雪の日に思う 30年前 大雪の当たり年 1984年 「五九豪雪」(昭和59年)
2014年2月8日(土)、
関東地方は「20年に1度」とか、「16年ぶり」とかの大雪に見舞われました。
しかし、16年ぶり…といわれても、1998年ということになるでしょうか?
この年の事は、ちょっと憶えていません。
時の経過と共に(あるいは年齢のせいか)記憶も曖昧になります。
ですが、ハッキリと憶えている年があります。
今からちょうど30年前の1984年(昭和59年)、この年はまさに大雪の当たり年でした。
東京にも、再三激しい雪が降りました。
なぜ、この年だけは明確に憶えているのか。
私にとって人生一度の大事と重なったからです。
この時期に迎える大事とは・・・そう、大学受験の年だったのです。
といっても、私はニ浪していて、この年は三度目の大学受験の年でしたので、
“人生一度”は語弊があるのですが、もう絶対に後がない、という大事ではありました。
しかし、私にとってはそういう年だったので、強い印象が残っていますが、
客観的に見て、この年の大雪は本当に凄かったのか?
間違いないようです。
この1983年(昭和58年)から1984年(昭和59年)にかけての冬の雪は、
「五九豪雪」「昭和59年豪雪」などと呼ばれ、Wikipediaにも項目ができています。
関東首都圏のみならず、日本列島を全国的に襲った豪雪の年だっようです。
私は大学をたしか五校受験しましたが、そのうちのニ校は雪で試験の開始時刻が遅れました。
5分2ですので、首都圏としてはかなりの高確率です。
受験日直撃では、さぞや大変だったと思われるでしょうが、実は意外とそうでもなかったです。
この年は、東京も1月から複数回の大雪に見舞われました。
たしか最初の時は、交通機関も乱れ、大変だったと思います。
ただ、人間は短期間でも学習するものです。
私立大学の受験本番を迎えた2月中旬頃には、みんなすっかり慣れていて、
試験会場でも特に混乱した記憶はないです。
さて私の受験シーズンも終盤を迎え、二日連続で試験がありました。
その初日の昼頃から降り始め、大雪の中を「またかよ!」と思いながら帰宅。
雪は夜が更けても降り続きます。
翌二日日は高望みの目標校の試験でしたが、朝早めに降りやんで一面の銀世界。
大事を取って試験開始は遅らされましたが混乱はありませんでした。
しかし、試験は難しくてギブアップ状態。
実はその翌日が、最初に受験した「ここだけはなんとか入りたい」という、
本当の意味の本命校の発表だったので、
窓の外の銀世界を眺めながら、「うかってればいいなぁ!」と、
翌日の発表に思いをはせていました。
結果、その本命校も、まさかの高望み校も両方合格だったので、
私にとっては大雪も悪いイメージはありません。
もちろん、被害が出るような豪雪は困りますが。
4月になっても桜の咲かない長い冬
大雪の連続だったこの年は春の訪れも遅かったです。
4月1日の時点でまだ桜も咲いてなかったと記憶しています。
さすがにまったく芽吹いてもいないということもなかったのかも知れませんが、
いわゆる“満開の桜”という状況ではまったくなかったように憶えています。
Old Fashioned Club 月野景史
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