【美術展】『西洋絵画の中の人びと』松岡美術館/白金に佇む隠れ家美術館の逸品達
松岡コレクション 西洋絵画の中の人びと
-ジョン・エヴァレット・ミレイ、ルノワールからシャガールまで-
会期 2011年4月24日(日)~9月25日(日)
会場 松岡美術館(港区白金台)
http://www.matsuoka-museum.jp/
白金台にある松岡美術館で展覧会
『松岡コレクション 西洋絵画の中の人びと
-ジョン・エヴァレット・ミレイ、ルノワールからシャガールまで-』が
9月25日まで開催中です。
松岡美術館
ここは港区白金台、先日紹介した東京庭園美術館からほど近い場所に
ひっそりとたたずむ隠れ家(?)美術館です。
創立者である実業家、松岡清次郎氏が蒐集した所蔵作品のみを展示する美術館。
催しに合わせて展示品を入れ替えています。
陶器や仏像など東洋美術も充実していますが、西洋絵画もなかなかです。
海外の美術館から借りた有名作を展示するわけではないので、
大きな話題になることは少ないですし、
今回も西洋画の展示は多くはないですが、魅力的な絵があります。
今回のテーマは「西洋絵画の中の人びと」
主に19~20世紀のフランス絵画中心で、肖像画から、風景の中に溶け込む人達まで、
人物をテーマとしてセレクトされた作品が展示されています。
ミレイ、ルノワール、モネ、ピサロ、ルオー、ピカソ、テルヴォー、
また、シャガールが5点展示されているのをはじめ、
モディリアニ、ユトリロ、キスリング、ローランサン、藤田嗣治と、
エコール・ド・パリの画家達の作品を楽しめます。
ここは館内写真撮影可の美術館。
上に挙げた画家ほど名前は知られていませんが、
気に入った作品をいくつか紹介します。
もちろん撮影には制約もあり、
他の観覧者の手前じっくりも撮れませんので、写り込み等はご容赦ください。
チャールズ・エドワード・ペルジーニ『束の間の喜び』
一筆箋やクリアファイルにもなっているので、看板作品なのでしょう。
ペルジーニ(1839年-1918年)はナポリ出身でイギリスで活躍した画家。
この作品のような優雅な女性像で人気を博しました。
「束の間の喜び」とはどのような意が込められているのでしょう。
この画家については、Wikipedia日本語版には項目もありません。
この美しい絵を観ると、興味が湧いてきます。
ブーグロー『編み物をする少女』(1874年)
19世紀仏アカデミック絵画の巨匠、私の好きなブーグロー(ブグロー)の作品。
神話ばかり描いていたわけではないのですね。
最近描かれた絵のようにも思えます。
リーダー『北ウェールズの穏やかな午後』(1885年)
ベンジャミン・ウィリアムズ リーダーはイギリスの画家。
特にウェールズ地方の風景画で高い人気を誇りました。
写実的ですが迫力もあり、目を奪われました。
白金散策
都心の高級住宅地、風景がやはりちょっと違います。
ちょっとヨーロッパの街並みのような。
せっかくなので白金のカフェでお茶でも。
松岡美術館からほど近いプラチナ通り(すごい名前!)沿いの
レトルダムール グランメゾン白金
http://www.shidax.co.jp/srm/sweets/
タルトフレーズ 美味
ここは本格的なスイーツのお店でした。
近くの公園にて
my mixi
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=25686164
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