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2012年4月19日 (木)

【美術】雑誌BRUTUS「西洋美術総まとめ。」 /古代ギリシャ・ローマから20世紀アートまでの美術入門本

4月16日に発売された雑誌「 BRUTUS(ブルータス) 730」
最新号の特集は「西洋美術総まとめ。」 です。

Brutus_001
西洋美術の「総まとめ」とは大きくでたものです。
表紙はいわずと知れたレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』。
西洋絵画史上最大のビッグネームが選ばれました。
誰も文句のつけようもないでしょうが、もう一捻りできなかったか?
とも感じますが、まぁよろしいでしょう。
こうして観ると、『モナ・リザ』は貫禄ありますね。

さて、本の内容は以下の通りです。

特集 西洋美術総まとめ
・古代ギリシャ・ローマ
・中世の美術
・ルネサンスからマニエリスム
・北方ルネサンス
・17世紀イタリアとスペインの美術
・17世紀オランダの美術
-テーマで見る西洋美術1「静物画」「風景画」 -
・17〜18世紀フランスの美術
・フランス革命期の美術
・新古典主義とロマン主義
・アカデミスムとレアリスム
・印象派からポスト印象派
-テーマで見る西洋美術2「幻想とエロス」-
・フォーヴィスムとキュビスム
・抽象美術の誕生。
・ダダイスムとシュルレアリスム
・第一次世界大戦後の美術
 
見出しだけ見ても、西洋美術史の主要部分が俯瞰できますね。
しかし、古代ギリシャ・ローマから20世紀の芸術まで3000年とは、壮大な歴史です。
実際にルネサンス以前の美術史、つまり古代ギリシャ・ローマと、
中世の記述は多くはありません。

ただ、ここにふれることには意義があります。
まず古代ギリシャ・ローマがあり、
いわばそれを否定した形での中世キリスト教的美術がある。
そして、中世的なものから脱却して、古代ギリシャ・ローマ芸術の復興・再生と
位置づけられのが、ルネサンス美術だからです。

大き目の判型で、ビジュアルに親しみながらの美術入門本としては結構かと思います。
今年はこの後、日本でも大型美術展の開催が色々と予定されています。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/2012-672b.html

例えば、ひとつ気に入った絵に出逢えば、その絵の歴史的な位置づけも知りたくなるものです。
予習・復習用に一冊持たれてもいいかと思います。

そして、綴じ込みでボール・セザンヌが特集されています。
このブログでも紹介した、東京六本木の国立新美術館で6月11日まで開催中の、
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-3ec2.html
「セザンヌ-パリとプロヴァンス」展とのタイアップ的な企画のようです。

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