【昭和プロレス】昭和57年(1982年)のプロレス界2/これがすべてこの年に…!
前回のブログの続編です。
『ミック博士の昭和プロレスマガジン VOL25』が発刊されました。
第25号の特集は「昭和57年・馬場と猪木の全面戦争」です。
http://www.showapuroresu.com/magazine/magazine25.htm
昭和57年(1982年)、プロレス界は本当に色々ありました。
良い意味でも微妙な意味でも、印象深いことが多いです。
思いつくままに挙げてみます。
・初代タイガーマスク WWFジュニア王座戴冠
・ゴッチ×藤原 最後のジャーマンスープレックス
・藤波ヘビー級転向 飛龍七番勝負開始
・猪木×ボック元日決戦
・全日マットで初のAWA世界ヘビー戦 ニック×鶴田
・ハンセン全日参戦 馬場×ハンセン 東京体育館名勝負
・ホーガン アックス・ボンバー誕生
・アンドレ×カーン MSGシリーズ優勝戦
・大仁田 チャボからNWAインタージュニア獲得
・ハンセン&ブロディ 遂に日本で結成
・ブロディとスヌーカ仲間割れ スヌーカリンチ
・馬場 結婚公開
・タイガーマスク MSG初登場(対戦相手のダイナマイト・キッドも初登場)
・猪木×木村髪切りマッチ 木村逃亡
・長州 かませ犬発言(?) 造反
・猪木×国際軍団 1対3
・猪木&ホーガン組結成 MSGタッグ優勝
どうですか?
これがすべて同じ年に起こっているのです。
これ以外にも例えばこんなことがありました。
・鶴田がハーリー・レイスに敗れてUN王座転落
・鶴田のUN脱奪回後すぐ、馬場がレイスに敗れてPWF王座転落。
・藤波がMSGでWWFインターナショナル・ヘビー級王座獲得
・長州がメキシコでUWA世界ヘビー獲得
馬場と鶴田が保持する二大王座からの転落。
相手は同じあのハーリー・レイス。前年までNWA世界王者に君臨していた男です。
そして藤波がWWFが認定するヘビー級王座をMSGのマットで獲得。
また、長州が獲得したUWA王座は前年まで猪木が保持していたものです。
このような、それまでだったら大ニュースになるようなことが起きています。
でも、どうも印象は薄いですね。
権威あるビッグタイトルの獲得・転落といった、従来の価値観での大事が霞んでしまう、
そんな時代になってきていたのかも知れません。
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