スペイン教会画修復騒動続報/修復女性が教会を提訴!?
少し前に、イエス・キリストを描いたスペインの教会画を、
近所の女性が修復して、オリジナルとは似ても似つかぬものになってしまった、
というニュースが流れ、このブログでも取り上げました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-0966.html
左がオリジナル、中央が痛みが目立つ「修復」前、右が老婦人による「修復」後。
この件の続報が配信されています。
「スペインのフレスコ画「無断修復」の女性、著作権料を求めて訴訟準備」
え、教会ではなくて、修復した女性が訴訟を!? なぜ?
実は今回の騒動でこの絵が広く知られ、見物客が押し寄せるようになったのです。
そこで教会は入場料を取るようにしたとのこと。
女性側はその一部を“著作権料”として要求しようとしているようなのです。
なんともまぁ…、といったところです。
ニュース記事を「ねとらぼ」から引用しておます。
☆☆☆
キリストを描いた19世紀のフレスコ画を近所の女性が無断で修復して、サルのようになってしまったという事件が8月に話題になりました。このフレスコ画をめぐって女性が訴訟の準備をしていると報じられています。
フレスコ画はスペインの北東部にあるボルハの教会の壁に描かれたもの。8月中旬に、近くに住むセシリア・ヒメネスさんによる「修復」で、元の絵とは似ても似つかぬものになってしまいました。この出来事にショックを受けた人がいた一方で、この絵はネットで反響を呼び、コラ画像が多数作られるなどの人気ぶりに。この絵を見るために教会を訪れる人も増えたそうです。
教会は9月15日から入場料を取るようになり、4日間で2万ユーロを得たとか。ヒメネスさんと家族はその収入から著作権料を受け取る権利があると主張し、弁護士を雇って訴訟の準備をしていると地元メディアは報じています。これに対して、ネットでは協会側はフレスコ画を台無しにした損害賠償を求めて反訴するべきといった批判的な声も上がっていますが、「ヒメネスさんの修復がなければ有名にならなかった」という意見もあり賛否両論です。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1209/21/news131.html
★★★
Old Fashioned Club 月野景史
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