【美術展】「山寺 後藤美術館コレクション展 バルビゾンへの道」Bunkamuraザ・ミュージアム/風景画だけではない、珠玉の展示
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて11月18日まで、
「山寺 後藤美術館コレクション展 バルビゾンへの道」展が開催中です。
会期終了まで後僅かですが、この展覧会は良かったです。推奨します。
山寺 後藤美術館コレクション展 バルビゾンへの道
2013年10月20日(日)-11月18日(月)
10:00~19:00 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は各閉館の30分前まで)
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
主催:Bunkamura
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_yamadera/
大変良い、私にとっても好みの展覧会でしたが、タイトルがあまり良くないですね。
「バルビゾン」と聞けば、どうしても風景画を思い浮かべてしまいます。
バルビゾン派
1830年から1870年頃にかけて、フランスで発生した絵画の一派。
フランスのバルビゾン村やその周辺に画家が滞在や居住し、
自然主義的な風景画や農民画を写実的に描いた。
コロー、ミレー、テオドール・ルソー、トロワイヨン、ディアズ、デュプレ、ドービニー、
このの7人が中心的存在で、「バルビゾンの七星」と呼ばれています。
しかし、今回の展覧会で純粋の“風景画”といえるのは全体の30%以下です。
バルビゾン派らしい田園や、森、湖等が主題の作品となると、更に少数です。
ただし、もっと古い時代の、聖書や神話と風景がマッチした作品などもあります。
それらがバルビゾン派へ繋がっていったという解釈なのでしょうから、
「バルビゾンへの道」という展覧会名は間違いではありません。
とはいえ、イメージ戦略としては、誤解を生み易いと思えるのです。
西洋絵画好きで、風景画を「嫌い」という人は少ないと思います。
しかし、風景画だけの展覧会と思ってしまうと、ちょっと寂しく感じて、
優先順位として後回しにしてしまう、そんな人は少なくはないかと思います。
実は、私もそんな傾向はあります。
展示構成は以下の通り。
第1章 神話・聖書・文学
第2章 美しさと威厳
第3章 静物画 - 見つめる
第4章 風景と日々の営み
第1章より
第3章より
第4章より
さて、本展は山形県山寺にある後藤美術館の所蔵作品を展示しています。
私が好みと感じたのは理由は、この美術館にあるかも知れません。
山寺 後藤美術館
山形県出身の実業家 後藤季次郎氏が収集したバルビゾン派のコレクションを中核に、
バロック期から19世紀後半に至る多岐にわたるヨーロッパ美術を収蔵する美術館。
山寺は日本でも有数の史跡名勝の地で、その豊かな自然と、文化を融合させた同館には、
ヨーロッパ絵画を中心に、ガレ、ドームのガラス工芸品、ロダンの彫刻など、
歴史に刻まれた貴重なコレクションを多数展示しています。
つまり、所蔵昨のベースとなっているのは個人コレクションですので、
個人の一貫した好みが反映されるのです。
それが私の好みとあったのでしょう。
今年の春に三菱一号館美術館に開催された、
「奇跡のクラーク・コレクション ― ルノワールとフランス絵画の傑作」などもそうでした。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-ad2e.html
Old Fashioned Club 月野景史
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