絶滅種ニホンカワウソ生存?/あのネス湖のネッシーとカワウソの因縁
久々に未確認動物の話です。
後で、おもしろい映像も紹介します。
環境省が昨年8月に「絶滅種」に指定したニホンカワウソについて
国内最後の捕獲地となった愛媛県では絶滅指定語に目撃情報が相次ぎ、本格的な調査に乗り出すそうです。
http://mainichi.jp/select/news/20130110k0000e040194000c.html
かつては日本中にいたニホンカワウソは明治時代以降、河川改修や乱獲で減少、
1975年4月、同県宇和島市の離島で見つかったメスが最後の捕獲、
1979年6月、高知県須崎市で目撃された後は正式な確認がなく、
環境省は昨年8月公表の第4次レッドリストで「絶滅種」と位置づけました。
今や「幻の動物」となってしまったニホンカワウソ、もちろん生存していれば嬉しいニュースです。
ニホンオオカミよりは目撃例が新しいし、見つかるといいですね。
それはそれとして、今回はちょっと話を飛躍させます。
私はこのニホンカワウソ絶滅の事を聞くと、あの「幻の動物」の王者との因縁を感じています。
そう、イギリスのスコットランド、ネス湖の怪物ネッシーです。
↓ネッシーについてはこちらを。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/20-23b9.html
さて、ネッシーとカワウソの因縁とは何か?
ネッシーを写したとされる有名な「外科医の写真」(1934年)
この写真は公表から60年後の1994年に、模型による捏造だったと報道されました。
しかし、実はもっと早くから信憑性については疑義が呈されていたのです。
その有力な説のひとつが、水に潜ろうとしているカワウソの尾ではないかというものでした。
皮肉なものではないですか?
「なんだ、本物のネッシーかと思ったら、カワウソなの! ガッカリ…」
という話だったのです。昔は。
それが今や日本では、そのカワウソが幻の動物。
1万枚のチラシを作り、大調査に乗り出すというのですから。
余談ですが、この「外科医の写真のネッシー=カワウソ説」を、日本で知らしめたのは『ドラえもん』です。
この件については私は以前、Wikipediaの「ネッシー」の項目に書いたのですが、今は削除されています。
せっかくだからこちらに転記しておきます。
☆☆☆
1974年初出の『ドラえもん』」(雑誌掲載は『ドラミちゃん』として)の1エピソード「ネッシーがくる」中で『外科医の写真』の検証がされている。ここでは動物学者モーリス・バートンの見解として、やはり被写体が小さい事が指摘され、カワウソの尾説が紹介されている。翻訳書以外で、日本でこの写真の疑問について言及した最初期の記録と見られている。尚、本作ではネッシーは実在する事になっている。」
★★★
さて、おまけのようなものですが、YouTubeで見つけた映像を紹介します。
この動物はなんでしょうか?
コメントを読むと、まさに本項の主役カワウソのようです。
アラスカの湖と書いてありますね。
プリントスクリーンしてみました。
しかし、大きさの問題はあるでしょうが、水に潜る際の尾っぽではなくても、
ネッシー…というか、首長竜と誤認してもおかしくないくらいです。
Old Fashioned Club 月野景史
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