桜散る
咲き誇った桜も
必ず散ります。
既にだいぶ散っていたところに今日の雨ですから、
関東近辺では桜の季節も終わりでしょう。
「桜散る」
願いがかなわなかった時、
特に季節柄、入学試験の不合格の際のたとえに使われる言い回しです。
もともと、「サクラサク」というのが合格電報の慣用句ですね。
それとの対比で使われる面もあるのでしょう。
しかし、桜は咲いたら必ず散るものです。
入試に落ちたことをたとえるなら、
「桜散る」ではなく、「桜咲かず」の方が相応しいように思います。
まぁ、うれしくないたとえですから、
どちらが相応しいと、突き詰めることもないでしょうけど。
桜が咲き、散るイメージのあるフィクションというと、
漫画の『めぞん一刻』(高橋留美子)を思い起こします。
基本的に現実世界と同様に時が流れ、
登場人物も年齢を経ていく作品なので、
節目に桜が効果的に使われていました。
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