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2015年10月

2015年10月29日 (木)

【相棒14】第3話終了 新コンビ 右京と冠城の現在と今後/「同居人」「コーヒー」「車」「互いの呼び方」

『相棒season14』第3話まで終了しました。

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4代目相棒冠城亘(反町隆史)を迎え、今後の大まかな方向性が見えてきました。
もちろん、まだ不透明な面もありますが。
私が予想した通りのこともあり、また想定外もありましたが、
注目点をいくつか挙げて、簡単に検証してみます。


コーヒー党
杉下右京(水谷豊)は紅茶がトレードマークですが、
放送開始前、ネットでは冠城の飲み物の好みについて話題になっていました。
私は、反町さんにはコーヒーが似合うと思っていました。
『相棒』でコーヒー好きといえば初代の亀山薫(寺脇康文)ですが、
冠城は亀山になかった、豆や淹れ方への拘りを語らせれば面白いのではと考えていました。

第1話でコーヒーの話題が出たのに、拘りはまったく見られず肩透かしでしたが、
第2話では、まさに私の予想通りに展開しました。
大木と小松に振舞うとは、想定外でしたが。


警察・官僚組織等への切り込み
相棒役が法務官僚になったのですから、従来よりも警察やその他の官僚組織、
あるいは政治や司法問題にまで、切り込むエピソードへの広がりを予想していました。
これも今のところ予想通りで、第1話で刑務所をテーマにしたのもそのひとつでしょう。ただこれは前にもありました。
第2話では、警視庁以外の道府県警察、今回は埼玉県警の所轄署に切り込みました。
そして第4話では、政界の黒幕に右京が20年越しの挑戦を仕掛けるようです。これもレアですね。

『相棒』には元々、公的な巨大組織に切り込む話が時々ありました。
ただ、3代目相棒甲斐享=カイト(成宮寛貴)の時代は、その面は抑えめでした。
神戸の時代に盛り上がった警察上部の問題も、ほとんど動きなしでしたし。

今シリーズでのこの傾向は、おそらく今後も続くでしょう。
こればかりになってしまうのもよくないですが、『相棒』の魅力のひつとつなので、基本的には歓迎です。


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右京と冠城
その第2話では、独自捜査をする冠城を右京が執拗に追いかけて捜査に介入、
冠城は迷惑そう・・・という流れで話が進みました。
これ自体、今までにあまりないパターンでした。
しかし、実は冠城はあえて右京を巻き込む作略の元に動いていました。
この点も斬新、今までにない関係といってもいいでしょう。

一方、第3話では右京の仕事に冠城が無理やり同行するところから話が始まりました。
これは今までも、特に2代目神戸尊(及川光博)の初期によく見られた光景でした。
2話に比べると3話は保守的だっようにも感じます。


同居人
右京は冠城に対して「同居人」というスタンスを取り、それを冠城にも他者にも広言しています。

実際、冠城は特命係に配属されたわけではなく、ただ特命の部屋に(籍ではなく)席を置いているだけなので、
「同居人」とはまさに正しい表現なのですが、第3話では特に強調されていました。
そして、鑑識の米沢の「冠城氏は相棒なのか」との問いに対しては、明確に否定しました。

この距離の取り方は、やはり神戸の初期に似ています。
しかし、神戸とはseason8最終話で劇的な変化がありました。
といっても、それは右京の心境の変化の吐露で、神戸の方は気づいてなさそうでしたが。
(気づいていて流したと解釈できなくもないですが)

右京と冠城の関係は、今後どう展開するのでしょう。


車と相棒
『相棒』では亀山と神戸の時代は、彼らが運転する車に右京が同乗するのが定番でした。
カイトになり、右京の車に亨が同乗するようになりました。

14の初回では、冠城の車に右京が乗るシーンも、その逆もありましたが、
冠城は他人の運転する車に乗るのをいやがる設定も紹介されました。
第2話では右京が冠城の車に乗るだけだったので、今後はそのパターンで行くのかと思いましたが、
第3話では、また逆パターンがでました。冠城の嫌がり方が大袈裟でしたが。

ここは今後どうなるかは分かりませんが、本来、両方ともあるのが自然かも知れません。


呼び方
第2話でのやりとりで、
右京は冠城を「冠城君」
冠城は右京を「右京さん」と呼ぶことがきまりした。

これは右京と亀山と同じ関係です。
神戸とカイトは「杉下さん」と呼んでいましたから。
カイトは「右京さん」と呼ぶことになりそうな流れもあったのですが、結局一線を越えられませんでした。
冠城は実にあっさりと越えましたね。


肝心の内容ですが、
第2話は埼玉県警中央署のやり方が無茶苦茶過ぎる面もありましたが、
そこはそういう相手なのだから仕方ないと納得すれば、なかなか面白かったです。
第3話は全体に無理があったかも知れません。

視聴率は、第1話18.4% 第2話17.6% 第3話14.8% と推移しています。
ジリ貧に見えますが、過去のシーズンもだいたいこのような動きです。3話で14%台はちょっと低いですが。
次回以降が大事ですね。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月28日 (水)

アメリカではハロウィンに仮装しない!?/ 米国アニメに見るハロウィン 『キム・ポッシブル』『おさるのジョージ』

ハロウィン(ハロウィーン Halloween)。
以前は、日本人に馴染みの薄いものでした。
元々、由来がキリスト教でもギリシャ・ローマ神話でもなく、ケルト文化。
欧州にもなく、北米大陸のみに広がった、なんとも主旨の解り難い祭事。

でしたが、その主旨を理解することもないまま、この10年ほどで日本にもすっかり定着しました。
仮装をメインとしたイベント・パーティーとしてで、場所や年代はまだかなり限定されますが。
しかし、やるとなると徹底的になるのが日本人、若者達の仮装ぶりは今や日本観光の目玉のひとつでもあるようです。

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画像の引用元 http://curazy.com/archives/41802

一方、元からハロウィンのイメージとしてあった、子ども達が近所を回ってお菓子をもらうスタイルは定着しませんでした。
まぁこれはセキュリティや近所問題等、色々あるから難しいでしょう。
もっとも、それならアメリカはもっと難しいようにも思いますが。


アメリカでは仮装しない!?
ところで、先日テレビのワイドショーで、街角でインタビューされた外国人観光客の驚くべき発言がありました。
「日本のハロウィンはおもしろいねえ! アメリカでは仮装なんかしないよ。」
もちろん本人が日本語でそう言っていたのではありません。翻訳です。
なので、本当のニュアンスはわかりません。

これは・・・、さすがにおかしくはないですか?
もちろんアメリカだって、人により、家庭により、地域により差はあるでしょう。
しかし、アメリカの映画、ドラマなどに、ハロウィンのイベントで人々が仮装する光景はたくさん出てきます。
全然やらないとは、信じられません。

この問題を検証するなら、普通の人々の生活を描いた米国製アニメを観るのが良いかも知れません。
例えば、つい最近放送されたアニメ『おさるのジョージ』のスペシャル版「おばけ伝説のなぞ」でも、
ハロウィンの夜に仮装コンテストが行われていました。

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大人も子どもも、そしておさるも、まさに町を上げてのイベントとして開催されていました。


『おさるのジョージ』(Curious George)
原作はもはや古典的な作品ですが、このアニメは2006年からの新しいシリーズです。
ただ、劇中には携帯電話も出てこず、設定は現代とは言い難いかも知れません。
まぁ『サザエさん』と同じですね。

ジョージは飼い主の黄色い帽子のおじさんと都会のマンション暮らしですが、
おじさんの別荘のある田舎を舞台にした回も多く、この話も田舎でのエピソードでした。
「ハロウィン=仮装」は生活文化としてしっかり根付いているようです。


さて、もうひとつ、アメリカ製のアニメで描かれたハロウィンを見ましょう。
私のお気に入り、ディズニー制作『キム・ポッシブル』(Kim Possible)。


2002年のスタートで、まさにその時点の現代、インターネットも携帯電話も当たり前の世界が舞台です。
主役のキム・ポッシブルは親友のロン・ストッパブルを助手役に世界を救う任務を行うヒーローですが、
普段は普通の女子高生、ミドルトンという架空の街で両親と双子の弟と暮らしています。
変身するわけでもなく、ヒーローであることはみんな知っているという設定が斬新でした。

その中の「キムはうそつき」という作品のテーマがハロウィン。
原題は「October 31st」。10月31日、まさにそのままです。

この話の興味深いのは、幼い子ども達、高校生、大人達、
三世代のハロウィンイベントが描かれているところです。


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子ども達は仮装して、お菓子をもらいに近所を回ります。
1人、大きいお兄ちゃん(ロン)がまざってますが、日本人にも比較的イメージし易い、ハロウィンの光景です。


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高校生は仲間同士でパーティー。やはり仮装して集まっています。左がキム。


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そして、大人達はチャリティーイベントを開催。
こちらもテーマは仮装、ドラキュラと魔女に扮しているのが、キムのパパとママです。

各世代が年齢に合わせたスタイルでハロウィンを楽しんでいますが、「仮装イベント」は共通しています。
仮装するのは日本だけとか、アメリカでは小さい子ども達しかやらない、などということは、さすがになさそうです。
少なくとも、今回紹介した2本のアニムを見る限り、アメリカでは老若男女が仮装してハロウィンを楽しんでいました。
イメージとしてはやはりオバケ、ホラーティストが基調のようですが、
そうでなくてはならない、というほどでもなさそうです。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月27日 (火)

美術展「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展」 10月29日開幕 /天才画家が愛した芸術の地

東京汐留のパナソニック 汐留ミュージアムにて10月29日より、
「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展」が開催されます。

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ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち 展
2015年10月29日(木)~12月20日(日)

午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
パナソニック 汐留ミュージアム
主催:パナソニック 汐留ミュージアム、日本テレビ放送網、読売新聞社
公式サイト:http://clk.nxlk.jp/qn3biQmv


ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン
(Eugène Henri Paul Gauguin 1848年6月7日 - 1903年5月8日)


フランスのポスト印象派の画家。「ゴギャン」「ゴーガン」とも。
ゴッホ、セザンヌと並ぶビッグネームで、
日本でも「誰でも名前を知っている」レベルの著名画家です。
そのゴーギャンゆかりの展覧会が、東京都心の高層ビル内の美術館で開催されます。


本展のテーマ「ポン=タヴァン」
他の多くの画家と同様に、パリで画業をスタートさせたゴーギャンですが、
彼はフランス内外を放浪した画家で、パリの他にもいくつかのキーワードとなる地名があります。

・タヒチ
これはよく知られています。
タヒチを舞台に描かれた傑作も多く、
ゴーギャンといえばタヒチと言ってほど、印象は強いですね。

・アルル
南仏の街、アルル。
先に移り住んでいたゴッホに誘われて訪れ、短期間の共同生活を送りました。
悲劇的な結末を迎えましたが。

そして、本展のテーマであるフランス、ブルターニュ地方のポン=タヴァンです。
1886年夏、ゴーギャンは芸術家の集まる場所として既に有名になっていたポン=タヴァンを訪れます。
これはアルルやタヒチよりも前、パリを離れての放浪生活の第1歩でした。

経済的に困窮していたゴーギャンは、新しい主題と変化に富む風景、そして格安の滞在費と、
条件が整ったこの土地を大いに気に入り、幸福で充実した制作の時間をすごしました。
滞在は7月中旬から10月中旬までの短いものでしたが、多数のデッサンと18点の油彩画を残しています。
同じ時期、ゴーギャンの仲間であるシュフネッケルや、若き画家のエミール・ベルナールもこの地を訪問しました。

そしてその後も、アルルやタヒチ、マルティニーク島などへの滞在を挟み、何度かポン=タヴァンを訪れています。
ゴーギャンにとってこの地は、それほど魅力的であったでしょう。


芸術の地
上にも書いたように、ポン=タヴァンはゴーギャンが訪れるよりも前から芸術家達をひきつけ、創作活動を支えた土地でした。
ゴーギャンはここで、エミール・ベルナールらと、「印象派」を超える新しい絵画を追求し、
「総合主義」という現実と人間の想像力を一つの画面のなかに構成するスタイルを見出します。
さらに若き画家ポール・セリュジエへのゴーギャンの指導は、モーリス・ドニを中心とした「ナビ派」の結成につながりました。

本展は、ゴーギャンとポン=タヴァンで活動した画家たちの個性や才能の輝きとの出会いがみどころです
日本初公開作品を多数含む、ブルターニュ地方のカンペール美術館とブレスト美術館、
そしてデンマークのニイ・カールスべルグ・グリプトテク美術館などから出品される
ゴーギャンを核としたポン=タヴァンの画家たちの作品73点が展示されます。
この秋から冬、注目の展覧会のひとつです。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月24日 (土)

アクセス 170万件 / 『科捜研の女』効果か?

このブログのアクセスが本日10月24日で170万件を結果しました。

150万件からは三ヶ月以降経ってしまいましたが、この二週間で5万件以上と伸ばしています。
ドラマの『相棒14』と『科捜研の女15』が1日違いでスタートし、関連記事がアクセスを集めました。

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特に『科捜研の女』は、初回で思わぬキャスト交代もあってか、閲覧者が多かったです。
『相棒』よりブログ等で書く人が少ないのも一因かも知れません。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月21日 (水)

【Bar】高田馬場 CAVERNAで飲むヴィンテージポートとマディラ

高田馬場で昨年20周年を迎えた「BAR CAVERNA(バー・カヴェルナ)」は、
ポルトガルのワイン、特にフォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)である
ポート(ポルト)とマディラの品揃えでは、日本でも屈指の店。

今の店主が完全に引き継いでからは8年になります。


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1985年のヴィンテージポート キンタ・ド・ノヴァル
30年もの。

そういえば、ヴィンテージポートがストーリーの鍵を握ることで知られる
『刑事コロンボ』の「別れのワイン」。
登場するのはFerreira Vintage Port 1945年( フェレイラ・ヴィンテージ・ポート)。

この作品の放送は1973年なので、この時点で28年ものだから、
今回のノヴァルはそれを上回る
別に古ければいいというわけでもないが、店主によればちょうど良い具合の頃とのこと。
なめらかでクセのない良い甘さでした。


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マディラはブランディーズ。
ポートに比べると、フォーティファイドワインらしいクセがある。

店主によれば、マディラは注目が高まる傾向にあり、
最近銀座にマディラ―オンリーのバーもできたとのこと。
輸入会社の直営のようだ。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月19日 (月)

【ドラマ】内藤剛志『警視庁捜査一課長』高視聴率 連ドラ化?/『一課長』大岩純一と『科捜研』土門薫

内藤剛志さん主演のテレビ朝日・土曜ワイド劇場
『警視庁捜査一課長~ヒラから成り上がった最強の刑事! 5』が10月19日に放送され、
http://www.tv-asahi.co.jp/dwide/contents/nextweek/0383/
14.1%の好視聴率を獲得しました。

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最近は2時間ドラマ、サスペンスの視聴率も全般に低迷しており、その中で実に立派な数字です。
おそらく、2月に「特別企画」として放送された草なぎ剛さんの『スペシャリスト 3』を除けば、
今のところ今年の土曜ワイド枠でトップでしょう。
5月に放送された『4』も13.3%でしたから、もはや土曜ワイドのドル箱といっていいくらいです。

多くの刑事達を指揮するトップの地位にありながら、積極的に現場に臨場し、捜査の陣頭指揮をする信念強き好漢。
内藤さん、ピッタリはまっています。
追記:2016年4月より木曜ミステリー(木曜20時)での連ドラ化決定。詳細は以下参照
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/4-916f.html


大岩一課長と土門刑事
さて、このドラマを観て思うのですが、内藤さん演じる警視庁捜査一課長・大岩純一のキャラクターが、
同じく内藤さんが10年以上演じ続けている、『科捜研の女』の土門薫刑事にそっくりなのです。
土門がそのまま偉くなったような感じでしょうか。

おなじ刑事役だから、似たようなキャラになるのも仕方ないかも知れませんが、
この好数字ですから、もし『一課長』が連続ドラマ化されたら、『科捜研』はどうするのか?ちょっと気になります。

連ドラ化云々は、まだまったく仮定というか、私の空想上の話ですが、
『一課長』の大岩と『科捜研』の土門、この2人の比較もおもしろそうですし、ちょっと書いてみます。
合わせて、ドラマにおけるこの“捜査一課長”というポジションについても。


『科捜研の女』土門薫刑事
土門薫は『科捜研の女』スタート時からのレギュラーではありません。
2004年の第5シリーズからの登場、現在は第15シリーズが放送中なので、11シリーズ目になります。
実は、内藤剛志さんはそれ以前、第2~4シリーズまで、別の役で出ていました。
『新・科捜研の女』としてのリニューアルに伴い、役を変えて再登場したのです。

土門としての初登場時は若干キャラが違っていて、少し軌道修正されました。
質実剛健の硬骨漢。正義への情熱を内に秘めた熱い男。
土門薫と大岩純一は、やはりよく似ています。


一課長と主任(?)
しかし、土門と大岩の身分はだいぶ違うように感じます。
大岩純一は警視庁刑事部捜査一課の課長。階級は警視正。警視庁の花形部署のトップです。

土門薫は京都府警本部刑事部捜査一課の刑事。
階級は警部補で、役職は不明ですが、部下もいるし、ヒラということはない、おそらく主任クラスでしょう。
所属都道府県が違いますが、共に刑事部捜査一課の刑事。
しかし、階級や役職はやはりだいぶ差があるようです。

土門は公式サイトにも一匹狼的とあり、だから出世できないイメージがあります。
しかし、実際は部下をうまく使い、科学捜査の専門部署である科捜研との関係をフル活用して、
つまり周囲との協力関係を軸に、次々と難事件を解決しています。
なぜ出世できないのか不思議ですが、番組側の事情でしょうね。
『捜査一課長』を観るとよくわかります


『科捜研』の土門の上司は?
さて、土門は府警捜査一課の所属なのだから、上司である“捜査一課長”がいる筈です。
誰が演じてましたっけ?
実は『科捜研の女』には捜査一課長は出てこないのです。
いない筈はありません。登場しないだけです。

土門は第5シリーズの初登場以来、一課長より上の刑事部長といつも直接話をしています。
その時の刑事部長・佐久間役は田中健さん。
土門と同時に初登場し、第13シリーズ途中まで長く出演しました。
中間管理職的な面もありますが、基本的にはいつも土門の理解者でした。
もちろん、主役の榊マリコ(沢口靖子)にとっても。

しかし、現在は交代して新しい刑事部長・藤倉が登場しています。
今度の刑事部長は、土門やマリコのやり方に批判的な面もあり、難敵ともいえます。
演じるのは、『一課長』にもレギュラー出演している金田明夫さんです。


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『科捜研の女』 左から藤倉部長(金田)、土門(内藤)、榊マリコ(沢口靖子)


両作のキーパーソン 金田明夫
『科捜研』では、金田さんの藤倉刑事部長は土門の強権的な上司。

『一課長』での金田さんの役は、捜査一課現場資料班・小山田大介。
庶務担当管理官で警視ですからそれなりに偉いのですが、大岩の忠実な部下というイメージが強いです。
上下関係がまったく逆。両方観るとこんがらがってきます。
内藤さんのキャラはあまり変わらないので、金田さんの方が極端に差をつけているように感じます。

時系列でいうと、『一課長』のスタートが2012年。
金田さんの『科捜研』登場は2013年。
ドラマとしては『科捜研』の方がはるかに古いが、内藤・金田コンビとしては『一課長』の方が先なのです。


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『一課長』主要キャスト 右から大岩(内藤)、小山田(金田)、平井(斉藤)


ヒロイン 斉藤由貴
『一課長』のヒロインは、捜査一課現場資料班主任・平井真琴役の斉藤由貴さん。
大岩からは「大福」と呼ばれるキャラクターです。
しかし、斉藤さんといえば、『科捜研』の沢口靖子さんとは同じ東宝芸能所属の永遠のライバル。
東宝カレンダーでは沢口さんが1月、斉藤さんが12月という組み合わせが9年続いています。
『科捜研』と『一課長』、やはり色々と因縁があります。


『一課長』の連ドラ化はあり得るか
とにかく、今年の2回の視聴率は立派です。
ほおっておく手はありません。
制作は、『科捜研』や『相棒』と同じ東映、テレビ朝日とは関連会社です。

ただ、『科捜研』を放映する「木曜ミステリー」は基本的に東映京都撮影所制作の枠なので、ここでの連ドラ化はまずないでしょう。
むしろ、『相棒』の水曜21時枠などは有力かも知れません。
今年のローテ―ションだと、3月まで『相棒』、4月~6月が『警視庁捜査一課9係』で、7月期が固定されてませんから。
内藤さんも、来年3月までは『科捜研』がありますから、その後1クール休んで、ちょうど良いローテです。
まぁ、ここはまだまったくの妄想です。

しかし、個性派俳優として、またタレントとしても長く安定した人気を誇る内藤さんですが、
主演作となると、多くはありません。
ここはおそらく本人も代表的な主演作がほしいでしょうし、そうなってもらいたいとも思います。


なぜか不遇な“捜査一課長”
上述のように、『科捜研の女』には捜査一課長はで出てこず、土門はその上の刑事部長と直接やりとりします。
組織論でいうと、ちょっとおかしな話ですが、実はこれ『相棒』もほとんど同じなのです。
おなじみの伊丹刑事や芹沢刑事の上司として一課長が存在する筈ですが(その間に係長や主任もいるでしょうけど)、
『科捜研』と同様に一課長は出てこず、伊丹達はその上の刑事部長、そして参事官とやりとりしてますよね。

更にいうと、テレビ朝日のもうひとつ警察物長寿ドラマ『警視庁捜査一課9係』(2006年~)も同じなのです。
こちらはタイトルに「捜査一課」とつくにも関わらず、一課長は出てきません。
刑事部長は、『相棒』や『科捜研』ほどの固定レギュラーではないですが、出てはきます。

3作とも、“捜査一課長”の影が薄い、というよりもまったく登場しないのです。
なぜこんなことになってるのか、なんとも不思議です。

※参考までに過去の代表的な刑事ドラマはどうだったでしょう。
『太陽にほえろ!』『大都会』『Gメン75』『特捜最前線』『大都会』『西部警察』から、
『はぐれ刑事』『あぶない刑事』、新しい(?)ところで『おみやさん』。
実はいずれも“捜査一課長”は出てきません。
これは、みな都道府県警察本部を舞台にしていないからで、ゲスト出演くらいはあったかも知れませんが。


もちろん、警察を扱ったドラマは他にも星の数ほどあり、捜査一課長が登場する作品も存在はしますが、
あまり大きな活躍はしていないように思います。
その意味では、『警視庁捜査一課長~ヒラから成り上がった最強の刑事! 』は、
なぜか刑事ドラマの世界では不遇な“捜査一課長”をフィーチャーする、貴重な作品ともいえます。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月17日 (土)

【相棒】シリーズ主要キャストの年齢考察 2015年版

2年前に掲載した『相棒』シリーズ主要出演者の年齢(生年)一覧・考察は今でもアクセスが多いです。(→こちら
そこで、『season14』がスタートし、4代目相棒も登場したところで、2015年版を作成しました。

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まずは『相棒season14』公式サイトに掲載されているキャスト12人対象。
前回は男性のみでしたが、現在の女性レギュラーは鈴木杏樹さんだけなので、入れました。

前回同様、劇中の登場人物としてではなく、演じている役者さんの年齢です。
登場人物の中には、年齢が明らかなキャラクターもいますが、不明な人も多く、探究は困難です。

年齢は今年、2015年末時点でのもの。学年は無視。生年順に上から並べました。

-------------------------------------------
1941年  74歳
甲斐峯秋(警察庁 官房付)- 石坂浩二

1947年  68歳
内村完爾(刑事部長)- 片桐竜次

1952年  63歳
杉下右京(特命係) - 水谷豊

1956年 59歳
日下部彌彦(法務事務次官)- 榎木孝明

1959年 56歳
中園照生(刑事部参事官)- 小野了

1961年  54歳
伊丹憲一(捜査一課刑事)- 川原和久

1962年  53歳
角田六郎(組織犯罪対策第5課長)- 山西惇
米沢守 (鑑識課)- 六角精児
大河内春樹(監察官)- 神保悟志

1969年  46歳
月本幸子(「花の里」 2代目女将)- 鈴木杏樹

1971年  44歳
芹沢慶二(捜査一課刑事)- 山中崇史

1973年 42歳
冠城亘 (法務省より出向)- 反町隆史
-------------------------------------------


新相棒の反町さんは、3代目の成宮さんに比べるとだいぶ上だし、
多くの作品で主演したきた貫禄もありますが、相棒世界では一番年下です。

それにしても、当然ながら古参レギュラーもみな年齢が上がっているうえに、
榎木さんの加入、石坂さんも残留ということで、全般に年齢が高いですね。
長寿ドラマだから仕方ないのですが。

鈴木杏樹さんは46歳! この人は若く見えますね。


歴代相棒比較
次に歴代4人の相棒役の現年齢と登場時を比較してみます。

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                             生年     現年齢   初登場時
亀山薫 - 寺脇康文  1962年   53歳      2000年  38歳 (連ドラスタート2002年 40歳)
神戸尊 - 及川光博  1969年   46歳       2009年  40歳
甲斐享 - 成宮寛貴  1982年   33歳       2012年  30歳
冠城亘 - 反町隆史  1973年   42歳       2015年  43歳
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やはり相棒世界では成宮さんは突出して若いですね。
後はだいたいアラフォーでの初登場です。


歴代レギュラーキャスト年齢一覧
最後に降板した俳優も含めて、歴代レギュラー一覧です。
今回は女性キャスト、そして組対5課の大木刑事、小松刑事も加えました。
年齢は2015年末時点でのもの。学年は無視。生年順に上から並べました。
◆印は降板者です。

-----------------------------------------------------
1941年  74歳
甲斐峯秋(警察庁 官房付)- 石坂浩二

1947年  68歳
◆小野田公顕(警察庁 官房長)- 岸部一徳
内村完爾(刑事部長)- 片桐竜次

1952年  63歳
杉下右京(特命係) - 水谷豊

1954年 61歳
◆三浦信輔(捜査一課刑事)- 大谷亮介

1958年 57歳
大木長十郎(組織犯罪対策第5課)- 志水正義

1959年 56歳
中園照生(刑事部参事官)- 小野了

1960年 55歳
小松真琴(組織犯罪対策第5課)- 久保田龍吉

1961年  54歳
伊丹憲一(捜査一課刑事)- 川原和久

1962年  53歳
◆亀山薫(特命係 初代相棒) - 寺脇康文
角田六郎(組織犯罪対策第5課長)- 山西惇
米沢守 (鑑識課)- 六角精児
大河内春樹(監察官)- 神保悟志

1963年 52歳
◆宮部たまき(「花の里」初代女将) - 益戸育江(高樹沙耶)

1969年  46歳
◆神戸尊(特命係 二代目相棒)- 及川光博
月本幸子(「花の里」2代目女将)- 鈴木杏樹

1971年  44歳
芹沢慶二(捜査一課刑事)- 山中崇史

1971年 43歳
◆奥寺(亀山)美和子(帝都新聞記者→フリージャーナリスト)- 鈴木砂羽

1973年 42歳
冠城亘 (法務省より出向)- 反町隆史

1976年 39歳
◆笛吹悦子(日本国際航空客室乗務員)- 真飛聖

◆1982年  33歳
甲斐享(特命係 三代目相棒) - 成宮寛貴
------------------------------------------------------

なにやら若い世代に降板者が多く、平均年齢が更に上がっている気もします。

他にseason13でレギュラー扱いだった、社美彌子役の仲間由紀恵さんがいますが、
彼女を入れると、例えば木村佳乃さんは? ということにもなるので、
とりあえず外しました。

このお二人は以下の通りです。
片山雛子(衆議院議員)- 木村佳乃  1976年生まれ 39歳
社美彌子(警視庁広報課長)- 仲間由紀恵 1979年生まれ 36歳


Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月15日 (木)

【科捜研の女15』 初回スペシャル 木島刑事(崎本大海)まさかの卒業/『相棒』三浦刑事と似たラスト

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10月15日、『科捜研の女』第15シリーズ(沢口靖子主演) 第1話2時間スペシャルが終了しました。
http://www.tv-asahi.co.jp/kasouken15/story/01/
新キャラクター、「ソタイの女」こと落合佐妃子(池上季実子)の登場が注目でしたが、それ以外にサプライズがありました。

京都府警刑事部捜査一課・木島修平刑事(崎本大海)の退場・降板回となったのです。
この件については事前告知がなく意外な展開でした。
ただ、実はもしかしたらとも思っていたのですが、その理由は後ほどふれるとして、今回は木島刑事について記します。

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木島修平(崎本大海)
第12シリーズ第6話(2013年2月)より、土門薫刑事(内藤剛志)の部下として登場。
殉職した権藤克利(高橋光臣)の後任として、異動してきた設定でした。

土門の右腕となり、科送研メンバーと協力して事件解決に当たる主要レギュラーとして、
第13シリーズ(2クール)、第14シリーズを完走し、足掛け4シリーズで卒業となりました。
爽やかで、とにかく純粋、やや幼いイメージすらある典型的な好青年タイプの若手刑事。
あまりに陰りがな過ぎだったかも知れませんが、こういうタイプの刑事がいてもいいと思います。
悲しい別れのシーンとなったラストも、爽やか過ぎるほどでした。
ただ、ここは演出の難しかったろう面もあり、後述します。


木島刑事の在任期間は2シリーズ(1クールと2クール)+数本で、これは前任の権藤刑事とほぼ同じ。
話数をざっと数えてみたところ、二人とも33本で、まったく同じようです。
これはまた、偶然かも知れませんが、きっちり合わせたものです。

この初回SPでの木島刑事は捜査中に拳銃で撃たれて重傷を負ってしまいます。
命に別状はないものの、病床で刑事部から同じ京都府警内の警務部での内勤業務への異動を提示され、受け入れました。
この流れならば、所属部署が変わるだけで、今後も出てきておかしくないように思えます。
実際、これで番組卒業とは理解せず、ただの部署異動だと思って観ていた人も多いかも知れません。

しかし、ラストに木島の初登場シーンから始まって過去の回想映像が流され、
上司であった土門刑事と握手を交わすという、いかにも卒業回らしい演出がされたこと。
また本人や他のキャストの番組終了後のSNSの書き込みからも卒業であることがうかがえ、
更に決定的なのは、初回終了後に公式サイトから木島の名は消えており、降板は間違いないようです。


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土門刑事と木島刑事


実は降板は予想できた

では、なぜ上で書いたように木島退場が予想できたかというと、今回からもう1人若手刑事が加わったからです。
このことは事前に告知されていました。
新人は蒲原勇樹刑事(石井一彰)。石井さんは東宝ミュージカル生え抜きで、テレビドラマは初めてのようです。
この若手刑事のポジションは以前は2人体制だったこともありますが、近年はずっと1人なので、
1人追加になれば、もう1人は退場となることは予想できたのです。
まして、木島が狙撃されることは予告で明らかでしたし。

ただ、蒲原は土門に対する立ち位置が木島とは違うようで、それならば若手2人でも無理ではないし、
他にも、負傷で今シリーズ前半は欠場とか、部署が変わってセミレギュラーで残ることもあり得たので、
完全な卒業となったのは、やはり意外でした。


降板の理由は?
これはわかりませんが、元々この若手刑事のポジションは比較的早いサイクルで入れ替わっており、
まして前任の権藤とほぼ同じ期間でとなれば、ローテーション通りと理解していいのかも知れません。
ただ、木島は権藤以上に土門に忠実、科捜研にも協力的なキャラでした。
後任の蒲原は、それとは逆に近い立ち位置のようなので、落合佐妃子の加入と併せ、
府警内部の関係の調和を崩し、刺激を加える意図があるようには感じます。


『相棒』三浦刑事と類似
ところで今回の退場へのストーリーなのですが、『相棒』の三浦刑事(大谷亮介)の降板回とよく似ています。
三浦刑事は相棒初期からのレギュラーでしたが、season12の第1話で足を刺されて負傷してしまいます。
症状は重く、後遺症で杖なしでの歩行は無理と診断され、やはり内勤への異動の内示を受けます。

・第1話で
・刑事が重傷を負い
・内勤に異動となる(=刑事ではなくなる)
三浦と木島では、このような共通点があります。

ただ、三浦刑事は今回の木島とは違い、異動を受け入れず、退職してしまいました。
この時は放送前には降板の予兆がなく、最初期からのレギュラー突然の退場に、ファンにもショックが広がりました。
(この件について書いた私のブログは今でもアクセスが多いです。 →こちら

今回の話は、おそらくこの三浦刑事の回をモデルにしていると思います。
ただし、この第1話のみ出て降板というのは、『相棒』ではなく『科捜研』の専売特許です。
木島は宮前守所長(山崎一 ~第6シリーズ第1話)、土門美貴(加藤貴子 ~第10シリーズ第1話)に次ぐ3人目だと思います。

ところで、木島は三浦と違い、怪我の後遺症については言及されていません。
その心配がないのなら、なぜ内勤に異動になるのか、解り難い面もあります。
木島自身が、自分を納得させるように理由を述べるシーンはありましたが。
「高校生に撃たれた奴が刑事を続けるなんて、示しがつかない」と。
そして、土門や科捜研スタッフの後方支援に回ることを宣言しましたね。

ラストで病室のベッドの周りにゆかりの人物が揃うところも、三浦刑事と同じでした。、
しかし、生涯癒えぬ傷を負い、退職を決意した三浦はひたすら痛切でしたが、木島は随分明るく元気そうでした。
未来ある若者ですし、番組は降板でも、ドラマ内では退職するわけではないので、当然ですが。

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木島を見舞った後、帰り際に病室を見上げる科捜研メンバー。


劇中では府警内の他部署への異動 実際は降板(「別れ」)
考えてみると、この降板はなんとも微妙な面があります。
木島の負傷は後遺症が残る程のものとは言及されておらず、あくまで同じ府警内で部署異動となったのに過ぎません。
劇中で大袈裟に別れを惜しむような展開ではないですね。
しかし降板となれば、キャスト・スタッフも、視聴者にとっても、木島(崎本)とは実際は「お別れ」です。

『科捜研』では、かつて吉崎泰乃(奥田恵梨華)が他部署へ異動という点ではほぼ同じパターンで番組から去りました。
それでも、泰乃の場合は科捜研メンバーでしたから、科捜研から離れるのは確かなので、「別れ」ではありました。
しかし、木島は科捜研メンバーからすれば元々他部署の人間なので、
そこから更に他部署への異動と言われても、別れをどう表現するか、キャスト・スタッフも難しかったでしょう。
上に掲げた写真のラストシーンでは、科捜研メンバーは何を思って木島の病室を見上げたのか?

『相棒』と違って『科捜研の女』は元々レギュラーキャストの入れ替わりが激しいのが特徴で、多くのOB・OGがいます。
2クール放送だった第13シリーズ中は過去のレギュラー3人の再登場などもあり、盛り上がりました。
木島刑事もまた出てくれるでしょう。せっかく府警内に残したのだから、そうするべきかと思います。
同時に、崎本さんの今後の活躍に期待しましょう。


一方、“死神”こと落合佐妃子(池上季実子)
資料の偽造、自ら暴力団事務所に密告電話するなど、ダークな面を見せました。
(『ヤメゴク』の永光麦秋(大島優子)かとつっこみたくなりましたが。)

更に、土門の新しい部下蒲原も落合の息のかかった刑事。
2代続いた真っ直ぐの好青年タイプとは違います。
落合と榊マリコ&土門の対立はどうなるか・・・、とりあえず次回は落合は出なさそうですが。


舞台バッティングの風丘医師は?

もうひとつの注目は法医学者の風丘早月。
演じる若村麻由美さんが舞台『放浪記』公演が重なり、厳しいスケジュールが想定されます。
今回はしっかり出演していました。
2時間SPにしては登場シーンがやや少ないようにも思いましたが、元々多くはないので、気にするほどではないかも。

ただひとつだけ、落合と科捜研で鉢合わせる場面があったのですが、2人一緒の画面には映りませんでした。
スケジュールを合わせられず、別撮りしたのか? などと勘繰ってしまいます。
ともかく、若村さんの降板はなさそうです。
後はどう乗り切るかでしょう。


初回視聴率は13.5%と発表されました

このドラマの実績からすれば、まずまず、可もなく不可もなくというところでしょうが、
最近の木曜ミステリ―枠の数字、橋爪功さん+名取裕子さんの『最強のふたり』が7%そこそこなのを思えば、
やはり『科捜研』は別格の強さを見せたというところでしょう。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月14日 (水)

【相棒14】初回SP終了 4代目は好印象 右京復帰には疑問あり/視聴率は過去4期初回を下回る

4代目相棒登場で注目の『相棒season14』第1話「フランケンシュタインの告白」が放送されました。

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新相棒は好印象
新相棒の冠城亘(反町隆史)は、初登場の角田課長とのシーンから好印象でした。
もう少し、鼻持ちならないタイプを想像していたのですが、意外といい奴じゃないかと。
その印象は、最後まで観ても概ね変わりませんでした。結構、色々な面は見せましたが。

逆にいうと、何を考えて警視庁に出向してきたのか、
半年間何をしていたのか、不思議に感じる面もあります。
もう少し得体の知れないキャラの方が、何か考えがあるのだろうという納得し易いのですが。

ネット上ではもちろん賛否両論ですが、私と同様の好印象が多いようにも感じます。
もう4代目となると、初代亀山(寺脇康文)の時のような、交代そのものへの拒否反応も薄いですしね。


杉下右京(水谷豊)の復帰
これは、とりあえず今回の事件の捜査参加する事情と、正式な復職の二段構えですが、
両方とも納得できるものではなかったです。

なにしろ停職処分が解けてない状況で普通に特命係に戻ってきて、
普通に現場に出かけてましたからね。
しかも特命係を「僕の部屋」と連呼して、甲斐峯秋に窘められる始末。
甲斐享の事件についての責任とか、自分としてどう総括したのかはまったくありませんでした。
どういうつもりで英国に渡り、何に区切りをつけて帰国し、特命係に戻ったのか、
何も説明がなければ、ただの長期休暇にしか思えません。

これが、「ダークナイト」と違う脚本家が書いてるのならまだわかりますが、
同じメインライターの輿水泰弘氏、監督も同じ和泉聖治氏なのですから、
なんらかの決着はほしかった気もします。
そして、ラストの正式な復職も、甲斐峯秋(石坂浩ニ)の鶴の一声とは。

なんともあっさり、「警視庁 ふたりだけの特命係」の復活です。
私は正式な特命係復活までは数話を使うのではと思っていたのですが・・・、
まぁ、こういう裏切り方も『相棒』らしいともいえますが。

峯秋は右京の後ろ盾になるようだし、冠城の後ろ盾である法務事務次官・日下部彌彦(榎木孝明)と合わせ、
今後は後ろ盾二人体制になるのでしょうか? だとしたら随分贅沢な話ですが、それとももう一捻りあるのか?

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峯秋と日下部。このツーショットを、金田一耕助と浅見光彦の共演だと喜んでいる人がネット上にいました。
たしかにその通りですが、それなら水谷豊さんも浅見光彦なのですが。


ストーリー
閉ざされた空間での謎深き犯罪。
サブタイトルも含めて、ホラ―めいた雰囲気。
これはよかったです。

「死者からのメッセージ」のプロットもよかったとは思いますが、
それがほぼ明らかになってからは、ちょっと冗長でした。
刑務所内での暴動に繋がる展開も、ちょっと無理があったように思います。

ネットでは梅津役の井之上隆志さんの評価が高いようです。
好演だったは思います。しかし井之上さんには失礼ながら、
ここはもう少しカリスマ性のある大物俳優を起用した方がよかったかなと感じました。
40人もの受刑者を信者にするほどの人物ですから。

ラストの僧侶(大和田獏)のくだりも、ちょっと取って付けたような印象でしたね。
長時間スペシャルとして、最後にまだまだ謎があるという展開にしたかったのでしょうが、
それならば、僧侶はもっと確信犯の方がよかったかも知れません。


甲斐享(成宮寛貴)関係者について
カイトの父親、甲斐峯秋については、さすがに警察庁次長そのままではなく、
長官官房付という閑職に退いていましたね。
これはたしか、2代目相棒の神戸尊(及川光博)も同じポジションに異動した筈です。

カイト、及び婚約者の笛吹悦子についての言及はありませんでした。
峯秋を相棒世界に残留させておいて、享や悦子に一切ふれないのはかなり不自然に思えます。
今後はどうするのでしょう?


総論としては
今回に限定していえば、出だしはよかったが、ストーリー全体としては展開に無理があり、今ひとつというところでしょう。
ネット上でも、新相棒はよかったが、ストーリーは不調という意見が多いように感じます

そして、相棒物語全体として見た場合、特に前期のダークナイト事件からの流れを重視すれば、
右京の復帰の仕方、カイトの父である峯秋の扱いなどにに不満は残ります。

しかし、1話完結のテレビドラマとして今後の事を考えれば、「ふたりだけの特命係」無時復活、
新コンビ誕生で、4代目相棒の印象も悪くなく、また新たなエピソードを紡いでいくということで、
まずはめだたしというところなのでしょう。

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視聴率は18.4%

今のテレビドラマの水準としては立派なものですが、
新相棒にネームバリューのある反町さんを迎えての初回スペシャルとしては、やや寂しかったかも知れません。
season10から13の初回スペシャルは19%を超えています。
平均視聴率が過去最高だったseason9の初回よりは良いのですが、この時は拡大版ではありませんでした。

「ダークナイト」の後、「もう『相棒』は見ない」との声が公式ブログのコメント欄等に少なからず寄せられたのも事実です。
それが大多数の声だとも思いませんが、前シーズンで不興を買った上でのスタートである事は間違いありません。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/13-e410.html

今後の挽回はなるでしょうか?

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月13日 (火)

【科捜研の女】 権藤刑事(高橋光臣)殉職回 / 土門の部下 精悍な若手刑事として活躍

『科捜研の女』で権藤克利刑事役で活躍した高橋光臣さん。
その壮絶な殉職により降板しました。

作品データ:『科捜研の女』第12シリーズ
第4話 「疑惑の白骨死体!残された押収拳銃の謎」(本放送 2013年1月31日)
第5話 「殉職刑事が残した謎 血液指紋の告発…」(本放送 2013年2月14日)

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権藤克利(高橋光臣)は土門薫刑事(内藤剛志)の部下で、京都府警刑事部の若手刑事でした。
このポジション、いわば“若手刑事枠”は土門刑事が初登場した第5シリーズから第7シリーズまで、
比較的頻繁な交代があり、計4人の若手俳優が演じてきました。
ただ、第8・9シリーズでは何故か後任がおらず、空きポジションになっていました。

権藤刑事は2010年3月の単発スペシャルで初登場、
そのまま同年7月スタートの第10シリーズにレギュラーで出演、
初の2ク―ル放送となった第11シリーズを完走し、
2013年1月開始の第12シリーズの第4話・5話前後編をもって番組を卒業しました。
(後任は木島修平刑事(崎本大海)で、次の第6話より登場。)
権藤はほぼ3年間、土門を補佐し、科捜研メンバーと協力して事件解決に当たるレギュラーとして、
すっかりお馴染みの顔となり、定着していました。

『新・科捜研の女』としてリニューアルされた第5シリーズ以降、
このドラマは基本的には科捜研の榊マリコ(沢口靖子)と刑事部の土門薫(内藤剛志)、所属の違う二人のバディ物です。

上述のように土門の部下の若い刑事も登場しますが頻繁に入れ替り、
権藤登場前の2シーズンは空席になっていました。
その中にあってマリコとは別に、土門と同じ刑事として初めの“相棒”となったのが、権藤だったと思います。
登場話数は33話ほど、過去の若手刑事達に比べれば断トツでした。


殉職により退場
殉職、つまり職務中に死去するという退場理由ですが、昔から刑事ドラマでは珍しくはありません。
しかし『科捜研』では少なく、17年目迎えた歴史の中でも小林稔侍さん演ずる木場刑事と権藤の2人だけです。
それも、小林さんはまだシリーズごとに大幅なメンバーチェンジを繰り返している時期で、
安定期に入って以降のこのドラマで、しかも木場のようなベテランと違いまだ若い刑事が、
シリーズ途中で亡くなるとは、ショッキングな出来事でした。


その内容も、警察学校の同期で将来を誓い合った盟友が非業の死を遂げ、それを捜査し、
またその友人の妹を守ろうとして、自分も命を落としてしまう。
しかも事件にはには警察組織が大きく関わっているという、あまりにやりきれないものでした。
シリーズ最大の衝撃回といっていいでしょう。
そもそも非業の死を遂げた同期の事件を追うなら、それを自らの手で解決し、
ラスト墓前に手を合わせるのが普通でしょうが、自分も殺されてしまうとは・・・。


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友人の通夜の後、土門、マリコとの最後の宴で思いを語る権藤
殉職直前。まさに「最後の晩餐」とでもいうべきシーンです。

正義を貫き、自らの命を賭して人の命を守った権藤の印象は強く、
主に土門の口を通して、後々の回でも何度かその名前が語られてきました。

このように、大変悲しい痛切なエピソードですが、シリーズにとって特別な回です。
科捜研ファンならやはり是非観ておきたいところ。
ただ、ちょっと視聴が難しかった理由があるのです。
余談になりますが、ちょっと記しておきます。


この回だけ再放送がなかった!
テレビ朝日では『相棒』と『科捜研の女』を毎日のように比再放送をしていますが、
以前、権藤刑事退場回前後編だけスキップされ、放送がなかった時期がありました。
なぜか?

理由は公表されていませんが、この回のゲストの隆大介氏が5月に台湾の空港で不祥事を起こした影響かと思われます。

そんな事で再放送まで見合わせるかと思うかも知れませんが、実は隆氏は『科捜研の女』を制作する東映の所属俳優でした。
この事件の為にマネジメント契約は打ち切られたようですが、東映としては単なるゲスト俳優の不祥事ではなかったのですね。

しかし、事件にも片がついたと判断されたようで、再放送が解禁されたのでしょう。
ともかく、幻の作品にならなかったのはよかったです。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月12日 (月)

【科捜研の女15』 10月15日スタート 直前展望/最強の敵登場で府警内対立激化の波乱の展開?

『相棒14』に続き、10月15日(木)には【科捜研の女15』がスタート。
初回第1話は2時間スペシャルで放送されます。
http://www.tv-asahi.co.jp/kasouken15/story/01/

15(※初回SP放送は終了しました。感想等は →こちら


『科捜研の女』は相棒に先立つ1999年に「木曜ミステリー」枠の連続ドラマとしてスタート。
京都府警科学捜査研究所 法医研究員榊マリコ(沢口靖子)を中心に科学捜査で難解な犯罪に立ち向かう警察ドラマ。
初期は一桁の視聴率に苦戦したのですが、幾度かのリニューアルを経て安定した人気ドラマとなりました。

しかし、ここ数年は木曜ミステリー枠のドラマは押しなべて不振。
大黒柱の『科捜研』でさえこの3シリーズの視聴率は12%台で、常時13~14%台だったかつての勢いはありません。
厳しい状況の中、今回は2クール(半年)の長丁場での放映を迎えます。


シリーズ最強の敵登場 波乱の展開!?
木ミス不振の不安感払拭のためか、
はたまた4代目が登場する『相棒14』の対抗なのか、
今回は『科捜研の女』も新キャラクター登場をかなり推し出しています。


組織犯罪対策課(通称・組対=ソタイ)に異動してきた落合佐妃子(池上季実子)。
『科捜研の女』史上、マリコの最強の敵として登場する女刑事。通称“ソタイの女”。
公式サイトによると、その手腕から“銃器薬物のクイーン”の異名を誇るほどやり手なのですが、
実は事件解決のためならどんな犠牲を払ってもかまわないという歪んだ正義感の持ち主で、
榊マリコVS佐妃子、2人の対立はどう激化していくか・・・? という展開のようです。

しかも土門薫刑事(内藤剛志)の部下にも若手刑事が加わるのですが、
これかまた落合佐妃子の息のかかった人物のようで、
今シリーズはどうも、警察内部での対立が深刻化する波乱含みの展開になる模様です。

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科捜研メンバーと落合佐妃子。この写真だと険悪な関係には見えませんが。


京都府警内部の対立構造
初期は低視聴率のためリニューアルを繰り返した『科捜研の女』ですが、
第6シリーズ(新・科捜研の女2 2005年)あたりで、科捜研チームは一致協力して科学捜査にあたり、
信頼関係に結ばれた土門達刑事部と共に事件を解決していくスタイルが確立しました。

ただ、安定したメンバーにより毎回スムーズに事件解決ばかりだと、マンネリ化して刺激がなくなる面もあります。
その対策もあってか、第10シリーズ(2010年)以降、マリコと日野所長(斎藤暁)以外の
科捜研メンバー3人は比較的頻繁に入れ替えてます。
それだけではなく、第12シリーズの女性管理官芝美紀江(戸田菜穂 その後、監察官に就任)や、
第13シリーズからの藤倉新刑事部長(金田明夫)など、マリコや土門の壁となる存在の登場もありました。

落合佐妃子はマリコや土門に取って最強・最恐の反乱分子になるようです。
彼女についての記述を公式サイトから拾い、まとめてみました。

・悪名高き“ソタイの女”
・内部協力者を見殺しにしたり、同僚の刑事を裏切ったりすることも厭わない人物。
・事件解決のためならどんな犠牲を払ってもかまわない、という歪んだ正義感の持ち主
・彼女の行くところ、草木1本残らない。“死神”という悪名でもよばれる。
・鑑定結果を“情報”のひとつとして扱い、時にはあえて隠したり、改ざんして巧みに利用する。

これは・・・、悪徳警官と呼んでしまっていいようなキャラ設定ですね。
当然、マリコや土門とは相容れないでしょう。
警察官としての正義に純粋過ぎる故にマリコ達と対立することもあった芝管理官や藤倉部長とも、
明らかに違うように感じます。


もちろん、マンネリ打破の為に警察内部での刺激ある関係も必要でしょう。
ただ、あまりそれにとらわれ過ぎるのもよくないと思います。
なんといっても、このドラマは科学捜査での事件解決がテーマですから、
『相棒』と違って、警察内の争い事を観たい人はあまり多くはないでしょう。
むしろ、新たなる理解者・協力者の登場で、ストーリーの幅が広がる方が望ましいかと思います。

そもそも、佐妃子は毎回登場するのでしょうか?
テーマとなる事件がいつも暴力団絡みというのも、『科捜研』らしくないように思いますが。


落合佐妃子役 池上季実子さんの起用
前に落合佐妃子のキャスティング予想をしました(→こちら)が、池上さんは予想できませんでした。
『科捜研』の現女性レギュラー3人は、沢口さんが50歳、若村麻由美さんが48歳、
もう1人の山本かおるさんが24歳と、かなりバランスが崩れているので、
新キャラは沢口さん、若村さんと山本さんの間の年代の人とまず思いました。

一方で、役柄から考えるとそんなに若い人とも思い難く、
主にアラフォー以上、沢口さん以下の女優さんの名前を何人か挙げました。
しかし、池上さんは沢口さんより6歳上の56歳。予想できませんでした。
おそらく、過去の『科捜研の女』レギュラー女優中の最高齢だと思います。
(登場時の年齢ではなく、実際の生年月日で比較しても)

池上季実子さんはある年代以上の人にとっては、麗しきヒロインとして記憶されているでしょう。
ただ、失礼ながら近年はさほど目立った活躍はないかと思います。
更に失礼ですが、容姿も例えば年齢が信じられない沢口さんや若村さんに比べると、
それなりの年輪を感じてしまいます。

もちろん、女優としてのキャリア・実力を見せつけてくれると思いますが、
書いてきたように、役柄に対する懸念もあり、どうもこの新キャラクターには不安を感じています。
よい方向に行くといいのですが。


そして今期はもうひとつ、以前このブログでも指摘した、
舞台『放浪記』とバッティングする若村麻由美さんの去就問題ありました。
これについては現在のところ、若村さんは変わらず出演することは明らかで、それ以上のアナウンスはありません。
こちらは見守るしかないですね。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月11日 (日)

【相棒14】10月14日スタート 直前展望/第1話は「フランケンシュタインの告白」

『相棒season14』初回2時間スペシャル第1話「フランケンシュタインの告白」は
2015年10月14日(水)20:00~22:09 に放送です。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0001/

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(追記:初回スペシャルは終了しました。感想等は →こちら


予告映像は随分前から流れていたのですが、
公式サイトの予告文が最近になってやっとアップされました。
注目は4代目相棒となる冠城亘(反町隆史)の登場の仕方、
そして杉下右京(水谷豊)がいかにして復帰するかです。


冠城亘の登場
予告文によると、冠城は人事交流の名目で法務省から警視庁に出向しているキャリア官僚で、
既に元々特命係があった部屋をあてがわれているようです。

そこに、法務省が管轄する刑務所内で前代未聞の殺人事件が発生し、
冠城は元の上司である法務事務次官の日下部彌彦(榎木孝明)に捜査に加わるよう指示をされ、
伊丹刑事(川原和久)たちと共に取り調べに当たるという流れのようです。
右京と出会う前に、まず捜査一課と共に捜査に取りかかるのですね。


杉下右京の復活

では右京? 予告文では
「そのころ、無期限停職処分中の杉下右京は、ある国で意外な捜査をしていた」
とあるだけで、復帰の事情は書かれていません。


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しかし、PR映像では冠城と共に捜査を行っている描写があるので、
第1話で現場復帰することは間違いありません。
ただ、冠城との会話によれば、停職処分が解けてない状態での強行復帰のようですが。

復帰・・・というか、刑務所内殺人事件の捜査参加の理由、
そして冠城との初顔合わせの様子などは実に興味深い部分ですが、
ここは見てのお楽しみということでしょう。


「フランケンシュタインの告白」
クラシックホラー(怪奇映画)ファンの私としては、そそられるサブタイトルです。
本来「フランケンシュタイン」は怪物の創造者の名前ですが、
しばしば怪物自体の名前と混同されます。

今回はどちらをイメージしているのでしょう。
予告映像を見ると、驚くべき証言をする容疑者(受刑者)の容貌が特異なので、
彼を怪物に見立てているようにも感じられます。

古典ホラーの立役者「フランケンシュタイン」をどのような意味で使うのか、興味のあるところですが、
今の段階で予想しても仕方ないので、深い意味があったら、放送後に書くことにします。


甲斐峯秋の残留
比較的早い段階で明らかになっていましたが、警察庁次長・甲斐峯秋(石坂浩ニ)は相棒世界に残留するようですね。


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甲斐峯秋と、冠城の元上司・日下部彌彦

いうもでもなく、峯秋の息子で3代目相棒だった甲斐享=カイト(成宮寛貴)は前期最終話「ダークナイト」で
重罪を犯していたことが明らかになり、逮捕、懲戒免職となりました。

警察官である息子があれだけの罪を犯して職に留まれるか、という組織論的な問題は別として、
峯秋をキャストに残すとなると、享についても劇中でふれていかざるを得なく思えます。
そうなると享の婚約者で、妊娠、そして重病を抱えていた笛吹悦子についてもです。
享と悦子を今後劇中でどう扱うのか、ここは想像し難いところです。
特に悦子の状況があまりに痛々しかったですから、どうまとめていくのか?
享は実際の登場はないでしょうが、悦子は出すのか?あるいはjZqhふれないのか。
ここは不透明ですね。


相棒14』。元々注目点が多いところに持ってきて、
初回はかなり謎深きミステリーのようであり、更に関心を集めそうです。


物議を醸した『相棒13』最終話「ダークナイト」でしたが、視聴率は20%を超えました。
今年はドラマは全体に不振で、民放の連続ドラマで単回で20%超えしたのは、
おそらく「ダークナイト」だけだと思います。

そしてseason14初回「フランケンシュタインの告白」。
4代目に大物俳優を起用。
展開に様々な注目点があり、予告でも隠すところは隠しで、
今回も充分に20%を超える可能性があるし、制作側もそれを狙っているでしょう。

ファンとしても、数字がいいに越したことはないですが、
やはり内容充実の作品を、期待します。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年10月10日 (土)

【ドラマ】 『相棒14』 『科捜研の女15』 共に正念場 まもなくスタート

テレビ朝日を・・・というよりも、日本を代表する人気長寿ドラマシリーズ
『相棒 season14』(水谷豊 反町隆史主演)が10月14日(水)、
『科捜研の女』第15シリーズ(沢口靖子主演)が10月15日(木)、
共に初回は2時間スペシャルで、相次いでスタートします。

14_15_top_2

『相棒』は元々2クール(半年)の放送が通例。
『科捜研』は本来1クールでしたが、近年は1クールと2クールが交互で今回は2クールです。
この2クール放送も、民放の連続ドラマでは他にまずありませんので、
その意味では、この2作は別格と位置付けられるドラマです。

ですが、両作とも今期は正念場といえるでしょう。


◆相棒14

『相棒』は前期の最終話「ダークナイト」で3代目相棒甲斐享(成宮寛貴)が
罪を犯して逮捕されるという衝撃の展開がありました。
これにはさすがに非難が多く、公式ブログにも「もう『相棒』は見ない」との意見も多く寄せられていました。

そして、後任の4代目には超大物といえる反町隆史さんが決定。
物語がどのように展開するのか、注目が集まっています。
果たして、再びファンを惹きつけることができますか?

『相棒14』初回展望はこちら↓
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/141014-1-de84.html


◆科捜研の女15
一方、視聴率では『相棒』には及ばないながら、安定人気の『科捜研の女』ですが、
放送枠である「木曜ミステリー」の不振が懸念されています。

かつては『科捜研』の他にもにも『京都迷宮案内』(橋爪功主演)、
『おみやさん』(渡瀬恒彦主演)、『京都地検の女』(名取裕子主演)と、
常時視聴率12%~14%台の安定した人気シリーズを4本抱えていましたが、
現在は他の3本は休止状態。

昨年以降、『科捜研』意外のドラマは6~7%台の視聴率しか取れず、
4~5年前に比べて半分程度に落ち込んでいます。
そして頼みの『科捜研』でさえ、ここ3シリーズは12%代、
13~14%台だったかつての勢いはありません。

こちらも京都府警内部に新キャラクターが登場。
科捜研や刑事部のメンバーと対立する方向にいくようです。
たしかに馴れ合いより対立で刺激を、というのもわかりますが、
基本は犯罪捜査なのだから、あまり内輪の対立に重きを置くのは諸刃の剣ともいえます。

『科捜研の女15』初回展望はこちら↓
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/15-1015-37ec.html


ともかく、ファンの期待に違わぬ力作を望みます。

Old Fashioned Club  月野景史

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