【音楽】『春一番』 キャンディーズ/春のスタンダードナンバー 永遠の名曲
昨日3月1日、関東と中四国、九州北部で「春一番」が吹いたと、気象庁が発表したそうです。
昨日もですが、今日も朝から東京は凄い風です。
さて、「春一番」と聞くと…、
いや、聞かなくても、春が近づくこの時期になると思いだす歌、「春の名曲」があります。
いわずもがなですね、そのままのタイトルでもありますし。
キャンディーズ『春一番』
1976年3月1日発売 CBSソニー 作詞・作曲 穂口雄右
今から37年前の昨日の発売。
私が初めて自分で買ったシングルレコードのうちの一枚だったかと思います。
最初に聴いたのはおそらくキォンディーズがレギュラー出演していた
『8時だョ!全員集合』だと思いますが、その時からノリの良いメロディーが印象に残りました。
別に、私の個人的な思い入れは抜きにしても、
日本の“春の歌”として、スタンダードナンバーになっていますよね。
明るくボップ、それでいて、リリース当時からどこか郷愁を感じさせせる面もあるのです。
発売年の暮れ、1976年紅白より。
さて、次はちょっとレアな映像です。
音源は違いますが、映像は早い時期のものでしょう。
振付が一般に知られているものと少し違います。
「もうすぐ春ですね♪」で右手を上げたあと、
腕を横にして、胸の前に持ってくるポーズがありません。
↓このおなじみのポーズがないのです。
解散間際、1978年春頃の動画でしょう。
画質・音質はよくありませんが、貴重なピンク・レディーとのコラボ『春一番』です。
キャンディーズ
1973年9月レコードデビュー。
伊藤蘭さん、田中好子さん、藤村美樹さんの三人娘。
ランちゃん。スーちゃん、ミキちゃんの愛称で親しまれ、
1970年代中盤を代表する女性アイドルグルーブとなりました。
1978年の解散・引退後、メンバーはそれそれ芸能界に復帰しましたが、
ピンク・レディーとは違い、キォンディーズを再結成することはありませんでした。
そして、スーちゃんこと田中好子さんは一昨年2011年に亡くなりました。
元々この『春一番』は1975年4月リリースのアルバム『年下の男の子』に収録されていましたが、
ファンや本人たちの希望により、ゆく1年を経てシングルカットされたといいます。
三つ目に紹介した映像の音源は、まさにシングルカット前のライブ時のようですが、
ファンや本人達のノリが伝わります。
それにしても、本当に、よくシングルで出してくれたものです。
四季の国日本、中でも最も明るく、希望を感じさせる季節「春」
その春を象徴する、20世紀から21世紀を迎えても尚、歌い継がれる名曲を持たらしてくれたのですから。
関連My Blog
キャンディーズのスーちゃん、田中好子さん逝く/1970年代を代表する女性アイドルグループ
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/1970-fdd3.html
スーちゃん逝く② キャンディーズとその時代/ピンク・レディー、ミニスカート、レッツコーヤング
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-7807.html
スーちゃん逝く③ キャンディーズ名曲の旅/『春一番』『あなたに夢中』シングル全曲データ
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Old Fashioned Club 月野景史
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