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2014年10月

2014年10月27日 (月)

【美術展】「ウフィツィ美術館展―黄金のルネサンス」東京都美術館/ルネサンス芸術の聖地より至宝が来日

上野の東京都美術館で12月14日まで、
「ウフィツィ美術館展―黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで―」展が開催中です。

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※11月8日(土)16:30より本展の特別番組が放送されます。

ウフィツィ美術館展―黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで―
Arte a Firenze da Botticelli a Bronzino: verso una ‘maniera moderna’
2014年10月11日(土)~12月14日(日).
東京都美術館

主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、TBS、朝日新聞社
後援:外務省、イタリア大使館、イタリア文化会館、BS-TBS、TBSラジオ、J-WAVE
http://www.uffizi2014.com/


今年も多くの西洋美術の展覧会が開催されましたが、
その多くは、印象派絵画を中心とした19世紀から20世紀前半の
近代フランス美術をメインとするものでした。
印象派人気は今に始まったことではありませんが、
今年は特にその傾向が強かったようにも思います。

もちろん、印象派もいいですが、ルネサンスにバロック、ロココ、
やはりもっと古典的な作品も観たい。
そんな希望に応えてくれる展覧会です。

本展はルネサンスの聖地、イタリアはフィレンツェにある世界屈指の美の殿堂、
ウフィツィ美術館からの至宝を迎えての展覧会です。



イタリア・ルネサンスの中心都市フィレンツェ
フィレンツェでは15世紀後半から工房による組織的な制作活動が盛んになり、
数多くの優れた芸術家が生まれました。
やがて16世紀に至り、卓越した新時代様式が開花します。

本展は、世界的に名高いウフィツィ美術館の収蔵品を通して、
15世紀から16世紀にかけてのフィレンツェ美術の流れを展観します。
ウフィツィ美術館所蔵作だけではなく、
アカデミア美術館、パラティーナ美術館、捨て子養育院美術館などのフィレンツェを代表する美術館から、
ボッティチェリ、アンドレア・デル・サルト、ポントルモ、ブロンヅィーノら、
16世紀のフィレンツェ美術を牽引した主要な画家たちの約80点に及ぶ作品が集結しました。


サンドロ・ボッティチェリ
(Sandro Botticelli, 1445年3月1日? - 1510年5月17日)

ルネサンスの象徴たる画家ボッティチェリ。

ルネサンスの三大巨匠といわれるレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、
ラファエロがフィレンツェからローマ、更に他の地へと活動の場を移したの比して、
ボッティチェリは、フィレンツェのメディチ家の庇護を受け、
生涯にわたりフィレンツェで活動した、まさに「フィレンツェの画家」です。

本展ではウフィツィ美術館所蔵の代表作『パラスとケンタウロス』に加え、
初期の聖母子像や晩年の宗教感情みなぎる作品まで、
フィレンツェの主要な美術館に所蔵される数々の作品が出展されています。



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ボッティチェリ 『パラスとケンタウロス』1480-85年頃 ウフィツィ美術館
本展の看板作品

凛々しく立つ女性は、学問の女神パラス(ミネルウァのギリシア名)。
彼女に髪を掴まれている半人半獣のケンタウロスは、暴力や肉欲など人間の獣性を象徴しています。
パラスがケンタウロスを支配するこの作品は、理性による獣性の統御を表わしていると考えらています。


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ボッティチェリ 『聖母子と天使』1465年頃 捨て子養育院美術館

聖母子の親密な描写が印象的なこの作品は、
かつてはボッティチェリの師である、フィリッポ・リッピの作と見なされていました。
リッピの華麗な画風をよく学んだことを示す、ボッティチェリ初期の瑞々しい作品です。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年10月26日 (日)

【公園】 第12回日比谷公園ガーデニングショー2014 

都心のオアシス、日比谷公園で10月18日から今日まで開催されていた
第12回目となる「日比谷公園ガーデニングショー2014」の様子です。
(訪問は10月25日(土))


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ほぼ快晴。
やはりこういう催しは、こういう空の日が望ましい。



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今年のテーマは「まちなみつなぐ花とみどり」。
花いっぱいのイベントもいいものです。

Old Fashioned Club  月野景史

2014年10月21日 (火)

【訃報】オックス・ベーカー死去/昭和プロレス伝説の悪役レスラー逝く

アメリカの元プロレスラー、オックス・ベーカーが10月20日に亡くなりました。80歳。
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2014/10/21/kiji/K20141021009141570.html


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オックス・ベーカー
(Ox Baker、本名:Douglas Allen Baker、1934年4月19日-2014年10月22日 )

1960年代~80年代、全米・カナダのみならず、オーストラリア、南アフリカ、日本など、
世界を股にかけて暴れた悪役レスラー。狂った猛牛=狂牛などと呼ばれました。

198cm、150kg(全盛時)、剛毛に覆われた巨体。
スキンヘッドに八の字ヒゲと吊り上った眉毛。一度見たら忘れない風貌。
これぞヒール、レジェンド。悪役レスラーの象徴でした。

動きは鈍く、グランドレスリングは出来ない、殴る蹴るだけ。
顔と体、野太い声、生肉をかじるパフォーマンスが“武器”。
二人のレスラーをリング上で殺害、米マット史に残る暴動騒ぎの主犯、
そして、日本でも金網デスマッチで、あのラッシャー木村の足を骨折させた。
数々の、禍々しい伝説に彩られた、究極のB級レスラーでした。

その素顔は・・・、いたって穏やかな好人物といわれます。
そして、引退後も往年の風貌を維持して、過去のイメージを崩さず、
“オックス・ベーカー”であり続けた、真のプロフェッショナルでもありました。


1934年ミズーリ州生まれ
兵役を経て1962年に28歳でデビューなので、プロレスラーとしてはたいぶ遅いスタートです。
意外にも最初はベビーフェイス(善役)で、MSG等で大物ヒール達のジョバー(負け役)をやっていました。
当時はもちろん、上の写真のような風貌ではありませんでした。

この頃から「オックス」を名乗っており、日本では後年、「猛牛」などと呼ばれましたが、
「OX」は牛は牛でも、去勢された家畜牛の事で、転じて「のろま」などの意になります。
元々は、このベビーフェイスのジョバー時代のイメージなのでしょう。


リングの殺し屋の誕生
やがて、巨体を生かしたヒールへ転向していくのですが、
そのベーカーを襲ったのが、2度にわたるリング禍でした。
1971年6月13日、ネブラスカ州オマハでアルバート・トーレス、
1972年8月1日、ジョージア州アトランタでレイ・ガンケルが、
ベーカーとの試合後に死亡したのです。

いずれも不幸な事故であり、ベーカー自身も苦悩したようですが、
プロレスの世界では、これは勲章になります。
また、そうしていかねば生きていけません。
ベーカーが放つ心臓部へのパンチ攻撃(ハート・パンチ)は殺人パンチとして恐れられ、
超凶悪ヒールとして、その悪名は全米から国外にまで響き渡ります。
(日本では、なぜかパンチではなく、殺人キックとして伝えられていました。)


The Cleveland Riot(クリーブランドの暴動)
日本ではあまり知られていませんが、ベーカーはもうひとつ大事件に関わっています。
1974年1月31日、オハイオ州クリーブランドでジョニー・パワーズvs.アーニー・ラッドの試合に乱入し、
米マット史に残る観客の暴動騒ぎをまき起こしたのです。
ベーカーとしては、マッチメークの通りに仕事をしただけで、不幸なアクシデントでしたが、
これもまた、ヒールとしての箔付けになりました。

問題のマッチメークの仕掛け人であるプロモーターは、当事者の1人でもあるジョニー・パワーズです。
パワーズはアントニオ猪木のライバルとして知られ、キャリアにおいて猪木との類似点が指摘されますが、
猪木も後年、新日本プロレスの興行で複数回の暴動騒ぎを起こしました。
変なところまで似ています。

ともかく、悪役としてのいくつもの勲章を手にしたベーカーは、
アメリカ、カナダのみならず、オーストラリア、ニュージランド、プエルトリコ、南アフリカ、そして日本と、
世界を股にかけ暴れまわり、数々のタイトルを手中にしました。


日本でのベーカー
日本には前述の米国でのリング禍の以前、1969年に国際プロレスに初来日。
2度目の登場の1970年12月12日、台東区体育館大会でのラッシャー木村との金網デスマッチでは、
パイプ椅子で木村の脚を乱打し、左足を骨折させています。
アメリカに先駆けて日本で、凶暴な伝説を作っていたのです。

この時期の国際プロレスへの3度の来日後、
1975年に全日本プロレス、1978年と79年に再び国際プロレス、
1980年に新日本プロレスと、昭和後期の3団体を制覇しました。

しかし、総じて日本での評価は高くなく、戦績も今ひとつでしたね。
タイトルの獲得もありませんでしたし。
特に因縁のパワーズと組んで参加した新日本の第1回MSGタッグリーグは最悪の成績で、
これが最後の来日となりました。

「動きがのろい」「レスリングができない」「凄いのは顔だけ」「でくの坊」
間違ってはいないかも知れませんが、やや不当な低評価だったと、私は思います。


レスラー晩年~引退後
日本での評価はともかく、アメリカではその強面を生かして、
映画『バトルクリーク・ブロー』(1980年 / ジャッキー・チェン主演)、
『ニューヨーク1997』(1981年 / ジョン・カーペンター監督、カート・ラッセル主演)、
などの作品で敵役を演じ、俳優としても実績を残しました。
レスラーとしての引退は1988年、54歳までの現役生活でした。
その後は後進の育成にも携わりました。

そして、2000年以降も、かつてのイメージを損なわない風貌を維持し、
メディアやイベントにも登場していました。
近年の画像を紹介しましょう。


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因縁深きジョニー・バワーズ(左)と。(2009年4月にテレビ出演した際の写真)



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これもレア。全日本プロレスへの唯一の来日で一緒だったアブドーラ・ザ・ブッチャーと再会。
2010年のイベントのようです。


Ox_baker_harley_race
ハ―リ―・レイスと。年代は不明ですが、結構最近の写真のようにも思えます。



Powers_baker_mosca_2008
ベーカー(右 後姿)が作った料理を振る舞われるパワーズ(左)と、中央は“キングコング”アンジェロ・モスカ。
2008年制作の、パワーズがプロデュースするテレビ番組の一コマのようです。


最後までプロフェッショナルを貫いたレジェンド、オックス・ベーカー。
紹介した引退後の写真からも判るように、その素顔は穏やかな好人物だったと聞きます。
謹んで追悼の辞を記させていただきました。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、スポニチアネックスより引用
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2014/10/21/kiji/K20141021009141570.html
☆☆☆
オックス・ベーカーさん死去 80歳…怪物的ヒール 映画出演も 
「狂牛」のニックネーム、特徴的なスキンヘッドや極太の眉毛とヒゲで知られ、1960~80年代に怪物的なヒール(悪役)として活躍した元プロレスラーのオックス・ベーカーさんが20日、心臓発作のため亡くなった。米メディアが報じた。80歳。米ミズーリ州出身。

1962年にデビュー。70年代に入ると、一躍ヒールのトップスターになった。74年、WWA世界ヘビー級王座を獲得。アンドレ・ザ・ジャイアント、ボボ・ブラジルらの強豪を相手に、1年以上にわたって王座を保持した。88年に引退した。2人のレスラーを死に至らしめたリング禍もあった。
69年に初来日。70年12月には、ラッシャー木村と金網デスマッチ。パイプイスで木村の左足を乱打し、骨折させた。

アクション映画の悪役としても活躍。ジャッキー・チェン主演「バトルクリーク・ブロー」、カート・ラッセル主演「ニューヨーク1997」などに出演した。 
[ 20141021 11:30 ]
★★★

2014年10月20日 (月)

※推奨【美術展】「夢見るフランス絵画」Bunkamuraザ・ミュージアム/至高の国内コレクション ヴラマンク、ユトリロ、キスリングが秀逸

渋谷文化村のBunkamuraザ・ミュージアムにて12月14日まで、
「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」展が開催中です。
この展覧会は良かったです。会期も始まったばかり、お薦めします。


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夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ
2014年10月18(土)-12月14日(日)
Bunkamuraザ・ミュージアム

主催:Bunkamura、毎日新聞社
http://yumemiru2014.jp/
※巡回展
【兵庫展】兵庫県立美術館 2014/4/12(土)-6/1(日)[終了]
【北海道展】北海道立近代美術館 2015/6/27(土)-8/23(日)


日本の個人蒐集家のコレクション
本展出品作の時代・地域構成は、タイトルにもあるように、印象派からエコール・ド・パリへの時代、
つまり19世紀終盤から、20世紀前半のフランス絵画です。
エコール・ド・パリ画家達の後年の作品も含まれるので、一部20世紀後半の作品もあります。

それよりも、今回の展示作はどこのコレクションなのか?
その説明が大変乏しいのですが、以下のような記載があります。

「日本の個人コレクションで構成される本展」

“日本人”とは書いてないので断言しませんが、
日本国内の個人コレクションからの出品なのです。
蒐集者の詳細等は明らかにされていません。


展示構成
第1章 印象派とその周辺の画家たち
第2章 革新的で伝統的な画家たち
第3章 エコール・ド・パリの画家たち


サブタイトルからもまず「印象派」の文字が目立ちますし、
人気があるから謳い文句にしたいのでしょうが、印象派絵画の展示はさほど多くはありません。

チラシや公式サイトを見ても、印象派のモネとルノワールが二枚看板で、
他もセザンヌ、印象派以降だとシャガ―ルや最近注目度の高いデュフィら、
知名度の高い画家の作品がアピールされています。

たしかに、モネやルノワールの素晴らしい作品も展示されていますが、
それ以上によかったのが、知名度ではやや劣る、ヴラマンク、ユトリロ、キスリングらでした。
とりあえず、彼らの作品画像が公開されてないので紹介できませんが、
是非推奨したい展覧会です。

しかし、宣伝の仕方があまり良くない。
コレクションの持ち主について、言及できないのでしょうけど、
もっと有名画家により描かれた、展覧機会のなかった至高の作品群だとアピールできないものでしょうか?

「夢見るフランス絵画」というタイトルも、
大した展示作がないのを誤魔化しているような印象を与えてしまい、
あまり感心しません。


ヴラマンクの迫力溢れる青、
ユトリロのイメージとはやや異なる明るい街並、
そして、少女マンガのような瞳の女性像でしられるキスリングの圧倒的な美の静物画。

個人コレクションですから、当然蒐集者の好みが作品に反映される筈です。
個人コレクション展を鑑賞する場合、蒐集者と嗜好が合えば、楽しい展覧会になるのですが、
今回は私にとって、ピッタリはまったようです。

会期もたっぷりありますし、是非鑑賞をお薦めします。
Old Fashioned Club  月野景史

2014年10月19日 (日)

【芸能】林家木久扇『笑点』復帰/50周年に向け健在示す

喉頭がん治療の為に休養していた落語家の林家木久扇さん(76歳)が、
10月19日(日)放送の日本テレビ『笑点』で無事復帰しました。


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7月20日の回を最後にお休みしていたので、放送でいえば、約三ヶ月ぶりの登場でした。


既に今回と次回の収録は9月27日に終えており、
別のバラエティ番組にも出ていたので、回復は周知の事実でしたが、
本当に元気になって、見事な復活でした。


まず冒頭の演芸コーナーに登場。
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落語を一席というよりも、
病気発覚から検査~入院・治療の経緯を報告し、
復帰の挨拶とした「口上」に近いものでしたが、
元々、木久扇さんの落語は自分の身辺の出来事をネタにしたものも多いので、
これはこれで、高座に帰ってきた、という雰囲気を味わえました。


そして、もちろん大喜利にも登場。

大ヒット曲(?)『いやんばか〜ん』も振りつきで熱唱しました。
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しかし、よく復帰されたものです。
76歳の高齢。
そうでなくても、年齢を感じさせるシーンもままありました。
それで喉頭ガンです。

休養前の最後の出演となった7月20日の放送では、
言葉が本当にまったく聞き取れない状態でしてので、
正直をいうと、復帰は難しいのではないかと思ってました。
そのすぐ前の放送では、まったく不調を感じさせなかったで、
余計に病気の進行の早さを感じていた面もあれます。

今日の放送でも、いきなり答えが出てこないシーンもありましたが、
これはだいぶ以前から珍しいことではなく、
むしろ、全般にキレもあり、冴えていたと思います。


再来年1966年は『笑点』放送開始50周年。
つまり来年5月には50年目突入します。
(前身の『金曜夜席』から数えれば、来年が50周年ともいえます。)

まさに国民的長寿番組。
司会の桂歌丸さん(78歳)と木久扇さんには是非お元気で、
記念の年を迎えていただくたいものです。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年10月18日 (土)

【美術展】「チューリヒ美術館展」六本木国立新美術館/スイスの知られざる美術館より至宝が来日

東京六本木の国立新美術館にて12月25日まで、
「チューリヒ美術館展ー印象派からシュルレアリスムまで」展が開催中です。


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チューリヒ美術館展ー印象派からシュルレアリスムまで
2014年9月25日(木)〜12月15日(月)
国立新美術館 企画展示室1E

主催:国立新美術館、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日
後援:外務省、スイス大使館
http://zurich2014-15.jp/
※本展終了後は神戸市立博物館にて、2015年1月31日~5月10日まで開催予定。

既述のように、同館では10月20日まで「オルセー美術館展 印象派の誕生」との併催です。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-766f.html


チューリヒ美術館
スイスが誇る美の殿堂チューリヒ美術館。
日本では、あまり知られた名前ではありません。
本邦では初めてとなる、本格的な展覧会です。

今回出品されるのは、同館の約10万点に及ぶ所蔵昨かに厳選された、
幅6メートルにおよぶモネの大作や、シャガールの代表作6点に加え、
ホドラーやクレーといったスイスを代表する作家の珠玉の絵画、
さらにはマティス、ピカソ、ミロといった20世紀美術の巨匠の作品など。
なかなか来日の実現しなかった印象派からシュルレアリスムまでの傑作70点以上。
展示作の8割は初来日。
スケッチや習作がほとんどなく、完成作ばかりなのも特徴です。


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クロード・モネ 『睡蓮の池 夕暮れ』 1916年-22年
本展の看板作品。
縦2メートル、横6メートル。まさに大看板です。

モネがジヴェルニーの自邸に造作した睡蓮の池は、生涯のテーマとなり、
200点以上の作品に描かれました。
本作がまさにそうですが、晩年に近づくにつれて視点はますます池に接近し、
その表現は揺らめく水面の反映へと集中していきました。



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フィンセント・ファン・ゴッホ 『サント・マリーの白い小屋』 1888年

ゴッホは1888年にパリから南仏のアルルに移住し、画家としてのピークを迎えます。
地中海の街、サント=マリー・ド・ラ・メールは、
ファン・ゴッホに強烈な色彩を追求するきっかけを与えました。
空の強烈な青、鮮やかな色彩が印象的です。



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マルク・シャガール 『パリの上で』 1968年

シャガールの6点も本展の見どころのひとつ。
本作は数多いパリをテーマにした作品の中でも、たいぶ後年のものです。
全体の黄色が強い印象を残します。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年10月16日 (木)

【相棒13】初回SP ロシアのスパイの愛人!? 社美彌子(仲間由紀恵)衝撃の展開

10月15日に放送された『相棒season13』初回2時間スペシャル「ファントム・アサシン」。
女優の仲間由紀恵さんがゲスト出演することで話題を呼びましたが、
やはり一筋縄ではいかない終わり方でした。
今後どう展開するのか、興味深いところです

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視聴率は19.8%。惜しくも20%には届きませんでしたが、
過去の初回の中でも第2位の立派な数字で、『相棒』強しを印象付けました。
さて、ストーリー全般の講評はネットにいくらでも上がってるので、
ここでは仲間由紀恵さんと『相棒』の今後について書きます。

仲間さんが演じたのは、警察庁から日本政府の情報機関「内閣情報調査室」へ
出向中の社美彌子(やしろ・みやこ)。
第1話の主題は不可解な連続殺人事件でしたが、それは美彌子の上司である
天野調査室長( 羽場裕一)による犯行で、彼女は無関係でした。
相棒コンビの杉下右京(水谷豊)と甲斐享(カイト=成宮寛貴)による推理披露シーンでも、
美彌子黙って聞いてるだけで、存在感ありませんでした。

しかし、これで一件落着と思いきや、その後で2つの驚くべき展開がありました。


警視庁へ異動→『相棒』レギュラー入りか?
ひとつは、美彌子が警視庁の広報課に課長として異動になったこと。
この人事については、自身は無関係とはいえ、自分の部署と上司が殺人事件に絡んだのだから、
左遷(?)とも思ったのですが、カイトの発言からすると、出世コースに乗った栄転のようです。

相棒コンビと同じ警視庁への異動ですから、
これはレギュラー入りなのか? と思うのも当然です。
もっとも、仲間さんは過去の相棒シリーズのゲスト俳優と比べても、
超大物の現役主演女優ですから、ベタでのレギュラー入りは考えられない。
過去には、松下由樹さんや木村佳乃さんが、1シーズンに1回出るか出ないかくらいの、
レギュラーゲストだった時期がありますが、それに近いイメージでしょうか。
これは、以前このブログでも予想した通りでした。

まして、仲間さんはこの10月期に警察物ドラマ『SAKURA~事件を聞く女~』(TBS系)に主演します。
となると、次の出演は早くて年末か、恒例の元日スペシャル、あるいはシーズン13の最終話あたりかも知れません。


ロシアスパイの愛人?
しかし、サプライズはこれだけではありません。
前述のように連続殺人が一応の解決を見た後、
社美彌子がロシア人スパイ、ヤロポロク・アレンスキー(ロシアンタイム誌東京支局長
= ユーリー・B・ブラーフ演)と恋愛関係にあった事が明らかになったのです。
スパイの愛人なら、諜報活動に協力していた可能性が高いでしょう。

更にラスト近く、帰宅していた彼女を待っていたのは、白人とのハーフと思われる幼い娘。
美彌子にはロシア人スパイとの間に子どもまでいたのか!
まさに驚愕の展開でした。

といっても、『相棒』ではこの手のサプライズは珍しくもないので、そんなには驚きませんでした。
むしろ、仲間さんほどの大物を使うなら、ただのいい人で終わる方がおかしいくらいです。


サプライズはミスリードか?
そして、最後の驚愕の展開は、視聴者をミスリードする仕掛けかも知れません。

まず、ロシア人スパイと、少なくとも表面上恋愛関係にあったこと自体は間違いないようなので、
これはいわゆる“ハニ―トラップ”、
恋愛を装って敵に近づく囮捜査の可能性が考えられます。

そして、ハーフの少女については、美彌子の娘だという確証はありません。
少女は大人の女性と一緒にいました。
印象としたは、その女性は美彌子の姉のように思えました。
それとも、ベビーシッター?

そして、美彌子は帰宅して彼女らに気付き、「来てたんだ!」と声をかけました。
これも、大人の女性に対して、少女か、その両方に対してなのか、明確ではありません。
少女とは同居していないのでしょうか?
3人の関係についても、明示されませんでした。

少女は美彌子に向い、「ママ」と呼びかけたように思えました。
しかし、美彌子の少女への接し方は、自分の娘に対するものとは、ちょっと違うようにも感じました。
どちらかといえば、久々に会った姪に対する態度のような・・・。

このあたりは、視聴者に対し、複雑なトラップを仕掛けている可能性もあるので、まだ真相は藪の中。
当然、今後のシリーズで明らかになっていくのでしょうが、注目すべきは、どのような展開で繫がるかです。


15周年記念映画への布石か?
2000年に二時間ドラマとしてスタートした『相棒』シリーズは来年放送開始15周年を迎えます。

現時点ではまったくソースなき妄想に近い予想ですが
2015年には15周年記念作として、映画が制作されるのではないでしょうか。
順当に命名されれば『相棒 -劇場版Ⅳ』ということになるでしょう。

公開時期は10周年記念作として公開された
『相棒 -劇場版Ⅱ- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』と同じ12月、
その場合は2016年の正月映画ということになりますが、
あるいは、もう少し早い秋頃の可能性もあるかと思います。

仲間さん演じる社美彌子は、この劇場版4に絡んでくるのではないでしょうか。
仲間さんほどの大物ですから、それくらいを見越しての起用だと考えた方が自然に感じます。

そうであるなら、美彌子は警察庁出身ですから、
やはり警察庁から特命係に来て、現在は警察庁に戻っている二代目相棒神戸尊(及川光博)も、
当然絡んでくんるでしょう。

神戸については、シーズン13中に美彌子が再登場するなら、
その時に神戸が出てくる可能性もあると思います。

そしてもう一人、いや二人、以前のブログで予想した、
初代相棒 亀山薫(寺脇康文)と、妻の美和子(鈴木沙羽)はどうでしょう?
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/--cd44.html
彼らは東南アジアの架空の国「サルウィン」在住の筈なので、国際関係絡みとはいえ、
ロシアは方角違いなので、残念ながら今のところ結びつける材料はありません。


以上、まったく妄想です、が、
今年の春に公開された『相棒 -劇場版Ⅲ- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』は、
過去二作と比べて興行収入を落としたといわれています。
これは、特命の2人が孤島で民兵相手に冒険というストーリーにそもそも無理があるのですが、
通常のテレビシリーズとの繋がりがまったくなかったのも、不振の一因のように思います。
今回は時間をかけて、じっくり伏線を張っていくということなのかも知れません。
さて、どうなりますか?

そしてもうひとつ、ネットにも予想が散見されますが、
美彌子が四代目相棒となる可能性はあるでしょうか?
これは期待薄ですね。そうなるには仲間さんが大物過ぎます。
むしろ、右京の後任ということなら、可能性が少し高まるかも知れませんが。

Old Fashioned Club  月野景史


毎日新聞サイトより引用
http://mainichi.jp/mantan/news/20141016dyo00m200002000c.html
☆☆☆
相棒13:初回視聴率19.8%で今期2位の好発進 シリーズでも2位
2014年10月16日

人気刑事ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の新シリーズ「シーズン13」の初回が15日に2時間スペシャルで放送され、平均視聴率は19.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。女優の仲間由紀恵さんが“謎多き女”社美彌子(やしろ・みやこ)役で「相棒」シリーズに初登場し、今期民放連続ドラマでは同局の「ドクターX 〜外科医・大門未知子〜」の初回21.3%に次ぐ2位の好スタートを切った。また「相棒」シリーズの初回視聴率では成宮寛貴さんが初登場したシーズン11の初回19.9%に次ぐ2位となった。

相棒シリーズは、水谷豊さん演じる警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・右京がその天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。2000年6月に単発ドラマとして登場し、02年10月から連続ドラマ化。これまでに全シリーズで228話を放送しており、最高視聴率は23.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、全シリーズの平均視聴率16.3%(同)を記録している。右京の相棒は、寺脇康文さん、及川光博さんに続き、2012年10月から放送の「シーズン11」から成宮寛貴さんが3代目を務めている。新シリーズでは水谷・成宮コンビが3シーズン目に突入した。

初回「ファントム・アサシン」は、仲間由紀恵さんが警察庁から情報機関「内閣情報調査室」へ出向中の社美彌子(やしろ・みやこ)役でゲスト出演。ある日、大学准教授の殺人事件が起き、捜査にお呼びのかからない特命係の2人は、なじみの路上生活者から歩道橋から転落死した男性の個人情報が記された紙片を入手し、二つの事件の関連が明らかになる。そして、紙片からは美彌子の指紋が検出され、特命係は美彌子と相まみえることに……。終盤では仲間さん演じる美彌子が警視庁の広報課長に就任するなど、「激動のシーズン」への予感を感じさせる驚きの展開も描かれた。毎週水曜午後9時放送。
★★★

2014年10月11日 (土)

【映画】『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』10月12日放送/シリーズ初のスピンオフ映画

明日10月12日(日)、「『相棒season13』スタート記念 日曜洋画劇場 特別企画」として、
『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』が放送されます。

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相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿
監督  長谷部安春
脚本  飯田武
主演  六角精児 萩原聖人 市川染五郎
配給  東映
公開  2009年3月28日
上映時間  105分


『相棒』
2000年に2時間ドラマとしてスタート。
2002年に連続ドラマ化。
2008年5月に初の映画版
『相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』が公開されました。

明日放送されるのは、その約1年後に公開された、いわゆる“スピンオフ作品”です。
2時間ドラマ版の第2話から登場している、警視庁刑事部鑑識課の米沢守(六角精児)が
シリーズとしてはゲストキャラである相原誠刑事(萩原聖人)と共に主役を務めます。

シリーズ本編の主役である杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)はカメオ的な特別出演で、
むしろ、その他のおなじみの脇役キャラ達が、米沢&相原の異色の“相棒コンビ”を盛り立てます。

希少な地上波ゴールデンタイムでの放送。
お見逃しなく。

Old Fashioned Club  月野景史

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日曜洋画劇場 特別企画「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」
◇番組概要 !鑑識・米沢守の失踪した妻が何者かに殺害された!?もう1つの相棒が警察組織に挑む!新シリーズ直前情報、そして米沢守からのプレゼントも!!   
放送日時 2014年10月12日(日) 21:00 ~ 23:10
番組公式サイトへ 番組概要 「相棒season13」スタート記念!鑑識・米沢守の失踪した妻が何者かに殺害された!?もう1つの相棒が警察組織に挑む!新シリーズ直前情報、そして米沢守からのプレゼントも!!   
◇番組詳細
「相棒-劇場版-」で特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が真相究明に奔走した、東京ビックシティマラソンを舞台とした衝撃の事件。その裏側で、警視庁鑑識課・米沢守(六角精児)は失踪した妻・知子(紺野まひる)の姿を見つけていた!
◇出演者 六角精児、萩原聖人、市川染五郎/紺野まひる、片桐はいり、伊武雅刀/鈴木砂羽、益戸育江、川原和久、大谷亮介、山中崇史、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次/水谷豊、寺脇康文
◇原作 ハセベバクシンオー
◇監督 長谷部安春
◇脚本 飯田武
◇音楽 池頼広
◇主題歌 エレファントカシマシ『絆』

2014年10月 8日 (水)

【カメラ』Nikon D750 24-120VR レンズキットは10月16日発売/お得と話題のキット やっと発売日公表

カメラメーカーのニコンは、フルサイズ・ニコンFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ「D750」に
「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」が付属する「D750 24-120 VR レンズキット」を
10月16日に発売することを発表しました。
推定市場価格は308,000円前後。


Nikon_d750_24120_vr


このブログでも既述ですが、D750は9月12日に発表され、
既にボディ単体と、「D750 24-85 VR レンズキット」は9月25日に発売済みです。

ただ、この「 24-120 VR レンズキット」だけは、発表はされていましたが、
発売日が「10月中旬」とされていました。
その10月中旬も近づいた今日8日、ようやく発売日が公表されました。

なぜ、このレンズキットだけ発売が遅いのか、それはよくわかりませんが、
実はこのキットはちょっと話題になってました。
キットで買うとかなりお得なのです。

現在の価格コムの最安値で見ても、
D750ボディは20万円、レンズは11万円しますが、
予約受付中のレンズキットは27万円ほどです。
店頭ではもう少し高くなりますが、その分、価格差も開くでしょう。

レンズキットの場合、別々に買うより安くなるのは当たり前ですが、
それにしても、これはたいぶお得です。

レンズキットとして販売されるレンズを「キットレンズ」などといい、
だいたいベーシックで廉価なレンズがセットされることが多いのですが、
24-120VRはキットレンズとしてはかなり高級です。
ボディが20万円以上するのだから、レンズもある程度高いものがセットになるのは当然ですが、
それにしてもこのレンズが割安で入手できるのだから、この際このキットを買おう!
との声が多くなっているわけです。
私自身も考慮中です。

そういえば、ネットにはレンズの転売を牽制する為に、
発売日を遅らせたなどという見方もありました。


それはともかく、このブログでも書きましたが、
このD750というカメラ、発表当時はニコンファンからブーイングを浴びました。
6年前の発売された「D700」の後継機を期待していたファンとすれば、
肩透かしを食らわされたような感じだつたからです。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/nikon-d750canon.html

しかし、発売からもうすぐ2週間。
賛否ありますが、ネーミングにこだわらなければ、
なかなか良いカメラという評価が多いように思えます。

同じフルサイズエントリー機的な位置づけでも、
価格と、フルサイズであること以外、これという売りのないD600、D610に対し、
突出してはいないが、すべてにランクアップされ、上位機を上回る点もあり、
かつ楽しめそうな機能もあったりと。

まぁ、レンズ付で25万円以上するカメラがエントリー機なのかは根本的な疑問ですが、
あくまで、「フルサイズのエントリー機」ということで。
ニコン製・他社製合わせて、APS-Cセンサーカメラユーザーを刈り取る為の戦略機として、
なかなか面白いところを衝いてきたなと思います。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、マイナビニュースより引用
http://news.mynavi.jp/news/2014/10/08/356/
☆☆☆
ニコン、D750 24-120 VR レンズキットの発売日は10月16日
ニコンは、フルサイズ・ニコンFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ「D750」に「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」が付属する「D750 24-120 VR レンズキット」を10月16日に発売することを発表した。推定市場価格は308,000円前後。

D750ボディ単体と「D750 24-85 VR レンズキット」は9月25日に発売されていたが、このたび「D750 24-120 VR レンズキット」の発売日が10月16日に決まった。

D750は、有効画素数2432万画素のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 4」を搭載した、プロ向けモデルに迫る中上級機。モノコック構造のボディに炭素繊維複合素材やマグネシウム合金を採用するなどして、剛性を保ちつつ小型軽量化と薄型化を図った。FXフォーマット機として初めて、チルト式液晶モニターとWi-Fi機能を搭載したことも特徴だ。

常用感度を最大ISO12800まで高めており、高感度時の画質は上位モデルの「D810」に優るという。91KピクセルRGBセンサーや高密度51点AFシステム、視野率100%の光学ファインダーを搭載し、ハイライト重点測光、最高約6.5コマ/秒の連写に対応。D810と同等の防塵防滴性能を有する。サイズは約W140.5×D78×H113mm、重量は約840g
★★★

2014年10月 7日 (火)

【ドラマ】米倉涼子『ドクターX 外科医・大門未知子』第3期スタート/豪華キャスト 注目は遠藤憲一

2014年10月~12月期ドラマの先陣を切って、
米倉涼子さん主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』第3シーズンが、
10月9日よりテレビ朝日毎週木曜21時枠でスタートします。
http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/

X_sitetop

2012年10月期放送の第1期が平均視聴率19.1%。
1年後、2013年10月~の第2期は更に上げて、平均23.0%を記録した大ヒットドラマ。
きっかり1年後、満を辞しての続編です。


今年2014年は、視聴率でやや苦戦気味のテレビ朝日。
実はテレ朝に限らず、なぜか好調のNHK朝の連続テレビ小説を除き、ドラマは全般に不振なのですが、
その中で、民放の1クール連続ドラマとしては、
7月期の木村拓哉さん主演のフジテレビ『HERO』(月曜21時枠)が平均21.3%で、現時点では圧勝状態です。
(次いで『花咲舞が黙ってない』が16.1%。他は15%以下。※『相棒12』は前年からの2クール物なので除外)

テレ朝では、10月から安定した強さの『相棒13』や『科捜研の女』も始まりますが、
年間1位を狙って勝負の大目玉は、この『ドクターX~外科医・大門未知子~』でしょう。
昨年の数字からも、『HERO』を上回って当然といえますし、
豪華なキャストを見ても、その力の入れ方がわかります。
そして、少なくとも連ドラとしては、今回がおそらく総決算の最終作。
注目は高まります。


ドクターX~外科医・大門未知子~
「名医紹介所」に所属するフリーランスの外科医・大門未知子が主役。

第1シーズンは帝都医科大学付属第三病院、
第2シーズンは帝都医科大学付属病院本院を舞台に、
一匹狼で凄腕の外科医・未知子の活躍が描かれました。

1期が医大付属病院の分院、2期では本院と、舞台もランクアップしていますが、
今回のステージは「国立高度医療センター」。
日本最高峰の医療技術を世界に示すべく、国が威信をかけて作った
「日本医学界の頂点に君臨する特定機能病院」だそうです。
最高の舞台設定が整いました。


◆豪華キャスト
2期もそう感じましたが、3期は更に出演俳優の豪華さが際立ちます。
米倉さんの他に、おなじみの遠藤憲一さん、内田有紀さん、勝村政信さん、岸部一徳さんがレギュラー出演、
伊東四朗さん、古谷一行さん、西田敏行さんが特別出演。
新たに渡辺いっけいさん、中尾彬さん、伊武雅刀さん、高畑淳子さん、北大路欣也さんらが加わるとのこと。
まさに総決算に相応しい顔ぶれです。

この中で、岸部さんと内田さんは1~2期通じてのレギュラーですが、
勝村さんは1期、遠藤さんは2期のレギュラーで、それぞれ医局内のエースのような役どころでした。
1期と2期で同じようなポジションにいた二人が、3期で改めて共演するのですね。

勝村さんの役は、1期のラストで高松の分院に左遷されて、
2期はそのままの役どころ=分院の医師としてゲスト出演しています。
一方、遠藤さんの役は、2期のラストでどのような処遇になったのか不透明でした。(※後述)

今回は遠藤さんがセンター東棟外科部長、勝村さんが同じく外科副部長との事なので、
二人ともかなりの出世を遂げたようです。


特別出演
伊東四朗さん、古谷一行さん、西田敏行さんは特別出演と紹介されています。
つまり、全話通してのレギュラーではないとのことでしょう。

古谷さんは2期のラストに出てきただけですが、
伊東さんは1期の病院長、西田さんは2期の外科統括部長、
共にシーズン通してのヒール、ラスボス的なポジションでした。

ただし、伊東さんは1期終盤で未知子に謝罪するも、未知子が拒絶したような展開で、最後は免職。
2期のラストにも特別出演しており、その時は未知子の理解者としてで、
また、徹底的なヒールであった西田さんに引導を渡す役どころでもありました。

公表されている第1話のスト―リ―によれば、
伊東さんは未知子の患者としての登場です。
一方、前作ラストで懲戒免職となった西田さんは、しぶとく復活を遂げているようです。

本当は、2期の西田さんは最終回まで絶対的な悪役として君臨し、最後の最後で失脚したのだから、
復活させないのが常套のようにも思えますが、やはり大勝負をかける第3期には、
あの蛭間のキャラが必要不可欠だという事になったのでしょう。
伊東さん、西田さんとも初回拡大スペシャルから登場するようで、スタートからの気合いがわかります。


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新キャスト
公式サイトのイントロダクションを見ると、3期の舞台となる国立高度医療センターは、
「東西を代表する東帝大学病院と西京大学病院による覇権争いの場」だそうです。
新キャストは北大路さんがセンターの理事、中尾さんが総長、伊武さんが西棟の外科部長、
高畑さんが看護師長、渡辺さんが事務局長。豪華で個性的な配役です。

未知子は一匹狼なので、周囲の人間とは反発し合い、必然的にヒール的なキャラが多くなります。
しかし、2期と比べると、1期は良い人が多かったようにも思えます。
逆にいえば、2期の方が周囲のヒール度、黒さがアップしたと言えるでしょう。
その意味では、3期は更に大きく、権威ある舞台なので、更に凄みのある悪役が登場してくるでしょう。

ただ、大物俳優ばかりなので当然ともいえますが、キャストの年齢は高いですね。
上に名前の挙がった主要キャスト13人だと、
20代ゼロ、30代が米倉さんと内田さんの2人、40代もゼロで、残り11人は50代以上です。


◆注目は遠藤憲一さん
この、豪華なキャストの中でも、注目は・・・?
主役の大門未知子こと米倉涼子さんなのは当たり前ですが、
もう一人挙げれば、遠藤憲一さんでしょう。

このドラマは、米倉さんの次にクレジットされる、未知子の相手役男優として、
1期は田中圭さん、2期は藤木直人さんが同僚医師役で出演していました。
今回は、この二人の名前は見当たりません。
そして、クレジット順の2番手は遠藤さんになるようです。
(2期の遠藤さんは4番手)

2期で遠藤さんが演じた海老名敬教授は、藤木直人さんのかませ犬的な役どころで、
上司の蛭間外科統括部長(西田)の身勝手な思惑に翻弄され、
哀れで、観てて切なくなるようなシーンが多かったです。

最終話ではタナボタで主任教授に昇格、
更に、高難度の手術に成功しての記者会見をドタキャンした未知子の代わりに、
蛭間部長により、執刀医として無理やり壇上に上げられ、メディアで名医として紹介されました。
しかし、この虚偽の会見の責任を問われ、蛭間は懲戒免職になりました。
(もっとも、この免職理由は、通告状を一時停止状態で読みでもしない限り不明なのですが。)

この蛭間の免職後、海老名がどうなったかは、2期では描かれませんでした。
しかし、高難度手術の執刀は虚偽なのだから、それを理由に蛭間が免職されたのなら、
海老名も同罪とはいわずとも、それなりの処分をされて当然のように思えます。

ですが、3期の公式サイトを見ると、海老名はこの成功をそのまま自分のキャリアとし、更に出世を遂げたようです。
おかしな話ですが、まぁドラマなので。


遠藤憲一。1961年6月28日生まれ(53歳)
エンケンさんなどと呼ばれるようですね。
元々、脇役として売れっ子の役者さんでしたが、この1年で更にランクを上げたように思います。

4月期の小栗旬さん主演、衝撃のラストが話題を読んだ『BORDER(ボーダー)』では、
キャストの一番後にクレジットされる「トメ」役として、存在感を示しました。
主人公の上司で、沈着冷静で威厳溢れる刑事。
実は黒幕なのでは? との疑いを視聴者に持たせつつ、やはり良き上司であったという流れでした。

今期の海老名外科部長は、前期のかませ犬とは違った存在感を見せるのか、
それとも、負け犬キャラを極めるのか、
そしてクレジット2番手の“準主役”として、未知子との関係は?
注目されます。

Old Fashioned Club  月野景史


『ドクターX~外科医・大門未知子~(第3シーズン)』
・放送時間 木曜日21:00 - 21:54(54分)  ・放送期間 2014年10月9日-

役名(年齢)/ 俳優名
大門 未知子(38)/ 米倉 涼子
海老名 敬(51)/ 遠藤 憲一
城之内 博美(35)/ 内田 有紀
加地 秀樹(50)/ 勝村 政信
加藤 峰司(51)/ 渡辺 いっけい

双葉 健児(45)/ マキタスポーツ    足柄 信太郎(39)/高橋 和也
阿智 祥三(42)/木下 隆行    関ヶ原 朋子(26)/内藤 理沙
井川 真澄(29)/庄野崎 謙    橋口 礼(25)/松島 花

蜂谷 宗造(69)/ 古谷 一行
蛭間 重勝(63)/ 西田 敏行
黒部 徹也 / 中尾 彬
談合坂 昇(58)/ 伊武 雅刀
白木 淳子(55)/ 高畑 淳子
神原 晶(67)/ 岸部 一徳
天堂 義人(68)/ 北大路 欣也
※伊東四朗さんはゲスト扱いのようで、公式サイトにはレギュラーとしての記載はありません。

2014年10月 6日 (月)

台風一過

台風18号。
凄い風雨でした。

東京都新宿区。
とりあえず台風一過ということのようです。

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Old Fashioned Club  月野景史

2014年10月 5日 (日)

【相棒】「シーズン13放送直前スペシャル!」 /しかし『13』の内容はまだ藪の中

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既述のように今日10月5日(日)の早朝、4:15AMから、
『相棒シーズン13放送直前スペシャル!相棒TOPICS』が放送されました。

予想したように、イベントやソフトの情報中心で、
season13については、2分間の番組スポットPRが流されただけで、
具体的な言及はありませんでした。

とはいっても、元々、公開されていたスポットは30秒のみのものなので、
それに比べればだいぶ長くて、仲間由紀恵さんも出てますし、
初回の内容については、たいぶイメージが出来るようになりました。

しかし、スポット映像は切り出した映像に対してランダムに登場人物の声がかぶさる、
通常の予告編と同じ、おなじみのタイプで、やはり判り難いです。
まぁ、これはいつものことですが。

13


ただ、その中で、以前にもふれた笛吹悦子のウェディングドレス姿にかぶせて、
甲斐峯秋が息子の甲斐享に対して言ってるらしい、
「お前がどこの誰と所帯を持とうと、俺は一切関知しない。」
との言葉があったので、カイトと悦子の結婚話は出てくるようです。

付記:公式サイトオープンしました。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/
正確にいうとオープンではなく、シーズン13としてのリニューアルです。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年10月 4日 (土)

【相棒】「シーズン13放送直前スペシャル!」 10月5日(日)4:15AMより放送

明日10月5日(日)4:15AMより4:35AMまで、、
『相棒シーズン13放送直前スペシャル!相棒TOPICS』が放送されます。
http://www.tv-asahi.co.jp/pr/sphone/20141004_01063.html

間違わないでください!
午後4時15分(16:15)ではなく、朝の4時15分からです。

-----------------------------------------------------
相棒シーズン13放送直前スペシャル!相棒TOPICS
2014年10月5日(日) 4:15 ~ 4:35
◇番組内容
『相棒』シーズン13放送直前!相棒のイベントや関連コンテンツを一挙にご紹介!
シーズン13の番組紹介のほか、
初開催となるサービスエリアでのイベント「相棒テラス」、展示イベント「相棒展」、
そして「相棒シーズン12」「相棒-劇場版III-」のDVD&ブルーレイ情報などもご紹介していきます。
◇出演者
水谷豊、成宮寛貴 ほか
-------------------------------------------------------                  

極端な早朝、時間も短いし、関連イベントやソフトの紹介が主で、
season13の本格的な展望というわけでもなさそうです。


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『相棒13』は10月15日(水)スタート。
このブログでも既報のように、
初回スペシャルのゲストに仲間由紀恵さんの出演が公表されていますが、
放送開始まで2週間を切っているのに、いまだ公式サイトは立ち上がっておらず、
シリーズの全体像は見えてきません。
まぁ、スタート時点で大きな変化はないということなのでしょうが。

Old Fashioned Club  月野景史

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☆『相棒season13』初回2時間スペシャル
10月15日(水)よる8時より放送!
いよいよ相棒season13が始動!新シーズンは激動の予感!?「新しく」「変化」する相棒から目を離すな!
【出演】水谷豊、成宮寛貴 鈴木杏樹、真飛聖、石坂浩二 ほか
【HP】http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

2014年10月 3日 (金)

【美術】10月4日『美の巨人たち』は ドガ『カフェ・コンセール レ・ザンバサドゥールにて』

明日2014年10月4日(土)放送のテレビ東京系『KIRIN~美の巨人たち~』のテーマ作品「今週の一枚」は
エドガー・ドガ 『カフェ・コンセール レ・ザンバサドゥールにて』です。


Photo

19世紀フランス絵画ま巨匠エドガー・ドガ。
この絵は、ちょっとドガらしからぬ、色鮮やかで賑やかな絵に思えます。
さて、番組ではいかに解題するのか?


番組予告編より
☆☆☆
10月4日(土)は、リヨン美術館秘蔵のエドガー・ドガ作『カフェ・コンセール レ・ザンバサドゥールにて』。小さな絵の中に描かれているのは屋外らしきコンサート会場。舞台上には4人の女性が立ち、客席は演奏が終わった直後なのか淑女と紳士が談笑中。余韻が残るカフェの情景を見事に描き上げていますが、その中に実はドガらしい斬新な技法が隠されていたのです。
★★★

Old Fashioned Club  月野景史

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