【美術】ギベルティ『天国の門」』 5/4『美の巨人たち』/ルネサンスの扉を開いた偉大な彫刻
2013年5月4日放送のテレビ東京系『KIRIN~美の巨人たち~』。
今回と次回はイタリアルネサンス特集。
今回のテーマ作品「今週の一枚』はロレンツォ・ギベルティ『天国の門』(1452年)でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/130504/index.html
ロレンツォ・ギベルティ
(Lorenzo Ghiberti、1381年頃 - 1455年12月1日)
ルネサンス期フィレンツェの彫刻家、金細工師。
今日においても賞賛される高い技量を有し、工房からは多くの弟子が育ちました。
天国の門(1452年)
初期ルネサンスの代表的な彫刻作品です。
ルネサンスの故郷、フィレンツェ最初の宗教的なモニュメントである、
サン・ジョヴァンニ洗礼堂北側の扉です。
ただし、現在の扉はレプリカであり、本物は修復後、博物館に展示されています。
名付け親は、かのミケランジェロ…、
ミケランジェロは1975年生まれなので、たいぶ後になっての命名なのですね。
このパネルに描かれた作品のテーマですが、
最初は「アダムとイブの物語」、次いで「カインとアベルの物語」、
「ノアの物語」、「アブラハムの物語」と、旧約聖書の創世記の物語が
紙芝居のように表現されています。
金細工師の父の元で修行したギベルティは15世紀初め、
サン・ジョヴァンニ洗礼堂の扉の制作者を決めるコンクールに応募します。
そこで最終選考に残ったのがギベルティともう一人、
後にルネサンスを代表する建築家となり、遠近法の創始者ともされるブルネッレスキでした。
共に20代前半、若い芸術家同士の闘いとなったのです。
選考は大いにモメたようですが、ブルネッレスキは辞退しローマへ向い、
ギベルティが勝利しました。
フィレンツェ屈指の彫刻家となったギベルティが、
時を経て指名され、制作したのがこの『天国の門』でした。
番組では、現在でも尚驚嘆されるギベルティのブロンズ技術にせまりました。
そして、かつてのライバルであり、建築家となって帰郷したブルネレスキが発見した、
遠近法の技術も取り入れ、旧約聖書の物語を美の結晶として再現したのです。
Old Fashioned Club 月野景史
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