【音楽】麻倉未稀 伝説の『ヒーロー』語られざるあの歌も/80年代シティ派女性シンガー達②
昨年夏、このブログで「中原めいこと80年代シティ派女性シンガー達」というテーマで書きました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/80-9d0d.html
今でも割とアクセスがあるので、今回は麻倉未稀さんを取り上げます。
1980年代、アイドル歌手よりちょっと大人、歌謡曲ともちょっと違う、
都会的でおしゃれで美人、シティ派女性シンガーとでも形容したいような、
ジャパニーズ・ポップスの歌手達がいました。
それはどのような人達か?
あくまで私のイメージですが、
まずは、シティ派という言葉を体現したかのような『CAT'S EYE』の杏里
1982年のカネボウ夏のキャンペーンソング『赤道小町ドキッ』が大ヒットした山下久美子
その2年後の同じキャンペーンソング『君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。』がヒットした中原めいこ
杏里の後、『キャッツ・アイ』第2期の主題歌でデビューした刀根麻理子
ジャズシンガーで『オールナイトフジ』の司会でも知られる秋本奈緒美
そして今回の主役、洋楽のカヴァー曲をパワフルに歌った麻倉未稀などが思い浮かびます。
CMソングやドラマ、アニメの主題歌を歌うことが多かったのが特徴かと思いますが、
しかし上に挙げた6人を見ても、同じジャンルにまとめていいのかはかなり微妙ですね。
実はWikipediaに「シティ・ポップス」という項目があり、80年代と時代も合うのですが、
私が挙げた6人は一人も入っていません(笑)
つまり、これは私が勝手に思い込みで作り上げたジャンルなのかも知れません。
麻倉 未稀(あさくら みき、1960年7月27日 - )
さて、麻倉未稀さんです。
彼女は中原めいこさんとは違い、今も現役のシンガーです。
上にも書いたように麻倉さんはパワフルな洋楽のカヴァー曲の印象が強いと思います。
中でも代表的なのはこの歌、TBS系ドラマ『スクール☆ウォーズ』(1984年-1985年)の主題歌
『ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO』(1984年)でしょう。
このパワー、歌唱力。圧倒されます。
そしてまた、ドラマ自体が伝説的作品で、今でもテレビで取り上げられることが多いですね。
『スクール☆ウォーズ』OPより。
そして、パワフルな洋楽カヴァーといえば『スクール☆ウォーズ』の前年、
同じ大映テレビ制作の大ヒットTBS系ドラマ『スチュワーデス物語』の主題歌
『What a feeling~フラッシュダンス』(1983年7月21日)も忘れるわけにはいきません。
スチュワーデス物語』EDより
しかし、麻倉さんの一番のヒット曲は『ヒーロー』でも『What a feeling』でもありません。
カヴァー曲ではない、オリジナルのこの歌です。
『黄昏ダンシング』(1983年)
これぞシティ派ポップス! この歌もドラマの主題歌です。
続くこの歌も同路線です。
『ロマンスは熱いうちに~The City of Romance』(1984年)
いかにも80年代の雰囲気です。
髪型がちょっと彼女っぽくない気もしますが、
パワーを抑えた、ちょっと甘い感じの麻倉さんもいいですね。
そして、最近の麻倉未稀さん。
ちょっと(?)ふくよかになったようですが、
『ヒーロー』のリリースから28年目、美貌もパワフルな歌声も変わりませんね。
ライブに行ってみたいですね。
麻倉未稀 公式ブログ
http://gree.jp/asakura_miki
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