【美術】『美の巨人たち』スペシャル2/25「パリの美の殿堂ミステリー探訪」前編/ルーヴルとオルセーの謎にせまる
2012年2月25日放送のテレビ東京系『美の巨人たち』は、
スペシャル前編30分「パリの美の殿堂ミステリー探訪」でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120225/index.html
今回が前編で30分スペシャル、
次回がスペシャル後編90分。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/33-fe65.html
なにやら時間のバランスが悪いようにも思えますが、
今回はネタ振りのプロローグ、予告編といった趣きで、
次回が事実上の本編のようです。
番組のナレーターを務める小林薫氏がレポーターとしてパリを訪れます。
ところで、私は俳優としての小林薫氏をもちろん以前から知っていますが、
どうもこの番組のナレーターと同一人物のように思えません。
小林氏はあまり滑舌が良いようにも思えないし、
ぼそぼそっとしゃべるタイプのように感じるのです。
あの安定したナレーションと同じ人だとは思い難いのです。
それは、今回のように実際に小林氏が画面に登場しても同じです。
映像の中で素でしゃぺる小林氏と、ナレーションが同じ人とはイメージし難い、
それもまた役者の力量といえばそうなのかも知れませんが。
それはともかく。
小林薫氏がまず訪れたのはフランスが誇る美の殿堂「ルーヴル美術館」。
館内には歴史的遺産からイタリア、オランダ絵画、19世紀中頃までのフランス絵画など、
およそ30万点が所蔵されています。
その中でも、最も有名な絵画といえば『モナ・リザ』です。
この名画には「モデルは誰か?」「背景の謎の風景はどこか?」など、
様々な謎がありますが、そもそもなぜイタリア・ルネサンスの巨匠の名画が、
フランスのルーヴル美術館に所蔵されているのか?
まずはこの謎から取り掛かることになりました。
これは興味深い課題です。
先日、このブログでルネサンス芸術の超入門編を書きました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/cat22206122/index.html
そこで、ルネサンスの中心地はイタリアであり、
フランスはとりあえずノーマークでいい、と書きました。
そのフランスのパリが、いかにして世界一の芸術の都になっていったか、
その道程を示してくれそうです。
のみならず、意外なほど新しいオルセー美術館についての話も。
なかなか興味深いです。
今週見逃した方も、次回は観られた方がいいかも知れません。
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