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2011年6月21日 (火)

きっこ氏の疎開日記への疑問/九州山間の集落に東京から50家族疎開(3/19時点)は本当ですか?

きっこさんという比較的よく知られたプロガーの方がいます。


この人は東北・北関東大震災発生の直後から、原発の影響から逃れて東京を離れ、
福島原発から1000km離れた西日本の地(九州という認識でいいと思います)の
山村の民家に疎開していて、そこから主にツイッターで原発の影響の危険に
ついての情報を発信してきました。
東京から避難しているのだから、当然東京周辺も危険だという論調です。

そのきっこ氏の疎開が虚構だったのではないか、ということが話題になっています。
西日本にいる筈なのに、ツイートを解析したところ東京発だったというのです。
きっこ氏自身は何度か東京に戻ったことは認めましたが、
疎開そのものは事実だと主張しています。

別にその真偽を追求しようというではないのですが、
私はある事が気になって、震災以降きっこ氏のツイートを時々ウォッチしてきました。
(フォローはしていません。ネットで見るだけです。)
今日はその、私が気になった1点に絞って記します。


きっこ氏は10年ほど前から「きっこの日記」「きっこのブログ」を書いており、その分野ではよく知られた人です。
性別や年齢、職業・居住地等を記していますが、真偽は不明です。匿名の覆面プロガーですね。
内容は多岐に渡りますが、特に政治や社会ネタが興味深く、私もよくロムしてました。
ただ、この1~2年はあまり興味をそそられる内容ではなく、疎遠になっていました。

東北・北関東大震災発生から10日ほど後、きっこ氏の震災やその対応への論調はどうかと、
ふと気になってブログを見てみました。
すると、3月19日付けのツイートで、きっこ氏はお母さんと一緒に原発の影響から逃れ、
福島原発から1000km離れたネットも携帯も繋がらない山村の民家に疎開しているというのです。
(具体的な疎開地についてはこの数日後のツイートに「九州」とあるので、一応九州とします)

このきっこ氏の行動についての感想は省きます。
私が驚いたのは同じタイミングでツイートされた以下の内容です。
ここは原文を引用させていただきます。

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
マスコミは報じていないようですが、西日本では数え切れないほどの民家や宿泊施設などが
関東からの疎開者の受け入れを始めていて、あたしがお世話になっている民家にも、
あたしたちの他に2組のご家族が東京から疎開にきています。
この集落だけでも50組以上のご家族が疎開にきています
kikko_no_blog 2011/03/19 20:44:01

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

これは驚きました。
3月19日の時点で九州山村のネットも携帯も繋がらない集落に50家族以上が疎開している。
しかも文面からしてその人達は地震や津波で家を失った被災地の方々ではなく、
原発の影響を恐れた関東近辺の人達だというのです。

私にとってこの情報がより衝撃的だったのは以下のような理由があったからです。

震災後、海外や西日本在住の知人から、安否や情報を求める声が多く寄せられていました。
私はわかる範囲で、なるべく実情を正しく伝えようと情報を発信していました。
地震から10日も経つと、東京近辺には地震の直接被害があまりなかったことは
海外にも知れ渡っており、関心は原発事故の影響に移っていました。

しかし、原発事故よる危険について私はよくわかりません。
とりあえず、東京はだいぶ落ち着きを取り戻し、平静に戻りつつあることを伝えていました。
(この当時、生活・仕事に一番密接な問題は計画停電でしたね。)

そんな中知らされたのがこのきっこ氏による情報でした。
普通に考えて、九州の山奥の民家にまで50家族以上が疎開しているのなら、
西日本全体には大量の避難者が押し寄せている筈です。
私は自分の周囲だけ見て平静に戻りつつあると思い、海外にもそう発信していましたが、
井の中の蛙で、実は大規模な人口流出が起こりつつあったのだというのです。


しかし…冷静に考えれば俄かには信じ難い話です。

ホテルや旅館に泊まるなら、お金と時間に余裕があれば簡単だし、
余裕がなくても無理すればとりあえず可能でしょう。
しかし民家への疎開とは、(実家ならまだしも)親戚や知人の家でも、
疎開する方も受け入れる側も大変なことです。他人なら尚更です。
それ以前に、する方としたら受け入れ先候補を見つけるのが、まず大変でしょう。

きっこ氏自身はその集落に知人がいたということなのですが、
3月19日は震災発生からまだ8日目、ネットも携帯も繋がらない山間部の集落に
50組以上の家族は東京近辺からどういう経緯で疎開したというのでしょう。


この件が気になったので、私はきっこ氏を時々ウォッチするようになりました。
私はツイッターをやったことがないので、最初は見難くて苦労しました。
きっこ氏は3月末頃にはネット環境を確保し、原発問題だけではなく、
疎開生活の様子も頻繁にツイートするようになりましたが、他の50家族のことをほとんど書きません。
そうする内に色々矛盾が見えてきて、疎開そのものが嘘なのでは、と疑うようになりました。

元々、きっこ氏は公言している性別・年齢等の真偽も定かでない覆面プロガーです。
自身の疎開が虚構だとしても、それはブログ作成上の手法のひとつなのかも知れません。(*注1)
しかし、大量の疎開者がいるとの情報が嘘だとしたら、これはデマであり
不安を煽る扇動行為であると言われても仕方ないと思います。

例えば、子どもがいて放射線が不安だけど、避難先の当てもないという人がいたら、
そんなに大勢の人が既に避難していると思えば余計不安になるでしょう。
逆に、そんなに良い疎開先が簡単に見つかるなら、自分も疎開しようと考えるかも知れません。
事実ならいいですが、虚構であるならば立派なデマですよね。


さて、その後きっこ氏は多くの発信をして物議を醸してきました。
私も色々感想はありますが、それについてはとりあえず書きません。
そんな中で、50家族疎開問題は埋没してしまい、きっこ氏も滅多に書きません。
(ただ、4月になってからのブログで50家族→30家族と下方修正しています。
また関西など西日本からの疎開者も含まれるそうです。)

正直をいえば私は最初からきっこ氏自身の疎開について懐疑的でした。
ただ、むしろ逆に50家族の疎開は何らかの確かな情報に基づいて書いたのかと考えていました。
社会派プロガーとして、一応の信用はしていましたから。


まだきっこ氏自身の疎開も、50家族問題も、真偽は明らかになっていません。
50家族の件などは、今となってはどうでもよくなってきた面もあります。
ですので、このあたりで一応のまとめをと思い、経緯と雑感を記しました。
疑問ならば直接訊けばいいと思われるかも知れませんが、関わる気は最早ないです。
ツイッターを始める予定もないですし。


(*注1)  今回は50家族問題に絞り記しましたが、ひとつだけ付け加えます。
きっこ氏自身の疎開が虚構だとしても、ブログの手法のひとつかも知れないと書きました。
しかし、ツイッターでのやりとりの中で、きっこ氏は関東からの避難を躊躇う人に対して、
「私もお金もないのにやった、大丈夫、なんとかなる」と、疎開を奨励するような発言をしています。
これは公表している疎開生活が事実なら、実感といえるでしょうが、虚構なら問題はありますよね。
どこまでやっていれば疎開と言えるのかという問題も出てくるでしょうが、
公表している通りの疎開生活をしていたのでなければ、道義的に批判されて仕方ないと思います。
きっこ氏は匿名性保持を理由にこれ以上の情報開示を拒んでいるようですが、
疎開が事実だというなら、多少は身を削ってでも、それを証明する努力をするのが望ましいと考えます。

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