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2012年3月 1日 (木)

モンキーズのデイビー・ジョーンズ死去/ビートルズのライバル(?) TV『ザ・モンキーズ』再放送で80年代にもブーム

ザ・モンキーズのメンバーとして知られるデイビー・ジョーンズさんが2012年2月29日、
心不全のため米フロリダ州で亡くなったそうです。66歳。
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120301k0000e030144000c.html

Monkees_001
ザ・モンキーズ 一番手前がデイビーさん

今日はモンキーズとデイビーさんのことを少し書いてみます。

ザ・モンキーズ(The Monkees)
デイビー・ジョーンズ(Davy Jones, 1945年12月30日-2012年2月29日 ボーカル/マラカス/タンバリン/パーカッション)
他のメンバーは
ミッキー・ドレンツ(Micky Dolenz  ボーカル/ドラムス)
マイク・ネスミス(Mike Nesmith  ボーカル/ギター)
ピーター・トーク(Peter Tork ボーカル/ベース/オルガン)

ザ・モンキーズはザ・ビートルズと同じ時代に活躍したロックバンドです。
というか、イギリスのリバプール出身で世界的大ブームを巻き起こしたビートルズに触発され、
アメリカで作られたグループなのです。
オーディションにより集められたメンバー、メディアミックスともいえるプロモーション、
ビジネスとして作られたグループというイメージがリアルタイムから強かったようです。

1966年にレコードデビュー、同時にテレビにレギュラー番組を持ち、一躍人気者となりました。
『デイドリーム・ビリーヴァー』などの大ヒット曲も生まれました。

しかし、メンバーの脱退などもあり、ビートルズの解散と同時期の1970年には
事実上の活動停止となっています。
日本でも忘れられたグループになっていった、と言っていいでしょう。

それから10年を経た1980年、突如モンキーズブームが日本で巻き起こりました。
きっかけは代表曲の『デイドリーム・ビリーヴァー』が、同年10月、
コダックのCMに使用されたことでした。



『デイドリーム・ビリーバー』(1967年)
爽やかで優しく美しい、後々まで残る名曲です。

しかし、この時のブームの決定打となったのは、同じ1980年10月、
テレビ番組『ザ・モンキーズ』の再放送が始まったからです。


ザ・モンキーズ(ザ・モンキーズ・ショー)
1966年9月から1968年3月までアメリカで放送されたテレビ番組。

先ほど、モンキーズはメディアミックスで売り出されたと書きましたが、
それがまさにこの番組のことです。
彼らのデビューに合わせて米国での放送がスタートしました。
彼らが実名で、モンキーズのメンバーとして登場するコメディドラマです。
つまり『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! ( A Hard Day's Night)』をモデルにしたのですね。

日本でもリアルタイムで放送されました。
デイビーの声をあの『水戸黄門』うっかり八兵衛の高橋元太郎さんが吹替え、
他のメンバーも鈴木ヤスシさん、長沢純さん、太田博之さんというユニークな顔ぶれ、
ナレーターを大橋巨泉さんが努めました。
高橋さんと長沢さんはアイドルグループ、スリーファンキーズのメンバーです。

1980年に再放送されたのもこの吹替え版です。
夕方6時、民放でアニメや特撮が再放送されていた時間帯で、
『奥様は魔女』など海外ドラマが放送されることもありましたが、
この時代だと、60年代のあまりなじみのない海外物の放送は少なかったと思います。

私もこの番組のことはまったく知らず、この時が初見でしたが、
この明るく、屈託の無い彼らモンキーズに、
どこか懐かしい、陽気な1960年代のアメリカの雰囲気に、
すっかりはまってしまいました。

しかし、はまったのは私でけでなかったようです。
番組のみならずモンキーズ自体が注目を集めました。
特に、再放送したのはTBSだったのですが、
それに目を付けた東京12チャンネル(現テレビ東京)の
朝の子ども向け情報番組『おはようスタジオ』が特集を繰り返し
遂に一番人気の高かったデイビーさんの来日が実現したのです。


デイビー・ジョーンズ
デイビーさんはマンチェスター生まれのイギリス人ですが、
10代半ばから俳優として活動、やがてアメリカに渡って俳優に加え、
ソロでレコードデビュー、そしてモンキーズ結成に加わりました。
解散後も歌手、俳優として活動していました、

元々背が低く童顔、子どもっぽいイメージでしたが、
1980年当時は35歳、もちろん年は取っていましたが、
かつての雰囲気も残しており、ファンの期待を裏切りませんでした。
それどころかライブも行い、日本限定のシングルまで発売したのです。
更にマイクを除く他メンバー、ピーター、ミッキーの来日も実現しました。

この日本でのブームもやがて終息しますが、
更にその後の1986年、今度はアメリカのMTVが『ザ・モンキーズ』を放送し、
やはりブームが起こって、今度はマイクを除く3人による再結成も実現したそうです。

この番組はやはりかなり魅力的だということだと思います。
番組のオープニングをご紹介します。


ザ・モンキーズのテーマ』(1966年)
これもごキゲンな名曲です。

歌をじっくり聴くならこちらを。




デイビーさんはその後も歌手として、俳優として最近まで活動を続け、
時にはモンキーズを再結成しての活動も行っていたようです。
早過ぎる死は残念でした。

Old Fashioned Club  月野景史

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