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2011年9月28日 (水)

【昭和プロレス】Gスピリッツvol.21発売/ローラン・ボック 2万字インタビュー first impression

先日、このブログでも紹介しましたが、
今日9月28日発売されたプロレス専門誌「Gスピリッツvol.21」に
西ドイツ出身の元プロレスラー、ローラン・ボックの2万字に及ぶ巻頭インタビューが掲載されました。
http://www.tg-net.co.jp/gs/

Gs21
まだ発売当日ですので、あまり詳しいことを書くのはフライングでしょうから、
今回はごく大雑把な感想のみ記します。


結論から言えば、大変良い記事でした。満足しています。


ローラン(ローランド)・ボック (Roland Bock、1944年8月3日-)
そもそも今回のインタビュー記事がどのようなものになるか予想し難かったのは、
30年近く前、脱税で逮捕されたとの情報を最後に消息の途絶えていたボックが、
その後どのような人生を送り、どのような人間になっているか、
想像出来なかったからです。

その点はどうだったか?
もちろん肉声ではなく、取材にあたった那嵯涼介氏の筆を通しての印象ですが、
30年ぶりのボックは大変立派な、堂々たる老紳士として私達の前に現れました。
その受け答えは真摯で率直であり、またプライドに溢れたものでした。

プロレスを離れてからの30年間・・・、
脱税での逮捕は事実であり、もちろん波乱万丈だったことを感じさせますが、
その後、ビジネスの面では概ね順調だったようです。
ただ、現役末期からの体調の問題にはだいぶ悩まされてきたようですね。


・アマレス時代の経歴について、
・プロレス転向の事情、
・自らプロモートした欧州世界選手権シリーズについて、
・欧州、アメリカ、日本の数多くのプロレスラー評・・・、
実に興味深い話をたっぷり聞くことができます。

そしてプロレスに対する考え、
あの1978年11月、西独シュツットガルトでのアントニオ猪木との試合について、
これらはだいたい私がイメージしたものに近い、
また、私にとっては概ね期待通りの答えでした。

ただし、この点はオールドプロレスファンにも色々考えがあるので、
違う感想を持つ人もいるかと思います。

また、すべてが真実かとなると、
自分の人生を振り返って本当のことだけを語る人間など極めて稀でしょうし、
そんなことは判断出来ません。
しかし、全体としては那嵯氏からのコメントにもあったように、
率直に本音を語ってくれているように思えました。


未読の方は大いに期待していいと思います。
共感できるかどうかはその人しだいですが。

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35.昭和プロレス」カテゴリの記事

コメント

ご感想、有難うございます。

ネット上の批評を見ても、概ね好評のようでホッとしております。
次号では「イノキ・ヨーロッパ・ツアー」の全貌を書く予定でして、すでに準備を進めております。
ボックのコメントの一部も、そのためにストックしてあります。

こちらも、是非ご期待下さい。

那嵯涼介さん

ボックの記事は大変面白く、興味深いものでした。

>次号では「イノキ・ヨーロッパ・ツアー」の全貌を書く予定

これはとても楽しみです。
私も以前から、より詳しく知りたいと思っていました。
知られていない、どのような話が出てくるのか、期待しています。

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