【美術展】「青児とパリの美術 ~東郷青児のコレクションより~」11月21日(土)開幕 損保ジャパン日本興亜美術館
新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で11月21日(土)より
「青児とパリの美術 ~東郷青児のコレクションより~」展が開催されます。
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
私は新宿が地元のようなものなので、この美術館はよく訪れます。
当然、このブログにも頻繁に登場することになりますが。
当館は昨年、親会社の合併により美術館の名称も「損保ジャパン東郷青児美術館」から、
「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」に変わりました。
都心のビルの高層階という好立地。
所蔵品としては、名称にもなっている東郷青児の作品に加え、
ピカソの『ひまわり』、ゴーギャン、セザンヌらの名品、
また20世紀アメリカの画家グランマ・モーゼスのコレクションなどが特筆されます。
そして、大規模ではありませんが、なかなかユニークな展覧会をコンスタントに開催してくれる美術館です。
そして今回は、館名にもなっている東郷青児作品の展覧会です。
青児とパリの美術 ~東郷青児のコレクションより~
2015年11月21日(土)~12月23日(水)
会場・主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
(東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階)
公式サイト:http://www.sjnk-museum.org/program/3323.html
本展のPR文より
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1921(大正10)年から1928(昭和3)年までフランスに滞在した東郷青児は、
日本にパリの香りをもたらしました。
しかし、青児が洋菓子の包装や雑貨に描いたイメージはお伽噺のように理想化
されたものであり、戦後、二科会の海外展のために再び青児が訪れたパリは、
経済成長や国際情勢の変化の中で大きく変わっていきました。
当館の収蔵品で構成する本展では、青児が現実のパリに対峙して制作した展覧会出品作と、
私達の憧れに応えて作り上げた甘美なイメージの世界を比較展示します。
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東郷青児
(とうごう せいじ、1897年(明治30年)4月28日 - 1978年(昭和53年)4月25日)
東郷青児といえば、デフォルメされた独特の女性画で知られます。
一度知れば、誰でも一目で東郷作品だとわかるほど、特徴的です。
今回の展覧会では、もちろんそれらの甘く美しい作品も堪能できるでしょうが、
それだけではない東郷青児に出会える機会です。
製作年代も1970年代後半も最晩年の作品まで、東郷青児展の決定版となりそうです。
Old Fashioned Club 月野景史
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