【相棒13】甲斐享最終章「ダークナイト」/シリーズ最大の衝撃的ラストとは? 3月18日放送
『相棒season13』
相棒シリーズ3代目の相棒・甲斐享(カイト)を演じる成宮寛貴さんの降板は既に発表されています。
その卒業回となる、最終回2時間スペシャル第19話「ダークナイト」は
3月18日(水)20:00~22:09に放送です。
放送は終了しました。感想など記しています。
劇中で、カイトがどのような理由で特命係を去るかは明らかになっていません。
さて、どんな展開になるのでしょう。
以下、公式ブログからの引用です。
「衝撃のラスト…具体的なことがまだお知らせできないので
抽象的な表現になってしまうのですが、
本当に衝撃的なラストで卒業する甲斐享を、見守ってください。」
「相棒シリーズ始まって以来の、衝撃の結末が待っています。」
次は公式サイトの予告より。
「あなたが目撃するのはシリーズ始まって以来の衝撃的な結末!」
随分、衝撃のラストを強調していますね。
一体、何がそんなに「衝撃的」だというのか?
過去2人の相棒の退場の理由は、
初代の亀山薫(寺脇康文)は警視庁を退職。
2代目の神戸尊(及川光博)は警察庁へ異動。
カイトはもしかしたら殉職では? とは早い段階から噂されてきました。
昔の刑事ドラマならば、若手刑事が殉職で降板というのは、いわば定番でしたが、
『相棒』でカイトが死ぬとなれば、たしかに衝撃的です。
そこに、第16話でカイトの恋人笛吹悦子(真飛聖)の妊娠と急性骨髄性白血病発症が明らかに。
悦子の病状は・・・、しかし、続く17話と18話に悦子は登場しませんでした。
そんな混沌とした状況で迎える最終話です。
最終第19話のサブタイトルは「ダークナイト」・・・「暗い夜」?
いえ、nightではなくknight、「暗闇の騎士」でしょう。
ならば、バットマンシリーズ2009年の映画と同じですね。
公式サイトより。
「犯罪者だけを狙った連続暴行事件が発生。犯人は、警察の手が及ばない隠れた悪党に制裁を加える「ダークナイト」と呼ばれる人物と思われた。ダークナイトは、ここ2年足らずの間に、制裁目的と思われる同様の事件を5件起こしており、世間の注目は高まるばかり。右京(水谷豊)も、ダークナイトが一体何を目指しているのか興味をひかれている様子で、独自の捜査に乗り出す構えだった。」
まさか、カイトが連続暴行犯!?
法で裁けぬ悪に制裁を加える“ダークナイト(闇の騎士)”。
予告編やメイキング映像を見ると、その正体がもしかしたらカイトではないかとも思えるのです。
例えば、以下のような点が気になります。
・カイトが直近のダークナイトによるとみられる事件を模倣犯と指摘。
(自分がダークナイトだから、それがわかるのでは?)
・右京が、カイトをかつて見られないほど激しく叱責するシーンがある。
・大河内監察官が会見を行っている=(捜査上の失態ではなく)警察官の不祥事。
・特命係の部屋に伊丹、芹沢、米沢、角田が集まり、お馴染みの名札は右京だけ(カイトの名札は外されている)。
その状況で、米沢が「バカ野郎ですな」とつぶやく。
そして、予告を見る限り、カイトの殉職や悦子の病死の気配はあまり感じられません。
それ以外で、衝撃の展開となると・・・?
果たして、カイトは連続暴行犯「dark knight」なのか?
カイトが模倣犯と指摘する、直近以外の事件の被害者や暴行内容が明かされてないのも気になります。
しかし、これは思わせぶりにミスリードを誘っているようにも思えます。
2代目相棒の神戸も、過去に偽証をしていたという衝撃の事実が明かされた事があります。
ですが、さすがに相棒役が連続暴行犯とは・・・、考え難いです。
神戸の偽証は特命係に着任するはるか昔の話でした。
たいして、カイトがこの2年足らずに起きた暴行事件の犯人だとしたら、
この3シーズンの全否定とも取れる事件です。
ですが、それをやってしまうのもまた『相棒』。可能性がゼロとも言い切れません。
しかし、公式プログには「甲斐享の三年間の集大成、お見逃しなく!」ともあります。
“三年間の集大成”が、その終わり方というのも想像し難いです。
それに、その場合悦子の病気がどう関わるのかが不透明ですね。
悦子の妊娠と病気、甲斐ファミリーはどうなる?
他に、悦子の移植手術のために、カイトも退職して海外に渡るのではという見方もあります。
しかし、悦子の病気自体が最終回で明かされるのならともかく、
既に判っている事なのだから、それほど衝撃的とも思えません。
また、どのような展開になるにせよ、悦子はカイトと一緒に卒業でしょうが、
カイトの父で、警察庁次長の甲斐峯秋(石坂浩ニ)はどうなるのか?
更には、ダークナイトの正体は、存在が語られているだけで、登場してはいないカイトの兄ではとの予想もあります。
もちろん、予告やメイキング映像にそれらしいシーンがなかったからといって、
カイト殉職の可能性を完全に否定することもできません。
そして、他にもまだわからないことが。
メイキングには、右京が飛行機に乗っているシーンがありました。
右京が海外へといえばロンドンが定番ですが、このタイミングでなぜ、どこへ行くのでしょう。
特命係の消滅説も出ています。
たしかに衝撃的ですが、『season1』で既にやってはいます。
この時は、『season2』早々に復活しました。
もしかしたら、『相棒』シリーズそのものが終わる!
それが一番衝撃的でしょうが、高視聴率を維持する国民的人気ドラマが、まさかないでしょう。
かかる混迷の中、さてどのようなラストを迎えるのか。
放送も間近となりました。
Old Fashioned Club 月野景史
関連My Blog:甲斐享卒業 最終回「ダークナイト」がこれだけ非難される理由を検証する
以下、公式サイトより引用
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0019/
☆☆☆
ついに甲斐享、最終章。
犯罪者だけを狙った連続暴行事件が発生。犯人は、警察の手が及ばない隠れた悪党に制裁を加える「ダークナイト」と呼ばれる人物と思われた。ダークナイトは、ここ2年足らずの間に、制裁目的と思われる同様の事件を5件起こしており、世間の注目は高まるばかり。右京(水谷豊)も、ダークナイトが一体何を目指しているのか興味をひかれている様子で、独自の捜査に乗り出す構えだった。そんな中、政務活動費の不正流用疑惑が持ち上がっている都議会議員が暴行される事件が起こる。目撃証言などから犯人はダークナイトと思われたが、今回は被害者が初めて死亡してしまう。享(成宮寛貴)は模倣犯の可能性を疑うが、右京はその説を「全面的には支持できない」としながらも、被害者がこれまでの人物像とは違う上、犯行が殺人にまでエスカレートしていることに違和感を覚えていた。
果たしてダークナイトとは一体何者なのか? それは正義か?悪か?
右京と享、相棒としての3年の月日が問われる最後の事件!
あなたが目撃するのはシリーズ始まって以来の衝撃的な結末!
★★★
目撃するのはシリーズ始まって以来の衝撃的な結末!
★★★
« 【美術展】「パスキン展 -生誕130年」 汐留ミュージアム/世界を旅した波乱の画家 | トップページ | 【相棒13】最終回「ダークナイト」のあらすじ公開/執拗に闇の騎士を追うカイトの真意は? »
「11.【特集】『相棒』」カテゴリの記事
- 【相棒23】三浦刑事(大谷亮介)が久々再登場/伊丹・芹沢とは約11年ぶりの共演(2024.12.14)
- 【相棒23】第3話「楽園」は過去作「招かざる客」「待ちぼうけ」オマージュのクローズドサークル物(2024.10.31)
- 【相棒22】波乱の2024元日スペシャルは無理あり過ぎの展開(2024.01.03)
- 【相棒22】元日スペシャルに笛吹悦子(真飛聖)があの「ダークナイト」以来約9年ぶり再登場(2023.12.31)
- 【相棒9】第12話「招かれざる客」 まるで舞台劇 マニアック感漂う神戸尊時代の異色作(2023.11.27)
« 【美術展】「パスキン展 -生誕130年」 汐留ミュージアム/世界を旅した波乱の画家 | トップページ | 【相棒13】最終回「ダークナイト」のあらすじ公開/執拗に闇の騎士を追うカイトの真意は? »