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2014年6月

2014年6月18日 (水)

【ドラマ】2016年NHK大河『真田丸』主演は堺雅人に決定/幸村と信繁の関係は?

6月18日、NHKは2016年の大河ドラマ『真田丸』の主演が、
俳優・堺雅人さん(40歳)に決まったと発表しました。
主人公、真田信繁(幸村)役を演じます。

既に、確定的な噂として情報が流れていましたが。正式発表となりました。
昨年の『半沢直樹』の大ヒットで、今や国民的人気俳優となった堺雅人さん、
満を持しての大河主演です。

02

そもそも、堺さんが一般的知名度を得た“出世作”も、
2004年の大河ドラマ『新選組!』でした。
演じたのは新選組副長・山南敬助。
その後、2008年には高視聴率を記録した『篤姫』で将軍徳川家定を演じているので、
『真田丸』が3回目の大河ドラマ出演となります。
そして、脚本は『新選組!』と同じ三谷幸喜氏。

国民的人気俳優
2度の大河出演を経て、主演俳優となっていた堺さんが、
2013年7月期に主演した『半沢直樹』(TBS)は平均28.7%、最高42.2%の視聴率を記録。
続く10月スタートの『リーガルハイ』も平均18.4%の好結果を残しました。

実は『リーガルハイ』は2012年に放送された『リーガル・ハイ』の第2期にあたりますが、
第1期の平均視聴率は12.5%でした。
第2期は『半沢』効果で引き上げられた面もあるでしょう。
といっても、おもしろくなければ落ちると思いますが、そうはなりませんでした。

ともかく、堺さんは国民的人気俳優、木村拓哉さんに代わる高視聴率俳優となりました。
その堺さん、次は大河の主役だなと思っており、このブログにも書きましたが、実現となりました。
私は、豊臣秀吉の弟、秀長が最適と思っていましたが。


2016年大河ドラマ『真田丸』
主役はかの真田幸村・・・こと、真田信繁?
信繁とはあまり聞かない名ですが、誰のことでしょうか?

「真田幸村」といえば、『真田十勇士』などでも知られる日本史上の有名キャラですが、
実はこの「幸村」という名は後世の軍記や講談、小説などで広まった名で、
実際に使われていた記録は残っていないのです。
本当の名は「真田信繁」。
つまり、幸村と信繁は同一人物です。

例えば、今年の大河ドラマ『軍師官兵衛』の主役には、
黒田、小寺、そして官兵衛、孝高、如水といった複数の名が残っていますが、
これらは事情によって変えたり、通名だったり、出家後の号だったりと、
実際に使っていた名前です。

対して、「幸村」は使われていた形跡がないのです。
これだと、いくら知られているとはいえ、歴史上の人物の名としては躊躇される。
ということで、最近は「信繁」が主に使用されるようになりました。

タイトルの「真田丸」とは、大阪の陣において、信繁が平野口に築いた出城のことですが、
上述のような事情で、「幸村」が使い難いことに起因するかも知れません。


さて、真田幸村こと信繁は正義のヒーロー的イメージすらある人物ですが、
これまで大河で主役、もしくはそれに準ずるような役で描かれたことはありません。

同じNHKで『真田太平記』というドラマが作られたことはありますが、
主役は信繁ではなく、兄の信行でした。

信繁の生涯は、実は大きな見せ場は多くありません。
『真田十勇士』は、原型は江戸時代にあるとしても、主に大正期に作られたフィクションです。
『真田丸』でも描かれないようです。

信繁の生涯の最初の見せ場は関ヶ原の合戦。
そして、最大のクライマックスは大阪冬の陣と夏の陣になるかと思います。
ただ、この間の14年間が配流されての隠棲生活なので、
1年間がかりのドラマの主役として描くのは、なかなか難しいと思います。

これを、三谷幸喜さんがどう書くがまず注目されるところですが、
実は『新選組!』の視聴率もそれほど良かったわけではなく、
このテーマと脚本家のセレクトは、賭けだともいえると思います。
期待と不安を抱いて待ちましょう。


『半沢』の続編は?
ところで、ネット上では、この大河が決まってしまった為に、
『半沢直樹』の続編がなくなるのではないかとの懸念が語られています。
『半沢』は原作に続編があるのですが、たしかに時間が開くと作り難くなると思います。
ただ、『真田丸』は2016年1月スタートですから、
その前に作られる可能性もゼロではないと思いますが。


Old Fashioned Club  月野景史

以下、デイリ―スポーツonlineより引用
☆☆☆
堺雅人 16年大河主役で 三谷氏と
NHKは18日、2016年の大河ドラマ「真田丸」の主演に俳優・堺雅人(40)に決まったと正式発表した。主人公・真田信繁(幸村)役を演じる。

堺の大河ドラマ出演は04年「新選組!」、08年「篤姫」に続き3度目。今回は脚本を三谷幸喜が担当するが、同様に三谷が担当した「新選組!」で、堺は副長・山南敬助を演じており、哀歓あふれる演技と、壮絶な切腹シーンが話題となった。

今回の出演に際して、堺はコメントを寄せた。「何より三谷幸喜さんの脚本を楽しみにしています」と再タッグを楽しみにし、「真田信繁については、49年の生涯のうち、最後の1年間に人生の輝きのほとんどが集中しているイメージがある。大部分の時間が歴史に埋もれている気がする。その空白時間を三谷さんがどう描くのか、そんな新しい人物像が生まれるのか、楽しみで仕方ない」と、本番での三谷マジックに期待した。

NHKの関係者は、今回の起用に「キャラクターにピッタリ。1年間大河を支えるのにふさわしい人物。三谷さんの信頼もある」と説明。TBSドラマ「半沢直樹」での熱演で、高視聴率を記録したことによる起用か?の問いには「『半沢直樹』は、あまり関係ない」と話した。

同ドラマは、戦国時代に実際に生きた「真田信繁」を中心とした人間味豊かな物語。小説、講談などで有名になった超人的な「真田十勇士」の活躍を描くものではないという。
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2014/06/18/0007065008.shtml
★★★

2014年6月10日 (火)

【訃報】林隆三さん死去/主演作『ザ・ハングマン』降板回が今日6月10日20時、東京MXで放送

俳優の林隆三さんが6月4日亡くなりました。70歳。
近親者での葬儀終了後、公表されたようです。
http://www.asahi.com/articles/ASG693QTYG69UCLV00B.html

その林さんが主演した『ザ・ハングマン 燃える事件簿』の第25話、
林さんの殉職による降板エピソードである「さらばブラック 怒りの爆死」が、
今日6月10日(火)20時より、東京MXテレビ(TOKYO MX2)で再放送されます。

Photo
特に追悼特番というわけではありません。
MXでは、このドラマを再放送しており、偶然訃報と重なったものです。


『ザ・ハングマン』シリーズは必殺シリーズの現代版のようなドラマ。
出演者やスタイルを変えながら、断続的に続いた人気シリーズです。
しかし、林隆三さんが出ていたイメージを持っている人は多くはないでしょう。

実は林さん、はこのシリーズの第1シーズン『ザ・ハングマン 燃える事件簿』に
主役として出演していたのです。
チームのリーダー役で、コードネームはブラック。
黒沢年男さんとW主演のような形ですが、クレジットでは林さんがトップ、黒沢さんがトメです。

第1シーズンは1980年11月から1年間51話制作されましたが、林さんは半年で降板しました。
今日放送されるのは、その最終出演回です。

人気俳優として多くの作品で活躍した林さんですが、主演作は多くはありませんでした。
貴重な機会です。お見逃しなく。


※東京MX公式サイト 番組表より
http://www.mxtv.co.jp/bangumi/
ザ・ハングマン 燃える事件簿
第25話「さらばブラック怒りの爆死」
ハングマンのメンバー6人は“ゴッド”と呼ばれる謎の人物、神島泰三の指令を受け、毎回、巨大な悪に立ち向かい、その悪企みを暴く。そして“ハングマンの掟”は、決して殺さないこと。メンバーはすべて刑事出身。刑事としては有能だが、それぞれ個性が強すぎるため組織からハミ出した人間ばかり。彼らは戸籍を抹消し、指紋を消し、顔を整形し、この世に存在しない人間。彼らの存在はメンバー以外誰も知らない。(1980年)2≪今回のあらすじ≫臓器売買ルートを探っていたルポライターが行方不明になった。バイクはブラックの妹のいる病院で彼を発見するが、自分自身も捕まってしまう。それを追ったブラックは・・・。
【都築俊也(ブラック)】林 隆三  【日下部孝介(マイト)】黒沢年男  【加納良次(デジコン)】名高達郎  【辻雄太郎(パン)】植木 等  【竜清康(ドラゴン)】ディオン・ラム  【神島泰三(ゴッド)】山村 聡ほか


朝日新聞デジタルより
☆☆☆
俳優の林隆三さん死去 渋みと色気、幅広い活躍
渋みと色気のある中年男性役で知られた俳優の林隆三(はやし・りゅうぞう)さんが4日、腎不全のため東京都内の病院で死去した。70歳だった。葬儀は近親者のみで営んだ。喪主は長男征生(まさお)さん。
俳優座養成所出身。74年に映画「妹」で妹役の秋吉久美子に愛情を寄せる兄を演じて注目を集める。77年の主演作「竹山ひとり旅」では、津軽三味線の高橋竹山役で演技者として評価された。他に「早春物語」「時雨の記」など。テレビドラマ「天下御免」「国盗(くにと)り物語」「たけしくんハイ!」、舞台「阿修羅のごとく」や宮沢賢治
★★★


Old Fashioned Club  月野景史

2014年6月 5日 (木)

【ドラマ】『BORDER』 衝撃の最終回/ラストシーンの謎 四つの解釈

Border_001_1

先日のブログ(→こちらに書いたこの4月期のドラマ
『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(テレビ朝日)
今日、最終第9話「越境」が放送されました。


続編はまずあり得ない 衝撃のラスト
『BORDER』最終回、連続ドラマとしては稀に見る衝撃的な結末でした。

私は前回のブログで続編の可能性が高いようなことを書きました。
しかし、これはたぶんないでしょう。
番組公式BBSはじめ、ネットでは続編を望む声も結構見られますが、
これでどう続けるのか、想像できません。
おそらくこのドラマはこれで完結し、伝説になるのかと思います。


さて、この最終話についてはネットでも議論百出、賛否両論ですが、
ラストシーンの解釈も色々ですね。
全体を色々考えてもキリがないので、このブログでは本当のラストシーンにのみ、

つまり、石川の背後に安藤が現れる場面についてだけ、要点を絞って記します。


死んだ安藤との対話か?(仮説①)

ラストのラスト、ピルの屋上から転落死した筈の安藤(大森南朋)が、
立ちつくす石川安吾(小栗旬)の背後から肩をつかみ、話しかけます。
なぜ、今死んだ筈の人間が、背後から現れたのか?

といっても、そもそもこのドラマ、「石川は死者と話せる」がテーマです。
このドラマの中では、死んだ人間が石川と対話することに、なんの不思議もありません。
ですからこのシーンも、死んだ安藤が石川に語りかけた、と解釈するのが自然でしょう。


Boder_09
石川(小栗旬)と安藤(大森南朋) ※ラストシーンではありません


しかし、疑問があります。
過去の回で明示されていたかが、ちょっと微妙なのですが、
石川は死者と会話はできますが、物理的に触れることは出来ない筈です。
この最終話でも、殺された子どもと「指きり」が出来ないことを、石川自身が語っています。
ですので、安藤がしっかり石川の肩を掴んだシーンには違和感があります。

更に、いつも死者が目の前に現れる時、耳鳴りのような音がするのですが、
この時はそれもありませんでした。
そもそも、いつもはまず石川の視界に死者が現れ、そこから対話が始まるのですが、
今回はいきなり、背後から肩を掴まれました。
これはどういうことなのでしょう?

・死者と物理的には触れ合えない。
・死者が現れる時は耳鳴りがする。
・まず目の前に死者が現れ、それから対話を始められる。


以上の3点が、石川が死者と話す上でのルールであるなら、
背後から肩を掴んだ安藤は死んでいない、生きていた、ということになります。
そんなことは起こり得るか?

上に書いた「安藤は死んだ。石川は今までと同様に死者と会話した」との解釈を仮説①とし、
他の解釈ができないかを考えてみます。


仮説② 安藤は死んでいなかった
石川に押され、安藤は屋上から落ちた。
石川が下を覗き込むと、安藤は死んでいた。

しかし、石川は安藤が地面に激突する瞬間は見ていない。
(この点も微妙なのですが、石川は安藤の転落してから少し間を置いた後、
改めて下をのぞき込み、死体を発見し、ショックを受けていたようなので)

それならば、転落死した姿は偽装で、石川がショックで放心している間に、
安藤は階段なりエレベーターなりで、屋上に上がってきた、という解釈も成り立ちます。
現実的にはかなり難易度は高いですが、ドラマなのであり得なくはないでしょう。


ネットでは、安藤の転落死した姿は石川の見た幻という見方もありますが、
それはちょっと都合がよすぎでしょう。
ならばすべて、あるいはここからここまでは幻影という解釈で済んでいまいます。


仮説③ 石川も死んだ=死者同士の対面
ネット上には、石川も死んでいるという説を唱える人もいます。

石川がなぜ、そしていつ死んだのかということになりますが、
石川は頭に銃弾が残っている設定なので、安藤を突き落としてしまった激しいショックの影響で、
脳にダメージを受けて死んでしまった、との見方が多いようです。

つまり、最後の安藤と石川のやりとりは死者同士としてだった、ということです。
死んだ石川の背後に、一足先に死んでいた安藤が現れたのですね。

これは、ちょっと聞くとありそうです。
しかし、今までこのドラマでは、死者同士が対話するという描写も言及もなかったと思います。
それが突然出てくるのは、私はあまり感心しません。
もしそうであるなら、なにか2人とも死んでいることがわかる表現があるべきです。

そもそも現実にあり得ない事が起こり、始まったドラマなのだから、
何があってもおかしくないといわれれば、そうなのです。

ですが、このドラマのように、現実にありえない事が起こる物語は、
それが起こる上での法則が、しっかりしているべきだと思うのです。
このドラマのネタ元ともいえる映画『シックスセンス』なとは、まさにそうでした。
それがないと、本当になんでもありになってしまうので。


いずれにしろ、今までの流れを重視すれば、最後の安藤との対話は不自然です。
すんなり納得は出来ません。
かといって、今回紹介した三つの仮説も決め手に欠け、強い説得力はありません。

これは、おそらく視聴者にそんな余韻を持たせるの意図なのでしょう。
そして、続編という形でその謎が解き明かされ、真相が示される可能性は、極めて低いでしょう。
永遠にないかも知れません。
あえて選ぶとすれば、私なら整合性を重視して、仮説②「安藤は死んでない」説を推しておきます。


が、しかし、あえて四つ目の可能性=仮説④に言及しておきます。

もし「死者との会話」などない、“普通の刑事ドラマ”でのラストシーンだったら?
ならば、誰も今回書いたような面倒なこと考えませんね。

その場合、あのシーンは単に石川の心理描写でしょう。
登場人物の独白のシーンで、死者が語りかけてくる描写は、映画やドラマにいくらでもあります。
別に、『BORDER』にそんなシーンがあっても、おかしくはありません。
考えようによっては、この解釈が一番しっくりくるようにも感じています。
他の三つは、どうしても無理がありますから。

ただ、「死者と会話できる」がテーマのドラマでいきなりそれをやられても混乱しくすね。
いずれにしろ、おそらく真相は永遠の謎でしょう。



Border1
BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係
木曜21:00 - 21:54 木曜ドラマ (テレビ朝日)
2014年4月10日 - 6月5日 9回 テレビ朝日
原作・脚本:金城一紀
出演者:小栗旬 青木崇高 波瑠  遠藤憲一
        古田新太 滝藤賢一 野間口徹 浜野謙太

http://www.tv-asahi.co.jp/border/

個性的なレギュラーキャストとはまた再会したですが、続編は難しいでしょう。
クールな検視官を演じた波瑠さんは地上波連続ドラマでは初ヒロインかと思いますが、
魅力的でした。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年6月 3日 (火)

【ドラマ】『BORDER』 視聴率急伸、注目のドラマが早くも6月5日最終回

この4月、テレビ朝日の社長が定例の記者会見で、4月スタートの3本の刑事ドラマ(警察ドラマ)が、
いずれも初回視聴率10%以下、つまり一ケタだったことに遺憾の意を表明しました。
国民的人気ドラマ『相棒』など、刑事ドラマの実績ある局として、ゆゆしき事態だったのでしょう。

その問題の3本のうちのひとつが今日のテーマ、
『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』だったのです。

Border_001_1
さて、その3本のうちの2本は低空飛行のままで終わりそうな気配ですが、
この『BORDER』は、初回、第2話共に9.7%の後、徐々に数字を上げ、
5月22放送の第7話では、16.7%まで視聴率を伸ばしました。
この数字は単回としては、現時点でこの4月期のドラマの中で、
『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ)が初回に記録した17.2%に次ぐ第2位の記録です。


その『BORDER』ですが、今週6月5日(水)放送の第9話『越境』が最終回です。
http://www.tv-asahi.co.jp/border/story/0009/
4月~6月の3ヶ月1クールのドラマ、しかも視聴率急伸にも関わらず、6月第1週の5日で終わり、
しかも、最終話も特に放送時間延長もなしとは、ちょっと寂しい気がします。
第1話と2話の低視聴率の為に、早めの終了を決めてしまったのでしょうか?

ともかく、今日はこのドラマのお話しです。


BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係
木曜21:00 - 21:54 木曜ドラマ (テレビ朝日)
2014年4月10日 - 6月5日 9回 テレビ朝日
原作・脚本:金城一紀
出演者:小栗旬 青木崇高 波瑠  遠藤憲一
        古田新太 滝藤賢一 野間口徹 浜野謙太
http://www.tv-asahi.co.jp/border/



小栗旬さん演じる主人公、石川安吾は警視庁刑事部捜査第一課の刑事。
石川は第1話で頭部に受けた弾丸の影響で、死者と対話が出来るようになります。

死者との対話…、そう、映画『シックスセンス』ですね。
私も大好きな作品で、このブログにも書きました。(こちら

他にも類似の作品はあるかも知れませんが、着想の大元はこれでしょう。
その能力を、殺人事件専門の捜査一課の刑事が持ってしまったら…、そういうテーマ。

刑事にその能力があったら、さぞかし有利で、手柄立て放題…?
そうもいかない、というドラマです。

これは、結構おもしろい作品でした。
小説家 金城一紀氏が原作・脚本を兼ねる、ドラマの為に書きおろしたメディアミックスです。
そして、最初から小栗旬さんを主役に想定していたといいます。

スタート当初の低視聴率は、裏番組に『MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~』(TBS)
という同日スタートの豪華キャストによる刑事ドラマがあったせいが大きいのですが、
第4話で逆転、第7話では倍近い差をつけてしまいました。

豪華キャストの『MOZU』に対し、小栗さんは人気・実績ともアラサ―世代トップクラスの俳優でしょうが、
たしかに他の俳優陣は、強いとはいえないでしょう。
上司役の遠藤憲一さんは超がつくほど売れっ子の脇役俳優でしょうが、
さすがに今回のような、ゴールデンタイムの連ドラの“トメ”のポジションはあまりないでしょうし、
ヒロインの波瑠さんも最近よく見かけますが、地上波ゴールデンではレギュラーの経験すら僅かです。
今回は、小栗さんの“相棒役”の青木崇高さんや、他の脇役陣も、実に魅力豊かに描かれていました。

遠藤さん、古田新太さん、滝藤賢一さんは、今期のNHKの『ロング・グッドバイ』と重なっての出演でした。
遠藤さん、滝藤さんは同じような役、古田さんは違うタイプでしたが、
両作をみて、やはり売れっ子になる人は、それだけの仕事をするものだと思いました。


さて、『BORDER}』の視聴率ですが、第8話では7話の16.7%→12.8%と急落してしまいました。
これは、第7話がいわゆる“救いようのない話”だったせいが大きいかと思います。
私は、連続ドラマの中で、こういう回もありだとは思いますが、
今回は、せっかく急伸した視聴率を急落させる要因になってしまいました。

その急落した第8話は、第1話で石川が頭を撃たれた事件の実行犯にして、
すべての悪の黒幕との対決の話でした。
本来なら、最終回に描かれるような内容です。

私は、どうもこの第8話の展開は取ってつけたもののように感じています。
例えば、視聴率急上昇により、続編の可能性を残す為、急遽ストーリーを変えたみたいな。
そのあたりは、最終回を見終わってから、また書きたいと思っています。
※追記 私の想像など軽く越える衝撃のラストでした。(→こちらに感想など)


Old Fashioned Club  月野景史

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