【美術展】「印象派のふるさと ノルマンディー展」 損保ジャパン日本興亜美術館/遠きリゾート地に思いを馳せる
東京新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で11月9日まで、
「印象派のふるさと ノルマンディー展 ~近代風景画のはじまり~」が開催中です。
印象派のふるさと ノルマンディー展
~近代風景画のはじまり~
2014年9月6日(土)~11月9日(日)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、日本経済新聞社
協賛:損保ジャパン日本興亜
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本協力エールフランス航空
http://www.sjnk-museum.org/program/current/2139.html
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
親会社の合併に伴い、この9月1日に
「損保ジャパン東郷青児美術館」から名称変更しはかりです。
1階エントランスにはお祝いの花が飾られていました。
今回は名称変更後、最初の展覧会となります。
六本木の国立新美術館では
「オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―」が開催中ですが、
本展も「印象派」の名がついた展覧会です。
「印象派の誕生」に対して、こちらは「印象派のふるさと」。
それが「ノルマンディー」であるとのこと。
よく聞く地名です。
フランス北西部に位置するノルマンディー
海に面した風光明媚な地方。
19世紀後半、鉄道の敷設にともない、パリ市民の憩いの場となり、
フランス有数のリゾート地として発展してきました。
しかし、実はこれよりも早い19世紀前半、身近な自然の風景を描いた画家たちは、
ノルマンディーの美しさに気づき、その景観を画面にとどめようとしていたのです。
本展はセーヌ河口に位置する港町ル・アーヴルのアンドレ・マルロー美術館の協力のもと、
フランスを中心に国内外の美術館が所蔵する作品から
ノルマンディーの魅力をとらえた油彩、素描、版画、写真など約80点を展示し、
ノルマンディーが近代風景画の成立と発展に果たした役割を探ります。
多くの美術館の所蔵が集まっているのも特徴のひとつです。
ウジェーヌ・ブーダン『ル・アーヴル、ウール停泊地』1885年
エヴルー美術博物館
本展の看板作品。
ブーダンはまさにノルマンディーの出身。
第1回の印象派展にも出品しています。
ラウル・デュフィ『海の祭り、ル・アーヴルへの公式訪問』
アンドレ・マルロー美術館、ル・アーヴル
これも看板作。
デュフィはコーナーが設けられており、11点展示されており、みな魅力的でした。
もちろん、20世紀の作品ですが。
ヴィットリオ・マッテオ・コルコス『別れ』
ウジェーヌ・ブーダン美術館
これは一際目を引きました。
美しい絵です。
この他、写真のコーナーもあり。
遠い国のリゾート地に思いを馳せるのもいいでしょう。
Old Fashioned Club 月野景史
« 【相棒】『season13』 10月スタート 30秒PRスポットCM公開/悦子のウェディングドレス姿が! | トップページ | 【美術展】『オルセー美術館展 印象派の誕生』国立新美術館/マネとモネの競演! 他にも見所多し »
「01.Art 美術 (展覧会)」カテゴリの記事
- 【美術展】「佐伯祐三 自画像としての風景」東京ステーションギャラリー/パリ、東京、1920年代を駆け抜けた夭折の画家(2023.02.13)
- 【美術展】「絵画のゆくえ2022」SOMPO美術館/近年の「FACE」受賞作家の展覧会(2022.02.06)
- 【美術展】「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」文化村ミュージアム/箱根の大美術館の名画を渋谷で鑑賞(2021.09.30)
- 【美術展】「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」三菱一号館美術館/日本の歴史ある大企業の美術力(2021.07.15)
- 【美術展】「1894 Visions ルドン、ロートレック展」三菱一号館美術館 1/17まで開催中(2020.12.01)
« 【相棒】『season13』 10月スタート 30秒PRスポットCM公開/悦子のウェディングドレス姿が! | トップページ | 【美術展】『オルセー美術館展 印象派の誕生』国立新美術館/マネとモネの競演! 他にも見所多し »