【ドラマ】『スペシャリスト』(草彅剛主演) 京都→東京に舞台を移し連続ドラマ化/1月14日スタート
『科捜研の女』(1999年~)
『相棒』(2000年~)
『警視庁捜査一課9係』(2006年~)
長期継続中の刑事ドラマ、警察ドラマの人気作3本を抱えるテレビ朝日・東映が
2016年新春、満を持してSMAPの草彅剛さん主演の新番組『スペシャリスト』を1月14日(木)21時よりスタートさせます。
http://www.tv-asahi.co.jp/specialist_2016/
現在、毎年継続中の長寿連続ドラマは他局ではゼロの状態です。
この分野ではテレ朝・東映の独断場ですが、とはいえ人気シリーズがそう簡単に生まれるわけはありません。
『スペシャリスト』は2時間ドラマの『土曜ワイド劇場』枠で2013年から4本が放送されて好視聴率を残しており、
その実績を持って、まさに「満を持して」の連ドラ化となったのです。
思えば『相棒』も最初は2000年から『土曜ワイド劇場』で3本制作され、2002年から連ドラになりました。
ただ、『スペシャリスト』は『土曜ワイド』としても「特別企画」として制作されており、最初から別格のドラマでありました。
それが待望の連ドラ化、注目されるわけです。
※テレビ朝日では1月9日(土)12:00より『スペシャリスト1」、1月10日(日)13:55より『スペシャリスト2』を再放送します。
京都から東京へ舞台を変えて
しかし、この連続ドラマ化にはちょっと特殊な事情があります。
『スペシャリスト』は東映京都撮影所の制作で、舞台も京都府警本部でした。
テレ朝・東映京都制作といえば『科捜研の女』をはじめ、かつては『京都迷宮案内』、
『おみやさん』『京都地検の女』など木曜20時の「木曜ミステリー」枠での放送が定番なのですが、
今回は舞台を東京に移し、木曜21時の「木曜ドラマ枠」での放送になります。
この点については、おそらく今までジャニーズ事務所所属タレントが「木曜ミステリー」のドラマに出たことはないし、
連ドラ化されるにしても木ミス枠ではないだろうと思ってしましたが、
ここのところ『科捜研』以外は視聴率不振の木ミス側から見れば、残念な展開といえるかも知れません。
京都府警から警視庁へ
東京へ舞台を移すという事は、主人公・宅間善人も京都府警本部から警視庁へ職場を移します。
現実には、一部の警察庁キャリア官僚を除けば、京都府警の職員は京都府の公務員であり、
警視庁への異動はまずあり得ません。
そこはドラマですから、どうとでも出来るのですが、宅間はともかく他のレギュラー陣をどうするのかが焦点でした。
無理な理由をつけてでも警視庁に移すのか、それとも宅間以外は一新するのか?
このドラマの設定を簡単に振り返ります
殺人未遂罪で10年間服役した後、事件が冤罪と判り釈放された経歴を持つ異色の刑事・宅間善人。
服役期間中のデータを徹底的に記憶し、“犯罪心理のスペシャリスト”となった宅間は
京都府警に設けられた『特別捜査係』に配属され、これまで4本の作品で活躍してきました。
その宅間と共に事件を捜査し、解決してきた仲間達が、
特別捜査係のメンバーである姉小路千波(南果歩)、松原唯子(芦名星)、堀川耕平(平岡祐太)。
この3人は全員警視庁に移り、そのままレギュラーとして出演するようです。
これはよかったですね。彼らとはチームと呼べる関係でしたし、これが全部差し替えられたら、寂しかったです。
他のレギュラーでは、京都府警本部長役の大杉漣さんは最新の第4作で殉職しました。
特別捜査係・係長役の佐戸井けん太さん、捜査一課長役の春田純一さんはおそらく降板でしょう。
宅間の元家族と、姉小路の家族はどうなるかが微妙です。
少なくともスタート時から東京に居を移しての出演はないようです。
登場人物相関図 番組公式サイトより引用
新レギュラーとして紹介されているのは、
警視庁刑事部捜査一課の刑事・野方希望(和田正人)、
総合事犯対応係の我妻真里亜(夏菜)、
そして、宅間を東京に引っ張った形の警察庁キャリア滝道博喜(吹越満)。
新旧メンバー合わせ、今のところレギュラーとして紹介されているのは警察官だけですね。
しかも、吹越さんの役は捜査の指揮をするような感じでもないし、
京都での佐戸井さんや春田さんにあたるような役はいないのでしょうか?
スマップの草なぎ剛さん。
グループとしてのブレイク当時は突出して地味な印象でしたが、俳優としても実績を積み重ねてきました。
大変注目され、また期待されるドラマですが、不安もあります。
土曜ワイド特別企画の過去4本、いずれも好視聴率でしたが、
19.4% →16.1% →14.8% →12.1%と、実はジリ貧ではあるのです。
そこでテコ入れというわけてもないでしょうが、
14日(木)21時のスタートにあたり、その直前の20時放送の『科捜研の女』第8話には草彅さんが宅間として登場します。
榊マリコ(沢口靖子)と宅間のコラボ共演が実現
連続ドラマとしてのスタートに華を添えます。
Old Fashioned Club 月野景史
以下、公式サイトよりイントロダクションを引用
http://www.tv-asahi.co.jp/specialist_2016/
☆☆☆
“10年入っていた男”が木曜夜9時にやってくる!
冤罪で10年服役した元“受刑者”刑事・宅間善人が京都から東京へ――
草彅剛主演の新感覚刑事ドラマが連続ドラマ化!
犯罪者の心理を知り尽くしたスペシャリストが警視庁を舞台に難事件に挑む!
『わかるんですよ、僕。だって10年入ってましたから』
冤罪(殺人未遂罪)で10年間服役した経歴を持つ異色の刑事・宅間善人(草彅剛)。長い服役期間に犯罪者・受刑者のデータ、犯罪手口などをすべて記憶するという、いわば“犯罪心理のスペシャリスト”となった宅間は京都府警に設けられた『特別捜査係』に配属され、姉小路千波(南果歩)、松原唯子(芦名星)、堀川耕平(平岡祐太)という個性豊かな仲間とともに数々の難事件を解決してきた!
いまや京都では知らない人はいないほど有名になった宅間だが、2015年12月12日(土)放送の『スペシャリスト4』で高倉紀一郎京都府警本部長の死に直面。そのことをきっかけに彼は京都を離れ、東京にやってくることになる。
自身の冤罪事件の真相も含め、自分を取り巻く大きな陰謀を暴くには“本丸”である警視庁に乗り込むしかない――そう考えた宅間は、警察庁幹部・滝道博喜(吹越満)に導かれ、警視庁に新設されたある部署に配属される。
そこで出会った女刑事・我妻真里亜(夏菜)や捜査一課刑事・野方希望(和田正人)とともに、またもや事件に立ち向かっていくことに…!
★★★
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