【ドラマ】2016年NHK大河『真田丸』主演は堺雅人に決定/幸村と信繁の関係は?
6月18日、NHKは2016年の大河ドラマ『真田丸』の主演が、
俳優・堺雅人さん(40歳)に決まったと発表しました。
主人公、真田信繁(幸村)役を演じます。
既に、確定的な噂として情報が流れていましたが。正式発表となりました。
昨年の『半沢直樹』の大ヒットで、今や国民的人気俳優となった堺雅人さん、
満を持しての大河主演です。
そもそも、堺さんが一般的知名度を得た“出世作”も、
2004年の大河ドラマ『新選組!』でした。
演じたのは新選組副長・山南敬助。
その後、2008年には高視聴率を記録した『篤姫』で将軍徳川家定を演じているので、
『真田丸』が3回目の大河ドラマ出演となります。
そして、脚本は『新選組!』と同じ三谷幸喜氏。
国民的人気俳優
2度の大河出演を経て、主演俳優となっていた堺さんが、
2013年7月期に主演した『半沢直樹』(TBS)は平均28.7%、最高42.2%の視聴率を記録。
続く10月スタートの『リーガルハイ』も平均18.4%の好結果を残しました。
実は『リーガルハイ』は2012年に放送された『リーガル・ハイ』の第2期にあたりますが、
第1期の平均視聴率は12.5%でした。
第2期は『半沢』効果で引き上げられた面もあるでしょう。
といっても、おもしろくなければ落ちると思いますが、そうはなりませんでした。
ともかく、堺さんは国民的人気俳優、木村拓哉さんに代わる高視聴率俳優となりました。
その堺さん、次は大河の主役だなと思っており、このブログにも書きましたが、実現となりました。
私は、豊臣秀吉の弟、秀長が最適と思っていましたが。
2016年大河ドラマ『真田丸』
主役はかの真田幸村・・・こと、真田信繁?
信繁とはあまり聞かない名ですが、誰のことでしょうか?
「真田幸村」といえば、『真田十勇士』などでも知られる日本史上の有名キャラですが、
実はこの「幸村」という名は後世の軍記や講談、小説などで広まった名で、
実際に使われていた記録は残っていないのです。
本当の名は「真田信繁」。
つまり、幸村と信繁は同一人物です。
例えば、今年の大河ドラマ『軍師官兵衛』の主役には、
黒田、小寺、そして官兵衛、孝高、如水といった複数の名が残っていますが、
これらは事情によって変えたり、通名だったり、出家後の号だったりと、
実際に使っていた名前です。
対して、「幸村」は使われていた形跡がないのです。
これだと、いくら知られているとはいえ、歴史上の人物の名としては躊躇される。
ということで、最近は「信繁」が主に使用されるようになりました。
タイトルの「真田丸」とは、大阪の陣において、信繁が平野口に築いた出城のことですが、
上述のような事情で、「幸村」が使い難いことに起因するかも知れません。
さて、真田幸村こと信繁は正義のヒーロー的イメージすらある人物ですが、
これまで大河で主役、もしくはそれに準ずるような役で描かれたことはありません。
同じNHKで『真田太平記』というドラマが作られたことはありますが、
主役は信繁ではなく、兄の信行でした。
信繁の生涯は、実は大きな見せ場は多くありません。
『真田十勇士』は、原型は江戸時代にあるとしても、主に大正期に作られたフィクションです。
『真田丸』でも描かれないようです。
信繁の生涯の最初の見せ場は関ヶ原の合戦。
そして、最大のクライマックスは大阪冬の陣と夏の陣になるかと思います。
ただ、この間の14年間が配流されての隠棲生活なので、
1年間がかりのドラマの主役として描くのは、なかなか難しいと思います。
これを、三谷幸喜さんがどう書くがまず注目されるところですが、
実は『新選組!』の視聴率もそれほど良かったわけではなく、
このテーマと脚本家のセレクトは、賭けだともいえると思います。
期待と不安を抱いて待ちましょう。
『半沢』の続編は?
ところで、ネット上では、この大河が決まってしまった為に、
『半沢直樹』の続編がなくなるのではないかとの懸念が語られています。
『半沢』は原作に続編があるのですが、たしかに時間が開くと作り難くなると思います。
ただ、『真田丸』は2016年1月スタートですから、
その前に作られる可能性もゼロではないと思いますが。
Old Fashioned Club 月野景史
以下、デイリ―スポーツonlineより引用
☆☆☆
堺雅人 16年大河主役で 三谷氏と
NHKは18日、2016年の大河ドラマ「真田丸」の主演に俳優・堺雅人(40)に決まったと正式発表した。主人公・真田信繁(幸村)役を演じる。
堺の大河ドラマ出演は04年「新選組!」、08年「篤姫」に続き3度目。今回は脚本を三谷幸喜が担当するが、同様に三谷が担当した「新選組!」で、堺は副長・山南敬助を演じており、哀歓あふれる演技と、壮絶な切腹シーンが話題となった。
今回の出演に際して、堺はコメントを寄せた。「何より三谷幸喜さんの脚本を楽しみにしています」と再タッグを楽しみにし、「真田信繁については、49年の生涯のうち、最後の1年間に人生の輝きのほとんどが集中しているイメージがある。大部分の時間が歴史に埋もれている気がする。その空白時間を三谷さんがどう描くのか、そんな新しい人物像が生まれるのか、楽しみで仕方ない」と、本番での三谷マジックに期待した。
NHKの関係者は、今回の起用に「キャラクターにピッタリ。1年間大河を支えるのにふさわしい人物。三谷さんの信頼もある」と説明。TBSドラマ「半沢直樹」での熱演で、高視聴率を記録したことによる起用か?の問いには「『半沢直樹』は、あまり関係ない」と話した。
同ドラマは、戦国時代に実際に生きた「真田信繁」を中心とした人間味豊かな物語。小説、講談などで有名になった超人的な「真田十勇士」の活躍を描くものではないという。
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2014/06/18/0007065008.shtml
★★★
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