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2014年4月18日 (金)

【ロング・グッドバイ】 ハードボイルドの代表作『長いお別れ』が日本を舞台にドラマ化

明日、4月19日より、NHKで『ロング・グッドバイ』というドラマが始まります。

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※追記  第1話終了後、劇中でのギムレットの扱いについて記しました。→こちらをクリック

「ロング・グッドバイ The Long Goodbye」といえば、
レイモンド・チャンドラーのバードボイルド小説『長いお別れ』の原題です。
今回のテレビドラマはこの小説を原作とし、
舞台をアメリカから、1950年代の東京に移して描かれるようです。

この小説については、以前このブログに書いたことがあります。
小説中に登場する、あまりに有名なセリフ
「ギムレットには早すぎる」を題材に、カクテル、ギムレットをテーマとして。

私の過去ブログの中でも、安定した人気のあるページです。
よろしければご覧ください。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-2284-1.html
※ただし、一番下に原作小説のネタバレになってしまう記述がありますので、ご注意を。

ドラマでは、ギムレットはちゃんと登場するのでしょうか?
予告編を見ると、別の酒を飲んでいるようにも見えますが。


それはともかく、『長いお別れ』について、改めて簡単に記します。
アメリカの高名なハードボイルド作家レイモンド・チャンドラーの作。1953年刊行。
チャンドラーが創造した私立探偵フィリップ・マーロウを主役とするシリーズの第6作。
チャンドラー自身、マーロウ、そしてこの小説が、
ハードボイルドという分野の代名詞と言っていいほどの傑作・有名作です。

小説の冒頭、マーロウはテリー・レノックスという男と友人になります。
しかし、レノックスは何者かに殺されてしまいます。
そして、マーロウはこの事件の捜査に関わっていきます。

日本では 清水俊二氏訳の『長いお別れ』のタイトルで知られてきましたが、
2007年に村上春樹氏の訳で、『ロング・グッドバイ』としても刊行されています。

「ギムレットには早すぎる」の他にも、
「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」、
「警官はけっしてさよならをいわない。機会があったら容疑者の首実検の列のなかで顔を見たいと思っているのだ。」
などの名セリフで知られます。


さて、今回のドラマですが、
舞台をアメリカのロサンゼルスから日本に移してですから、
原作そのままともいかないでしょう。

主演は浅野忠信さん。
もちろん、マーロウにあたる役でしょう。
レノックスが綾野剛さんのようです。
綾野さんは一人で演じるのでしょうか・・・、
まぁ、ネタバレになるので、これくらいにしておきます。

ロング・グッドバイ
2014年4月19日(土)スタート
NHK総合テレビ 毎週土曜日 午後9時00分~9時58分 連続5回
原作:レイモンド・チャンドラー
出演:浅野忠信 綾野剛 小雪 古田新太 冨永愛 太田莉菜 田口トモロヲ 滝藤賢一 堀部圭亮 高橋努 泉澤祐希
福島リラ やべきょうすけ 石田えり 吉田鋼太郎 遠藤憲一 柄本明

http://www9.nhk.or.jp/dodra/goodbye


Old Fashioned Club  月野景史

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