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2015年12月15日 (火)

【ドラマ】『サイレーン』最終回終了/丹念に伏線を張った、原作と異なる「衝撃の結末」 ※ネタバレあり

昨日のブログで書いた
フジテレビ系で放送中の10月期火曜22時台のドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』。
昨日12月15日に最終話が放送されました。

02
だいたいこのブログで書いたような、伏線に沿った流れで、
それ以上に深読みをしたようなストーリーにはなりませんでした。
最後はハッピーエンドでまとめたので、「衝撃の結末」というよりは「衝撃の展開」か。

追記:視聴率も11.5%と、初回以来の二桁を記録したようです。
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/12/16/0008650817.shtml


「驚愕の展開」のポイントは以下の2点。
・橘カラ(十和田幸)と猪熊夕貴は幼い頃に行き分かれた双子の姉妹だったこと。
・カラは一ヶ月の監禁期間の間に、整形して猪熊夕貴の姿に変わっていたこと。


かなり意外な展開ではあるのですが、伏線が張られている為、予想することができました。

一方で、夕貴がさして酷い状態でもなく生きていたのは、ややご都合主義のようにも思えましたが、
ヒロインを簡単に殺さないのでは、との予想は当たりました。。

・夕貴はカラの姿に整形されている。射殺されたのはその夕貴。
・本物の橘カラも生きている。
・夕貴自身が黒幕。もしくは洗脳されている。
前回のブログでは更に深読みしてこのような予想も書いたのですが、
さすがにここまでのとんでも展開にはなりませんでしたね。

予想が極端に飛躍したのは、予告映像のせいもあります。
奈々緒さんが松阪さんと格闘するシーンがあったので、
カラが整形して夕貴の姿になっているのなら、菜々緒さんは誰なのか?という疑問が生じました。
結局あれは、実際は木村文乃さんの姿のカラなのだけど、イメージとして菜々緒さんが演じていたのです。

この件も予想はしていましたが、しかし、書いていてややこしくなります。


双子 整形 入れ替わり
カラ(幸)と夕貴が双子の姉妹というのは、ドラマオリジナルの設定です。
そして、カラが整形して夕貴の姿になるのもそうです。

元々、原作にはない夕貴は養女という設定がありましたので、
これが伏線となり、夕貴の出自がストーリーのポイントとなるだろうことは予想できました。
クランクイン段階でこのラストは決まっており、しっかり伏線を張っていたということでしょう。

しかし、木村さんと菜々緒さんが双子で、最後は整形により入れ替わるというのはさすがに無理があります。
なにより身長が違いますし。
それだったら、もっと似たタイプの女優さんを選んだ方がよかったように思えます。
ただ、そうするとネタバレしてしまう可能性もあるし、キャスティングの幅も狭まります。
そもそも、キャスティングの段階ではこのラストは決まっていなかったかも知れません。
警察ドラマの中でも、どちらかといえば荒唐無稽なタイプなので、あまり拘らない方がいいのでしょう。
身長問題については、事前に伏線を張っていましたし。


結末を原作から大きく改変
こういう物語は結末がどうなるのか、それが焦点になります。
しかし、原作があって、基本的にその通りの展開だと、興味をそがれてしまうのは仕方ありません。
今回は思い切って結末を変え、それに向けての伏線も最初から張っていました。
全体的な視聴率は不調でも、最後は数字を伸ばしたし、話題にもなったということで、このやり方の一応の成功例となりました。

最後のハッピーエンドは、ちょっと綺麗にまとめ過ぎたようにも思えましたが。

Old Fashioned Club  月野景史

以下、デイリースポーツより引用
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/12/16/0008650817.shtml
☆☆☆
「サイレーン」衝撃結末に26万件ツイート殺到…最終回視聴率は11・5%
2015年12月16日 10時44分
デイリースポーツ   
15日に最終回を迎えた俳優・松坂桃李(27)主演のフジテレビ系刑事ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(火曜、午後10・00)の最終話の視聴率が、関東地区で11・5%(関西13・5%)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。女優・菜々緒(27)の悪女演技が話題となり、ネット上では最終回前から事件の黒幕予想が白熱。制作局の関西テレビは、衝撃のラストを迎えた15日の放送前後の同ドラマに関するツイッター投稿数が、異例の約26万件に上ったことを発表した。

同ドラマは事前に原作コミックとは全く違う結末を迎えることが告知され、放送直前には関西テレビが「誰もが騙されてしまう結末を用意。誰もの予想を裏切るラスト」と宣告していた。

15日の最終回終了後には、ツイッターで「サイレーン」が人気ワードの1位となり、「おもしろすぎる」「期待どおり」「ヤバすぎる」との賞賛投稿が殺到。また「菜々緒、脱獄しないか」と“続編”を期待する声も相次いだ。関西テレビはこの日、15日にツイッター上に投稿された「サイレーン」に関するツイート数が、正規版数字で25万9650件だったことを公表した。

最終回は警視庁機動捜査隊の刑事・里見(松坂)が、殺人鬼・橘カラ(菜々緒)に捕らわれた相棒で恋人の猪熊(木村文乃)を救出。猪熊の発砲でカラは即死し、事件は解決したかに見えた…との状況からスタート。しかし、猪熊の様子に疑念を抱いた里見は、独自捜査を開始し、カラの故郷を訪ね、カラの仕掛けた恐ろしい計画がスピーディーに解き明かされていった。

事前に伏線が張られていた「整形」だけでなく、人間関係を巡る予想外のトリックも仕掛けられた。

その結末にネット上の反応も上々の様子だが、一方で、大手ネット掲示板「2ちゃんねる」では「事前にここで予想された通りじゃないか」との投稿が相次ぎ“勝利宣言”。各所で盛り上がりをみせている。

なお同ドラマの全話平均視聴率は関東9・2%、関西12・5%だった。
★★★
 

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