【美術展】「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展 サントリー美術館/ムーミンの国のガラス展
東京六本木のサントリー美術館で1月20日まで、
「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展が開催中です。
会期も後一週間ほどとなりました。
森と湖の国 フィンランド・デザイン 展
2012年11月21日(水)-2013年1月20日(日)
サントリー美術館
主催 : サントリー美術館、朝日新聞社
特別協賛 : イッタラ、スキャンデックス、フィンエアー(フィンランド航空)
後援 : フィンランド大使館、フィンランドセンター、日本硝子製品工業会、日本ガラス工芸学会
特別協力 : フィンランド国立ガラス美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2012_06/
遥か北欧の国、フィンランド。
森と湖、そしてムーミン・トロールが暮らす国…、
少し私のイメージはファンタジック過ぎるでしょうか?
そのフィンランドのガラスや陶磁器、家具の数々は、
機能性を重視しつつ、美しさをも兼ね備えています。
本展では、こうしたフィンランド・デザインの魅力を、
18世紀初頭から現代に至るガラス作品を中心に紹介されています。
古典的なガラス芸術ではなく、近現代的なガラス作品といった印象ですね。
20世紀前半から台頭したフィンランドのデザインは、
アルヴァル&アイノ・アールト夫妻、カイ・フランク、タピオ・ヴィルッカラ、
ティモ・サルパネヴァら優れたデザイナーを輩出し、特に1950年代からは国際的な評価を得てきました。
フィンランドを代表するガラスメーカー「イッタラ」は
“Lasting design against throwawayism(使い捨て主義に反する永遠のデザイン)”というメッセージを掲げています。
その姿勢は常に地球にやさしく、自然とともにあり続けています。
展示構成
プロローグ: 18世紀初頭~1920年代 フィンランド・ガラスの黎明期
第I章: 1930年代 躍進期 ― アルヴァル&アイノ・アールト
第II章: 1950年代 黄金期 ― カイ・フランク、タピオ・ヴィルッカラ
第III章: 1960・70年代 転換期 ― ティモ・サルパネヴァ、オイヴァ・トイッカ
第IV章: フィンランド・ガラスの今 Art&Life
本展は部分的にですが、写真撮影ができます。
鑑賞後は東京ミッドタウン内のカフェ「A971」で一息。
Old Fashioned Club 月野景史
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