【相撲】大関琴奨菊 32歳間近14勝1敗の優勝は先代佐渡ヶ嶽(横綱琴櫻)を彷彿とさせるが
大相撲初場所は大関琴奨菊の10年ぶりの日本出身力士優勝で幕を閉じました。
14勝1敗の立派な成績でした。
当然、次は横綱との期待がかかります。
琴奨菊は1984年1月30日生まれなので、まもなく32歳。
相撲取りとしては決して若くありません。
大関26場所目でしたが、過去の25場所で、大関の合格点とされる二桁勝利は僅か7回。
途中休場や皆勤での負け越しも目立ち、大関として、立派な数字を残してきたとはいえません。
ところで、このキャリアによく似た力士を思い出しました。
他でもない、琴奨菊にとって入門時の師匠、元横綱琴桜の先代佐渡ヶ嶽親方です。
琴桜もまた、大関を30場所務めて32歳となり、“万年大関”のような言われ方をしていました。
下からは若い世代が追いかけてきていました。
それが14勝1敗での優勝を二場所連続で勝ち取り、一気に綱とりを果たしたのです。
果たして、先代師匠にあやかり、一気に横綱へと上れるでしょうか。
今までの成績を考慮しての厳しい見方もされます。
ただ、師匠と同じ、14勝以上での連続優勝ならば可能性はあるでしょう。
もちろん、簡単な事ではありません。
先代師匠のような例もありますが、
同郷福岡の先輩魁皇のように、大関として4回(通算5回)の優勝がありながら、
直後の場所に成績が繋がらず、横綱になれなかった人もいます。
まずは次の春場所が注目されます。
Old Fashioned Club 月野景史
« 【音楽】『キイハンター』テーマ曲『非情のライセンス』の秀逸cover/Song Stream | トップページ | 【相撲】九重親方(元千代の富士)落選確実で理事選回避/現役時代も引退後も実績抜群なのにこの不遇 »
「25.スポーツ」カテゴリの記事
- 大谷翔平選手の結婚は意外ではない/愛犬デコピンを共に飼う同居人がいると思ったので(2024.03.01)
- 【大相撲】大関以上は絶対二人必要(!?) 不文律は守れるのか、守るのか?(2023.03.20)
- 【相撲】峰崎部屋と東関部屋が閉鎖/相撲部屋後継者難の複雑な事情(2021.04.07)
- 【大相撲】無観客の春場所は白鵬に有利だったか/若手台頭の足音も少しずつ(2020.03.22)
- 【カーリング】ブレイ中の選手の会話を聞きながら観戦する唯一のスポーツか/選手と一体感が(2018.02.26)
« 【音楽】『キイハンター』テーマ曲『非情のライセンス』の秀逸cover/Song Stream | トップページ | 【相撲】九重親方(元千代の富士)落選確実で理事選回避/現役時代も引退後も実績抜群なのにこの不遇 »