だったピル・ドロモも含まれていたのですが、肝心のストンパーが気管支炎を発症して、
来日が中止になってしまいました。 国際とはここまで。

ストンパーは12チャンルネル時代の国際プロレスの常連との言われ方をしますが、実は2回だけの来日なのです。
しかし、タイプの似た木村とは手も合い、国際のエース外人との印象は強いです。


1982年 全日本プロレスに参戦 最後の来日
次の来日は国際プロレスの活動停止後、1982年春の全日本プロレスのチャンピオンカーニバル。
因縁のスミルノフも一緒でした。
この来日ではノーTVのブルーザー・プロディ戦で2分ちょっとでKOされるなど、優勝戦線には加われませんでしたが、
テレビ放送された馬場戦ではプロディらの乱入に助けられて引き分け、
同じく放送されたビル・ロビンソン戦では暴走として痛めつけての反則負けと、そこそこの存在感は示しました。
TVマッチで馬場に完敗したスミルノフよりは良い扱いだったようにも思えます。

ところが、このシリーズ終了後インターバルなしに開催されたグランド・チャンピオンシリーズにも残留参加したのですが、
カーニバル中は勝っていた日本勢の中堅どころに連戦連敗してしまいます。
テレビではまったく放送されず、記録が残るのみですが、不可解なマッチメイクでした。
尚、スミルノフとの公式戦は最終戦で予定されていましたが、スミルノフの棄権・帰国により行われませんでした。
これもまた、不可解な事情があるのですが・・・。

こうして見ると、どうも参加した三団体でいずれも不可解なマッチメイクをされているようにも思えます。


1983年 カナダで猪木と邂逅
全日本参戦が最後の来日になるのですが、実はもう一度日本のファンの前に姿を現しているのです。
1983年12月、猪木をはじめとする新日本プロレス勢のカナダ・バンクーバーへの遠征が行われ、テレビ放送もされました、
猪木はケリー・ブラウンと戦うのですが、ベビーフェイスに転向していたストンパーが、旧友猪木の救援に現れたのです。
そして、翌1984年には新日本への来日も発表されましたが、残念ながらキャンセルとなりました。

その後も、90年代初頭までは現役を続けたようです。


気弱な男?
ストンパーは気が弱いとする説があります。
その根拠となったのが某書に書かれたエピソード。
前述のチャンピオン・カーニバルの際、一緒になったプロディに気兼ねして、
トレードマークの毛皮付シューズの使用を自発的にやめてしまったという話です。

しかし、ストンパーはその少し前の国際への来日では毛皮シューズを履いてはいません。
アメリカやカナダではわかりませんが、ストンパーの試合は時々日本の専門誌にも紹介されましたが、
少なくともこの頃は、毛皮シューズは使っていなかったと思います。
だとすれば、この件は事実誤認にということになります。


単調との評価もされますが、直線的に攻め込むスタイルはブルファイターの典型ともいえ、
また末期国際プロレスを彩ったヒールでもあり、忘れ難いレスラーです。

謹んで哀悼の意を表し、追悼文を記させてもらいました。

Old Fashioned Club  月野景史

以下、デイリースポーツのサイトより、訃報記事を引用
http://www.daily.co.jp/newsflash/ring/2016/01/24/0008748248.shtml
☆☆☆
名悪役レスラー、ストンパーさん死去
2016年1月24日
プロレスラーのモンゴリアン・ストンパー(本名アーチー・ゴルディー)さんが現地時間の23日、米国テネシー州の病院で死去したと現地メディアが報じた。71歳だった。報道によると、人工股関節置換手術を受けたが回復せず、睡眠中に亡くなったという。

カナダ出身のストンパーさんはモンゴリアンスタイルの名悪役として知られ、60年代から90年代にストンピング(踏みつけ)を得意とした荒々しいファイトで活躍。米国修業時代のアントニオ猪木とタッグを組んだ経験もあり、日本でも日本プロレス、全日本プロレス、国際プロレスの3団体に参戦した。
★★★

2016年1月24日 (日)

【相棒14】第13話「伊丹刑事の失職」 /“最後の事件”!? まさかの伊丹(川原和久)退場か?

『相棒season14』第13話 は2016年1月27日放送「伊丹刑事の失職」です 。
前回、第12話は陣川警部補(原田龍二)の、もしかしたら最終章となるかも知れない回でした。
そして今度は伊丹刑事(川原和久)の主役回で、警視庁退職の危機に追い込まれるようです。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0013/

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※追記:本項執筆時は未発表だったサブタイトルが1月25日「伊丹刑事の失職」と公表されました。
それに伴い、若干の加筆をしています。


伊丹憲一(いたみ けんいち)(演:川原和久)
警視庁刑事部捜査一課の刑事。肩書は巡査部長。
2000年の『相棒』プレシーズン 土曜ワイド劇場版第1作より登場するシリーズの重要レギュラー。
同じ捜査一課の三浦刑事(大谷亮介)、芹沢刑事(山中崇史)とは「トリオ・ザ・捜一」と呼ばれました。
(現在は三浦が退職したので、芹沢とのコンビの状態)
同期設定の初代相棒亀山薫(寺脇康文)とのいがみ合い、罵り合いもまた、『相棒』の名物でした。
2013年にはスピンオフの主演映画『相棒シリーズ X DAY』も公開されるなど、
個性的な脇役陣の中でも鑑識課の米沢守(六角精児)と並び、『相棒』に欠かせない名物キャラクターです。

予告によると、次回はその伊丹が不祥事により失職の危機に追い込まれるそうです。
以下、番組公式サイトの予告文より概要を抜粋します。

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事件の真相を綴った犯人の手記を新聞がスクープ
殺人を自殺と見誤った伊丹が刑事クビの危機に!

伊丹が1か月前に自殺として処理した女性の転落死が『実は殺人だった』と告白する犯人の手記が新聞に掲載され、
そこには犯人しか知りえない情報も書かれていた。
責任を問われた伊丹は、新聞社に手記の現物提出を要求するも拒否され、はずみで編集長を突き飛ばし、
「刑事が編集長に暴行をはたらいた」との記事を掲載されてしまう。
伊丹は刑事部長に警察手帳を取り上げられ、自宅謹慎を命じられる。
進退窮まり、これが自分の“最後の事件”と腹をくくった伊丹は、謹慎処分を無視して特命係と捜査を続行する。

女性を突き落とし、殺人手記を綴った犯人は誰なのか?
刑事として“最後の事件”に挑む覚悟を決めた伊丹の運命は!?
右京と伊丹、相容れないはずの2人が、難解な事件に挑む!
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1年前の2015年1月14日放送『相棒season13』第11話は
米沢守 最後の挨拶」のタイトルで、鑑識課の米沢の退場を予感させました。
結果的には、退職の危機ではあったのですが、無事残留しました。

141303

今回は伊丹です。
前述のように、伊丹は米沢と並ぶ名物キゃラクター。
サブタイトルは「伊丹刑事の失職」ですが、予告文にある「最後の事件」の文言も気になります。
昨年の米沢回はタイトルに「最後の挨拶」とありました。

※実は『最後の挨拶』も『最後の事件』もシャーロック・ホームズシリーズの作品タイトルです。
『最後の挨拶』は劇中の時系列上のホームズ最後の事件。
『最後の事件』はホームズの死によって一旦、シリーズを終了させた作品のタイトル。

しかし、それ以上に、「最後の事件」というキーワードは『相棒』シリーズおいて、
かつての伊丹の宿敵にして盟友(?)、亀山薫の退場回である「レベル4~後篇・薫最後の事件」にも由縁があります。


伊丹の退職、あり得るでしょうか?
今、伊丹を退場(卒業)、つまり川原さんを降板させる可能性は極めて低いと思います。
特命係の4代目コンビがまだ安定していない状態で、捜一コンビの柱を退場させてしまい、
その後どうするのか、まったく見えないからです。
おそらく今回は、名物キャラとはいえ主役になる事は少ない伊丹にとっての貴重なメイン回として、
我が身に降りかかった事件を、特命係と共に解決するということだと思います。

しかし、予想を裏切るのも『相棒』。
放映されるまでは何が起こるかわかりません。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、予告全文を番組公式サイトより引用
☆☆☆
2016年1月27日(水)よる9:00~9:54 第13話 「伊丹刑事の失職」
事件の真相を綴った犯人の手記を新聞がスクープ
殺人を自殺と見誤った伊丹が刑事クビの危機に!

1か月前、伊丹(川原和久)が自殺として処理した女性の転落死が、『実は殺人だった』と告白する犯人の手記が新聞にスクープされた。
そこには、犯行動機や偽装の経緯、さらには犯人しか知りえない情報も書かれていた。
責任を問われた伊丹は、新聞社に手記の現物提出を要求するも拒否されてしまい、はずみで柏田編集長(野仲イサオ)を突き飛ばしてしまう。
そのころ、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、被害者の女性が半年前まで勤めていた旅行会社を訪れていた。応対に出た社長が、遺書と思われるメールを受け取った人物だったが、彼女が会社を辞めてから個人的な繋がりはなかったという。そんな中、問題の新聞に、『刑事が編集長に暴行をはたらいた』という記事が掲載される。それを問題視した内村刑事部長(片桐竜次)は、伊丹から警察手帳を取り上げ、自宅謹慎を命じる。進退窮まり、自分にとってこれが“最後の事件”だと腹をくくった伊丹は、謹慎処分を無視して特命係と捜査を続行。すると、スクープを飛ばした今井(大場泰正)という記者から、思わぬ手掛かりがもたらされる。

女性を突き落とし、殺人手記を綴った犯人は誰なのか?
刑事として“最後の事件”に挑む覚悟を決めた伊丹の運命は!?
右京と伊丹、相容れないはずの2人が、難解な事件に挑む!

ゲスト:大場泰正 野仲イサオ 丹羽貞仁
脚本:金井寛
監督:東伸児
★★★

2016年1月23日 (土)

【美の巨人たち】ミレー『羊飼いの少女』1/23放送/ミレーを国民的画家に押し上げた作品

2016年1月23日放送のテレビ東京系『KIRIN~美の巨人たち~』のテーマ作「今週の一枚」は、
ジャン・フランソワ・ミレー作『羊飼いの少女』でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/160123/index.html

Photo
大平原をバックに羊の群れを従え、編み物に熱中する一人の少女


ジャン・フランソワ・ミレー
(Jean-François Millet 1814年10月4日 - 1875年1月20日)

広大な平原を背景に描かれる人物。
ミレーには同じような構図のより有名な、
そして『羊飼いの少女』に先んじて描かれた傑作があります。


Photo_2
『晩鐘』(1857年)



Photo_3
『落穂拾い』(1857年)


しかし、50歳を目前にしたミレーを一気に国民的画家にまで押し上げたのは、
今回のテーマ作である『羊飼いの少女』 でした。

都会を離れてパリ南東の寒村バルビゾンに移住し、農村に生きる人々の普遍的な美しさを生涯追求し続けたミレー。
人物画といえば高僧や貴族といった身分の高い人たちが描かれるのが主流だった時代。
過酷な農作業に黙々と向かう人々をありのままに描いた作品は正当に評価されませんでした。

『晩鐘』や『落穂拾い』、あるいは『種まく人』のような作品は、
農村の貧困を告発する危険な反体制画家のようにさえ取られており、
絵は売れず、多くの子どもを抱えて生活も困窮していました。

そんな時期、画商でありミレーの伝記著者でもある親友サンスィエから受けた
「やさしく描け」とのアドバイスがにより描かれたのが、『羊飼いの少女』だったのです。

この少女のモデルはミレーの次女ルイーズといわれています。
少女は毛糸で編んでいます。
毛糸を与えてくれるのは、画面にたくさん描かれた羊。
その羊を生かしているのは草原。
ミレーが考えた「やさしさ」とは、生きるもの達の連鎖でした。
『羊飼いの少女』は展覧会で1位となり、ミレーをフランスの国民的画家に押し上げました。


Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月22日 (金)

【訃報】中村梅之助死去/『金さん』『伝七』『花神』 1970年代TV時代劇の主演スター

俳優の四代目中村梅之助さんが亡くなりました。85歳
http://www.oricon.co.jp/news/2065610/full/ 
長く劇団前進座の代表を務めた梅之助さんは、1970年代のテレビ時代劇の大スターでもありました。
このブログでは、テレビ時代劇の話を中心に記します。


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四代目 中村梅之助
(なかむら うめのすけ、1930年2月18日 - 2016年1月18日) 本名は三井 鐵男(みつい てつお)

歌舞伎劇団前進座を創設した三代目中村翫右衛門氏の息子。
俳優の二代目中村梅雀さんは長男(元前進座所属 現在は退座)。
1938年に初舞台を踏み、子役として活動。
1945年、前進座に入座。幹事長を経て、代表となる。


映画からテレビ時代劇の時代へ
昭和30年代まで、日本は映画の全盛期。時代劇映画も大量に作られていました。
それが30年代も後半になると退潮に向かい、特に時代劇映画は事実上、終焉を迎えます。

では、時代劇の需要はなくなったのかというと、そうでもなく、
昭和40年代にはテレビドラマとして多くの作品が作られるようになったのです。

40年代のテレビ時代劇を牽引した主演スターといえば、
例えば、三船敏郎さん、大川橋蔵さん、萬屋錦之助さん、近衛十四郎さん、里見浩太朗さんのように、
元々時代劇映画のスターだった人もいます。
高橋英樹さんのように、若手映画スターではあったけど、時代劇の経験は乏しかった人もいます。

そして、それまでは無名に近く、テレビ時代劇で抜擢されてスターになった人達もいます。
例えば、足跡はそれぞれですが、杉良太郎さん、栗塚旭さん、高橋幸治さん、山口崇さんなど。
中村梅之助さんもその一人といえるでしょう。

しかし、この中で梅之助さんは異色の存在でもありました。
テレビの時代に新たなスターとなった人達は、20代から30歳そこそこの若い世代の人たちがほとんどです。
しかし、梅之助さんが代表作にめぐりあってブレイクしたのは40歳になる年でした。
風貌も、年齢のせいもあるでしょうが、スマートな二枚目タイプの他の人達とは少し違うように感じられます。


遠山の金さん捕物帳(1970年7月-1973年9月 NET(現テレビ朝日))
梅之助さんの当たり役といえばこれ。
ご存じ北町奉行遠山金四郎。
映画では東映時代劇の御大、片岡千恵蔵が『いれずみ判官』シリーズとして当たり役としてきました。

梅之助さんは当時既に前進座の看板役者でしたが、映像作品への出演は数えるほどしかありませんでした。
ただ、『金さん』前年の1969年にはNHK大河ドラマ『天と地と』で北条氏康役を演じ、
また大作映画『風林火山』にも出演するなど、映像分野へに進出をはかっていた時期でもありました。

『遠山の金さん捕物帳』はお茶の間で大当たりし、3年間169回続きました。
梅之助さんの演技でテレビでも人気キャラクターとなった「遠山の金さん」は、
これ以降、テレ朝のシリーズは杉良太郎さん、高橋英樹さん、松方弘樹さんらへ引き継がれ、
TBSでは『江戸を斬る』シリーズとして西郷輝彦さん、里見浩太朗さんらが演じました。

だいぶ後の話ですが、ダウンタウンの番組で、金さんの人気投票をやっていました。
杉さん、高橋さん、松方さんらと比べられており、ダウンタウンの二人にとっては予想外だったようですが、
一番票を集めたのは梅之助さんでした。
やはり、テレビで金さんといえば、梅之助さんなのでしょう。


梅之助さんは3年間の『金さん』を終えると、すぐに舞台を日本テレビに移し、
『伝七捕物帖』(1973年10月-1977年10月)に黒門町の伝七役で主演します。
こちらも160回演じました。1979年にはテレビ朝日版も制作されています。
※放送期間が『金さん』より長いのに話数が少ないのは、日本テレビ火曜20時の枠なので、
4-9月は巨人戦中継で休止になることが多かったからです。

そして1977年、大河ドラマ『花神』に幕末の志士、大村益次郎役で主演を果たしました。

概して、飄々した奥行きと余裕を感じさせる役が多かったです。
もちろん、時代劇には様々タイプの役者が出演していますが、
主演ヒーローとしては、あまり他にないタイプでした。


1979年の『そば屋梅吉捕物帳』(-1980年3月 東京12チャンネル)がテレビの連続時代劇での最後の主役ですので、
まさに70年代のテレビ時代劇スターでした。

改めてそのキャリアを俯瞰すると、1970年代は本当に切れ目なしに、連続時代劇に出演し続けています。

1970年7月-1973年9月『遠山の金さん捕物帳』
1977年10月-1977年10月『伝七捕物帳』
(1977年1月-12月『花神』)
1977年10月-1978年5月『達磨大助事件帳』
1978年5月-1978年10月『若さま侍捕物帳』
1979年2月-9月『伝七捕物帳』(テレビ朝日版)
1979年10月-1980年3月『そば屋梅吉捕物帳』

『若さま侍捕物帳』は田村正和さん主演で、梅之助は奉行役で助演ですが、他はすべて主役。
驚くのは、大河ドラマに主演した1977年も10月まで『伝七』、
入れ替わって10月からは『達磨大助事件帳』に主演していることです。
こんなことやったの、梅之助さんくらいではないでしょうか。
その上で、前進座の舞台公演もある筈ですから、すごいです。
(さすがに、1977年は舞台は休んでいるかも知れませんが)


1980年以降は再び舞台を中心とし、テレビは寡作となりますが、それでもNHKを中心に少しずつは出演します。
『真田太平記』(1985年)の徳川家康役などは人気が高いです。
大河でもう一度、家康を観てみたかったです。

昭和の名優がまた一人逝きました。
謹んで哀悼の意を表し、追悼の辞を記させていただきました。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、オリコンより引用
http://www.oricon.co.jp/news/2065610/full/ 
☆☆☆
中村梅之助さん肺炎のため死去 長男・梅雀「父を、誇りに思います」
2016-01-20 12:29

NHK大河ドラマ『花神』『遠山の金さん捕物帳』『伝七捕物帳』で知られる俳優の中村梅之助(本名:三井鐵男=みつい・てつお)さんが18日午前7時25分、肺炎のため死去した。85歳だった。梅之助さんが代表を務める「劇団前進座」が発表した。

梅之助さんは、1930年2月19日、前進座創立メンバー中村翫右衛門の長男として生まれる。東京都出身。38年に『蜂の巣長屋』で初舞台を踏み、翌39年『勧進帳』太刀持ちで4代目中村梅之助を名乗る。45年、前進座に入座し、以後、前進座幹事長を経て、代表となる。昨年の国立劇場公演『文七元結』の家主甚八が最後の舞台となった。主な舞台は『勧進帳』『魚屋宗五郎』『一本刀土俵入』『左の腕』。

また、同日に長男・中村梅雀(60)が「最後まで闘い続けた父を、誇りに思います」とコメントを発表した。
以下、コメント全文。
父・中村梅之助は、1月18日午前7時25分、肺炎で亡くなりました。85歳でした。
 今年の年賀状に、5月の劇団前進座の85周年の舞台に立つ熱い思いを綴っておりましたのに、無念だったと思います。
 数々の舞台に立ち、たくさんのテレビのヒット作品に主演し、何よりも劇団のために全力で尽くしてきた人生でした。
 60代を越えてからは、毎年のように入退院を繰り返し、身体のどこかを手術しながらも復帰して舞台に立ち、頑張って参りまし
 たが、既に身体はボロボロでした。
 私との共演は、劇団の舞台以外ではNHK『真田太平記』の家康と秀忠を、親子で親子役を演じたのみでした。
 私が劇団を辞めてからも度々共演のチャンスがあり、父も楽しみにしておりましたが、とうとう実現は出来ませんでした。
 劇団を守ろう、良い作品を作っていこう、お客様に喜んでもらおうと、最後まで闘い続けた父を、誇りに思います。
 そして、応援し、支えて下さった多くの皆様に、深く感謝いたします。

    中村梅雀
★★★ 

2016年1月21日 (木)

アクセス190万件

本日1月21日で、当ブログへの通算アクセスが190万件を超えました。

180万件が12月16日ですか、一カ月ちょっとで10万件超え。
なかなか良いペースです。

相変わらず『相棒』と『科捜研の女』が中心ですが、
アート関係では、日本橋三井ホールで開催中の「FLOWERS BY NAKED」がアクセスを集めています。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月20日 (水)

【相棒14】第12話「陣川という名の犬」/陣川警部補はこれで退場なのか?

先日のこのブログで書いたように、
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/1412-11ff.html
1月20日放送の『相棒season14』第12話は『相棒』シリーズ長年のセミレギュラーである
陣川公平警部補(原田龍二)の登場回「陣川という名の犬」でした。

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コメディタッチになることが多い陣川の登場回ですが、
今回は過去とは様相が違うようで、どのような展開になるかが注目されていました。

途中までの展開は、予告映像や公式サイトからの情報で、ある程度予想された通りでした。
惚れっぽい陣川が、またまた好きになった女性が殺されてしまい、怒りに燃え、猟犬と化して犯人を追う。

独自捜査で捜査一課よりも、特命係の右京や冠城よりも先に犯人を探し当てた陣川ですが、
犯人と格闘になり、刺し殺してしまう寸前で右京と冠城に制止されました。
そして、その後の大河内監察官による事情聴取でも、殺意を否認しませんでした。

懲戒による警察退職で、『相棒』世界からも退場になるのか?

そう思わせましたが、
警察は一度、別の人間を犯人として発表しており、
陣川はその失態を帳消しにし、真犯人を逮捕したお手柄で警視総監賞を受けることりなりました。
退職という形での『相棒』退場とはなりませんでした。
最後は、陣川が気づかなかった、殺された女性の思いを、右京と冠城が陣川に語って聞かせる、静かな幕切れでした。


陣川はこれで『相棒』から退場なのか?
今回のストーリーですから、この後、今までのコミカルで惚れっぽい陣川として登場して、
いわゆる“陣川回”が描かれるのでしょうか?
難しいように感じます。
退職にならなかったとはいえ、『相棒』からこれで退場となる可能性が高いように思います。

ですが、今までとは違う形での再登場もあり得なくはないでしょう。
これは、元日スペシャルに登場した片山雛子(木村佳乃)も同じなのですが、
ネットでは、退場なのか、また出るのかで意見が分かれています。
しかし陣川も雛子も、そもそも時々しか登場しないキャラです。
今までだって、次の出演があるかどうかは解らなかったのです。

例えば、現時点では出さない方針だったとしても、先々事情が変わり、再登場させようという事にならないとも限りません。
劇中で殉職でもしない限り、どうなるかは判りません。

陣川については、今までのような“陣川回”のようなドラマは作り難くなるので、
可能性としては退場の方が高いようにも思いますが、
例えば、陣川回の主役ではなく、スペシャルや劇場版の中で役割を与えられてというのなら、あり得ると思います。


五代目相棒に?
今回の事件で、鬱陶しいキャラが補正されて、冠城の後任のなるのでは?
などという極端な予想もあります。

そんなバカな(笑)、とは思いますが、
そんな事も否定し切れないのが『相棒』ではあります。


残念なこと
これが最後になるのかは解らないにしても、今回は陣川シリーズにひとつの区切りをつけた作品である事は間違いないでしょう。
その意味では、ちょっと残念な面もありました。
もし今回が陣川のラストエピソードだとしたら、被害女性は陣川が最後に惚れた女性ということになるのですが、
この女性ついて、殺される原因となった匂い過敏である事を視聴者にアピールする為に、
初対面の冠城の前で、客の女性の陰口を言ったり、クレーマーまがいの言動があったり(これは詳しくは描かれず、伝聞ですが)と、
あまり魅力的でない、嫌なタイプのような印象を与えるような描き方になってしまいました。

また、全体を右京と冠城側から描いているので、陣川の心理や、犯人を追い詰めていく描写も少なかったです。
この点は、あえて陣川の行動をわかり難くしたのかも知れませんが、物足らなさが残りました。

さて、次回は伊丹回のようです。
これまた予告文には「最後の事件」などという不穏な文字がありますが。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0013/

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月19日 (火)

【時代劇】沢尻エリカさん主演『大奥』1/22放送/米倉涼子さん主演ではなかったの?

沢尻エリカさん主演で、フジテレビの人気時代劇『大奥』が11年ぶりに復活、
1月22日(金)、29日(金)の2週にわたり放映されます。
『相棒』ネタの多いこのブログとしては、三代目相棒成宮寛貴さんの出演が注目でしょう。
11代将軍徳川家斉役で、沢尻さんの相手役ポジションです。
http://www.fujitv.co.jp/oh-oku/index.html


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※画像は公式サイトより引用


このドラマの制作は、昨年12月に発表されています。
http://www.oricon.co.jp/news/2063362/full/

その際に、「あれ、『大奥』は米倉涼子さんがやるのではなかったの?」と
思った人もいるでしょう。私もそうでした。


米倉涼子さん主演の『大奥』。
別に正式に発表されていたわけではありません。
それなのに、何故そう思ったか?

昨年の10月15日、女優の高部あいさんが麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で逮捕されました。
高部さんは米倉さんと同じ事務所の所属です。
この時、ネット上で以下のような情報が流れました。

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フジテレビは米倉涼子さん主演でかつての人気ドラマ『大奥』の復活を企画、既に撮影は完了している。
2015年末に3日連続放送の大型特番で、津川雅彦さん、山本耕史さんらも出演。
米倉さんと同じ事務所の高部さんは、いわゆる“バーター”で女中役で出演している。
出演シーンは多く、再編集は容易ではない。お蔵入りの可能性もある。
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そしてその後、米倉さん主演『大奥』については公式な発表はないまま、
12月4日になって、沢尻さん主演『大奥』の報道がされたという経緯です。
これはどういうことでしょうか?


米倉版をお蔵入りにして、沢尻版を撮ったのか?
12月4日付の報道によると、時代劇初出演の沢尻さんは約2ヶ月にわたって京都に滞在し、撮影に取り組んだとのこと。
だとすれば、高部さんの逮捕は10月15日なので、そこから新たにキャスティングして撮影に入ったとして、
12月4日の時点で撮り終えているのなら、2ヶ月も時間をかけられた筈はありません。

そうなると、そもそも米倉版の制作そのものが虚報(デマ)だったのか、
でなければ、元々米倉版と沢尻版の両方を制作する予定で、
トラブルのあった米倉版をお蔵入りにし、沢尻版のみ放送する事にしたのか。
後の説は、だいぶ無理があるように思えますが。


やはり、実際には米倉版をお蔵入りにして、急遽沢尻版を撮り直した・・・というか、
新たに撮影したという見方もあります。
http://www.cyzo.com/2015/12/post_25292_entry.html

そして、この撮り直しの経緯を隠して発表したという事でしょうか。
真相は判りませんが、もしそうだとすれば、莫大な損害が発生している筈。
フジテレビ、オスカー、そして米倉さんも大迷惑です。

逆にこれが話題となって、視聴率が伸びればそれもまた良しなのでしょうけど、
テレビでは報道されてないし、それほど知られているわけではないですね。
どうなりますか?

金曜プレミアム
スペシャルドラマ『大奥』
第一部~最凶の女~
2016年1月22日(金)21時~22時52分
第二部~悲劇の姉妹~
2016年1月29日(金)21時~22時52分


今回の『大奥』は変則パターン。
沢尻さんは1週目と2週目で別の役を演じます。
成宮さんはじめ、他の主要な出演者は2週とも同じ役です。

同じ家斉将軍期の少し離れたふたつの時代、家斉の青年期と壮年期を舞台にし、
沢尻さんが最凶の女と悲劇の女性を演じるようです。


Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月18日 (月)

【美の巨人たち】1/23放送はミレー『羊飼いの少女』/画家の評価を一変させた名画

今週、2016年1月23日放送のテレビ東京系『KIRIN~美の巨人たち~』のテーマ作「今週の一枚」は、
ジャン・フランソワ・ミレー作『羊飼いの少女』(1864年)です。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/160123/index.html

Photo

ジャン・フランソワ・ミレー
(Jean-François Millet 1814年10月4日 - 1875年1月20日)
今週の1枚は、『晩鐘』、『落穂拾い』と並び、ミレーの三大名画とも言われる作品です。


Photo_2
『晩鐘』(1857年)



Photo_3
『落穂拾い』(1857年)


広大な農地を背景に描かれる人物。
いずれも、これぞミレーともいうべき構図です。

ただ、『羊飼いの少女』は、他の2作よりは知名度で落ちるかもしれません。
制作年代も7年ほど下ります。

それでも、番組の予告文では、ミレーの評価を一変させた作品としています。
さて、ミレーとこの絵について、どんな物語が聞けるのか?

※放送は終了しました。感想等はこちら。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/123-26ef.html


以下、番組公式サイトより引用
☆☆☆
次回の作品は、19世紀フランスを代表する画家、ジャン・フランソワ・ミレー作『羊飼いの少女』。
ミレーを国民的画家に押し上げた代表作です。寒村バルビゾンで農民の普遍的な美を追求するものの評価を得られないミレー。親友のアドバイスがその絵に転機をもたらします。画家の評価を一変させたその言葉とは?男性の仕事とされてきた羊飼いを少女として描いた理由は…?この絵が描かれた地バルビゾンで、画家の思いを探ります。
★★★

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月17日 (日)

【相棒14】第12話「陣川という名の犬」!?/陣川警部補(原田龍二)に衝撃の事態が起きる?

1月20日放送の『相棒season14』第12話は長年のセミレギュラーである
陣川警部補(原田龍二)の登場回「陣川という名の犬」です。
当初、公式サイトでは「アンフォゲッタブル」というサブタイトルが公表されていましたが、
また凄いのに変えたものです。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0012/

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陣川公平警部補はシーズン3の第6話(2004年)で経理担当から一時的に特命係の一員となった「特命係・第三の男」。
その1話のみで再度経理に異動となりましたが、その後も1シーズンに1回弱程度のペースで登場しています。
初登場時は初代相棒亀山薫(寺脇康文)の時代。
その後、二代目神戸尊(及川光博)、三代目甲斐享(成宮寛貴)とも絡んできました。
今期は初登場なので、当然ながら現相棒・冠城亘(反町隆史)とは初共演です。

刑事志望で真面目で一生懸命、しかしKYでちょっと鬱陶しいタイプ。やや度が過ぎた惚れっぽさが特徴。
そんなキャラなので、彼の登場話(陣川回)はコメディタッチになる傾向があります。
前回の登場は昨年春に放送されたシーズン13の第17話「妹よ」で、妹の美奈子(水崎綾女)が登場、好評でした。

しかし、今回はちょっと様相が違うようです。


恐ろしい事件が恋に落ちた陣川を復讐の鬼に変える!?
連続殺人犯vs獲物を追う猟犬と化した陣川公平
陣川の恋が、かつてない衝撃の事態を巻き起こす!

※公式サイトの次回予告より抜粋



また「衝撃」の展開ですか。
最近の『相棒』はこの手の煽りが多いですね。
なにやらあの「ダークナイト」を思わせます。
陣川に何が起きるのでしょうか?

明示されてはいませんが、予告から受ける印象では、陣川が惚れてしまった女性が事件に巻き込まれ、
そのことに怒って何かを引き起こすような展開でしょうか。
杉下右京(水谷豊)が激しく陣川と対峙するようなシーンもあるようで、これもまた「ダークナイト」を思わせます。

しかし、「陣川という名の犬」とは、どういう意味合いなのでしょう。
こういう言い方をした場合、一般には“飼い犬”のような、情けない意味で使われることが多いですが、
今回の場合は、予告文にあるように「猟犬」「狂犬」といったニュアンスなのでしょうか?

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今回は、陣川警部補の今までと違った一面が観れる事は間違いないでしょう。
それはそれで楽しみではあります。
その上で、まさか「ダークナイト」のような“衝撃の結末”・・・にはしないかと思います。
どちらかといえば“衝撃”詐欺系ではないかと。
しかし、「まさか」をやってしまうのも『相棒』。
わかりません。

※放送は終了しました。感想などは →こちら

Old Fashioned Club  月野景史


以下、公式サイトよl予告文を引用
☆☆★
逃亡中の連続殺人犯が5年の沈黙を破って再始動
恐ろしい事件が恋に落ちた陣川を復讐の鬼に変える!?

監察官の大河内(神保悟志)から聴取を受ける右京(水谷豊)と亘(反町隆史)。捜査一課の経理担当で、特命係に在籍したこともある陣川(原田龍二)が、また何らかの事件に巻き込まれたらしい。事の発端は2週間前だった…。

都内のマンションで女性が殺害された。捜査一課では、殺害の手口から、5年前に4人を殺して逃亡中の連続殺人犯が、沈黙を破って活動を再開したのではないかと見ていた。一方、相変わらず惚れっぽい陣川は、事件のことなど眼中にない様子で、今度はコーヒーショップの女性店主・さゆみ(黒川智花)に熱烈な片思いをしていた。思い込みの激しい陣川は、まだ交際もしていない内からプロポーズを決行するが…!?

連続殺人犯vs獲物を追う猟犬と化した陣川公平
陣川の恋が、かつてない衝撃の事態を巻き起こす!

ゲスト:原田龍二 黒川智花
脚本:真野勝成
監督:橋本一
★★★

2016年1月16日 (土)

【ドラマ】ダークナイトと橘カラ 2015年最凶の二人が共演/『怪盗 山猫』

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ダークナイトと橘カラ
2015年、日本中を震撼させた“最凶のふたり”、ダークヒーロー&ヒロインの爽やかなツーショット


今日1月16日、初回が放送された日本テレビのドラマ『怪盗 山猫』より。
『相棒』シリーズで三代目相棒を3シーズン務めるも、ダークナイトという裏の顔か明らかになり、
衝撃の退場となった甲斐享(カイト)を演じた成宮寛貴さんと、
10月期のドラマ『サイレーン』の完全悪女・橘カラ(実体は十和田幸)役で話題を集めた菜々緒さんが共演しています。

成宮さん演じる勝村英男は雑誌記者で、菜々緒さんの霧島さくらは刑事。
さくらにとって勝村は憧れの先輩という関係。
上の写真は、さくらはデートに誘われたと思い、嬉しくてテンション高め、
でも勝村は事情があって浮かない顔というシーン。

初回を見た限り、二人ともいたってまじめで裏表のない人間で、
どちらかといえば、自分が振り回されてしまうタイプのお人好し系キャラです。
他の登場人物はみな、何か秘密を抱えているようなイメージなのですが、この二人はなさそうに感じます。

つまり今回は二人とも、ダークナイトと橘カラとは全然違うキャラのようです。
もっとも、成宮さんの甲斐享の場合、ダークナイトは最終章のみ別キャラのような面はありましたが。

実はこの二人は昨年、WOWOWの連続ドラマ『ふたがしら』でも共演しています。
菜々緒さんはその後で『サイレーン』があり、そこから間隔を開けず連ドラ連投ですが、
今回は真逆といっていい役柄のようです。
橘カラが強烈過ぎたので、イメージが固定しないよう、こういう戦略もいいと思います。
ただ、脇役ポジションなのがもったいないというか、贅沢な話です。



怪盗 山猫
http://www.ntv.co.jp/yamaneko/


さて、肝心のドラマなのですが、主役の怪盗探偵 山猫(亀梨和也)が終始エキセントリックに喚き過ぎで、
観ててさすがにちょっときつかったです。
これは亀梨さんがどうというよりも演出の問題で、もう少し抑えてくれれば、
筋立てもおもしろいし、俳優もよく、今後の展開が気になるドラマです。
山猫のキャラだけ、少し軌道修正してほしいところですが。


Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月15日 (金)

【ドラマ】広末涼子 内田有紀 90年代を代表するアイドル女優が初共演 『ナオミとカナコ』

1990年代を代表するアイドル女優だった広末涼子さんと内田有紀さんが初共演するドラマ
『ナオミとカナコ』第1話が1月14日(木)10時より放送されました。

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内田 有紀(うちだ ゆき)1975年11月16日- 40歳
広末 涼子(ひろすえ りょうこ)1980年7月18日-35歳

90年代を代表するアイドル女優の双璧、そう呼んで間違いないと思います。
ただし、並び立ってはいません。
アイドル女優としての全盛期がずれている・・・というか、ちょうど入れ替わりなのです。


内田有紀さんは1993年に観月ありささんヒロインのドラマで、ボーイッシュできりっとした美少女ぶりが注目を集め、
94年に本格ブレイク。96年ころまで次々とドラマで主演を務め、また歌手として活躍しました。

ただ、97年くらいになると、少しフェイドアウト気味になります。
私は、少しバラエティに出過ぎなのではないかと思っていました。
こんないじられ方をされるべきではない、もう少し露出を絞って、女優に専念した方がいいのにと感じていたものです。

広末涼子さんは1995年頃からドラマに出ていますが、1996年にポケベルのCMでその利発な可愛さが注目を集め、
1997年に歌手デビューしてブレイク、ドラマでもヒロイン役を連続出演するようになります。
広末さんは、バラエティでも自分のスタイルを崩さない強さがありました。

2000年代を迎え、内田さんはつかこうへい劇団に入り舞台に活動拠点を移しますが、まもなく結婚して、一度芸能界を引退します。
しかし2005年に復帰、その後は主に脇役として活動してきました。
近年は『ドクターX』シリーズにも3期連続出演して、脇役としては売れっ子といえると思います。
しかし、いくら良い仕事をしていても、米倉涼子さんの脇で出ているのを見ると、少し寂しく感じていました。
ただ、今回はクレジット順では広末さんの方が上ですが、W主演の扱いだし、
現在放送中のNHK BSプレミアムのドラマでは主演なので、今年は忙しいスタートのようです。
http://www.nhk.or.jp/pyd/haburashi/


広末さんはスキャンダルめいたこともあり、アイドルとしてのイメージはやや崩れましたが、
実力派女優として第一線を歩いてきました。
連続ドラマの主演はそれほど多くはないですが、映画でも実績を残してきました。

それにしても、90年代のアイドル時代はともかく、内田さんが復帰して脇役で活動再開してもう10年になるのに、
一度も共演がなかったのですね。これも意外です。


ナオミとカナコ
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このドラマの原作は、主人公の女性二人に感情移入して、一気に読んでしまうような小説です。
ただ、それを1クール(三カ月)の連続ドラマとしてやると、どうしてもストレスフルになってしまいます。
当面のテーマもDVですし、なかなか重くて難しいドラマですね。
初回の視聴率も7.9%と、もうひとつな数字でした。
残念ながら、広末さんと内田さんの名前だけで数字を取るのは難しいのでしょう。

本当は、二人で女バディ物の刑事ドラマでもやればいいのにとも思いますが、
もちろん『ナオミとカナコ』もサスペンス感たっぷりドラマで挽回の可能性もあり、
今後の展開が注目されます。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月14日 (木)

【芸能】SMAP解散報道の不思議/マネージャー氏と行動に共にするのではないの?

大きく報道されているSMAPのジャニーズ事務所退社に伴う分裂・解散騒動。
私はまったく詳しくないし、特に強い関心もないですが、どうも不思議に感じる面もあります。

SMAPには女性のチーフマネージャーがついており、
ジャニー喜多川氏、メリー喜多川氏とは一線を画したマネジメントがされている。
このこと自体はだいぶ前から一般に知られていました。
もちろん、詳しい実情はわかりませんが。

今回の件はこの女性マネージャー氏のジャニーズ退社に伴うものだとのこと。
それならば、マネージャー氏は独立して会社を新たに会社を興すのか、
それとも他の事務所に移籍するのかは知りませんが、

いずれにしろ木村拓哉さん(43)以外の4人、
退社の意向との中居正広さん(43)、稲垣吾郎さん(42)、草なぎ剛さん(41)、香取慎吾さん(38)は、
マネージャー氏と行動に共にし、一緒に芸能活動していくだと思いました。
マネージャー氏及びメンバーの双方がそれを望んでいるのだと。

しかし、その後の報道を見ると、マネージャー氏はマネジメント活動を継続するとは限らず、
むしろ、4人にジャニーズ事務所への残留を勧めているとの情報もあります。
そうなると、4人の退社の理由はが分かり難くなります。
それに、今後どのように活動していくつもりなのでしょう?
例えば、4人まとまって行動するのか、バラバラになるのか。


2ちやんねるにこんな投稿がありました。そのまま引用します。
☆☆☆
422 :名無しさん@恐縮です@転載は禁止:2016/01/14(木) 10:49:48.05 ID:8UHX8zz90
中の人です。

時系列をまとめると、

飯島女史とメリーの関係が悪化。

飯島女史、水面下でバーニングと仮契約完了。

土壇場でキムタクが残留表明。
キムタクはジャニーズから裏で特別待遇だった事も発覚。

バーニング「キムタク無しなら、契約は白紙ね」

飯島女史と独立組、顔面蒼白。
飯島女史、引退表明し、独立組をジャニーズに戻してもらえるように懇願。

メリー、これを拒否。「キムタク以外はいらない」

今後の予測。
独立組はテレビを干され、城咲仁と一緒にローカル通販番組に出て、
河村隆一と一緒にパチンコ屋営業で生きていく。

キムタクは今後もゴールデンのドラマで主演、映画も主演。
ライブもジュニアを引き連れてスマップの曲を熱唱。

終了
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1452732427/
★★★

今後のことはともかく、今までの経緯としては、こういうことだったかも知れません。
もちろん、真相は解りません。可能性はあるかな、というだけですが。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月13日 (水)

【ドラマ】SMAP解散報道で渦中の草彅剛さん主演『スペシャリスト』がスタート/俳優草彅剛の正念場

降って湧いた国民的アイドルグループSMAPのジャニーズ事務所退社・独立による解散・分裂報道で、
いきなり渦中の人となった草なぎ剛さん。
その草なぎさんの主演ドラマ『スペシャリスト』が明日1月14日(木)21時よりテレビ朝日系でスタートします。

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このスマップの解散問題自体、どう動くか不透明ですが、
メンバー5人にとって大きな岐路になることは間違いないでしょう。
そして草彅さんにとっては、明日スタートの『スペシャリスト』が大きな意味を持つことになりました。
http://www.tv-asahi.co.jp/specialist_2016/

草彅さんはSMAPの一員、またタレントとしての活動の傍ら、
俳優としても実にコンスタントに実績を残しています。
近年主演した1ク―ルの連続ドラマと視聴率です。

任侠ヘルパー(2009年7月9日 - 9月17日)15.0%
冬のサクラ(2011年1月16日 - 3月20日)14.0%
37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜(2012年4月10日 - 6月19日)13.0%
独身貴族(2013年10月10日 - 12月19日)11.4%
銭の戦争(2015年1月6日 - 3月17日) 13.4%

20%の高視聴率ではないからあまり目立ちませんが、実に安定した数字です。


さて、この解散問題がなくても、当ブログでも既報のように、『スペシャリスト』は注目のドラマです。
そして、草彅さんにとっても特別な作品だと考えられます。

『科捜研の女』(1999年~)、『相棒』(2000年~)、『警視庁捜査一課9係』(2006年~)、
今や日本を代表する長寿連続ドラマ3本と同じテレビ朝日・東映製作の刑事・警察物。
しかも、『相棒』同様、『土曜ワイド劇場』枠での好結果を持っての連ドラ化ですから、
上記3作のような長期シリーズとなる可能性があります。
初回放送に先駆けて、草彅さんの『科捜研の女』へのコラボ出演なども話題になっています。

ただ、SMAPの一員として、俳優活動に一定の制約があるだろう草彅さんにとって、
長期ドラマの主役はちょっと微妙な面もあります。
年1回、1クールを同じシリーズに費やすよりは、色々なドラマにチャレンジした方がいいとも考えられるからです。
そのあたり、草彅さんサイドはどのような認識なのだろうか? と思っていました。

しかし、SMAP解散となると、話が違ってきます。
特に草彅さんについては、安定した実績からいっても、俳優活動のウェイトが強まるでしょう。
そうなると、ライフワークとなるような当たり役の人気シリーズを1本抱えた上で、
更に幅を広げるようにした方がプラスに思えます。

それに、強い影響力を持つジャニーズから離れるとなれば、どこに籍を置くにしろ、
今までのように順風にはいかない可能性もあります。
41歳という年齢からしても、人気ドラマシリーズでの当たり役は是非ほしいところでしょう。


前回のブログでも書きましたが、『スペシャリスト』には懸念点もあります。
過去4本の視聴率が、19.4% →16.1% →14.8% →12.1%と、数字だけを見れば、実はジリ貧なのです。

明日の初回放送は、過去の4本を観ていない人も多く視聴するでしょう。
解散問題もあり、視聴率は伸びることが予想されます。
まずは最初のつかみが大事。内容が注目されます。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月12日 (火)

【相棒14】第11話「共演者」で水谷豊と多岐川裕美が42年ぶりの共演!?

元日スペシャルの後、少し間のあいた『相棒season14』。
明日1月13日、第11話「共演者」が放送されます。
今回は女優の多岐川裕美さんがゲスト出演ということで、PR映像等でも大きくアピールされています。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0011/

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『相棒』ではかつても岸恵子さん、岩下志麻さん、三田佳子さんなどベテランの大女優、大物女優のゲスト出演がありました。
今回の多岐川さんの役はベテラン女優の桐島万里子。『相棒』で大物女優が大物女優を演じるとなると、
星由里子さんもそうでした。先日亡くなった原節子さんがモデルと思われる役なので、「元女優」でしたが。
今回の多岐川さんはこの方々よりは少し下の世代、1951年生まれなので、1952年の水谷豊さんと同世代ですね。

さて、予告映像などを見ると、今回は多岐川さんの出演、特に水谷さんとの共演が強くアピールされています。
上に引用した写真のように、杉下右京役の水谷豊さんと二人でのバーのシーンなどもあるようです。

もし、この二人が過去にしっかり絡んで共演したことがあれば、もっと話題性もあり、盛り上がるのに、
残念ながらない思い浮かばない、だぶんないだろう・・・と、思っていました。
ところが、それがあったようなのです。42年前のドラマです。


以下、Wikipediaより抜粋・引用します。
☆☆☆

『みちくさ』 (1974年のテレビドラマ)
『みちくさ』は、フジテレビ系列で197443日から626日まで、水曜夜9時からの1時間枠『水曜ドラマシリーズ』で放送されたテレビドラマ。

概要
中学卒業で集団就職して来た青年と、開業医の父に反発している青年を通して家族の在り方を考える。当時の世相を背景に、都会で暮らす若者が直面する様々な問題を通し、自立していく姿を描いたドラマ。
進吾(水谷豊)は開業医の息子。医大受験から逃げ家出する。 宗助(あおい輝彦)は会社を倒産させ夜逃げしてこの街に潜伏している。 進吾は宗助を慕い、屋台の焼鳥屋となる。その日常が描かれる。 最終回で宗助は、負債を返すために街を出る決意をし、進吾も受験のために家に帰す。 そして街に現れた風来坊(佐藤公彦)に、焼き鳥屋台道具一式を託す。

キャスト あおい輝彦 水谷豊 多岐川裕美 ハナ肇 柳生博 京塚昌子
★★★

この解説によれば、水谷さんは準主役挌のレギュラー。
多岐川さんの役どころがわかりませんが、並び順からいえばヒロインポジションでしょう。
となれば、しっかり共演した筈です。

多岐川さんは映画『聖獣学園』(1974年2月公開)でデビューした直後です。
初のテレビドラマ出演かも知れません。少なくとも連続ドラマのレギュラーは初めてのようです。
こちらのブログで、当時の多岐川さんのインタビューが紹介されています。
http://blogs.yahoo.co.jp/music1960_70/62679795.html

一方、水谷さんは伝説的な『傷だらけの天使』(1974年10月~)の少し前ということになります。
レギュラーもやったり、刑事ドラマに犯人役での出演もあったりという頃です。

そして、あくまでざっと調べた限りはですが、二人のその後の共演は見当たりません。

42年前、多岐川さんのドラマデビュー作で共演。
そして、今回はそれ以来、42年ぶりの共演(!?)
本当にそうだとすれば、また随分レアな、特に多岐川さんにとっては記念すべき共演になりますね。

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そう考えると、今回の「共演者」というサブタイトルも意味深です。
内容からすれば、多岐川さんと高橋かおりさんのことでしょうが、別の見方もできますね。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月11日 (月)

【美術展】「イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」パナソニック 汐留ニュージアム/貴重なボタニカル・アート展

パナソニック 汐留ニュージアムでは、2016年1月16日(土)より
「世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」が開催されます。

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世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々
日程:2016年1月16日(土)~3月21日(月・祝)
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
主催:パナソニック 汐留ミュージアム、読売新聞社

公式サイト:http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160116/index.html


毎回、ユニークな展覧会を提供してくれるパナソニック 汐留ミュージアム。
今回のテーマは英国庭園の花々です。
もちろん、実際に生花を展示するわけではなく、花をテーマとしたアート作品の展覧会です。

そういえば、先日のこのブログで紹介した日本橋三井ホールの「FLOWERS BY NAKED」も花をテーマとしたアート展です。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/flowers-by-nake.html
このページもアップしたばかりですが、大変アクセスが多いです。
まだ少し早いですが、花開く春がそろそろ待ち遠しい季節になりました。


ボタ二カル・アート
本展は「ポタニカル・アート」という、あまり聞きなれない分野の芸術がメインです。

自然の景観を活かし、多種多様な美しい草花を巧みに配して変化に富んだ光景をつくり出すイングリッシュ・ガーデン(英国式庭園)。
それらの植物の多くはヨーロッパ原産ではなく、大航海時代以来、世界中から集められたものだそうです。

イギリスにおいて、植物研究と庭づくりへの情熱により、庭園は文化として豊かに発展しました。
それらの植物は記録と研究のためにさかんに描かれるようになり、
その科学的探究の成果の芸術的な表現であるボタ二カル・アート(植物画)という絵画領域が確立されたのです。

それはまたデザイナーたちを魅きつけ、陶磁器、室内調度、テキスタイルや服飾品などに溶け込み、
日常生活に彩りを添えています。

本展では約22万点のボタニカル・アートを収集し、2003年にはユネスコ世界遺産(文化遺産)にも登録された
世界有数の植物園キュー王立植物園から、黎明期から現代までのボタニカル・アートの名品、
さらに植物を着想源としたデザイン・工芸品を含めた約150点が展示されます。

都心のビル街に開く英国庭園。
これは、またなかなか興味深い趣向ですね。
期待しましょう。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月10日 (日)

『科捜研の女』と『スペシャリスト』がコラボ/榊マリコ(沢口靖子)と宅間善人(草彅剛)が共演

先日のブログでも書いたように、今まで4回、土曜ワイド劇場特別企画として放送されてきた
SMAPの草なぎ剛さん主演の『スペシャリスト』が、1月14日(木)21時より連続ドラマとしてスタートします。
その直前、同日20時から放送の『科捜研の女』第8話で、主役同士である榊マリコ(沢口靖子)と宅間の共演が実現します。
http://www.oricon.co.jp/news/2064405/full/

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つまり1月14日(木)は20時からの『科捜研の女』に草彅さんが宅間としてゲスト出演し、
次いで21時から『スペシャリスト』の初回スペシャルが放送されるという流れになるのです


マリコと宅間は同じ勤務地だった
『科捜研の女』は東映京都撮影所の制作で、京都府警本部が主舞台です。
『スペシャリスト』も、過去の土曜ワイド版4本は東映京都撮影所の制作で、
やはり京都府警本部を舞台としてきました。

同じ職場にいる設定ですから、ストーリー上、二人を絡ませるのは容易です。
実際、12月に放映された『スペシャリスト4』では、登場人物の会話の中で、
榊マリコを思わせる研究員についての発言もありました。

しかし、『スペシャリスト』は今回の連続ドラマ化にあたって東京での制作に移行し、
舞台も東京の警視庁に移ります。
そう考えると、今回の共演は東京に移って連ドラ化される『スペシャリスト』へのはなむけ的な感じもします。

『科捜研』の予告映像を観る限り、今回の共演は協力して事件を解決するような本格的なものではなく、
宅間が科捜研を訪れてマリコと少し会話を交わす程度のものだと思います。

そうだとして、劇中の宅間も当然、東京へ転居するわけだから、
この共演は時系列として、宅間の東京転居前の事なのか、
それとも転居後、一時京都に戻ってきた際の話なのか、ここは観てみないとわかりませんね。


『科捜研の女』のコラボレーション
このドラマを放送する木曜ミステリー枠はかつて『京都迷宮案内』『おみやさん』
『京都地検の女」などの人気シリーズを抱えていました。
このうち、『迷宮』と『地検』、『おみやさん』と『地検』は、今回のような主役同士のコラボがありました。
ただ、『科捜研』は今までどの番組ともコラボしていません。

ファンとしては、今や日本を代表する長寿ドラマ同士として、
『相棒』とのコラボが実現しないかという興味があるのですが、
今回思いがけず、『スペシャリスト』とのコラボが実現しました。
賛否はあるでしょうが、せっかく長寿ドラマを持っているのだから、
時々はこういうことをやるのもいいかと思います。


『科捜研の女』と『スペシャリスト』
実は元々、この二つのドラマは縁があります。
『スペシャリスト」の過去4本、そして連ドラの第1話の脚本も戸田山雅司さんの執筆ですが、
戸田山さんは『科捜研」のメインライターともいえる存在です。また
、『スペシャリスト』の猪熊係長役の佐戸井けん太さんは『科捜研』で初代所長役を務めた人です。
それもあってか、猪熊所長が科捜研所長への異動をほのめかしたり、科捜研に行って調べ物をしたりといった、
遊び心のあるシーンも見られました。
ただ、残念ながら佐戸井さんは、連ドラ版でのレギュラー出演はないようですが。


お返し出演はあるのか?
ところで、今回は草彅さんが『科捜研』に出演するのですが、
前述の木曜ミステリー内でのコラボの場合は、その後でお返しの出演がありました。
つまり、今回の場合なら、沢口さんの『スペシャリスト』出演はあるのでょうか?

これは、舞台も離れてしまいますし、可能性は低いように思います。
ただ、榊マリコは横浜に実家があり、最近のシリーズでも横浜、あるいは東京に行く話もありましたので、
マリコの返礼出演もないとは言い切れません。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月 9日 (土)

【美の巨人たち】1/9放送 ゴッホ『タンギー爺さん』 /タンギーと背景を飾る浮世絵の秘密

2016年1月9日、テレビ東京系『KIRIN~美の巨人たち~』
本年最初の放送のテーマ作「今週の一枚」は、フィンセント・ファン・ゴッホ『タンギー爺さん』でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/160109/index.html


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今年は西洋絵画史上の超ビッグネームの登場で幕開けです。
ゴッホの作品か取り上げられる場合、後年の南仏アルルか、
あるいは更にそれ以降に描かれた絵が多いのですが、
本作はゴッホがパリ時代の作品です。

モデルはゴッホの数少ない友人のタンギー。
パリのモンマルトルで画材屋を営なんでいたタンギーは、貧しい画家たちに手を差し伸べており、。
ゴッホもその恩恵にあずかっていたひとりでした。

この絵はパリ時代のゴッホ作品としては有名な絵のひとつです。
その大きな理由はタンギーの爺さんの背景。
よくみると日本の雪景色に花魁いった…6枚の浮世絵で埋めつくされているのです。

ゴッホがタンギーを描いた本当の理由とは…?
また浮世絵に隠されたゴッホの本音とは?

絵画関係の仕事とはいっても、タンギーは絵の具職人で画材店を経営しており、画商的なこともしていたといわれますが、
実際に店内に日本画がたくさん展示されていたのではないようです。

浮世絵はゴッホが強く影響を受け、実際に収集していました。
そしてタンギー爺さんこと、ジュリアン・タンギー。
普仏戦争の兵士であり、その後パリ・コミューンに参加して投獄されていた過去を持つタンギーは、
若く貧しい画家達を支援いる義侠心の強い人物でした。

ゴッホは彼への敬愛を籠め、あこがれの浮世絵と組み合わせて、イコンとしてこの描いた、
これが番組の見解でした。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月 8日 (金)

【アート展】「FLOWERS BY NAKED」日本橋三井ホール/花をイメージした光の祭典

東京の日本橋三井ホールで本日より2月11日まで、
「FLOWERS BY NAKED」が開催中です。

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FLOWERS BY NAKED (フラワーズ・バイ・ネイキッド)「五感で楽しむ都会の庭園」
2016年1月8日(金)〜2月11日(木・祝)
 
月~木/日/祝日 10時~20時  金/土/祝前日 10時~21時
日本橋三井ホール
主催:FLOWERS BY NAKED 製作委員会 
企画/演出:NAKED Inc. 
協賛:三井不動産株式会社 特別協力:いけばな草月流 後援:TOKYO MX、WOWOW 
公式サイト:http://flowersbynaked.com/


『「花を感じるイベント」が日本橋に誕生。
会場を植物の神秘的な数列に見立て、生花、オブジェ、映像、インタラクティブ、
香り、飲食……など、五感で楽しむ、全てが新しい花体験を。 』

公式サイトより


「フラワー」「庭園」と言っても、実際に生花が大量に展示され、咲き乱れているわけではありません。
会場全体が花をイメージし、デジタルをも駆使したアートとして作られており、
特に高い照明技術により演出される、移ろいゆく光の美を楽しむイベントです。

開幕前夜、1月17日に催された内覧会を訪れました。
しばし現実を忘れる夢の空間、写真で紹介します。

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今回は特にカメラのファインダーを通して眺めたこともあり、
繊細に演出された移ろう光の美が印象的でした。
公式サイトに「光」「照明」といった単語があまりないのが、少し不思議に感じますが。



展示スペース内にバーコーナーも設置されており、
会場のイメージにあったお酒やフードも楽しめます。
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展示場外にはショップコーナーも。
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同じ会場で開催され、このブログでも紹介した金魚のアートアクアリウム展に近いイメージでしょうか。
暗いスペースに強烈で繊細な光の演出は、非現実・幻想的な世界に誘ってくれます。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月 7日 (木)

【ドラマ】『スペシャリスト』(草彅剛主演) 京都→東京に舞台を移し連続ドラマ化/1月14日スタート

『科捜研の女』(1999年~)
『相棒』(2000年~)
『警視庁捜査一課9係』(2006年~)

長期継続中の刑事ドラマ、警察ドラマの人気作3本を抱えるテレビ朝日・東映が
2016年新春、満を持してSMAPの草彅剛さん主演の新番組『スペシャリスト』を1月14日(木)21時よりスタートさせます。
http://www.tv-asahi.co.jp/specialist_2016/

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現在、毎年継続中の長寿連続ドラマは他局ではゼロの状態です。
この分野ではテレ朝・東映の独断場ですが、とはいえ人気シリーズがそう簡単に生まれるわけはありません。
『スペシャリスト』は2時間ドラマの『土曜ワイド劇場』枠で2013年から4本が放送されて好視聴率を残しており、
その実績を持って、まさに「満を持して」の連ドラ化となったのです。

思えば『相棒』も最初は2000年から『土曜ワイド劇場』で3本制作され、2002年から連ドラになりました。
ただ、『スペシャリスト』は『土曜ワイド』としても「特別企画」として制作されており、最初から別格のドラマでありました。
それが待望の連ドラ化、注目されるわけです。

※テレビ朝日では1月9日(土)12:00より『スペシャリスト1」、1月10日(日)13:55より『スペシャリスト2』を再放送します。


京都から東京へ舞台を変えて
しかし、この連続ドラマ化にはちょっと特殊な事情があります。

『スペシャリスト』は東映京都撮影所の制作で、舞台も京都府警本部でした。
テレ朝・東映京都制作といえば『科捜研の女』をはじめ、かつては『京都迷宮案内』、
『おみやさん』『京都地検の女』など木曜20時の「木曜ミステリー」枠での放送が定番なのですが、
今回は舞台を東京に移し、木曜21時の「木曜ドラマ枠」での放送になります。

この点については、おそらく今までジャニーズ事務所所属タレントが「木曜ミステリー」のドラマに出たことはないし、
連ドラ化されるにしても木ミス枠ではないだろうと思ってしましたが、
ここのところ『科捜研』以外は視聴率不振の木ミス側から見れば、残念な展開といえるかも知れません。


京都府警から警視庁へ
東京へ舞台を移すという事は、主人公・宅間善人も京都府警本部から警視庁へ職場を移します。
現実には、一部の警察庁キャリア官僚を除けば、京都府警の職員は京都府の公務員であり、
警視庁への異動はまずあり得ません。

そこはドラマですから、どうとでも出来るのですが、宅間はともかく他のレギュラー陣をどうするのかが焦点でした。
無理な理由をつけてでも警視庁に移すのか、それとも宅間以外は一新するのか?

このドラマの設定を簡単に振り返ります
殺人未遂罪で10年間服役した後、事件が冤罪と判り釈放された経歴を持つ異色の刑事・宅間善人。
服役期間中のデータを徹底的に記憶し、“犯罪心理のスペシャリスト”となった宅間は
京都府警に設けられた『特別捜査係』に配属され、これまで4本の作品で活躍してきました。

その宅間と共に事件を捜査し、解決してきた仲間達が、
特別捜査係のメンバーである姉小路千波(南果歩)、松原唯子(芦名星)、堀川耕平(平岡祐太)。
この3人は全員警視庁に移り、そのままレギュラーとして出演するようです。
これはよかったですね。彼らとはチームと呼べる関係でしたし、これが全部差し替えられたら、寂しかったです。

他のレギュラーでは、京都府警本部長役の大杉漣さんは最新の第4作で殉職しました。
特別捜査係・係長役の佐戸井けん太さん、捜査一課長役の春田純一さんはおそらく降板でしょう。
宅間の元家族と、姉小路の家族はどうなるかが微妙です。
少なくともスタート時から東京に居を移しての出演はないようです。


Photo_2
登場人物相関図 番組公式サイトより引用


新レギュラーとして紹介されているのは、
警視庁刑事部捜査一課の刑事・野方希望(和田正人)、
総合事犯対応係の我妻真里亜(夏菜)、
そして、宅間を東京に引っ張った形の警察庁キャリア滝道博喜(吹越満)。

新旧メンバー合わせ、今のところレギュラーとして紹介されているのは警察官だけですね。
しかも、吹越さんの役は捜査の指揮をするような感じでもないし、
京都での佐戸井さんや春田さんにあたるような役はいないのでしょうか?


スマップの草なぎ剛さん。
グループとしてのブレイク当時は突出して地味な印象でしたが、俳優としても実績を積み重ねてきました。
大変注目され、また期待されるドラマですが、不安もあります。
土曜ワイド特別企画の過去4本、いずれも好視聴率でしたが、
19.4% →16.1% →14.8% →12.1%と、実はジリ貧ではあるのです。

そこでテコ入れというわけてもないでしょうが、
14日(木)21時のスタートにあたり、その直前の20時放送の『科捜研の女』第8話には草彅さんが宅間として登場します。

Photo_2
榊マリコ(沢口靖子)と宅間のコラボ共演が実現

連続ドラマとしてのスタートに華を添えます。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、公式サイトよりイントロダクションを引用
http://www.tv-asahi.co.jp/specialist_2016/
☆☆☆
“10年入っていた男”が木曜夜9時にやってくる!
冤罪で10年服役した元“受刑者”刑事・宅間善人が京都から東京へ――
草彅剛主演の新感覚刑事ドラマが連続ドラマ化!
犯罪者の心理を知り尽くしたスペシャリストが警視庁を舞台に難事件に挑む!

『わかるんですよ、僕。だって10年入ってましたから』

冤罪(殺人未遂罪)で10年間服役した経歴を持つ異色の刑事・宅間善人(草彅剛)。長い服役期間に犯罪者・受刑者のデータ、犯罪手口などをすべて記憶するという、いわば“犯罪心理のスペシャリスト”となった宅間は京都府警に設けられた『特別捜査係』に配属され、姉小路千波(南果歩)、松原唯子(芦名星)、堀川耕平(平岡祐太)という個性豊かな仲間とともに数々の難事件を解決してきた!

いまや京都では知らない人はいないほど有名になった宅間だが、2015年12月12日(土)放送の『スペシャリスト4』で高倉紀一郎京都府警本部長の死に直面。そのことをきっかけに彼は京都を離れ、東京にやってくることになる。

自身の冤罪事件の真相も含め、自分を取り巻く大きな陰謀を暴くには“本丸”である警視庁に乗り込むしかない――そう考えた宅間は、警察庁幹部・滝道博喜(吹越満)に導かれ、警視庁に新設されたある部署に配属される。

そこで出会った女刑事・我妻真里亜(夏菜)や捜査一課刑事・野方希望(和田正人)とともに、またもや事件に立ち向かっていくことに…!
★★★

2016年1月 6日 (水)

【カメラ】ニコンがフルサイズ「D5」とAPS-C「D500」同時発表/驚異のスペックにファンも業界も騒然

1月6日、ニコンはデジタル一眼レフカメラ、「D5」と「D500」を発表しました。
発売は3月の予定です。

D5
http://www.nikon.co.jp/news/2016/0106_d5_02.htm


D500
http://www.nikon.co.jp/news/2016/0106_d500_03.htm


2016年は4年に1度のオリンピックイヤー。
リオ五輪に合わせ、カメラの二大メーカーであるニコン(Nikon)のキヤノン(Canon)の
デジタル一眼レフカメラ、フラッグシップ機の誕生は当然のごとく予想されていましたが、
とりあえず発表において、ニコンが先手を取りました。

2機種あるのはイメージセンサーのサイズの違いで、
D5はフルサイズ、ニコンでいうFXフォーマット、
D500はAPS-Cサイズ、DXフォーマットです。

昨年来、ニコンはややキヤノンに押され気味の感がありましたが、今回の2機種は驚愕のスペックです。

実は待望されていたのは、APS-CのD500だったといえるかも知れません。
D300S以来、久しくAPS-Cフラッグシップの発売がなく、
もう後継機は登場しないのではないかとの悲観的な推測すら出ていましたから。
APS-Cを待っていたファンは沸き返っています。

それに対してD5については、五輪イヤーだから出るのは確実だし、
実際に開発もアナウンスされていたので発表は予定通りではあるのですが、、
それでも今回公表されたスペックには驚きです。
例えば、高感度耐性常用感度ISO 102400を実現。更にISO 3280000相当(Hi 5)までの増感も可能。
これはまさに未知の世界、驚異です。

といっても、まだ数字を見せられているだけではあります。
今後、その実態が明らかになるのが楽しみです。

価格は共にオープンですが、
D5は67万円、D500は23万円くらいのようです。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、ニコン公式サイトより引用
☆☆☆
プロフェッショナルの撮影領域を拡大する次世代フラッグシップモデル
デジタル一眼レフカメラ「ニコン D5」を発売

2016年1月6日

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、プロフェッショナルの撮影領域を拡大する次世代フラッグシップモデル、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「ニコン D5」を発売します。
なお、「D5」は、2015年11月18日に開発発表を行っています。

「D5」は、格段に向上した動体捕捉力や高感度画質をはじめとする高いパフォーマンスで、幅広いシーンと被写体に対応したフラッグシップモデルです。
新世代の153点AFシステムと、約12コマ/秒※1(AF・AE追従)の高速連続撮影性能によって、さまざまな状況で被写体をより確実に捉えることができます。
また、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 5」により、ニコン史上最高の常用感度ISO 102400を実現。静止画撮影時はもちろん、新たに対応した4K UHD(3840×2160)動画撮影時にも優れた高感度性能を発揮します。
さらに、タッチパネル採用の高精細画像モニター、前機種「D4S」(2014年3月発売)から通信速度を大幅に向上させた有線LAN(内蔵)・無線LAN※2通信、同種メディア2枚が使えるメモリーカードダブルスロット※3などにより、ワークフローの高速化を可能にしています。
このほか、180KピクセルRGBセンサーを新採用したアドバンストシーン認識システムがAF、AE、AWBの高性能化に寄与。低消費電力化、高精度・高耐久性シャッターなどとともに、制御精度と耐久性の両面から信頼性を高めています。
※1レリーズモードがCHのとき、シャッタースピード1/250秒以上で可能。
※2ワイヤレストランスミッター「WT-6」(別売)併用。
※3XQD-Type/CF-Type の2タイプから選択可能。

「D5」発売概要
商品名
ニコンデジタル一眼レフカメラ「D5」※

価格
オープンプライス

発売時期
2016年3月予定
※XQD-Type/CF-Typeの2タイプから選択可能。


「D5」と同等の153点AFシステムなど、高い性能を小型・軽量ボディーに凝縮したDXフラッグシップモデル
デジタル一眼レフカメラ「ニコン D500」を発売

2016年1月6日

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、ニコンDXフォーマットデジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルとなる「ニコンD500」を発売します。

「D500」は、「D5」と同等の新世代の153点AFシステムを搭載。約10コマ/秒※1の高速連続撮影時にも確実に被写体を捕捉します。
また、新画像処理エンジン「EXPEED 5」と新開発のニコンDXフォーマットCMOSセンサーの採用で、静止画、動画ともに常用感度ISO 100~51200の広い感度域で高画質を実現しています。
さらに、プロフェッショナルのニーズに応える 4K UHD(3840×2160)動画や、カメラとスマートデバイス※2をシームレスにつなぐアプリ「SnapBridge」にも対応。
撮影可能コマ数を向上させる「D500」用のマルチパワーバッテリーパック「MB-D17」(別売)も新たに発売します。
※1AFモードがAF-C、1/250秒以上のシャッタースピード、電源が「EN-EL15」で、その他が初期設定のとき。
※2iOS、Android™のスマートフォン、タブレット端末。

「D5」発売概要

発売時期
2016年3月予定
※XQD-Type/CF-Typeの2タイプから選択可能。

商品名
ニコンデジタル一眼レフカメラ「D500」

価格
オープンプライス

なお、「D500」とレンズを組み合わせた以下のキットも同時発売します。
•D500 16-80 VRレンズキット オープンプライス 2016年3月発売予定
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR付き
★★★

2016年1月 5日 (火)

【ワイン】新宿371バルで飲むEMBLEM NAPA VALLEY CABERNET SAUVIGNON

新年初の店呑みワインは新宿に昨年5月にオープンした371Bar(さんなないちバル)
http://www.371-bar.com/


新宿を中心に丸の内や六本木でもワインバーを展開するマルゴグループの新店ですが。
ここは特にワインに特化しておらず、ビール、ハイボールなど色々楽しめるラウンジバルです。

しかし、今回はワインでいきました。

推奨ワインはこれ。


Dsc07065_1024x693
エンブレム・ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨン2012
EMBLEM NAPA VALLEY CABERNET SAUVIGNON

ロバート・モンダヴィの息子、マイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステイトのワイン。
まさにカリフォルニアの太陽を浴びて育ったカヴェルネでした。


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白ワインはシャサーニュ・モンラッシェ。
これは良かった。当然か。


しかし、正月とはいえ、ちょっと贅沢。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月 4日 (月)

【科捜研の女】正月スペシャル終了/内容も数字もまずまず。だが課題も

1月3日(日)、『科捜研の女 正月スペシャル』が放送されました。
以前のブログでも書きましたように、放送開始17年目を迎える『科捜研の女』ですが、
元日スペシャルが定番となっている『相棒』と違い、正月三が日の放送は初めてでした。

平均視聴率は13.6%。
これは、現在放送中の第15シリーズの中では一番の数字なので、まずまずの結果でした。
ただし、『相棒』の元日SPとは違い、この正月SPは単発扱いなので、
シリーズを通しての平均視聴率には影響しないかも知れません。

内容はテンポ良い展開で、面白く観ることが出来ました。
前回書いたブログでは不安ばかりを挙げましたが、全体には杞憂だったと感じています。
あえて比較すれぱ、問題点の多過ぎる『相棒元日SP』より良かったかと思います。

とはいえ、引っかかる点もありました。
ストーリーの軸が、榊マリコ(沢口靖子)&土門薫(内藤剛志)と落合佐妃子(池上季実子)の、
レギュラー同士の対立で最後までいってしまい、そこそこの顔ぶれの揃ったゲスト陣が、まるで端役のように思えてしまいました。
特に、小沢真珠さんの役は一人であそこまでやって、一体何者なのか、わからないままだったかと思います。

科捜研に持ってこられる仕事量の多さのも、
フィクションだからと笑って済ませられるレベルではないくらいでしたね。
ここはこのドラマの設定上の根本的な問題なのですが、あえてそこに突っ込ませたいのか?
と突っ込みたくなりました。

総じて、かなり大事件にも拘わらず、動員される警察官の量が少なく思えるといった、スケール感の問題もありました。
これは特に『相棒』と比べていつも感じていることなので、また『科捜研』の味といえるかも知れませんが。


さて、次回からはまた、地道な鑑定を中心にする通常回に戻れば、このドラマの場合はいいかと思います。
しかし、落合佐妃子の場合は、今期のラストまでになんらかの展開があるのでしょう。
ないわけにはいかないでしょうし。

今回は存在感は見せたと思います。
しかし、このドラマにとって良い影響を与えているかというと、まだ微妙です。
この後の扱い方が注目されるところです。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月 3日 (日)

『ウルトラマン』ハヤタ隊員の黒部進さんが故郷富山県黒部市のポスターに登場

新春のJR新宿駅に掲示されていた富山県黒部市の大型ポスター。
『ウルトラマン』(1966年)の科学特捜隊ハヤタ隊員役で知られる黒部進さんが怪獣達と共に登場しています。
黒部さんは当地の出身で、「黒部進」という芸名もこれに由来します。

Dsc07053_2_1400x750_2「黒部へシュワッチ★」「ウルトラ旅行記in黒部」とあります。
昨年の北陸新幹線開通で、東京⇔黒部宇奈月温泉間が2時間14分になったのですね。


私は初代『ウルトラマン』ハヤタ隊員のファン、そして黒部進さんのファンです。


01
黒部 進(くろべ すすむ、1939年10月22日 - ) 本名:吉本 隆志 富山県黒部市出身

『ウルトラマン』は1966年スタートなので、今年50周年ですね。
黒部さんは東宝映画のニューフェイスとして映画界入り。
東宝と関係の深い円谷プロダクション制作の『ウルトラマン』に主演しました。
『ウルトラマン』の後まもなく東宝を退社、1970~80年代は主にテレビの刑事ドラマや時代劇の悪役として活躍。
90年代以降はウルトラブームの再燃もあり、特撮関連番組への出演も増えると共に、一般ドラマでの役柄も広がりました。
しかし、年齢も70代半ばになり、この1~2年は出演も少なくなったように感じていたので、
このポスターへの登場は嬉しい事です。


Dsc07041_2_1400x678
ジャミラと渓流で。



Dsc07042_2_1400x666
ダダと温泉で



Dsc07037_2_1400x700
バルタン星人と夕食



Dsc07038_2_1400x673
みんなで記念撮影



Dsc07053_3_1400x1144
おなじみの、ベーターカプセルを掲げての変身ポーズ

あれ? ウルトラマンがいませんね。
ウルトラマンとハヤタは一心同体なので、二人が一緒に登場しないのは当然といえばそうなのですが、
そんな堅いことは言わず、二人のツーショットもあればよかったのに。

それはともかく、黒部さんもお元気そうでなによりです。
ただ、黒部市の公式サイトを見ると、黒部さんの料理レシピのページはあるようですが、
全体として黒部さんや怪獣達が打ち出されてはいません。
http://www.city.kurobe.toyama.jp/

こんな立派なポスターを作ったのだから、同じビジュアルを使ってもっとホームページでも大々的にやればいいのにと、
ちょっともったいなく感じています。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月 2日 (土)

【相棒14】元日SP終了 本多篤人・茉莉父娘退場 片山雛子も退場か/三浦刑事は僅かな出番ながら再登場

『相棒season14』2016年元日スペシャル「英雄~罪深き者たち」の放送が終了しました。
追記:「英雄~罪深き者たち」は2017年1月3日13時よりテレビ朝日で「新春相棒祭り」として再放送されます。

過去のレギュラーキャストや重要ゲストキャラが再登場するイベント回としても注目を集めました。
その点は期待に違う事はありませんでしたが、
正直をいえば今ひとつの内容で、ネット上での評価も捗々しくはないようです。

141001
三浦刑事
注目された三浦信輔元刑事(大谷亮介)の再登場は、冒頭の僅かなシーンのみでした。
杉下右京(水谷豊)を事件捜査に誘う案内人的な役でしたね。
これは、公式サイトにストーリーが掲載された時点で予想できたので、意外ではなかったですが、
「トリオ・ザ・捜一」の伊丹刑事(川原和久)、芹沢刑事(山中崇史)との共演がなかったのはやはり残念でした。
しかし、三浦の健在が確認された点については良しとします。


本多篤人・茉莉父娘
本多篤人(古谷一行)・茉莉(内山理名)父娘について、
ネットでは、あのような最期を遂げさせたことに対して、批判が多いようです。

私はこの点については、彼らに決着をつけたことは評価しています。
本多篤人の罪は深く、娘と安息の余生を送るとは、納得できない面があります。
その娘にしても、最初の登場で無関係の人間の殺害に関与した可能性が高いですし。

ただ、それ以前の問題として、今回のストーリーに本多親子は不要でした。
下手に彼らを絡ませたことにより、本筋である復讐についての根本がぽやけて解り難くなってしまい、
本多父娘の退場譚としても、中途半端に終わってしまいました。

いきなり茉莉が病死していたのには意表をつかれましたが、
そうでなければ篤人が犯行にすんなり加担していくとは思い難いので、ストーリーの構成上、仕方ないところでしょうか。


復讐の要因
結局、今回は主筋としては復讐譚だったわけですが、
その発端となった大黒元議員の自殺について、
音越官房長官(西村和彦)は実際にひどい謀略をやったのか、それとも逆恨みだったのか、
また、大黒議員には本当に問題行動はなかったのか、
この部分を徹底的に曖昧にしました。

意図的にしたのか、描き切れなかったのか。
ミステリドラマとして、さすがにこのあやふやさはないでしょう。
消化不良です。

謎解きミステリという点でもうひとつ、植村明梨(武田梨奈)が中盤の右京との会話の中で、
「木本」と名乗っている筈の本多父娘のことを、さかんに「本多さん」と呼んでいました。
これは、明梨が犯人であることの伏線かとも思ったのですが、結局右京はこの点を指摘せずに終わりました。
視聴者向けの布石だったのか、脚本あるいは演出のミスなのか、ここも解り難かったです。


141005
片山雛子は退場なのか?
ラストで議員辞職を宣言した片山雛子(木村佳乃)は今回で退場なのでしょうか?
身勝手さがだいぶ鼻についてきたし、ここらで退場でもいいとは思うのですが、
この退場の仕方は少し残念に思います。
もっとも、議員辞職しただけですから、また絡んでくる可能性はあるでしょうけど。


東伊豆で富山のロケ
今回は富山が劇中の主舞台だったのですが、撮影は東伊豆で行われたようです。
サスペンスドラマが地方ロケを行う場合、実際にその地域の観光協会とタイアップするのが一般的だと思いますが、
今回はそうしなかったようですね。なぜでしょう。
殺人事件が絡むので印象が悪いから?
そんなことを言ったら、2時間ドラマでのタイアップロケなど成り立たなくなってしまいますが。


サルウィン共和国
また気になるワードが出てきました。
元やくざの組長鞘師九一郎(橋本さとし)は4年前に東南アジアの発展途上国サルウィンに渡り、
反独裁クーデターに参加、国籍、爵位、外交官特権を得たとのこと。

サルウィンは初代相棒亀山薫(寺脇康文)と美和子 (鈴木砂羽)夫婦が2008年に移住した国です。
鞘師がいくつもの特権を得たということは、この4年間でクーデターは成功し、政権は移動したということ?
しかも、爵位を得たとなると、新政権は王政(君主制)でしょうか?
亀山夫妻が移住して後の7年間で、随分激変があったようです。
「サルウィン共和国」と呼ばれていましたが、王政に移行したなら既に「共和国」ではない筈。

こんな伏線めいたことを張り散らしておいて、回収はあるのでしょうか?
それにしても、サルウィンの国名を出しながら、亀山の名を誰も口にしないとは。


全体に今ひとつだった中で、存在感を示したのが、鞘師役の橋本さとしさん。
『科捜研の女』のスタート時(1999年)に研究員としてレギュラーを務めた俳優さんですが、
意外にも『相棒』は今回始めてだったようです。



141003
そして、四代目相棒冠木亘(反町隆史)

彼がかつての本多篤人事件の際のチームの一員だったことが明らかになりました。
これは今後のなんらかの伏線になるのでしょうか?
例えば、警視庁に出向してきた理由について、このチームにいたことがをきっかけに、
実は何か隠された事情があるとか・・・ まぁ、ならない可能性の方が高いようにも思えますが。

冠城については、深刻な場面でおどけたような態度を取り過ぎとの指摘も見かけます、
この点は私も同感ですね。

Old Fashioned Club  月野景史

2016年1月 1日 (金)

【美術展】新春から注目の西洋絵画展スタート/ボッティチェリ ダ・ヴィンチ フェルメール レンブラント

2016年も東京周辺では、注目の西洋絵画の美術展が多く予定されています。
昨日のブログで紹介した、昨年末から3月まで、渋谷文化村で開催中のラファエル前派展もなかなか魅力的ですが、
続いて1月14~16日にかけて3件の注目の展覧会が開催されます。


2016_1280x727
フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち
2016年1月14日(木)~3月31日(木)
森アーツセンターギャラリー

(東京・六本木ヒルズ森タワー52階)
主催:TBS、朝日新聞社、森アーツセンター
http://www.tbs.co.jp/vermeer2016/



2016
日伊国交樹立150周年記念 ボッティチェリ展
会期2016年1月16日(土)~ 4月3日(日)
東京都美術館

主催東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、TBS
http://botticelli.jp/



2016_2
レオナルド・ダ・ヴィンチ─天才の挑戦
2016年1月16日(土)―4月10日(日)
江戸東京博物館

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、毎日新聞社、NHK、NHKプロモーション
http://www.davinci2016.jp/


ボッティチェリとダ・ヴィンチ、ルネサンスの二大巨匠に加えて、
その後のバロックの時代のオランダの超ビッグネームであるフェルメールとレンブラントの名を冠した展覧会が
東京で同日スタートとは、なんとも贅沢な話です。

以前にこのブログでも紹介したように、ルネサンス芸術の三大巨匠といえば、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロですが、
この三人以上に、ルネサンスを象徴する画家といえるのが、ボッティチェリ。
近年、日本でもボッティチェリ関連の展覧会は多いのですが、今回はその決定版ともいえる展覧会となりそうです。

一方、最も著名な西洋画家ともいえるダ・ヴィンチですが、
今回は西洋芸術にはちょっと縁遠そうに思える江戸東京博物館での開催。
これも楽しみです。

そして、とにかく日本でも人気の高いフェルメールに加え、
これもオランダの著名画家レンブラントの名を掲げた森アーツセンター展も注目です。

そして当ブログでも紹介したように、3月1日からは国立西洋美術館でバロックの創始者であるカラヴァッジョ展が開催されます。
西洋絵画の展覧会も印象派など、19世紀以降の比較的新しいテーマのものが多いのですが、
今年の東京では新春から15~17世紀のルネサンスからバロックの時代をテーマとした展覧会が多く開催されるのです。

Old Fashioned Club 月野景史

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