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2012年5月12日 (土)

【美術】セザンヌ『サント・ヴィクトワール山』5/12日『美の巨人たち』/来日中の名画に籠められた画家の悲しみとは

先日のブログでも紹介したように、
5月12日放送のテレビ東京系『美の巨人たち』のテーマ作品「今週の一枚」は
ポール・セザンヌ『サント・ヴィクトワール山』でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120512/index.html

Cezanne_002
この絵は現在、六本木の国立新美術館で6月11日まで開催中の
「セザンヌ-パリとプロヴァンス」展に来日、展示されています。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-3ec2.html

しかし、例によってそのことを本編中では紹介しませんでしたね。
この点はどうも不可思議です。


ポール・セザンヌ
(Paul Cézanne、1839年1月19日 - 1906年10月22日  67歳没)

ゴッホやゴーギャン、ピカソなど後世の画家たちに多大な影響を与え、
近代絵画の父とまで呼ばれる画家セザンヌ。
その彼が生涯追い求めた風景があります。
故郷・フランスのエクス=アン・プロヴァンスにあるサント=ヴィクトワール山です。
セザンヌは40代半ば過ぎてからこの山を描き始め、生涯で約80枚もこの山の作品を遺しました。

今回紹介されたのは、その中でも彼が最初に描いた一枚、『サント・ヴィクトワール山』です。
画面の両端には2本の松が描かれています。
そして画面の中央には、青く光るサント=ヴィクトワール山がそびえています。

セザンヌは銀行家だった父のもとに生まれ、法律を学んでいました。
しかし、絵を志し20代でパリに出て、ドラクロワ、クールベ、マネらの影響を受けました。
やがて1874年の第一回印象派展にも参加しましたが、当時は酷評ばかりでした。
.
そんな中、セザンヌに訪れた転機、父が死去し、セザンヌは莫大な遺産を相続するのです。
印象派の技法に疑問も持ち始めていたセザンヌは、故郷エクスに戻り自然に囲まれてひたすら絵に没頭します。
中でも、とりつかれたように描いたのがサント=ヴィクトワール山でした。


今日の一枚、『サント・ヴィクトワール山』が後進の画家に与えた影響は大きいものでした。
ルネサンス以来の写実性の否定、あのピカソはセザンヌを唯一の師、そして皆の父とまでいいました。

ところで、前回のブログにも書いた、予告篇にあったセザンヌの悲しみとは。
それは幼なじみの親友である小説家エミール・ゾラとのことでした。

二人は少年時代、サント=ヴィクトワール山に登り親交を深めてきました。
大人になっても続いていた友情でしたが、
ゾラが小説に書いた、自殺してしまう画家のモデルが自分だと思い込んだセザンヌは、
ゾラと絶交してしまいます。
二人はその後二度と会うことはありませんでした。

『サント・ヴィクトワール山』で山を包み込むように描かれた松は、
セザンヌとゾラなのかも知れない、番組の解釈でした。

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