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2014年2月 3日 (月)

【昭和プロレス】『忘れじの国際プロレス 解散から33年。語り継がれる魂の物語』ベースボール・マガジンより2月3日発売

わが心、今も遠く羅臼の地にあり

今から33年前、北海道目梨郡羅臼町での興行を最後に幕を閉じたプロレス団体、
「国際プロレス」を丸々一冊扱ったムック本が今日2014年2月3日に発行されました。


Photo
忘れじの国際プロレス
国際プロレス解散から33年。語り継がれる魂の物語

B.B.MOOK 1018 ベースボール・マガジン社 
2014年 2月 3日発売 A4変判  定価 1500円
http://www.sportsclick.jp/magazine/pro_wrestling/mook1018/index.html


国際プロレス
正式社名「インターナショナル・レスリング・エンタープライズ」
(International Wrestling Enterprise、略称IWE)

1967年(昭和42年)1月18日 東京台東区体育館で東京プロレスとの合同興行にて旗揚げ。
1981年(昭和56年)8月9日の北海道羅臼町大会を最後に活動停止。
活動期間 約14年半。

力道山が作り育てた日本プロレス協会。
力道山の死後、ジャイアント馬場とアントニオ猪木をエースとして引き継がれていく過程で、
そこから分かれて設立されたのが国際プロレス。
しかし、老舗日本プロレスを追い抜くことは出来ず、二番手の団体でした。

やがて猪木は日プロを離れて新日本プロレスを設立。
馬場は全日本プロレスを作り、栄華を誇った日プロはあえなく消滅。
国際、新日本、全日本の三団体が並び立つ時代を迎えましたが、
その時も、馬場も猪木もいない国際プロレスは三番手に甘んじました。

常にマイナーな位置にあって、様々な新機軸を打ち出した国際プロレス。
日本人レスラーのヒーローが悪役外人を倒すスタイルが当たり前だった時代、
外国人レスラーをエースとし、外人レスラー同士の対決を打ち出したのが国際プロレスでした。

しかし、他の団体が約10年遅れて外人対決を売りにして話題を巻き起こした時、
国際プロレスは、対決させて売りになるような外人招聘ルートを失っていた・・・。
いつも、なんでも、だいたいそんな感じでした。

そして1980年代を迎え、約10年ぶりともいえるプロレスブームに世が浮かれ出し、
新日本と全日本との間で引き抜き合戦や興行戦争が激化する中、
国際プロレスはテレビ中継も失い、最果ての地で幕を閉じたのです。


私は、最もプロレスを熱心に観ていた三年間が国際プロレスの最末期にあたります。
三団体の中で国際プロレスが一番好きであったというわけではないですが、
元々判官贔屓の傾向がある上、自分がプロレスに熱中していた時代に失われたこともあり、
この団体に対する強い思い入れがあります。

近年はレトロなプロレスを扱った出版物も目にするようになりましたが、
それにしても国際プロレス丸々の一冊本が発行されるとは、感慨深いです。

なんといっても常にマイナーであった団体。
1981年の活動停止後、20世紀の間はメディアに取り上げられる事は極めて少なく、
文字通り「幻のプロレス団体」だったと思います。

今世紀に入り、いわゆる“昭和プロレスファン”にはおなじみの同人誌、
ミック博士(昭和プロレス研究室主宰)の『昭和プロレス・マガジン』の、
2002年発行の第1号は国際プロレス特集でした。

それから12年、現存しないとされてきた試合映像が発掘され、
DVDボックスもいくつかリリースされました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/dvd30-994f.html

主にレトロなプロレスを扱う『Gスピリッツ』誌の中でも、
国際プロレスがテーマの連載がなされています。

そして、今は『週刊プロレス』、
国際プロレスのあった時代は『月刊プロレス』を発行していた、
プロレスメディアの王道「ベースボール・マガジン社」から今回のムックの発行。
なにやら、隔世の感があります。

特筆すべきは、リアルタイムで旗揚げから終焉まで、取材を行ってきた同社ならではの、
貴重な写真画像の数々でしょう。

最後となった羅臼の興行は、リアルタイムの月刊プロレスではドキュメント的な取り上げ方でした。

Dsc06586_2
今回、掲載された北海道羅臼町大会(1981年8月9日)会場の遠景。
この写真だと手前がぼかされていて、全体が分かり難いですが、
別の本でもう少し引きの写真を見たこともありますが、意外と観衆は多いようです。
他にも、今回は各試合の写真が掲載されています。


一方で、私はこと国際プロレスに関しては、ややマニアックなファンになりますので、
希望を言えば、もう少し裏ネタっぽいことも取り上げてほしかった気もします。
しかし、今回は“正当な国際プロレス本”として、正しいスタンスなのでしょう。


以下、公式サイトから掲載内容を引用・紹介します。
☆☆☆
SPECIAL EDITION
ラッシャー木村[STORY]
マイティ井上[INTERVIEW]
アニマル浜口[INTERVIEW]
ストロング小林×ビル・ロビンソン[CROSS TALK]

国際プロレス名勝負 BEST10+1
ラッシャー木村 vs ジプシー・ジョー
バーン・ガニア vs ビル・ロビンソン
ストロング小林 vs ラッシャー木村
マイティ井上 vs スーパースター・ビリー・グラハム
グレート草津、アニマル浜口 vs ビッグ・ジョン・クイン、クルト・フォン・ヘス
ビル・ロビンソン vs カール・ゴッチ
ビル・ロビンソン vs 豊登
ラッシャー木村 vs キラー・トーア・カマタ
マッドドッグ・バション vs ジプシー・ジョー
サンダー杉山、グレート草津 vs ラリー・ヘニング、ボブ・ウィンダム
マイティ井上 vs 寺西 勇
その他の試合ダイジェスト

日本人所属選手名鑑
主要外国人選手名鑑
国際プロレスの風景
父・吉原 功と国際プロレス
IWAワールドシリーズの軌跡
検証・羅臼に夕日が沈んだ日
吉原学校卒業生
それからの国際プロレス
高杉正彦&佑希 父子鷹ストーリー
パンフレット&ポスターコレクション

VARIETY EDITION
プロローグ
ゆかりの地探訪(1)「東京・高田馬場本社跡」
ゆかりの地探訪(2)「埼玉・大宮道場&合宿所」
究極!入場テーマ曲リスト
TV中継試合ほぼ完全リスト
タイトルマッチ記録
来日外国人選手全リスト
年表
エンディングコラム「文・門馬忠雄」
COLUMN 流 智美/小野 仁
★★★


Old Fashioned Club  月野景史

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