【音楽】尾崎紀世彦さん死去/『また逢う日まで』『ウルトラセブン』も!? とにかく歌の上手い人
大ヒット曲『また逢う日まで』で知られる歌手の尾崎紀世彦さんが5月31日、
がんのため東京都内の病院で亡くなりました。
http://mainichi.jp/select/news/20120602k0000m040008000c.html
先日、マスコミで消息不明が伝えられ、失踪かなどといわれました。
親族の方がそれを否定していましたが、体調が良くないことはうかがえました。
間を置かずに伝えられた訃報、やはり悪かったのですね。
尾崎紀世彦(おざき きよひこ、1943年1月1日 - 2012年5月31日 69歳没)
神奈川県茅ケ崎市出身。
ジミー時田とマウンテンプレイボーイズを経て、
1967年にコーラスグループ「ザ・ワンダース」に加入して活躍します。
『ウルトラセブン」の歌を歌っているとネットでもよく書かれますが、
この時代にワンダースの変名であるジ・エコーズのメンバーとして、
主題歌・挿入歌の録音にも参加しているのです。
それも最後に少し紹介します。
1970年に「別れの夜明け」でソロデビュー。
翌1971年に2枚目のシングル「また逢う日まで」(阿久悠作詞、筒美京平作曲)が100万枚を超す大ヒットとなり、
同年の日本レコード大賞と日本歌謡大賞をダブル受賞、生涯の代表曲となりました。
とにかく、歌の上手い人でした。
『また逢う日まで』はもちろん素晴らしいのですが、
それ以外に一般にはあまり知られていないのが残念にも感じます。
いつもでも衰えることなく、どんな歌でも圧倒的な歌唱力で歌い続けてほしい方でした。
少し紹介しましょう。
『また逢う日まで』 (1971年)
若き日の姿を。
『サマー・ラブ』 (1987年)
『また逢う日まで』から16年後、アサヒビールのCMソングとしてスマッシュヒット。
日本がパブルに向かう時代。爽やかで伸びのある歌声、夏の名曲です。
『五月のバラ』
多くの歌手がカバーした名曲。
尾崎さんバージョンは歌唱力が圧倒的。
『ラブ・ミー・トウナイト』
トム・ジョーンズの名曲。
尾崎さんは「和製トム・ジョーンズ」とも呼ばれました。
さすがに、オリジナルを越えるとまではいいませんが、尾崎さんもいいです。
そして、やはり気になる『ウルトラセブン』も紹介しましょう。
『ウルトラセブンの歌』(1967年)
主題歌。名曲です。
ジ・エコーズ(ザ・ワンダース)として、みすず児童合唱団との共演。
冒頭の「セブン〜」の男声コーラスの3番目が尾崎さんだといわれます。
『ULTRA SEVEN』
こちらは挿入歌。エコーズ単独歌唱。
これがまた、超絶の名曲なのです。
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