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2015年2月

2015年2月20日 (金)

【相棒13】第16話「鮎川教授最後の授業・解決篇」教授の経歴問題は完全スルー/内容も今ひとつ

2月18日(水)、『相棒season13』第16話「鮎川教授最後の授業・解決篇」の放送が終了しました。

私がこのブログで指摘した、鮎川教授の経歴と右京の学歴との齟齬問題は、
見事に完全スルーされました。

それもある程度予測はしてましたが、
でも、それなら何故不可解な教授の経歴をわざわざ画面にアップで映したのでしょう?
ちょっと納得し難いです。

この話は、後日談が描かれる可能性もゼロではないと思いますが、
鮎川教授は既に死んでいるのだし、経歴問題が蒸し返される可能性は低いでしょうね。


ストーリー自体も、サスペンスミステリーとして、前編は盛り上がりましたが、
後編はやや尻すぼみの上に、右京の強引さばかりが目立ち、
ちょっと期待外れだったように感じています。

Old Fashioned Club  月野景史

2015年2月15日 (日)

【相棒13】2/18放送「鮎川教授最後の授業・解決篇」展開予想/右京は嘘をついている?

『相棒season13』第15話「鮎川教授最後の授業」は右京たちが監禁されたまま、後編へ続くで終わりました。
視聴率も19.9%と今期最高を記録したようです。

S1315
その後編、第16話「鮎川教授最後の授業・解決篇」は2月18日(水)放送です。
『相棒』で前後編は貴重な機会ですし、
アガサ・クリスティの名作推理小説『そして誰もいなくなった』を思わせる話でもあります。
せっかくなので、完結編の展開を予想、色々と推理してみます。
前編の第15話「鮎川教授最後の授業」は後編放送当日の2月18日(水)15:56~に再放送されます。

※監禁事件の他に、甲斐享(成宮寛貴)の恋人笛吹悦子(真飛聖)の身体のことも気になりますが、
(「生命」に関わることで、共通性があるのかも知れませんが)
事件との直接的な関係はないでしょうから、ここでは取り上げません。


さて、前編を観た限り、杉下右京(水谷豊)や社美彌子(仲間由紀恵)ら、
6人の教え子達を監禁した鮎川教授(清水綋治)の動機はハッキリしているのだから、
後編の焦点はいかにして脱出するかだと思えます。

しかし、公式サイトを見ると、まだ明かされていない「意外な真実」があるようです。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/story/0016/
つまり、今回の監禁事件の真の意味は別にあるということでしょうか?

そう思って前編を見直すと、不可解な点はいくつもあります。
例えば、古希の祝いの招待状を右京が返信もせず無造作に捨てるのも不自然ですし、
それがなぜ出席することにしたのかも、不透明です。
カイトにからかわれたから・・・というのもどうなのでしょう。

6人の大人、それも5人は男で180cm級も複数含まれている人達を、
69歳の教授と中年女性の二人で、睡眠薬で眠っている間に別の家の地下室まで運ぶというのも相当無理です。
もしかしたら、6人の中に共犯者がいるのかも。

・・・しかし、『相棒』ではこの程度の矛盾・不合理は珍しくなく、簡単にスルーされてしまうかも知れません。


ですが、今回は明らかに看過できない矛盾点があります。
冒頭で、カイトがネットで鮎川教授の経歴を調べて右京に見せるシーンがありました。
↓これです
Dsc_7485

この鮎川教授のキャリアを見ると、1968年に東大で助手に就任した後、
1971年に司法修習生になり、72年に六甲大学に助教授として着任しています。
そこで教授になり、東大に戻ってくるのは1990年のようです。

そうなると、右京との関係に疑問が生じます。
右京は美彌子に、「自分は鮎川先生が教授になってまもない頃の教え子だ」と言いました。
右京の年齢は、連ドラスタート時の公式サイトによれば2002年の時点で45歳です。
現在でもその設定が生きているのかは不明ですが、一応そうだとして、
逆算すれば教授が東大に戻ってきた1990年には既に33歳。
右京が東大で鮎川教授の教え子だったとは考えられません。


だとすれば、右京は美彌子に嘘を言ったことになります。
もっとも、右京がその発言をした時には、周囲に教授や他の教え子達もいましたから、
美彌子をだますのが主目的だったのではないのかも知れませんが。

この件は、わさわざ鮎川教授のプロフィールをパソコン画面で視聴者に見せているのだから、
なんらかの意味はあるのでしょう。

では、右京はなぜ嘘をついたか?
実は、なんらかの事情があって、右京は教授の共犯者なのか??
さすがにそれはないかと思います。

だとすれば、教え子でもない右京になぜ招待状が送れらてきたのかが、まず謎です。
そして右京は、恩師でもない教授からの招待に不審を感じて出かけていったのか?
このような可能性の方がまだあり得るかも知れないですね。
また教授の経歴と教え子の年齢との齟齬の問題は、美彌子と若い准教授以外の被害者達にも関わってくるかも知れません。


もうひとつ気になるのは家政婦の黎子(石野真子)です。
彼女は事件に巻き込まれただけなのか? それとも・・・。
教授と黎子の衝突はガチのように見えたので、あるとしたら教授はコントロールされているだけで、
黎子の方が真の首謀者なのか?

更に、2度も出てきた教授のアルバムも気になります。
貼られている写真には日付が入っているのですが、どれもさほど古くはなく、
2012年12月から2013年1月に集中しているようです。
教授と一緒に複数の人間が写っていますが、見たところ、今回監禁された被害者とはだぶってないようです。
ここも謎ですね。

前編冒頭の狩のシーンと、それに続く鮎川教授と黎子との会話にも意味が込められているのでしょうが、
他の疑問との繋がりがなかなか見えてきません。
教授と黎子が単純に共犯関係にあるとすれば、色々と犯意が探れるのですが、
そうとも言えないだけに難しいです。

そして、美彌子はどうなのか?
彼女もまだ謎多き存在です。
今回の監禁事件では、単純に巻き込まれた被害者なのか?

更に予告編の中にも、いくつか引っ掛かるキーワードがありますね。
「暗示」とか。


と、鮎川教授の経歴問題を中心に色々書いてきましたが、
実際は経歴の件など、華麗にスルーされてしまうかも知れません。
さて、どう展開しますか?

Old Fashioned Club  月野景史

2015年2月12日 (木)

【相棒】仲間由紀恵さんが4代目候補? 99%あり得ません。1%の可能性があるとしたら・・・?

3代目相棒・成宮寛貴さんが放送中の『相棒season13』を3月で卒業することが発表され、
ファンの間では当然ながら、“4代目相棒”が誰になるかが話題になっています。

昨日2月11日の放送に、『13』初回に初登場してセミレギュラーの扱いになり、
正月スペシャルにも1シーン登場した仲間由紀恵さんが本格的に再登場するにあたり、
後任相棒の最有力候補が仲間さんであるというニュースがネットに流れました。


仲間さんの役は警察庁から日本政府の情報機関「内閣情報調査室」への出向を経て、
警視庁広報課長に就任している社美彌子(やしろ・みやこ)。

昨夜放送の第15話「鮎川教授最後の授業」では、
右京と共通の恩師の祝いの席で顔を合わせるという展開でした。
なかなかシビアな緊迫感のある流れになり、話は「後編に続く」で終わりました。


結論を先にいえば、
「100%」とは軽々に言えることではありませんが、

仲間さんの4代目相棒就任は、99%ありません。


別に、美彌子のキャラが相棒には不向きだとか、自論を展開しようというのではありません。
むしろ昨夜の放送を観たら、このコンビもありだなとさえ思えました。
でも、仲間さんの4代目着任は物理的に、まず絶対不可能なのです。

理由はこれです。
http://www.tohostage.com/hourouki_2015/

01


森光子さんのロングラン舞台『放浪記』。
仲間さんはこれを引き継ぎ、今秋2015年10月の東京公演を皮切りに、
大阪、名古屋、博多と2016年1月まで公演が詰まっているのです。

参考までに東京公園の日程。超過密です。
02


相棒の次作はまだ発表されていませんが、例年通りなら
『相棒season14』が今年の10月にスタート、来年3月まで放送される筈です、
まさに「もろかぶり」とはこのこと。仲間さんのかけもちは絶対無理でしょう。

もし『14』のスタートを半年遅らせ、2016年4月からにするなら別です。
しかし、『相棒』は2002年の連ドラスタート第1期より、毎年10月スタートを崩していません。
仲間さんのために、この国民的ドラマの開始をずらすとは、考え難いです。
まして、2015年は二時間ドラマとしてのスタートから15年目の記念の年なのですから。


では「1%」の可能性もないのでしょうか?
あるとしたら、こんな展開だと思います。

『14』は今年10月、まず右京一人の特命係でスタートする。
1月に『放浪記』公演を終えた仲間さんが収録に参加、ラスト近くで美彌子が新相棒になるという流れでしょう。
実は、初代相棒寺脇康文さんから2代目の及川光博さんの交代時に似たようなことがありました。
寺脇さんは『7』の前半3ヶ月で降板、残りの3ヶ月は右京一人状態が続き、『7』最終話で及川さん登場という展開でした。

この右京一人時代は「片棒」などとと呼ばれ、実は視聴率も良く、今でも人気の高いエピソードもあるのです。
右京が単独で捜査したり、脇役レギュラーやゲストが相棒役を務めたりと、たまに観るには結構新鮮だったのです。
このパターンなら、似たような実績もあり、可能性はゼロではないと思います。
しかし、『7』の時はシーズンの途中からでした。
『14』で初回からラスト近くまでずっと片棒というのをやるかというと・・・、どうでしょうね?


それにしても、なぜこんな無理と判っていることが、ネットニュースで流れたのか不思議です。
昨夜放送分の宣伝のため?

まぁ、ニュースには仲間さんの他に、2代目相棒・及川光博さんの
復帰説なども書かれているので、一応貼っておきます。

Old Fashioned Club  月野景史



http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150211-00000007-sasahi-ent
☆☆☆
4代目「相棒」 最有力に仲間由紀恵 及川光博「復帰説」、意外なあの人も浮上!
dot. 2月11日(水)16時4分配信
成宮寛貴(32)が放送中の『相棒season13』(テレビ朝日系)3月で卒業することが発表され、早くもネットやファンの間で “4代目相棒”に注目が集まっている。

昨年12月発売の「女性自身」(光文社)は「主演の水谷豊(62)が、ラブコールを送っている」と織田裕二(47)を候補に挙げている報じたが、「他にもSMAPの稲垣吾郎(41)や佐藤健(25)、斉藤工(33)らの名前が出ています」(テレビ誌記者)というのだ。

相棒は、かつて20%近い視聴率をたたき出し、現在も平均視聴率15%超を維持しているテレ朝の看板番組だが、最終的に”相棒”を決めるのは水谷豊だという。ある芸能関係者はこう話す。

「歴代“相棒”もプロデューサーが最後に水谷さんのOKをもらって決まりましたからね。ただ、正直、最近のマンネリ感は否めないですし、サプライズで初の“女性相棒”の誕生か、という声も出ているようです」

なかでも、最有力とされているのは、仲間由紀恵(35)だという。仲間は警視庁から「内閣情報調査室」への出向を経て、警視庁広報課長に新任した子持ちキャリアという役で、シーズン13の初回と元日の2時間スペシャルの放送回に出演している。さらに、2月11日の放送分にもふたたび登場する。

「番組のホームページにある人物相関図にも名前がでていますし、“フラグ”じゃないか、と思えるほどです。確かに、初の女性相棒ならインパクトがあります。仲間はテレ朝で放送された『TRICK』シリーズを14年間も続けた実績もある。申し分ない人選といえます」(前出・テレビ誌記者)

その一方で、業界で囁かれているのが、2代目を務めた及川光博(45)や速水もこみち(30)だ。

「及川は視聴者からの人気が高かったし、不仲といわれた水谷とも、今ではプライベートでは家族ぐるみの付き合いをしています。一方、速水は、本人がかねて相棒のファンで出演したいと希望している。テレビ朝日系で放送中の『DOCTORS最強の名医』で出演している沢村一樹と同じ事務所に所属している。そのつながりから”相棒”になる可能性はあります」(テレビ局関係者)。

本命・仲間由紀恵、対抗・及川光博、大穴・速水もこみち…今後もまだまだ4代目候補者の臆測合戦は続きそうだ。
(ライター・戸崎圭子)
★★★

2015年2月 4日 (水)

【相棒】3代目相棒カイト役・成宮寛貴降板発表/ 理由は? 退場の仕方は? 4代目は?

6『相棒 season11』で初登場、警視庁特命係 杉下右京(水谷豊)の3代目“相棒”を務めてきた、
成宮寛貴さん演じる甲斐享(カイト)が放送中『相棒 season13』の最終回(3月)をもって卒業することが、
今日2月4日に公式サイトで公表され、ネットのニュースとしても流れています。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/contents/news/0012/

13_2

丸3シーズンの任期ということになるので、前任の2代目・神戸尊(及川光博)とほぼ同じです。
※初代の亀山薫(寺脇康文)は6シーズン半。加えてプレシーズンの単発が3本あり。

今後の焦点はカイトの退場の仕方と、もちろん後任は誰かということになります。


3代目相棒・甲斐享の評価は意見が分かれます。
私は、そもそもの設定に無理があったように思っています。

実父の甲斐峯秋(石坂浩二)は警察庁次長(警察組織のNo.2)で、
カイトとは少年時代から不仲。なのに、カイトは警察官になる。
そして、その警察大幹部の息子を右京が峯秋に直談判して特命係にスカウト。
この設定で、いったい誰が得をするのか? ほとんどなかったように思えます。
強いていえば、最近の回でカイトが父親の威光を水戸黄門の印籠ばりに使ったことがありますが。

またカイトの年上の彼女で国際線CAの笛吹悦子(真飛聖)の存在も微妙でした。
初登場時点で同棲中の恋人(カイトは“半同棲”)がいるのは亀山と同じですが、
亀山の恋人の奥寺美和子(鈴木砂羽)は警視庁詰めの新聞記者、
亀山にとっては仕事上の同僚に近い、“もう一人の相棒”ともいえる存在でした。

対して、恋人の職業が国際線のCAでは、特命係が扱う事件に自然に絡ませるのは困難です。
真飛さんが気の毒に思うくらい、まったく存在感を示せませんでした。

加えて、悦子所有のマンションに入り浸り状態なのも、
カイトがヒモのように見えてしまい、よくなかったと思います。
そもそも若い主人公なのだから、フリーにしておいた方が、色々と話を広げられたのに。
カイトに対しては、ちょっと残念に思う面もあります。

悦子はおそらくカイトと一緒に卒業でしょうが、甲斐次長はどうでしょうか?


公式サイトに載っている水谷さんの発言では、元々2年の約束だったのを、
お願いしてもう1年やってもらったとのこと。
額面通りに受け取れるか、微妙なところです。


退場の仕方
初代の亀山は警視庁を退職、2代目の神戸は警察庁への異動でした。
今回は過去の2人とは違う退場理由になるとの見方もされます。
退職でも異動でもなければ、殉職しかない・・・、そんな推論もあります。

殉職は、私はあまり歓迎しません。
異動については、警察庁以外にということで、神戸とは違う、ということもあるかも知れませんが、
ただ、カイトについては退職も異動も、想定し難いようにも感じます。
どうなりますか?


4代目相棒は?
後任の“相棒”について、ネット上では、仲間由紀恵さんの名が挙がっています。
仲間さんは『相棒13』の初回に警察庁キャリア社美彌子としてメインゲストで登場、
警視庁広報課に異動になり、元日スペシャルでも僅かに出演しました。
既に準レギュラーの扱いです。

4代目は女性刑事、それはあり得ると思います。
しかし、社美彌子のキャラを見ると、彼女が新相棒とは思い難い面もあります。
まだ謎の多い人物なので、なんともいえませんが。
次回2月11日第15話に登場し、右京と共に事件に巻き込まれるようなので、何か見えてくるかも知れません。


相棒役はなかなか難しいです。
国民的人気ドラマの主人公ですから、主演級俳優が務めて当然ですが、
実際には、既に確実に連続ドラマで主役を張れるスターが受けるとも考え難い面もあります。

2代目相棒神戸の復帰待望論もあります。
私も神戸好きなのですが、今更どんな理由で特命に復帰して、右京とどんな距離感を取るのか、
ちょっとイメージし難いのですが。


『相棒シリーズ』は今年15周年を迎えます。
2015年10月スタートのシーズン14が記念シリーズということになると思いますが、
どんな新相棒で迎えることになるのでしょう?

Old Fashioned Club  月野景史

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