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2012年3月

2012年3月31日 (土)

明日から新年度/私的「年度」考

今日3月31日で平成23年度は終わり、
明日4月1日より平成24年度のスタートです。

この4月始まりの「年度」という概念は、
学生のうちはみな等しく一大行事として持っているものでしょうが、
社会人になると業種・職種によって関係深い人と、そうでもない人に分かれます。

私は長くほぼ無関係の分野で過ごしてきました。

まず前職も現職も勤務先の規模が小さく、このタイミングでの異動があまりない。

前職は洋服関係だったので四季の移り変わりとは密接な関わりがありましたが、
年度というのはあまり意識していませんでした。

その後、長く月刊誌の仕事に就いているので、一カ月の中で山と谷があって、
その繰り返しで時が過ぎていくようなイメージの生活を続けてきました。
しかも扱っているのが季節感の薄い分野で、
「年度」というのはほとんど意識していませんでした。

その仕事はメインとして今も続けているのですが、加えてここ3年ほど、
まさに「年度」で動いている分野の仕事も担当するようになったのです。

その分野では、何年も継続的に受けている事業も年度末で契約切れ、
公示→入札という手続きを経て新年度より新たにスタートということになります。
だから3月と4月が慌ただしくなりました。

しかも、会社全体としてはこれは異色な仕事で、部署内でも私だけが
「年度末だ」「新年度だ」「入札だ」「見積だ」「契約だ」と、
一人バタ付いているような感じです。

そんなこんなで、ここのところブログも疎遠になり気味でした。

しかし、4月1日より新年度、新たな気持ちでというのも悪くはないですね。

2012年3月25日 (日)

【美術展】『ヨーロッパ絵画に見る永遠の女性美』ニューオータニ美術館/美しい題材を描いた美しい絵画達

東京のニューオータニ美術館で5月27日まで、
展覧会『ヨーロッパ絵画に見る永遠の女性美』が開催中です。

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山寺後藤美術館所蔵 ヨーロッパ絵画に見る永遠の女性美
2012年3月17日(土)-5月27日(日)
ニューオータニ美術館

http://www.newotani.co.jp/group/museum/exhibition/201203_europe/index.html


四ツ谷駅近く、東京千代田区紀尾井町にある名門ホテルニューオータニ。
その中にある瀟洒な美術館でなかなか魅力的な展覧会が開催中です。

山形県の山寺 後藤美術館所蔵のヨーロッパ絵画の中から、
17世紀から19世紀に描かれた女性をテーマとした少女の絵画28点に
静物画7点を合わせ展示されています。
なぜか公式サイトでは「女性・少女の肖像画28点」と書かれていますが、
神話や聖書に依拠した作品も多いので、
肖像画と断じてしまうのも誤解を生むのではないかと思いますが。

古くはバロック期からロココの時代、
主力は19世紀のフランスやイギリスの画家達による、
聖母マリアの愛情や悲嘆、聖母子像から、
ヴィーナスやディアナ、ニンフなど妖艶さを感じさせる神話の女性達、
気品や憂い、愛らしさなど、より自由に表現されていく女性美を鑑賞できます。

わかり易い意味での美しい絵といえるでしょう。
「美しい題材」を描いた「美しい絵」。
「美術」というくらいですから、絵画の一番の醍醐味はここかも知れません。


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『愛しの小鳥』(1867年)
アドルフ・ウィリアム・ブグロー

19世紀後半のフランス画壇の権威、いわゆるアカデミズム絵画の巨匠。
権威側として印象派など新しい芸術を否定してきた立場の人ですが、
後年になって評価が逆転し、今の知名度は高くはないですね。
しかし、精緻を極めた理想美という点では最高峰に位置する人ではないかと思います。
巧すぎて、通俗的に見えてしまう面もあるのですが。

ブグローと同時代のアカデミズム絵画の権威、
アレクサンドル・カバネルの作品も2点展示されています。

他にも、公式サイトに載ってない作品にも興味深い絵もありました。
数は少ないですが、静物画も良かったです。
ホテル内の美術館でスペースも広くはないですが、
展示点数も少ない分、逆に気軽に観れるという利点もありますね。


鑑賞後はホテル40FのThe Barで夕暮の一服。

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大型ホテル内なので、鑑賞後の楽しみも色々です。


関連My Blog:2012年GW-5月を楽しむ西洋絵画の展覧会を一挙紹介・東京編
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/2012gw5-f7c0.html

2012年3月23日 (金)

【ダンス】2012スーパージャパンカップダンス/セグエスタンダード熱闘グラフ

2012スーパージャパンカップダンス
全日本セグエ選手権大会・全日本選抜ダンス選手権大会
3月3日・4日
幕張メッセ イベントホール


セグエスタンダード部門の熱く美しい闘いを写真で紹介します。


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そして優勝は橋本剛・恩田恵子組「THE RED SHOES~赤い誘惑~」

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詳しい結果は3月27日発売の月刊ダンスファン5月号で。
http://shop.byakuya-shobo.co.jp/dance-fan/

2012年3月19日 (月)

【美術】ロダン 『考える人』3/17『美の巨人たち』/世界でも有名な男の深き思索

3月17日放送のテレビ東京系『美の巨人たち』のテーマ作品は、
オーギュスト・ロダンの彫刻『考える人』でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120317/index.html


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素晴らしい筋肉を持つ男が深い思索に耽る、大変有名な作品ですね。
1904年の制作です。

…えっ、20世紀の彫刻! そんなに新しいの?
そう思った人も多いでしょう。

『考える人』に匹敵する有名な彫刻というと、
男性像ではミケランジェロ『ダビデ像』がありますが、
これはルネサンス期の1504年公開なのでだいぶ昔です。

女性像ではなんといっても『ミロのヴィーナス』ですが、
こちらにいたっては紀元前のギリシャで作られた古代遺跡です。

『ミロのヴィーナス』は破損状態からいっても一際古いことはわかりますが、
素晴らしい肉体を賛否するような彫刻は古いもが多いように思えます。
20世紀の彫刻というと、もっと抽象的なものをイメージしませんか。

それに『考える人』には哲学的なイメージもあるので、
ギリシャ美術か、それに近いもののように思っていた人も多いでしょう。


フランソワ・オーギュスト・ルネ・ロダン
(François-Auguste-René Rodin, 1840年11月12日 - 1917年11月17日)

19世紀後半に活躍したフランスの彫刻家。「近代彫刻の父」と呼ばれます。
絵画でいえば印象派の同時代の人で、
同い年の印象派を代表する画家クロード・モネとは共同で展覧会を開催したこともあります。
しかし、前半生は不遇だったようで、
「私は50歳まで、貧乏がもたらすありとあらゆる苦労を味わった。」そうです。

さて、今回の番組ではまず『考える人』のポーズに着目しました。
腰かけて膝に肘を付き、うつむいて拳を顎に当てて思索するその姿。
アンケートを取ると、拳を作るか作らないか、
また顎に当てるか頭に当てるか、混同する人はいるようですが、
だいたいの姿は誰でもがイメージできるようです。

ところが、写真を見て実際に同じポーズを取ろうとすると、
かなり無理のある姿勢であることがわかります。

まず、膝に肘を付くとかなり前傾姿勢になり、それだけで結構きついのですが、
それ以上にこの『考える人』、右ひじを左膝に付けているのです。
これだと、体が捻じれて相当に辛いです。
いわば腹筋のストレッチ運動をしているような状態なのです。

ロダンはこれ以前『地獄の門』という大きな作品を手掛けました。
ダンテが書いた『神曲』をモチーフにした作品です。
実は、この門の上にも『考える人』がいるのです。
ロダンは当初この男に「詩想を練るダンテ」という名前をつけていました。
『考える人』はこの『地獄の門』から独立した作品なのです。
(『地獄の門』から独立した作品は他にもあります。)

ロダンは本作の制作に当たり、前述した『ダビデ像』の作者である
ルネサンスの巨匠ミケランジェロの彫刻を参考にしたとのことです。
ミケランジェロの作品は彫刻も絵画も、
人間達は男性も女性も素晴らしい筋肉美で表現されます。
ロダンもそれに倣い、体を捻られせることによって肉体美を強調したのです。

さて、このブログでは詳しくは書きませんでしたが、
今回の番組では意外と知られていないロダンの入門編ともいえる内容で、
興味深かったです。

2012年3月18日 (日)

【映画】『シャーロック・ホームズ』(2009年 ロバート・ダウニー・Jr主演)と『ルパン三世』

シャーロック・ホームズ超入門などというブログを書いてるのに恥ずかしい話ですが
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-092f.html
2009年制作の映画版『 シャーロック・ホームズ』を日曜ロードショーで初めてみました。

ロバート・ダウニー・Jrがホームズ、
ジュード・ロウがワトソンを演じた作品です。
好評につき続編『[シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』が制作され公開中です。

オカルト全開な話だなと思いましたが、
ホームズ物らしくきちんと種明かしがされていましたね。

しかしこの映画、基本構造が『ルパン三世』によく似ていますね。

いや、それをいうなら逆で、『ルパン三世』も、
そのネタ元のモーリス・ルブランの『アルセーヌ・ルパン』シリーズだって、
そもそもホームズシリーズの影響下にあるのだよ。

・・・といわれればその通りですが、それだけでは納得できないほど似ているように思います

まずホームズのキャラがルパン三世にそっくり。
これは吹き替えの声優・大塚芳忠氏がそのままルパン役をやってほしいくらい
山田康雄氏にも似ているし、ルパンにぴったりと感じたせいもあるのだと思います。
しかしそれだけではなく、例えばホームズとワトソンの関係も少し波長が合わない時のルパンと次元に似ています。
また、それ以上にホームズシリーズ屈指の女性キャラであるアイリン・アドラー、
この映画でのアイリーンは、本当に峰不二子そのままのキャラだと思いました。

そしてメイン悪役のヘンリー・ブラックウッド卿が、
ルパンファーストシリーズを代表する悪役である
魔術師パイカル(白乾児)と魔毛狂介を合わせたようなキャラ。

例えば、ブラックウッドのマジックの種のひとつである液体燃料は、
パイカルの魔術そのまま…と思ったのですが、
バイカルは火炎放射で、液体燃料はルパンの秘密兵器でした。

それでも、シリーズ屈指の登場人物と秘密兵器の組み合わせですし、
不死身で、まるで超能力でも持っているように演出するところも、
バイカルとブラックウッド卿はよく似ています。

断定などできませんが、この映画は『ルパン三世』の影響を受けて作られている、
そんな気がしてなりません。


ネットでも同様の指摘は散見されますが、
あまり踏み込んだ分析はないようです。
もちろん、今回のはすべて私の勝手な私見ですが。

Old Fashioned Club  月野景史

2012年3月13日 (火)

【ダンス】2012東京オープンダンススポーツ選手権熱闘グラフ/3月11日 東京体育館

2012年3月11日、東京体育館において
ロヂャース杯争奪
第14回東京インターナショナルオープンダンススポーツ選手権
(主催:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF))
が開催されました。

昨年3月13日に開催予定だった第13回大会は、
直前の3月11日に発生した東日本大震災のために中止となりました。
第13回は欠番とし、今年は第14回大会となります。
そして今年の開催日は、くしくも昨年の震災の日からから丸1年目ということになりました。

昨年は開催直前に震災があったため、来日していた100組近い海外選手が
混乱の中帰国する事態となりました。
それがあるので、今年は海外からの出場者の減少が心配されましたが、
例年と変わらぬ26カ国100組近い、
世界チャンピオンを含むトップ中のトップダンサーが出場、
熱く、美しい闘いを繰り広げました。

ラテン、スタンダードのファイナルから写真で紹介します。


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競技結果

グランドスラムスタンダード
1, Benedetto FERRUGGIA/Claudia KOEHLER
2, Emanuel VALERI/Tania KEHLET
3, Simone SEGATORI/Annette SUDOL
4, Sergey KONOVALTSEV/Olga KONOVALTSEV
5, Dmitry ZHARKOV/Olga KULIKOVA
6, Evgeny MOSHENIN/Genny FAVERO

グランドスラムラテン
1, Aniello LANGELLA/Khrystina MOSHENSKA
2, Martino ZANIBELLATO/Michelle ABULDTRUP
3, Gabriele GOFFREDO/Anna MATUS
4, Andrey GUSEV/Elizaveta CHEREVICHNAYA
5, Armen TSATURIAN/Svetlana GUDYNO
6, Timur IMAMETDINOV/Ekaterina NIKOLAEVA

U-23オールジャパン・ダンススポーツカップ
スタンダード優勝
小嶋みなと・盛田めぐみ 組

U-23オールジャパン・ダンススポーツカップ
ラテン優勝
関根チョーマ・沼田まな美 組

また先日のブログでも紹介したように、
グランドセレモニーでは被災地の子ども達と、
応援に集った全国のジュニアダンサー達の元気なダンスも披露されました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/20123111-3ea7.html


JDSF公式サイト
http://jdsf.or.jp/index-j.html

2012年3月12日 (月)

2012年3月11日/あの日から1年

東日本大震災から1年目の日が終わりました。

被災地の復興はまだまだです。
呑気なことを言っていられる場合ではありません。

しかし、東京在住の人間てとしては、平静にこの日を迎えられ、
少しほっとした気持ちになっています。

震災からしばらくは東京近辺も落ち着かない日が続きました。
震災当日の交通の混乱はともかく、
その後もやまない余震、
原発事故による放射線の不安、
計画停電の影響、
食品や生活用品の流通不足も続きました。

いずれも被災地のことを思えば文句をいうほどのことではありませんでしたが、
この先どうなるのかと、先の見えない不安がありました。
その不安の多くは今も完全に払拭できたわけではありませんが、
ひとつの区切りの日を迎え、少し前向きにと思っています。


今日は東京体育館で開催されたダンスのイベントに行ってきました。

この大会は昨年は3月13日に予定されていましたが、
直前の震災で中止となりました。
国際大会なので海外からも100組ほどのダンサーが来日しており、
直前の中止で東京もあの混乱、主催者は大変だったと思います。

昨年のことがあるので、今年は海外からの参加がどうなるかが懸念されましたが、
例年と変わらぬ多くのダンサーが参加して盛会でした。
この点でも、なにか一区切り付いたような気がしています。

被災地東北から招待されたジュニアダンサー達と、
その応援に集った全国のジュニアダンサー達の写真を少し紹介します。

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2012年3月11日 第14回東京インターナショナルオープンダンススポーツ選手権より
大会の模様はまた改めて。

2012年3月11日 (日)

山口美江さん死去/幾つもを併せ持ち、時代の寵児となった才女

山口美江さん(やまぐち みえ)さんが 2012年3月7日に亡くなりました。
1960年9月20日生まれ。51歳。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120309-00000053-scn-ent

タレント、キャスター、司会者、女優、コメディエンヌとしても多彩に活躍しました。
共演の多かったビートたけしさんもコメントを発表しています。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/03/11/kiji/K20120311002803680.html


実は山口さんは十代の頃からCMなどにに出演したいたようですが、
メディアへの本格デビューは、テレビ朝日『CNNヘッドライン』(1987年-)のニュースキャスターとして。
そして、フジッコ・漬物百選のCMでの「しば漬け食べたい」のセリフで世に知られました。




おそらく1987年頃で、年齢は27歳くらいだと思うのですが、
男性の部下を従えるバリバリのキャリアウーマンといったイメージで貫禄もあり、
この人は誰なのだろう? と思ったものです。
この少しベタッとしたしゃべり方は特徴的ですね。


上智大学外国語学部比較文化学科(現国際教養学部)卒業。
上智卒という点では私の少し先輩になりますが、在学期はダブってはいなさそうです。

比較文化学科というのは、主に帰国子女や留学生のような
外国語を母国語とするような人たちが在学するところでした。
山口さんは帰国子女ではないようですがドイツ人の血も入っており、
小学校から高校まで一貫のインターナショナル・スクールで学んだようです。
当然、英語が堪能で、その意味でも先端の女性でした。

訃報を伝えるニュースで、元祖バイリンギャルなどといわれていますね。
「バイリンギャル」とは「バイリンガル」と「ギャル」を掛け合わせた造語で、
元祖といわれても、そう呼ばれた人がさほど多くはないと思いますが。
たけしさんには「バイキンギャルだ」などと揶揄されていました。

山口さんは美人で、頭が良くて、英語も得意で、トークも上手い、のは勿論ですが、
加えてしば漬けのCMでも見せたようにユニークなタレント性や、ほどよい“毒”があり、
時代の寵児となりました。

特に、タレントとして全盛期だったビートたけしさんがその才能に着目し、
『たけしのここだけの話』(関西テレビ)『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ)
などで共演しました。

一方で少し度の強い潔癖症で、テレビの画面で見ていても、
どこか危うさを感じさせる面がありました。
やがて、テレビの流れからは合わなくなり、1990年代半ばにはフェードアウトしていきました。

しかし、雑貨店経営やお父さんの介護のことなど、
その後も時々はメディアに登場する機会もありましたので、
今回の訃報は突然のことでした。

2012年3月 7日 (水)

夜のスーパーでの出来事/外国人青年の質問

寒い寒い夜の帰途、
通り道のスーパーで買い物しようと立ち寄りました。

食品売り場を流していると、背後から声をかけられました。
若い男性です。

「ちょっと質問で、いいですか?」

ん?「質問でいい」?  微妙に片言。
見た目ではわからないけど、アジア系の外国人のようです。

「ちょっと質問いいですか?」
重ねて訊ねてきます。


今年のモットー「一期一会、人には親切に」
しかし、スーパーで外国人にいきなり質問があるといわれると少し戸惑います。
でもとりあえず「どうぞ」と応じる。

すると、彼は料理酒のコーナーを指し示しながら、
「クッキングワイン買おうと思うですけど、どれがいいですか?」

え、店員と間違えてるのか?

思わず「私は店員ではないですよ…」と言いかけましたが、
仕事帰りなので私の恰好は、スーツの上にトレンチ風のコート、
片手に鞄、片手に買い物かご、どう見ても会社帰りに買い物に寄ったサラリーマンです。
いくら国が違ったって店員には見えないでしょう。

一歩譲って、私が料理酒のコーナーであれこれ選んでいたのなら、
訊ねるのもまだわかりますが、
反対側のパスターコーナーをながめながら歩いていただけで、
料理酒はチラ見すらしていません。


実際、お酒は好きですが、料理酒は判りませんし、
さすがにこの検討違いの質問は少し不審にも感じたので、
「ごめんなさい、よくわかりません。」とその場を離れました。

警戒し過ぎだったかな。
異文化交流も難しいです。

2012年3月 6日 (火)

「超サザエさん」とは何?/ブログアクセス数の謎

このブログのページごとのアクセス数を見ていると、
随分前に書いた、普段はアクセスの少ないページなのに、
突然数字が跳ね上がることがあります。

この場合、そのブログの内容に関する話題がたまたまテレビやネットで流れ、
多くの人が検索してアクセスすることがほとんどです。

例えば先日、カクテルのギムレットとそれに関する小説について書いたブログ
アクセス数が突然伸びたことがあります。

調べてみると、人気ドラマの『相棒』でギムレットが取り上げられたのですね。
だからアクセス数も伸びたのです。


さて、昨日はこのブログのアクセスが急伸しました。

【漫画】『サザエさん』誕生超入門/サザエの結婚と磯野家東京転居の時期は?
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-d602.html

『サザエさん』の新聞連載開始時の事情について昨年9月に書いたブログです。
しかしアクセス数は少なく、この4ケ月のトータルで僅か150件ほどです。
それが昨日だけで160件に達しました。

メディアでなにかしら『サザエさん』が取り上げられたのかと思うのですが、
どうもネットでニュースが流れた形跡が見当たりません。テレビか?

更にアクセス情報を見てみると、多くの人が「超サザエさん」というワードで
検索しているようなのです。
私のブログのタイトルにも「超」が付くので、上位でヒットするのです。

しかし「超サザエさん」とは何なのか、
なぜこのワードで検索する人が突然増えたのか、
自分も検索してみましたが、どうもよくわかりません…。


*3月7日追記
コメントでもご指摘いただいたように、こちらのサイトが検索されているようです。
http://sazaen.seesaa.net/

2012年3月 5日 (月)

【美術】『美の巨人たち』スペシャル3/3「パリの美の殿堂ミステリー探訪」後編/ルーヴルとオルセーの謎にせまる

2012年3月3日放送のテレビ東京系『美の巨人たち』は、
スペシャル 後編90分「パリの美の殿堂ミステリー探訪」でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120303/index.html

前回は前編で30分スペシャル。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/225-400c.html

今回がスペシャル後編90分。
前回はネタ振りのプロローグ、予告編といった趣きで、
やはり今回が事実上の本編でした。

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オルセー美術館

芸術の都パリの象徴ともいえるルーヴル美術館とオルセー美術館。
所蔵・展示作品で分けると、
ルーヴル美術館は古代から18世紀半ばまでの芸術作品、
オルセー美術館は18世紀半ば以降、近代・現代アートの美術館ということになります。

番組で検証された課題は大きくいえばルーブルとオルセーそれぞれ三つずつ。
パリのみならず、フォンテーヌブローやノルマンディにも足を伸ばして取材が行われていました。

ルーヴル美術館
①ルーヴル誕生のきっかけとなるフランス国王フランソワ一世とレオナルド・ダ・ヴィンチの関係。
②そのダ・ヴィンチの名作『モナ・リザ』の秘密。
③古典芸術の殿堂ルーヴルにある20世紀絵画の巨匠ジョルジュ・ブラックの天井画の不思議。

①と②はリンクした課題でしたが。

オルセー美術館
④美術館の前身となる駅舎、そして美術館の誕生まで。
⑤印象派の巨匠モネの『ルーアン大聖堂』の構図の謎。
⑥印象派の画家ギュスターヴ・カイユボットがオルセー誕生に果たした大きな役割。

この中で、⑤は今回わざわざ取り上げる必要があるのか疑問に感じる面もあるのですが、
実は③の取材の為にレポーターの小林薫氏がノルマンディを訪れています。
⑤のルーアン大聖堂もノルマンディにあるので、一緒に取材できるネタを選んだのかも知れません。

そんなことでややチグハグに感じる点もありましたが、
美の都を舞台に数々の興味深い課題を扱った、濃密な90分ではありました。

特に興味深かったのは、印象派を代表する画家の一人であるものの、
日本ではそれほど有名とはいえないカイユボットについてでしょうか。

裕福な家の出身だったカイヤボットは貧困に苦しむ仲間の画家の経済的支援の意も含めて、
彼らの絵を多く購入しました。
カイユボットは1894年若くして亡くなりますが、コレクションした絵を国家に寄贈する遺言を残していました。
ところが、当時はまだ印象派の画家達の作品の評価は定まっておらず、国は受け取りを拒否、
残された画家達が運動を行って、ようやく寄贈が実現したのです。
今、カイユボットの寄贈した作品はオルセー所蔵作の基幹となっています。

2012年3月 4日 (日)

【特撮】『pen+』「ウルトラマン大研究」 黒部進、森次晃嗣、桜井浩子座談会/由利ちゃんのお気に入りは「クモ男爵」

2月29日に発売された雑誌『pen+』
アート関係の特集でもなじみ深い『pen』の別冊ですが、テーマは、
「完全保存版 円谷プロの魅力を探る ウルトラマン大研究」

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表紙のウルトラマンのビジュアルはいわゆる“初代『ウルトラマン』”
放送当時のスチールです。
といっても、“初代『ウルトラマン』”の着ぐるみはA、B、Cの3タイプあり、
これは三番目のCタイプです。
実はもう少し細かくいうと色々あるのですが、マニアック過ぎるのでこの件はここまで。

内容はかなり多岐に渡りますが、この座談会に注目します。

座談会 3人の俳優が語る、あの日の「ウルトラ」
黒部進(『ウルトラマン』の科学特捜隊ハヤタ隊員)
森次晃嗣(森次浩司 『ウルトラセブン』のウルトラ警備隊モロボシ・ダン隊員)
桜井浩子(『ウルトラQ』のカメラマン江戸川由利子 『ウルトラマン』のフジ・アキコ隊員)

これぞ夢の顔合わせ! とはいっても、
1990年代以降、彼らはいくつも作品やその関連イベントで共演しており、
今更特に珍しい顔合わせともいえないかも知れません。
日本テレビの人気番組『ぶらり途中下車の旅』で、
黒部さんが旅人ととして、森次さんの経営するお店を訪れたこともありました。
http://www.ntv.co.jp/burari/020330/0330naiyou.html

しかし、誌面での座談会という形式はあまりなかったかも知れません。

『ウルトラマン』ハヤタの黒部さん、『ウルトラセブン』ダンの森次さん、
加えて『ウルトラマン』の紅一点フジ隊員であり、
先行する『ウルトラQ』でもヒロイン江戸川由利子を演じた桜井さん、
初期ウルトラシリーズのすべてを抑える夢の組み合わせです。

ウルトラQ 1966年1月2日 - 7月3日
ウルトラマン 1966年7月17日 - 1967年4月9日
ウルトラセブン 1967年10月1日 - 1968年9月8日

実は桜井さんは『ウルトラセブン』にも一度ゲスト出演しており、
3シリーズを制覇しているのですが、残念ながらその作品は欠番になっており、
観ることはできません。

座談会の内容も楽しく、興味深いものでした。
特に驚くような話もないかも知れませんが、
私が興味深かったのは、桜井さんが『ウルトラQ』第9話『クモ男爵』に、
強い思い入れを持っていることです。
主に豪華なセットに感嘆したとのことなのですが、それにより他の俳優さん共々、
高いテンションで演じたようです。

『ウルトラQ』は全28話、実にバラエティに富んだエピソードから成り立っていますが、
「クモ男爵」は古い洋館を舞台に、ゴシックホラーの雰囲気たっぷりに展開するお話です。

それはエドガー・アラン・ポーの世界、
映像作品でいうとアメリカの映画会社AIPが1960年代前半、
主にヴィンセント・プライスを主演として制作したシリーズを彷彿とさせます。
日本のテレビドラマ史上屈指のゴシックホラーとして私も好きな作品なので、
桜井さんが思い入れを語ってくれたのは嬉しかったです。


それはともかく、今回の『pen+』
マニアの方にとっては特に目新しいこのはないかも知れないですが、
改めての入門・復習本として貴重かと思います。

2012年3月 1日 (木)

モンキーズのデイビー・ジョーンズさん死去/ビートルズのライバル(?) 80年代にもブームに。TV『ザ・モンキーズ』のことも

ザ・モンキーズのメンバーとして知られるデイビー・ジョーンズさんが2012年2月29日、
心不全のため米フロリダ州で亡くなったそうです。66歳。
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120301k0000e030144000c.html

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ザ・モンキーズ 一番手前がデイビーさん

今日はモンキーズとデイビーさんのことを少し書いてみます。

ザ・モンキーズ(The Monkees)
デイビー・ジョーンズ(Davy Jones, 1945年12月30日-2012年2月29日 ボーカル/マラカス/タンバリン/パーカッション)
他のメンバーは
ミッキー・ドレンツ(Micky Dolenz  ボーカル/ドラムス)
マイク・ネスミス(Mike Nesmith  ボーカル/ギター)
ピーター・トーク(Peter Tork ボーカル/ベース/オルガン)

ザ・モンキーズはザ・ビートルズと同じ時代に活躍したロックバンドです。
というか、イギリスのリバプール出身で世界的大ブームを巻き起こしたビートルズに触発され、
アメリカで作られたグループなのです。
オーディションにより集められたメンバー、メディアミックスともいえるプロモーション、
ビジネスとして作られたグループというイメージがリアルタイムから強かったようです。

1966年にレコードデビュー、同時にテレビにレギュラー番組を持ち、一躍人気者となりました。
『デイドリーム・ビリーヴァー』などの大ヒット曲も生まれました。

しかし、メンバーの脱退などもあり、ビートルズの解散と同時期の1970年には
事実上の活動停止となっています。
日本でも忘れられたグループになっていった、と言っていいでしょう。

それから10年を経た1980年、突如モンキーズブームが日本で巻き起こりました。
きっかけは代表曲の『デイドリーム・ビリーヴァー』が、同年10月、
コダックのCMに使用されたことでした。



『デイドリーム・ビリーバー』(1967年)
爽やかで優しく美しい、後々まで残る名曲です。

しかし、この時のブームの決定打となったのは、同じ1980年10月、
テレビ番組『ザ・モンキーズ』の再放送が始まったからです。


ザ・モンキーズ(ザ・モンキーズ・ショー)
1966年9月から1968年3月までアメリカで放送されたテレビ番組。

先ほど、モンキーズはメディアミックスで売り出されたと書きましたが、
それがまさにこの番組のことです。
彼らのデビューに合わせて米国での放送がスタートしました。
彼らが実名で、モンキーズのメンバーとして登場するコメディドラマです。
つまり『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! ( A Hard Day's Night)』をモデルにしたのですね。

日本でもリアルタイムで放送されました。
デイビーの声をあの『水戸黄門』うっかり八兵衛の高橋元太郎さんが吹替え、
他のメンバーも鈴木ヤスシさん、長沢純さん、太田博之さんというユニークな顔ぶれ、
ナレーターを大橋巨泉さんが努めました。
高橋さんと長沢さんはアイドルグループ、スリーファンキーズのメンバーです。

1980年に再放送されたのもこの吹替え版です。
夕方6時、民放でアニメや特撮が再放送されていた時間帯で、
『奥様は魔女』など海外ドラマが放送されることもありましたが、
この時代だと、60年代のあまりなじみのない海外物の放送は少なかったと思います。

私もこの番組のことはまったく知らず、この時が初見でしたが、
この明るく、屈託の無い彼らモンキーズに、
どこか懐かしい、陽気な1960年代のアメリカの雰囲気に、
すっかりはまってしまいました。

しかし、はまったのは私でけでなかったようです。
番組のみならずモンキーズ自体が注目を集めました。
特に、再放送したのはTBSだったのですが、
それに目を付けた東京12チャンネル(現テレビ東京)の
朝の子ども向け情報番組『おはようスタジオ』が特集を繰り返し
遂に一番人気の高かったデイビーさんの来日が実現したのです。


デイビー・ジョーンズ
デイビーさんはマンチェスター生まれのイギリス人ですが、
10代半ばから俳優として活動、やがてアメリカに渡って俳優に加え、
ソロでレコードデビュー、そしてモンキーズ結成に加わりました。
解散後も歌手、俳優として活動していました、

元々背が低く童顔、子どもっぽいイメージでしたが、
1980年当時は35歳、もちろん年は取っていましたが、
かつての雰囲気も残しており、ファンの期待を裏切りませんでした。
それどころかライブも行い、日本限定のシングルまで発売したのです。
更にマイクを除く他メンバー、ピーター、ミッキーの来日も実現しました。

この日本でのブームもやがて終息しますが、
更にその後の1986年、今度はアメリカのMTVが『ザ・モンキーズ』を放送し、
やはりブームが起こって、今度はマイクを除く3人による再結成も実現したそうです。

この番組はやはりかなり魅力的だということだと思います。
番組のオープニングをご紹介します。


ザ・モンキーズのテーマ』(1966年)
これもごキゲンな名曲です。

歌をじっくり聴くならこちらを。




デイビーさんはその後も歌手として、俳優として最近まで活動を続け、
時にはモンキーズを再結成しての活動も行っていたようです。
早過ぎる死は残念でした。

Old Fashioned Club  月野景史

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