【カメラ】ペンタックスデジタル一眼レフ「PENTAX K-30」発表/カラーオーダー出来るミドル機
5月29日、ペンタックスリコーイメージング株式会社は、
デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-30」を発表しました。
発売日は「近日」ということで詳細未定、価格はオープンです。
既に海外では先週発表されていました。
http://www.pentax.jp/japan/news/2012/20120529_01.html
そして、K-30は15種類から選べる「オーダーカラー受注サービス」の実施も発表されました。
通常販売のレギュラーカラー3種類に加え、15種類のカラーバリエーション(カラバリ)が
受注販売方式で用意されています。
このオーダーカラ―はかつて同じペンタックス製デジタル一眼レフの
「K-x」、「K-r」にも採用されており、同社の一眼レフではおなじみのサービスです。
*参考写真:カメラのイベント「CP+2011」でのPENTAXのブース。
K-rのカラーバリエーションがフィーチャーされています。(K-30とは関係ありません)
カラーオーダーは特に初心者・初級者向けにカメラ選びの楽しさを提供してきました。
さて、K-30が今までのカラーオーダー対応機種と違うのは、
これまでのK-xとK-rは初心者用入門機、いわゆるエントリー機だったのに対し、
K-30はひとつ上のクラスのミドル機(中級機)に分類されることです。
このカメラの持つ、アウトドア撮影に適した防塵・防滴構造や、
視野率100%のペンタプリズムの光学ファインダー、
前後の2ダイヤルなどはミドル機のスペックなのです。
大きさ・重量もエントリー機よりは上、ただ一般的なミドル機よりは小型軽量です。
価格はまだよくわかりませんが、価格.comで見たところ、
新発売のデジタル一眼レフミドル機としてはリーズナブルに感じます。
なかなか魅力的なカメラだと思いますが、
PENTAXは2010年発売のミドル機「K-5」の評判もよくまだ現役で、
しかも現在は価格がだいぶこなれています。
K-30はK-5よりは下位ということになると思うので、住み分けはどうでしょうか。
さて、カラ―バリエーションです
果たして、ミドル機を買う層がオーダーカラ―にこだわるのでしょうか。
そこがちょっと微妙に思うのですが、オーダーカラーで購入したK-xやK-rユーザーの
ステップアップを見込んでいるのかも知れません。
そして、↓このページでカラ―表を見ると、割りと渋めの色が多いですね。
http://www.pentax.jp/japan/products/k-30/color/index.html
ピンクが見当たりません。水色やキミドリと呼べるカラーも。
パステルやビビッドが少なく、総じて渋めの色揃えです。
実機を並べたとしても、上に写真を載せたK-rのカラパリとはだいぶ印象が違うでしょう。
ミドル機仕様、あるいはアウトドア仕様の、少し大人向け本格指向のカラ―設定ということでしょうか。
そもそも、デジタル一眼レフにおけるエントリー機、ミドル機という区分けも
適当でなくなっていくのかも知れません。
従来、エントリー機を購入していた層はミラーレス一眼を、
一眼レフがほしい人はある程度本格的なミドル機を、
というようになってもおかしくはないです。
といっても、PENTAXが今後エントリー一眼レフを発売しないとは、まだいえませんが。
しかし、機能性も備えたなかなか面白いカメラだと思います。
« 【美術展】ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年」国立西洋美術館/6月13日に開幕 | トップページ | 【音楽】尾崎紀世彦さん死去/『また逢う日まで』『ウルトラセブン』も!? とにかく歌の上手い人 »
「52.写真 カメラ」カテゴリの記事
- 【相棒15】第9話に出てきた「後ピン(あとぴん)」とは何か?(2016.12.08)
- 【カメラ】ニコンがフルサイズ「D5」とAPS-C「D500」同時発表/驚異のスペックにファンも業界も騒然(2016.01.06)
- 【カメラ】 壊れて調べ、改めて知るSONY RX100の凄さ(2015.07.20)
- 【カメラ】月刊「カメラマン」2015年2月号 各社主要44機種を大胆徹底比較(2015.01.25)
- 【カメラ】Nikon D750 発売2ヶ月を経てガイド本2誌ようやく発行(2014.11.26)