【美術展】「ちひろと世界の絵本画家たち」損保ジャパン美術館/日本を代表する絵本画家と世界の絵本
東京西新宿の損保ジャパン東郷青児美術館にて8月26日まで、
「ちひろと世界の絵本画家たち―心をつなぐアート 25ヵ国の絵本原画が勢ぞろい―」が開催中です。
ちひろ美術館コレクション
ちひろと世界の絵本画家たち
―心をつなぐアート 25ヵ国の絵本原画が勢ぞろい―
2012年7月7日(土) - 8月26日(日)
損保ジャパン東郷青児美術館
主催:損保ジャパン東郷青児美術館、朝日新聞社、ちひろ美術館
協賛:損保ジャパン
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html
好きな人は、もちろん知っている(当たり前ですが)、
知らない人でも、その絵を見れば、「ああこの人か」となる、
日本を代表する絵本画家、いわさきちひろさんの作品を中心とした展覧会です。
いわさきちひろ
(本名松本知弘(まつもと・ちひろ、旧姓岩崎)
1918年12月15日 - 1974年8月8日 55歳没)
福井県武生市(現在の越前市)生まれ。日本の画家・絵本作家。
いわさきちひろさんは「何年も読みつづけられる絵本」を志し、
独自の絵本表現を追求、生涯で約40冊の絵本を発表しました。
その多くは版を重ね続け、今も変わらずたくさんの人に愛され、
彼女の望み通り、親から子へ、子から孫へと読み継がれています。
本展では、彼女独自のさまざまな絵本の仕事を、
原画約25点と、アトリエの復元などで紹介されています。
『ぶどうを持つ少女』 いわさきちひろ 1973年
『あかいくつ』より いわさきちひろ 1968年
そして、世界で最初の絵本美術館であり、世界の優れた絵本画家の作品を収集している、
「ちひろ美術館」のコレクションから、赤羽末吉、長新太など馴染み深い日本の絵本画家や、
アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなど25カ国52名の画家による絵本原画を加え、
全体で約130点を展示されています。
展示のボリュームでいえば、ちひろさんよりも他の作家の作品を大きくなります。
世界各国の文化、その特徴をもあらわすかのような、多様な絵本原画の数々を楽しめます。
本展の印象ですが、
まず、なじみ深い筆致のちひろさんの美しい絵に改めてふれて感銘すると共に、
意外にも波乱に満ちた、その生涯に接して驚きを覚え、彼女が生きた時代に思いを馳せました。
合わせて世界各国の絵本の原画、その文化の一端に接する楽しみがあります。
そして、絵本作家の展覧会では恒例ですが、本展でも多くの絵本が閲覧可能です。
これがなかなか楽しくて、見入ってしまうのですが、
それをやってしまうと、いくら時間があっても足りなくなってしまいます。
悩ましいところです。
ちひろさん作画の絵本が置いてあった、アンデルセン作『あかいくつ』、
「こんな物語だったか」と、改めて感じ入ったりなどして過ごしました。
Old Fashioned Club 月野景史
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