« 関東甲信は観測史上最大の豪雪/今年は記録的な大雪の当たり年? | トップページ | 【美の巨人たち】2/15はヤン・ファン・エイク『ファン・デル・パーレの聖母子』/油彩画の革新者 »

2014年2月17日 (月)

【映画】黒木華 ベルリン国際映画祭最優秀女優賞/『リーガルハイ』で注目していた女優が早くも勲章を

第64回ベルリン国際映画祭で、日本からコンペティション部門に出品されていた
山田洋次監督『小さいおうち』(公開中)に出演した黒木華さんが最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。
その黒木さんが2月17日に現地から帰国し、成田空港で喜びの会見を行いました。
*walkerplusより。(写真も)
http://news.walkerplus.com/article/44529/

_001

この人のこと、そのうち書こうと思っていたのに、
「もう獲ってしまったか!」といったところです。

『小さいおうち』はまだ観ていませんが、
黒木華さんは昨年10月期のドラマ
『リーガルハイ(第2期)』(2013年10月9日 - 12月18日 10回)にレギュラー出演していて、
印象に残っていました。

平均視聴率18.4%の好結果を残したこのドラマで、
23歳の黒木さんが演じたのは、本田ジェーン33歳、実年齢より10歳年上設定の法律家です。
しかも、全10話の中で、極端に性格が異なる3タイプのキャラクターを演じました。

といっても、別に複数の役をやったのではありません。
いわゆる二重人格ともちょっと違う、
環境や状況に応じて、性格が変わっていくタイプの女性を演じたのです。

最初は、古い言葉ですが、超ネクラな女性検事から、
「ラブ&ピース!」が口癖の、はじけたヒッピー風の弁護士、
そして妖艶で奸智に長けたタイプの美人検事へと、
ストーリーの展開に合わせて、凄い暗い→メチャクチャ明るいというように、
かなり極端にキャラを変えていく役でした。

しかし一方で、実は性格が変わってなどおらず、
目的の為に、色々な人物像を演じ分けていたのでは?
そんな風にも感じさせる、ミステリアスな女性の役でした。
最後の最後に原点回帰して、本当の自分に戻ったようだと語っていたので、
意図的というわけでもなかったようですが。

全話通して一番長かったのはヒッピーの時代でしたが、
ネット上では、どちらかといえば不評だったように思います。
開放的ではじけ過ぎのヒッピー弁護士が、やや鼻についたこと、
存在意義がちょっと解り難かったことがあるかと思いますが、
その極端さがあればこそ、性格が変わった時の印象も強くなりました。

その意味では、この不評は返って勲章だってといえるかも知れません、
また改めて見直しても、それぞれの役が魅力的でもあります。

このドラマの主役、古美門研介役の堺雅人さんは“カメレオン俳優”などと呼ばれますが、
今回は黒木さんがお株を奪った形になりました。
まさにカメレオン女優でした。

そんなわけで気になっていた黒木さんですが、早くも大きな勲章を手にしました。
次の活躍も期待されます。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、walkerplusより引用
☆☆☆
黒木華、笑顔で帰国会見。ベルリン最優秀女優賞は「みんなでもらった賞」と喜びの声
MovieWalker 2014年2月17日 12時15分 配信

第64回ベルリン国際映画祭で、日本からコンペティション部門に出品されていた山田洋次監督『小さいおうち』(公開中)に出演した黒木華が最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。黒木が2月17日に現地から帰国し、成田空港で喜びの会見を行った。黒木は「ビックリしました。まさか自分が」と発表の瞬間を述懐。「私が大きなことをしたわけではなく、山田監督が素晴らしい映画を撮り、それが海外の方に認められたことが嬉しい。みんなでもらった賞です」と笑みをこぼれさせた。

日本人の同賞受賞は1964年の左幸子、1975年の田中絹代、2010年の寺島しのぶ以来、歴代4人目。黒木は「信じられないです。素敵な女優さんのなかに名前を入れていただくことになり、これから頑張らなきゃと思います」と目を輝かせる。また23歳の黒木にとって、同賞の日本人受賞者としては最年少となる。最年少受賞について感想を聞かれると黒木は「おお!」と素直な一言を発し、会場の笑いを誘っていた。

『小さいおうち』は、名匠・山田洋次監督が第143回直木賞を受賞した中島京子のベストセラー小説を映画化。昭和初期を舞台に、“小さいおうち”に住む、とある一家で起きた恋愛事件の真実を描く物語。黒木は、この家に奉公し、女主人を慕い続ける女中・タキ役を演じた。

黒木は「この役をやらせていただいて、本当にラッキー。運が良かったと思っている」とうなずき、「山田監督とお食事をした時に、『僕は自分の作品に出ている役者さんが賞をもらったり、喜んでいるのを見るのが好きなんだ。華ちゃんが獲ってくれて嬉しいよ』とおっしゃってくれて。監督が喜んでくださって本当に嬉しい」と、山田監督の温かな言葉に一層、励まされた様子。山田監督からはその古風な佇まいから、「今どきのタイプではないので、かっぽう着が似合う」との評価も受けたとのことだが、黒木は「そのおかげでタキちゃんを演じられたので、そう思っていただけて嬉しい。でも、自分で意識しているわけではないので、私も普通に今どきですよ」とはにかみ、会場も笑いに包まれた。

「母と父には電話で報告した」と黒木。大学在学中に野田秀樹の演劇ワークショップに参加し、舞台デビューも野田作品だった。「野田秀樹さんからもコメントをいただいて、(野田さんは)私のスタートでもあるので、それはもう、本当に嬉しかった」と恩師からの言葉に喜びもひとしおだ。

ますますの活躍が期待されるが、目標とする女優像を聞かれると、本作で共演も果たした松たか子の名前を挙げた。「一緒に出られたことも嬉しくて、松さんも喜んでくださっているようで本当に嬉しい。(受賞は)私の人生で大きなものになるけれど、あまり気にせず自分自身のペースを持って頑張っていけたら」と真っ直ぐに未来を見つめていた。【取材・文/成田おり枝】
★★★

« 関東甲信は観測史上最大の豪雪/今年は記録的な大雪の当たり年? | トップページ | 【美の巨人たち】2/15はヤン・ファン・エイク『ファン・デル・パーレの聖母子』/油彩画の革新者 »

21.俳優 映画 演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/562700/59154506

この記事へのトラックバック一覧です: 【映画】黒木華 ベルリン国際映画祭最優秀女優賞/『リーガルハイ』で注目していた女優が早くも勲章を:

« 関東甲信は観測史上最大の豪雪/今年は記録的な大雪の当たり年? | トップページ | 【美の巨人たち】2/15はヤン・ファン・エイク『ファン・デル・パーレの聖母子』/油彩画の革新者 »

フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ