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2014年2月

2014年2月19日 (水)

【美の巨人たち】2/15はヤン・ファン・エイク『ファン・デル・パーレの聖母子』/油彩画の革新者

2014年2月15日放送のテレビ東京系『美の巨人たち』のテーマ作「今週の一枚」は
ヤン・ファン・エイク「ファン・デル・パーレの聖母子」』(1435年頃)でした。

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ヤン・ファン・エイク
(1395年頃 - 1441年)

初期フランドル派のフランドル人画家。
15世紀ネーデルランド絵画を世間に知らしめた人です。

ルネサンス美術の象徴ともいえるレオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼が生まれたのが1452年なので、ヤン・ファン・エイクはそれ以前に亡くなった、
レオナルドよりも一時代前の人です。
この番組で取り上げられるような画家としては、おそらく一番上の世代でしょう。

ファン・エイクは油彩技術の革新者として知られます。
私達がイメージする“西洋絵画”といえば油彩画でしょう。
ファン・エイクは現代まで連なる西洋絵画の父といっていいでしょう。
その絵の精密さは、今観ても驚嘆に値します。

一方で、作品は残っていますが、やはり古い時代のこと、
その人物像は不明点が多いです。


今回のテーマ作は縦1m41cm、横1m76cmあまりの大作です。
描かれている人物は誰か?

右から二人目の白い衣の老人が、この絵の寄進者、ファン・デル・パーレです。
中央にいるのはいうまでもなくも真紅の衣装をまとった聖母マリアと幼子イエス、
その左側に司祭服姿のブリュージュの守護聖人・聖ドナティアヌス、
そして、ファン・デル・パーレの背後にはその守護聖人ゲオルギウスが描かれています。

寄進者、ファン・デル・パーレ・・・、
つまりこの絵は、依頼者が過去の聖人達と一緒に描かれている絵なのです。
依頼主がイエスや聖母と同じ画面に。
しかし、それにしてはデル・パーレの表情が微妙では?
実は、現生の人間である彼の目には聖人達は見えていないのです。

教会の窓や聖母子の姿の映り込みまで、その絵は緻密でリアル。
番組では画家の超絶技巧の数々が紹介されました。

ヤン・ファン・エイク関連My Blog
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-1de2.html


Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月17日 (月)

【映画】黒木華 ベルリン国際映画祭最優秀女優賞/『リーガルハイ』で注目していた女優が早くも勲章を

第64回ベルリン国際映画祭で、日本からコンペティション部門に出品されていた
山田洋次監督『小さいおうち』(公開中)に出演した黒木華さんが最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。
その黒木さんが2月17日に現地から帰国し、成田空港で喜びの会見を行いました。
*walkerplusより。(写真も)
http://news.walkerplus.com/article/44529/

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この人のこと、そのうち書こうと思っていたのに、
「もう獲ってしまったか!」といったところです。

『小さいおうち』はまだ観ていませんが、
黒木華さんは昨年10月期のドラマ
『リーガルハイ(第2期)』(2013年10月9日 - 12月18日 10回)にレギュラー出演していて、
印象に残っていました。

平均視聴率18.4%の好結果を残したこのドラマで、
23歳の黒木さんが演じたのは、本田ジェーン33歳、実年齢より10歳年上設定の法律家です。
しかも、全10話の中で、極端に性格が異なる3タイプのキャラクターを演じました。

といっても、別に複数の役をやったのではありません。
いわゆる二重人格ともちょっと違う、
環境や状況に応じて、性格が変わっていくタイプの女性を演じたのです。

最初は、古い言葉ですが、超ネクラな女性検事から、
「ラブ&ピース!」が口癖の、はじけたヒッピー風の弁護士、
そして妖艶で奸智に長けたタイプの美人検事へと、
ストーリーの展開に合わせて、凄い暗い→メチャクチャ明るいというように、
かなり極端にキャラを変えていく役でした。

しかし一方で、実は性格が変わってなどおらず、
目的の為に、色々な人物像を演じ分けていたのでは?
そんな風にも感じさせる、ミステリアスな女性の役でした。
最後の最後に原点回帰して、本当の自分に戻ったようだと語っていたので、
意図的というわけでもなかったようですが。

全話通して一番長かったのはヒッピーの時代でしたが、
ネット上では、どちらかといえば不評だったように思います。
開放的ではじけ過ぎのヒッピー弁護士が、やや鼻についたこと、
存在意義がちょっと解り難かったことがあるかと思いますが、
その極端さがあればこそ、性格が変わった時の印象も強くなりました。

その意味では、この不評は返って勲章だってといえるかも知れません、
また改めて見直しても、それぞれの役が魅力的でもあります。

このドラマの主役、古美門研介役の堺雅人さんは“カメレオン俳優”などと呼ばれますが、
今回は黒木さんがお株を奪った形になりました。
まさにカメレオン女優でした。

そんなわけで気になっていた黒木さんですが、早くも大きな勲章を手にしました。
次の活躍も期待されます。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、walkerplusより引用
☆☆☆
黒木華、笑顔で帰国会見。ベルリン最優秀女優賞は「みんなでもらった賞」と喜びの声
MovieWalker 2014年2月17日 12時15分 配信

第64回ベルリン国際映画祭で、日本からコンペティション部門に出品されていた山田洋次監督『小さいおうち』(公開中)に出演した黒木華が最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。黒木が2月17日に現地から帰国し、成田空港で喜びの会見を行った。黒木は「ビックリしました。まさか自分が」と発表の瞬間を述懐。「私が大きなことをしたわけではなく、山田監督が素晴らしい映画を撮り、それが海外の方に認められたことが嬉しい。みんなでもらった賞です」と笑みをこぼれさせた。

日本人の同賞受賞は1964年の左幸子、1975年の田中絹代、2010年の寺島しのぶ以来、歴代4人目。黒木は「信じられないです。素敵な女優さんのなかに名前を入れていただくことになり、これから頑張らなきゃと思います」と目を輝かせる。また23歳の黒木にとって、同賞の日本人受賞者としては最年少となる。最年少受賞について感想を聞かれると黒木は「おお!」と素直な一言を発し、会場の笑いを誘っていた。

『小さいおうち』は、名匠・山田洋次監督が第143回直木賞を受賞した中島京子のベストセラー小説を映画化。昭和初期を舞台に、“小さいおうち”に住む、とある一家で起きた恋愛事件の真実を描く物語。黒木は、この家に奉公し、女主人を慕い続ける女中・タキ役を演じた。

黒木は「この役をやらせていただいて、本当にラッキー。運が良かったと思っている」とうなずき、「山田監督とお食事をした時に、『僕は自分の作品に出ている役者さんが賞をもらったり、喜んでいるのを見るのが好きなんだ。華ちゃんが獲ってくれて嬉しいよ』とおっしゃってくれて。監督が喜んでくださって本当に嬉しい」と、山田監督の温かな言葉に一層、励まされた様子。山田監督からはその古風な佇まいから、「今どきのタイプではないので、かっぽう着が似合う」との評価も受けたとのことだが、黒木は「そのおかげでタキちゃんを演じられたので、そう思っていただけて嬉しい。でも、自分で意識しているわけではないので、私も普通に今どきですよ」とはにかみ、会場も笑いに包まれた。

「母と父には電話で報告した」と黒木。大学在学中に野田秀樹の演劇ワークショップに参加し、舞台デビューも野田作品だった。「野田秀樹さんからもコメントをいただいて、(野田さんは)私のスタートでもあるので、それはもう、本当に嬉しかった」と恩師からの言葉に喜びもひとしおだ。

ますますの活躍が期待されるが、目標とする女優像を聞かれると、本作で共演も果たした松たか子の名前を挙げた。「一緒に出られたことも嬉しくて、松さんも喜んでくださっているようで本当に嬉しい。(受賞は)私の人生で大きなものになるけれど、あまり気にせず自分自身のペースを持って頑張っていけたら」と真っ直ぐに未来を見つめていた。【取材・文/成田おり枝】
★★★

2014年2月15日 (土)

関東甲信は観測史上最大の豪雪/今年は記録的な大雪の当たり年?

昨日、2月14日(金)、関東はまたしても記録的な大雪となりました。
東京都心でも、先週土曜日2月8日の大雪の同じ27cmの積雪を記録したとのこと。

8日の雪の際、今から30年前、1984年(昭和59年)の「五九豪雪」について書きました。
この年は何度も雪が降りました。

今回は、一度だけの事かと思っていましたが、一週間経たないうちにまたしてもこの豪雪、
少し前までは予想もしていませんでしたが、この冬はまさかの大雪の当たり年になってしまったようです。

先週は風もの凄かったです。
その点は、今回はそれほどではなかったですが、
とにかく、関東甲信では100年に一度、観測史上最大という事態になりました。

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tenki comより引用
http://www.tenki.jp/forecaster/diary/tenki_news_flash/2014/02/15/7841.html
☆☆☆
関東甲信、観測史上1位の記録的な大雪
2014年2月15日 7時34分

関東甲信は内陸部を中心に記録的な大雪になっている。山梨県内ではたった1日で約1メートル積雪が増え、甲府や河口湖では観測開始以来の最も積雪が多くなっている。
そのほか、秩父や前橋、熊谷、長野県の飯田や軽井沢などでも、観測史上1位の積雪。今朝は、沿岸部で雨に変わってきているが、内陸部ではあと数時間は大雪に警戒が必要だ。(日本気象協会)

過去100年で一番の大雪
本州南岸を北東へ進んでいる低気圧の影響で、関東甲信は昨夜から雪の降り方が強まり、今朝にかけて記録的な大雪になっている。山梨県内はたった1日で約1メートル積雪が増え、午前7時は甲府で110センチ、河口湖で138センチと観測開始以来の1位を更新している。
そのほか、秩父で96センチ、軽井沢で80センチ、飯田で72センチ、前橋で71センチ、熊谷で62センチと、いずれも観測開始以来最多。群馬県や栃木県の平野部、埼玉県の北部、茨城県の県西地域、山梨県ではあと2~3時間、埼玉県の秩父地方は昼前にかけて、長野県の中部や南部は夕方にかけて大雪が続く見込みで、気象台は大雪による交通障害などに警戒を呼びかけている。

関東沿岸部は大雨に警戒
沿岸部は15日未明にかけてが雪のピークで、最深積雪は東京都心で27センチと先週末の大雪に並び、横浜で28センチと16年ぶりに20センチを超えた。明け方から関東の沿岸部は雪から雨に変わった所が多く、昼前にかけて1時間に30ミリ以上の激しい雨の降るおそれがある。
16日6時までの24時間に予想される降水量は多い所で100ミリの見込みで、土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒し、低い土地の浸水に注意が必要だ。
(2014年2月15日 7時34分)
★★★


Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月13日 (木)

【宝塚】雪組トップスター壮一帆さんが今年8月で退団/今日2月13日に会見

宝塚歌劇団雪組男役トップスターの壮一帆(そう かずほ)さんの退団が、
昨日、劇団公式サイトで発表されました。
今日2月13日に記者会見が行われるとのことです。
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/3a5384b3cbd20045b82bf4ef73a48709.html

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壮さんは今年8月31日の東京宝塚劇場公演
『一夢庵風流記 前田慶次』『My Dream TAKARAZUKA』の
千秋楽をもって退団するそうです。

壮一帆さんは私が初めてファンになった宝塚スターです。
といっても、私にとって生涯初の宝塚歌劇鑑賞が、
昨年夏に壮さんが主演を務めた雪組公演
『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』だったのですが。

仕事の関係で観劇の機会に恵まれたのですが、
宝塚がこんなに素晴らしいとは! 衝撃的でした。
そして、壮さんは私が今まで見た中で“最もかっこいい男”でした。

今年の1月には『Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!』、
つまり、あの周防正行監督の大ヒット映画『Shall we ダンス?』の宝塚版で、
再び雪組の公演を観ることができました。

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『ベルサイユのばら』とは違う、コミカルな壮さんも楽しませてもらいました。

壮さんは兵庫県出身。1996年に初舞台。
花組に配属。雪組、花組を経て、2012年12月に雪組の男役トップに就任しました。

せっかく知ったのにもう退団してしまうのは私も残念ですが、
熱心なファンの方々さぞかし悲しいことでしょう。
ただ、私は宝塚を離れた壮さんがどんな活躍をするのか、
楽しみにも感じています。


Old Fashioned Club  月野景史

※写真は『Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!』東京公演ゲネプロより。

2014年2月12日 (水)

【ソチ五輪】平野 平岡 若い二選手が快挙/スノーボードの過去と今

日本勢が苦戦気味のソチ冬季オリンピックですが、若い二人の選手が快挙を達成しました。

日本時間12日に行われたスノーボード・ハーフパイプ男子で、
決勝に進出した平野歩夢選手(ひらの・あゆむ 15歳)が2回目に93・50点を出して銀メダル、
平岡卓選手(ひらおか・たく 18歳)も92・25点で銅メダルを獲得しました。

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平野選手については開幕前のニュースで有望と伝えられていたので期待していましたが、
若い選手がプレッシャーに負けず、結果を残しましたね。
日本がスノーボードでメダルを獲得したことに、時代を感じます。


1980年代  スキー全盛の時代
バブル最盛期に向かう1987年、
『私をスキーに連れてって』という映画がヒットしました。
バブル時代を象徴する作品として、
またレジャースキーをテーマとした映画の代表作として、伝説的です。

この時代、スキ―は若者達のレジャー文化として、ウィンタースポーツの象徴でした。
ブームであったといってもいいかも知れません。
一方、スノーボードはまだ一般には存在すら知られていなかったと思います。

実は、日本では1983年 世界初の国協会として「日本スノーボード協会」が発足し、
「第一回全日本スノーサーフィンチャンピオンシップ」開催されています。
ヨーロッパと北アメリカでスノーボード協会が発足したのは1985年なので、
日本はスノーボードの先進国ではあったのです。
それでも、1980年代は、一般的に認知度は低かったのです。

90年代 スキーからスノボへ
それが1990年代に入り、レジャーとしてのスノーボードが若者中心に急速に普及します。
「スノボー」「スノボ」の略称も定着しました。
既に人気のあったスケートポードの影響で、若い層に受け入れられたとの見方もされます。
このブームにより、実に短期間でスキーと関係が逆転してしまいました。

一方で、ゲレンデではスキーヤーとスノーボーダーとの軋轢があったり、
スキーと違い両足を同じ板に固定するスノーボードは、転んだ時に頭を打つ危険性も指摘されました。
元々スキーも下手な私などは、手を出す気にはなれませんでした。

しかし、スノーボードはすっかり定着し、
90年代終盤を迎える頃には、若者はみなスノーボードから入るのが常識となりました。
学校行事として行われる場合も、昔は好スキー教室だったのが、スノボー教室になりましたね。

時代が生んだ世代
今回の若い二人の選手は、まさにそのスノボー全盛時代に生まれ育った世代です。
平野選手は1998年生まれ、平岡選手は1995年生まれ。
平野選手は新潟県村上市でスケートパークを運営する家の生まれ、
平岡選手は奈良県出身ですが、父親が元モーグルスキーの選手ということで、
ウインタースポーツに取り組む上では元々恵まれた環境にはあったのですが、
それにしても、スノボーブームが生んだ世代といえるでしょう。

競技スポーツとしてのスノーボード
さて、スノーボードが季オリンピック正式種目となったのは1998年の長野五輪から。
レジャー文化としては定着していても、
競技としての一般的関心度は、それほど高くはありませんでした。

前回2010年のバンクーバー五輪では出場選手のファッション(腰パン)や、
会見での態度が悪評を集めたのが記憶にあるくらいです。
今回のソチ五輪でも、注目は他の競技に集まり、
開幕前にはスノボーのことはあまり語られていなかったと思います。
しかし、この快挙で一気に注目は高まるでしょう。

一方で、スキ―もスノボーを含めた、
ゲレンデにおけるレジャーとしてのウインタースポーツは、
長期低迷傾向にあるとされます。
今回の快挙が起爆剤になるのかもまた、注目されるところです。

Old Fashioned Club  月野景史


以下、MSN 産経ニュースより引用
http://sankei.jp.msn.com/sochi2014/news/140212/soc14021203310017-n1.htm
☆☆☆
平野が銀、平岡が銅 男子ハーフパイプ
2014.2.12 03:31 [スノーボード]

スノーボード・ハーフパイプ男子は日本時間12日、日本から決勝に進出した平野歩夢(15)が、2回目に93・50点をたたき出し、銀メダルを獲得した。平岡卓(18)も92・25点で銅メダル。優勝は94・75点を獲得したスイスのユーリ・ホドラドチコフ。五輪2連覇中の王者、ショーン・ホワイトは細かいミスがあり、90・25点で4位にとどまった。

12人で争う決勝で1回目に90・75点を出し、首位となった平野は、2回目も積極的に攻め、高いエアから難易度の高い連続技を次々に成功させた。

1回目に尻餅をつき、45・50点にとどまった平岡も2回目に難易度の高い技を続け、高得点を得た。

五輪2連覇中の王者、ショーン・ホワイトは途中転倒するなどミスが続き、35・00点で11位。2回目に挽回(ばんかい)したものの、メダルには届かなかった。
★★★

2014年2月10日 (月)

【アニメ】『サザエさん』波平役 永井一郎さん後任は茶風林さんに決定

昨日放送された、永井一郎さん最後の波平役の『サザエさん』。
番組内では明らかにされなかった後任が発表され、
2月10日早朝のタイミングで、一斉にネット配信されました。

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磯野波平役の後任声優は茶風林(ちゃふうりん)さん。
1961年12月4日生まれ、52歳。


写真を見ると、波平役には若過ぎに思えますが、
52歳なので、アニメの設定上54歳の波平役にはピッタリです。

茶風さんは『サザエさん』と同じ日曜夕方フジテレビの人気長寿アニメ
『ちびまる子ちゃん』で永沢君とヒデじいを演じている人です。
永井さんと同様、若い頃が年配男性役も演じていました。

いわゆる“下馬評”では、あまり名が挙がってなかったかと思いますが、
これからどのような波平を作り上げていくのでしょうか。

ニュース記事によると、2月6日に行われた収録に参加したようです。
これは、再来週2月23放送分の収録だと思います。
この時に、仮の人が声をあてたという、2月16日放送分の波平部分も収録したのかも知れません。
いずれにしろ、永井さん最後の波平放映終了まで、公表を控えるという判断をしたようです。


以下、SUNSPO.COMより引用
http://www.sanspo.com/geino/news/20140210/oth14021004000000-n1.html
☆☆☆
2014.2.10 04:00
波平さん後任は“永沢君”!茶風林「精いっぱい務めます」
1月27日に虚血性心疾患のため死去した声優、永井一郎さん(享年82)が務めていたフジテレビ系アニメ「サザエさん」(日曜後6・30)の磯野波平役の後任声優が、茶風林(ちゃふうりん=52)に決まったことが9日、分かった。

1969年の放送開始から永井さんだった波平の声が、30歳若返る。同局によると、茶風林は16日放送回から担当。複数の候補者の中から番組プロデューサーらが面接して決定した。

6日に行われた収録ではサザエさん役の加藤みどり(74)ら主要キャストと初対面。最初は緊張していたが、すぐに溶け込み和気あいあいとした雰囲気の中でアフレコが行われたという。

茶風林は同局系「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・0)の永沢君とヒデじい、日テレ系「名探偵コナン」(土曜後6・0)の目暮警部など、人気アニメキャラの声を担当する売れっ子声優。

野崎理プロデューサーは「温かく包みこむ優しい声は波平さんのイメージにぴったり。怒るのではなく叱ることのできる“日本のお父さん”を演じていただけると期待しています」と力を込める。

茶風林も憧れの先輩という永井さんの後任に恐縮しつつ、「永井さんが作り上げた波平のイメージを損なうことのないよう精いっぱい務めます」と意気込んでいる。

茶風林(ちゃふうりん)
本名非公表。1961年12月4日生まれ、埼玉県出身。東洋大卒業後、舞台俳優として活動し、80年代後半からは声優の仕事も始める。「機動戦士Vガンダム」のロメロ・マラバル役、「キテレツ大百科」の麗三郎役、「忍たま乱太郎」の和尚役などの人気アニメをはじめ、海外映画の吹き替え、ナレーションも務める。特技はタップダンス。1メートル67、血液型A。
★★★


Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月 9日 (日)

【アニメ】永井一郎さん最後の波平 『サザエさん』今日2月9日放送/来週からの後任は?

1月27日に82歳で亡くなった、『サザエさん』の波平役で知られる声優、永井一郎さん。
その永井さんによって最後に収録された『サザエさん』が、
今日2月9日、18時30分より放映されます。
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永井さんの“最後の波平”。

もちろん注目が集まります、見逃せません。
しかも3話目のタイトルは「波平、親切騒動」。波平主役の話のようです。

一方で波平役の後任がいまだ発表されないのが気になります。
一時、ネットで緑川光さんに決定との報が流れましたが、これはデマだったそうです。

現時点で、確認できる情報を並べてみます。

◆『サザエさん』は、来週2月16日(日)も放送予定である。
◆その2月16日放送分は、1月30日に収録済である。

では、波平の声はどうしたのか?
2月3日に行われた、永井さんの葬儀のを伝えるニュースサイトを参照します。
http://www.oricon.co.jp/news/2033656/full/

サザエ役の加藤みどりさんらの声を伝えた後、後任についてこう書かれています。
『2月16日放送分の波平の声は、仮の人の声で入れられた状態で未完成。
フジテレビは、波平の後任に関して「調整中」とし「改めて発表させていただく」とした。』 

つまり、2月16日放送分でも波平は登場するけど、
とりあえず1月30日の収録では、仮の人が声をあてた。
16日の放送までには後任の人を決定し、声入れも行う、ということのようです。

私は、しばらくは波平を登場させない可能性もあるかと思っていましたが、
(画面には出ても、声を発しないというやり方も含めて)
記事を読む限り、ちゃんと来週からも登場させるようですね。

もしかしたら、現時点では後任が決定している可能性も、
あるいは、既に声入れまで済んでいる可能性もあるかと思います。
今日の放送でなんらかの発表があるかも知れません。


後任候補について、こちらのサイトから引用しておきます。
http://www.j-cast.com/2014/01/28195283.html?p=all
☆☆☆
穴子役の若本規夫、低音ボイスの大塚明夫を推す声も

声のイメージが定着してしまっているため、代役探しは困難を極めそうだが、波平のいない「サザエさん」もまた考えられないので、放送を継続するには後任を決めなければならない。ネット上では、候補者としていろんな声優の名前が挙がっている。

多くの人が推薦しているのは、永井さんと同じ青二プロダクション所属で、「ブラック・ジャック」の本間丈太郎役、「美味しんぼ」の大原社主などで知られる阪脩(さか・おさむ)さん(83歳)。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」大原大次郎役でおなじみの佐山陽規(さやま・はるき)さん(63歳)。
「サザエさん」で現在穴子役を務める若本規夫さん(68歳)が二役やるのはどうか、との声もある。

「全く新たな波平件像を作るべき」として、ゲーム「メタルギアソリッド」主人公のソリッド・スネークの声優や、スティーブン・セガールさん、ニコラス・ケイジさんの吹き替えなどを務め、ダンディーな低音ボイスと評される大塚明夫さん(54歳)の名前も挙がっている。

一方、永井さんの声への愛着を捨てきれず、「ボーカロイドで永井さんの声を作ればいいのでは」という意見もある。
★★★

この他にも、
1990年代と2000年代の『ゲゲゲの鬼太郎』でねずみ男役を演じた千葉繁さん(60歳)、
七色の声を持つ男と呼ばれる山寺宏一さん(52歳)、
そして、実写版『サザエさん』で波平を演じた片岡鶴太郎さん(59歳)らの名も挙がっています。

山寺さんはルパン三世の銭形警部役を納谷悟朗さんから引き継いでいます。
さて、どうなるのでしょうか。

※追記 放送は終了しました。
永井さんのこと、後任のこと、一切ふれませんでしたね。
実はこれもあり得るかなとは思っていたのですが、さて来週、どうなりますか?

※追々記
永井さんの後任は茶風林さんと発表されました。↓詳細はこちらを。

http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-6775.html

Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月 8日 (土)

雪の日に思う 30年前 大雪の当たり年 1984年 「五九豪雪」

2014年2月8日(土)、
関東地方は「20年に1度」とか、「16年ぶり」とかの大雪に見舞われました。

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しかし、16年ぶり…といわれても、1998年ということになるでしょうか?
この年の事は、ちょっと憶えていません。
時の経過と共に(あるいは年齢のせいか)記憶も曖昧になります。

ですが、ハッキリと憶えている年があります。
今からちょうど30年前の1984年、この年はまさに大雪の当たり年でした。
東京にも、再三激しい雪が降りました。

なぜ、この年だけは明確に憶えているのか。
私にとって人生一度の大事と重なったからです。
この時期に迎える大事とは・・・そう、大学受験の年だったのです。
といっても、私はニ浪していて、この年は三度目の大学受験の年でしたので、
“人生一度”は語弊があるのですが、もう絶対に後がない、という大事ではありました。

しかし、私にとってはそういう年だったので、強い印象が残っていますが、
客観的に見て、この年の大雪は本当に凄かったのか?

間違いないようです。
この1983年(昭和58年)から1984年(昭和59年)にかけての冬の雪は、
五九豪雪」「昭和59年豪雪」などと呼ばれ、Wikipediaにも項目ができています。
関東首都圏のみならず、日本列島を全国的に襲った豪雪の年だっようです。


私は大学をたしか五校受験しましたが、そのうちのニ校は雪で試験の開始時刻が遅れました。
5分2ですので、首都圏としてはかなりの高確率です。
受験日直撃では、さぞや大変だったと思われるでしょうが、実は意外とそうでもなかったです。

この年は、東京も1月から複数回の大雪に見舞われました。
たしか最初の時は、交通機関も乱れ、大変だったと思います。

ただ、人間は短期間でも学習するものです。
私立大学の受験本番を迎えた2月中旬頃には、みんなすっかり慣れていて、
試験会場でも特に混乱した記憶はないです。

さて私の受験シーズンも終盤を迎え、二日連続で試験がありました。
その初日の昼頃から降り始め、大雪の中を「またかよ!」と思いながら帰宅。
雪は夜が更けても降り続きます。

翌二日日は高望みの目標校の試験でしたが、朝早めに降りやんで一面の銀世界。
大事を取って試験開始は遅らされましたが混乱はありませんでした。

しかし、試験は難しくてギブアップ状態。
実はその翌日が、最初に受験した「ここだけはなんとか入りたい」という、
本当の意味の本命校の発表だったので、
窓の外の銀世界を眺めながら、「うかってればいいなぁ!」と、
翌日の発表に思いをはせていました。

結果、その本命校も、まさかの高望み校も両方合格だったので、
私にとっては大雪も悪いイメージはありません。
もちろん、被害が出るような豪雪は困りますが。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月 6日 (木)

【ドラマ】『新書太閤記』(1973) /『軍師官兵衛』秀吉と半兵衛で思い出す名作 山口崇 田村正和

昨日のブログに書いた、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』第5回を観て思ったこと。

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木下藤吉郎=豊臣秀吉(竹中直人)が竹中半兵衛重治(谷原章介)の家を訪ねて
薪割りをしているシーンがありました。
二人の会話から察すると、藤吉郎は半兵衛の家に通い詰め、
織田家にスカウトをしているようで、
半兵衛もその熱意に折れて、藤吉郎に仕える事を申し出ていましたね。

この、秀吉が半兵衛の家に通い詰めてスカウトをするという描き方、
過去にあったのでしょうか。
大河ドラマでは、私が知る限りではありません。
ただ、『太閤記』(1965年)、『秀吉』(1996年)はよく観てないのでわかりませんが。


しかし、大河ドラマ以外ではありました。
それも秀吉による半兵衛のスカウトを、丸々一話使って描いたドラマが。
知られざる名作といっていいでしょう。


新書太閤記
1973年5月2日-9月26日 NET現テレビ朝日)
出演 豊臣秀吉:山口崇
織田信長:高橋悦史
明智光秀:中山仁

Photo_5
このドラマの画像は見つかりません。これはその1-2年前の山口崇さん。35歳頃


1973年、大河ドラマでは同時代の『国盗り物語』を放送していました。
同じ年、民放ではスケールの大きい戦国ドラマを放映していたのです。
小学生の低学年だった私が日本史に興味を持ったのも、
このドラマを観たからでした。

キャストもなかなか豪華だったのですが、残念ながら視聴率は振るわなかったようで、
後々語られる事はほとんどなく、今もネット上に情報は少ないですが、
幸い、Wikipediaの小説『新書太閤記』の項目中に、このドラマの記述があります。
ただ、例えば徳川家康の配役(河原崎長一郎となっている)などは
違うのではないかと思います。
このドラマ全般については、また改めて書きたいと思います。


さて、秀吉と半兵衛です。
上にも書いたように秀吉役は山口崇さんです。
では半兵衛は・・・・、あの田村正和さんでした。

Photo_6
当時の田村正和さん。30歳頃。

田村さんといえば主役しかやらないイメージがありますが、
この頃はまだ脇役での出演もあったのです。
主役以外やらなくなるのは意外と遅くて、1980年前後からでしょう。

このドラマの半兵衛は、山奥の庵にたしか妹と一緒に住んでいました。
今回の『軍師官兵衛』では、近江にある半兵衛の家を訪ねたとありますが、
ここはちょっと微妙です。

史実の半兵衛は美濃の斎藤家を離れた後、たしかに近江の浅井家に仕えますが、
まもなく美濃に戻って隠棲します。
秀吉が信長の命により半兵衛を勧誘したのは、一般にこの時期とされているので、
『新書太閤記』でも美濃を訪ねたのだと思います。

以下は乏しい記憶を辿っての回想です。

このドラマで秀吉は半兵衛をスカウトすべく一人で庵に通い詰めますが、
最初はなかなか会うことすらできませんでした。
半兵衛は妹に対応させていたのだと思います。
秀吉は蜂須賀小六(ハナ肇)に「毎日何をやってんですか?」といった感じで問われ、
「まだ会えてすらいないんだ!」と返していたのを憶えています。

そして丸一話かけて口説き落とすわけです。
薪割のシーンがあったかは覚えてませんが、あった可能性は高いかと思います。
たしか料理をする場面もありました。
今回の『軍師官兵衛』の藤吉郎と半兵衛のシーンは、
まるであのドラマのダイジェストのように感じました。

そのような展開なので、このドラマの秀吉と半兵衛は深い友情で結ばれていました。
半兵衛の死にあたっては、再びこの庵で秀吉が最期を看取りました。
妹はいたと思いますが、家来はおらず、
ラストは泣きはらした秀吉が夕焼けの中、一人庵を後にするシーンでした。

この最期については完全なフィクションで、実際の半兵衛は陣中で亡くなったとされますが、
ドラマとしては実に印象的なラストシーンでした。


なにしろ40年前に本放送で一度観たきりのドラマで、断片的な記憶しかなく、
今観たらどう思うのかわかりませんが、印象は強く残っているドラマです。
Wikipediaの記述にも疑問がありますが、書き直す典拠もないので、
このブログで近々にこのドラマについて書きたいと思っています。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月 5日 (水)

【ドラマ』2014年大河ドラマ『軍師官兵衛』/好印象だが視聴率はやや苦戦

2014年のNHK大河ドラマ第53作『軍師官兵衛』

Photo_2

私も戦国ドラマ好きなので毎回観ています。
2月2日の第5回まで見終えたところですが、
今のところ、近年の大河の大河の中では好印象です。

比較的しっかりした作りに感じていますし、
俳優として岡田准一という人はほとんど知らなかったのですが、これも好印象です。
官兵衛の地元姫路を中心に、織田家の動向を織り交ぜて描くやり方も、
私は悪くないと思います。

ただ、視聴率は今ひとつのようですね。
初回から
18.9%
16.9%
18.0%
16.5%
16.0%

並みのドラマなら立派な数字ですが、大河ドラマとしてはちょっと低い。
特に、第5回の16.0%というのは、低視聴率で話題になった、
一昨年の『平清盛』とまったく同じで、厳しいところです。
次回放送分からはソチオリンピックも重なってくるし、どうなりますか?

特に大きな批判要因はないと思いますが、
強いていえば藤村志保さんのナレーションに不評が集まってしまいましたね。
たしかに聴き難いことは間違いありませんでした。
年齢からくる滑舌の衰えのせいか、力の入れ過ぎのせいだったのか。
どう軌道修正するかと思っていたのですが、藤村さんの背骨圧迫骨折のよ降板が発表されました。
ケガなら仕方ない・・・というところですが、大河功労者の一人でもあり、気の毒な事になりました。

さて私見をいえば、まずこの時代の播州の状況が描かれるドラマも珍しく、
なかなか興味深く観ています。

そもそもこの黒田官兵衛孝高
大河の主役はもちろん初めてですが、
重要な役として描かれた事も少ないかと思います。

『太閤記』(1965年)、『秀吉』(1996年)はよく知りませんが、
私が知る限りだと、江守徹さんが演じた『国盗り物語』(1973年)では、
比較的重要な役だったと思いますが、それにしても秀吉との出会いのタイミングが
初登場だったと思います。まぁ当然ですが。

ところで、戦国といえばやはり織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のいわゆる“三英傑”。
織田家の主力どころのキャスティングですが・・・

織田信長 江口洋介
豊臣秀吉 竹中直人
明智光秀 春風亭小朝

目玉は1996年の大河『秀吉』で主役を演じた竹中さんの再登板でしょうが、
どうも私には、この三人の組み合わせがピンときません。
それと、まだ家康役が未発表です。
さて配役は・・・かなりのサプライズがあるのかどうか。

劇中年代でいうと、第5回は1569年まで進みましたから、
織田・徳川連合が武田軍を打ち破る1575年の長篠の合戦まで後6年ほどですが、
未だ発表せずとは、長篠ではまだ家康を出さないのでしょうか?


ところで、秀吉に仕えた名軍師といえばもう一人、竹中半兵衛重治
官兵衛と並び「両兵衛」「二兵衛」などと呼ばれます。
今回は谷原章介さんが演じており、
第5回で秀吉にスカウトされるシーンが放送されましたが、
今までのところはごく短い登場シーンです。

この半兵衛主役のドラマも観たいと思うのですが、
早く亡くなるので、一年がかりの大河では難しいでしょう。

その意味では、別に『軍師官兵衛』の展開に不満はないのですが、
本当は『国盗り物語』のようなリレー形式で、
半兵衛と官兵衛主役のドラマだったらよかったのに、とは思います。

※付記 今回の藤吉郎と半兵衛を観て思い出したドラマがあります。
『新書太閤記』(1973年 NET系) ↓こちらに記しました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/1973-1294.html

Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月 4日 (火)

『忘れじの国際プロレス』 高田馬場本社オフィスの“跡地”は…?

昨日のブログで紹介したムック本
『忘れじの国際プロレス  国際プロレス解散から33年。語り継がれる魂の物語』
B.B.MOOK 1018 ベースボール・マガジン社 
http://www.sportsclick.jp/magazine/pro_wrestling/mook1018/index.html
Photo

その中にこのようなページがありました。
「ゆかりの地探訪(1) 東京・高田馬場本社跡」

国際プロレスの本社オフィス、つまり事務所は2回移転しています。
最初が青山、そこから渋谷に移転、最後のオフィスは新宿区の高田馬場にありました。

当時の私にとって高田馬場は未知の地でしたが、
国際プロレスの記者会見も高田馬場駅前のBIG BOX(ビッグボックス)という、
現存する施設で行われることが多く、当時の専門誌でもよく紹介されましたので、
「国際プロレス=高田馬場」というイメージは持ってました。

※高田馬場に事務所があった時代、道場兼合宿所は大宮にありました。これも割と知られています。
最末期、タクシーが突っ込んで全焼するという災難に見舞われたせいが大きいのですが。


さて、今回の誌面では、事務所のビルがあった“跡地”として、
最近撮影されたらしい写真が掲載されています。
私は今、高田馬場近辺在住ですので、この写真の場所はすぐわかりました。

ただ・・・、ちょっとおかしいのです。
実は以前、ネットの「昭和プロレス研究室」に付属する「昭和プロレス掲示板」で、
やはり国際プロレスのオフィスはどこにあったか?という話題になりました。
その際、当時を記憶している方の証言もあり、場所も特定されました。
その場所と、今回の誌面で紹介された場所が違うのです。

徒歩で4~5分、距離にして200mほどでしょうか。
結構離れています。誤差の範囲内とはいえないでしょう。
どちらかが誤りの可能性が高いですね。


そこで、改めて調べてみました。
前述の昭和プロレス掲示板以外にも、ネット上に関連の記述はいくつかあり、
総合的に判断して、どうも今回誌面で紹介された場所は間違いのようです。

記事では、事務所の入っていた「原田ビル」自体がなくなっており、
その近隣も含めた跡地に、今は大型のビルが建っている、としているのですが、
実は、国際プロレスの事務所が入っていたビルは現存します。
ただ、ビルの名前が変わっていて、今は「新陽ビル」となっているのです。

そこは、JR及び西武線の高田馬場駅から、
早稲田通りを早稲田方面に向かって250mほど進んだ通り沿いの左側。
1階にdocomoとTSUTAYAとマツキヨ、地下にルノアールが入ってるビルです。

Dsc04568
ここが本当の跡地です・・・。
ビルは同じなのだから“跡地”はおかしいかもしれませんが。
このビルの4階にあったようです。
路面の店舗はいずれも新しいですが、地下のルノアールは古いようで、
ネット上には、国際プロレスが入っていた時代からあるような記述も見られます。


一方、今回の誌面に掲載された写真は、やはり早稲田通りを早稲田方面に向かうのですが、
新陽ビルのだいぶ手前の細い路地を左折して、少し下った所です。

Dsc04572
このあたりです。
ビル自体は早稲田通り沿いに建っているのですが、あえて路地に入って裏側を撮ったようです。

この記事の取材者の方は、私と同様にリアルタイムでオフィスの場所は知らず、
住所・番地を頼りに調べて、誤ったのではないかと思います。
ネット検索すれば、ビル名が変更されている事など、
ヒントとなるページは結構ヒットしますので、ちょっと残念でしたね。

そして、私も出版社の人間なので、
ネットと違って、一度出てしまったら修正のきかない出版物の怖さ、
改めて実感しました。


Old Fashioned Club  月野景史

2014年2月 3日 (月)

【昭和プロレス】『忘れじの国際プロレス 解散から33年。語り継がれる魂の物語』ベースボール・マガジンより2月3日発売

わが心、今も遠く羅臼の地にあり

今から33年前、北海道目梨郡羅臼町での興行を最後に幕を閉じたプロレス団体、
「国際プロレス」を丸々一冊扱ったムック本が今日2014年2月3日に発行されました。


Photo
忘れじの国際プロレス
国際プロレス解散から33年。語り継がれる魂の物語

B.B.MOOK 1018 ベースボール・マガジン社 
2014年 2月 3日発売 A4変判  定価 1500円
http://www.sportsclick.jp/magazine/pro_wrestling/mook1018/index.html


国際プロレス
正式社名「インターナショナル・レスリング・エンタープライズ」
(International Wrestling Enterprise、略称IWE)

1967年(昭和42年)1月18日 東京台東区体育館で東京プロレスとの合同興行にて旗揚げ。
1981年(昭和56年)8月9日の北海道羅臼町大会を最後に活動停止。
活動期間 約14年半。

力道山が作り育てた日本プロレス協会。
力道山の死後、ジャイアント馬場とアントニオ猪木をエースとして引き継がれていく過程で、
そこから分かれて設立されたのが国際プロレス。
しかし、老舗日本プロレスを追い抜くことは出来ず、二番手の団体でした。

やがて猪木は日プロを離れて新日本プロレスを設立。
馬場は全日本プロレスを作り、栄華を誇った日プロはあえなく消滅。
国際、新日本、全日本の三団体が並び立つ時代を迎えましたが、
その時も、馬場も猪木もいない国際プロレスは三番手に甘んじました。

常にマイナーな位置にあって、様々な新機軸を打ち出した国際プロレス。
日本人レスラーのヒーローが悪役外人を倒すスタイルが当たり前だった時代、
外国人レスラーをエースとし、外人レスラー同士の対決を打ち出したのが国際プロレスでした。

しかし、他の団体が約10年遅れて外人対決を売りにして話題を巻き起こした時、
国際プロレスは、対決させて売りになるような外人招聘ルートを失っていた・・・。
いつも、なんでも、だいたいそんな感じでした。

そして1980年代を迎え、約10年ぶりともいえるプロレスブームに世が浮かれ出し、
新日本と全日本との間で引き抜き合戦や興行戦争が激化する中、
国際プロレスはテレビ中継も失い、最果ての地で幕を閉じたのです。


私は、最もプロレスを熱心に観ていた三年間が国際プロレスの最末期にあたります。
三団体の中で国際プロレスが一番好きであったというわけではないですが、
元々判官贔屓の傾向がある上、自分がプロレスに熱中していた時代に失われたこともあり、
この団体に対する強い思い入れがあります。

近年はレトロなプロレスを扱った出版物も目にするようになりましたが、
それにしても国際プロレス丸々の一冊本が発行されるとは、感慨深いです。

なんといっても常にマイナーであった団体。
1981年の活動停止後、20世紀の間はメディアに取り上げられる事は極めて少なく、
文字通り「幻のプロレス団体」だったと思います。

今世紀に入り、いわゆる“昭和プロレスファン”にはおなじみの同人誌、
ミック博士(昭和プロレス研究室主宰)の『昭和プロレス・マガジン』の、
2002年発行の第1号は国際プロレス特集でした。

それから12年、現存しないとされてきた試合映像が発掘され、
DVDボックスもいくつかリリースされました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/dvd30-994f.html

主にレトロなプロレスを扱う『Gスピリッツ』誌の中でも、
国際プロレスがテーマの連載がなされています。

そして、今は『週刊プロレス』、
国際プロレスのあった時代は『月刊プロレス』を発行していた、
プロレスメディアの王道「ベースボール・マガジン社」から今回のムックの発行。
なにやら、隔世の感があります。

特筆すべきは、リアルタイムで旗揚げから終焉まで、取材を行ってきた同社ならではの、
貴重な写真画像の数々でしょう。

最後となった羅臼の興行は、リアルタイムの月刊プロレスではドキュメント的な取り上げ方でした。

Dsc06586_2
今回、掲載された北海道羅臼町大会(1981年8月9日)会場の遠景。
この写真だと手前がぼかされていて、全体が分かり難いですが、
別の本でもう少し引きの写真を見たこともありますが、意外と観衆は多いようです。
他にも、今回は各試合の写真が掲載されています。


一方で、私はこと国際プロレスに関しては、ややマニアックなファンになりますので、
希望を言えば、もう少し裏ネタっぽいことも取り上げてほしかった気もします。
しかし、今回は“正当な国際プロレス本”として、正しいスタンスなのでしょう。


以下、公式サイトから掲載内容を引用・紹介します。
☆☆☆
SPECIAL EDITION
ラッシャー木村[STORY]
マイティ井上[INTERVIEW]
アニマル浜口[INTERVIEW]
ストロング小林×ビル・ロビンソン[CROSS TALK]

国際プロレス名勝負 BEST10+1
ラッシャー木村 vs ジプシー・ジョー
バーン・ガニア vs ビル・ロビンソン
ストロング小林 vs ラッシャー木村
マイティ井上 vs スーパースター・ビリー・グラハム
グレート草津、アニマル浜口 vs ビッグ・ジョン・クイン、クルト・フォン・ヘス
ビル・ロビンソン vs カール・ゴッチ
ビル・ロビンソン vs 豊登
ラッシャー木村 vs キラー・トーア・カマタ
マッドドッグ・バション vs ジプシー・ジョー
サンダー杉山、グレート草津 vs ラリー・ヘニング、ボブ・ウィンダム
マイティ井上 vs 寺西 勇
その他の試合ダイジェスト

日本人所属選手名鑑
主要外国人選手名鑑
国際プロレスの風景
父・吉原 功と国際プロレス
IWAワールドシリーズの軌跡
検証・羅臼に夕日が沈んだ日
吉原学校卒業生
それからの国際プロレス
高杉正彦&佑希 父子鷹ストーリー
パンフレット&ポスターコレクション

VARIETY EDITION
プロローグ
ゆかりの地探訪(1)「東京・高田馬場本社跡」
ゆかりの地探訪(2)「埼玉・大宮道場&合宿所」
究極!入場テーマ曲リスト
TV中継試合ほぼ完全リスト
タイトルマッチ記録
来日外国人選手全リスト
年表
エンディングコラム「文・門馬忠雄」
COLUMN 流 智美/小野 仁
★★★


Old Fashioned Club  月野景史

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