【美術展】「チューリヒ美術館展」六本木国立新美術館/スイスの知られざる美術館より至宝が来日
東京六本木の国立新美術館にて12月25日まで、
「チューリヒ美術館展ー印象派からシュルレアリスムまで」展が開催中です。
チューリヒ美術館展ー印象派からシュルレアリスムまで
2014年9月25日(木)〜12月15日(月)
国立新美術館 企画展示室1E
主催:国立新美術館、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日
後援:外務省、スイス大使館
http://zurich2014-15.jp/
※本展終了後は神戸市立博物館にて、2015年1月31日~5月10日まで開催予定。
既述のように、同館では10月20日まで「オルセー美術館展 印象派の誕生」との併催です。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-766f.html
チューリヒ美術館
スイスが誇る美の殿堂チューリヒ美術館。
日本では、あまり知られた名前ではありません。
本邦では初めてとなる、本格的な展覧会です。
今回出品されるのは、同館の約10万点に及ぶ所蔵昨かに厳選された、
幅6メートルにおよぶモネの大作や、シャガールの代表作6点に加え、
ホドラーやクレーといったスイスを代表する作家の珠玉の絵画、
さらにはマティス、ピカソ、ミロといった20世紀美術の巨匠の作品など。
なかなか来日の実現しなかった印象派からシュルレアリスムまでの傑作70点以上。
展示作の8割は初来日。
スケッチや習作がほとんどなく、完成作ばかりなのも特徴です。
クロード・モネ 『睡蓮の池 夕暮れ』 1916年-22年
本展の看板作品。
縦2メートル、横6メートル。まさに大看板です。
モネがジヴェルニーの自邸に造作した睡蓮の池は、生涯のテーマとなり、
200点以上の作品に描かれました。
本作がまさにそうですが、晩年に近づくにつれて視点はますます池に接近し、
その表現は揺らめく水面の反映へと集中していきました。
フィンセント・ファン・ゴッホ 『サント・マリーの白い小屋』 1888年
ゴッホは1888年にパリから南仏のアルルに移住し、画家としてのピークを迎えます。
地中海の街、サント=マリー・ド・ラ・メールは、
ファン・ゴッホに強烈な色彩を追求するきっかけを与えました。
空の強烈な青、鮮やかな色彩が印象的です。
マルク・シャガール 『パリの上で』 1968年
シャガールの6点も本展の見どころのひとつ。
本作は数多いパリをテーマにした作品の中でも、たいぶ後年のものです。
全体の黄色が強い印象を残します。
Old Fashioned Club 月野景史
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