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2011年5月

2011年5月30日 (月)

【写真展】『蜷川実花写真展 MIKA NINAGAWA』品川キヤノンギャラリーS/気鋭の女性写真家の色鮮やかな作品展

蜷川実花写真展 MIKA NINAGAWA
2011年5月19日(木)~6月28日(火)
キヤノンギャラリー S(品川)
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/mika-ninagawa/index.html
この写真展は終了しました。こちらで7/22-9/4開催の蜷川さんが向井理さんを写した写真展を紹介しています。

Ninagawam_001

『蜷川実花写真展 MIKA NINAGAWA』が6月28日まで、
品川キヤノンギャラリーSで開催中です。


蜷川実花(にながわ みか 1972年-)
フォトグラファー。父は演出家・映画監督の蜷川幸雄、母はキルト作家真山知子。
従姉に女優の蜷川有紀、蜷川みほがいる。
数々の写真賞を受賞。国内外を問わず、ファッション、広告、映像などジャンルを
クロスオーバーする活動で注目を集め続ける。映画「さくらん」監督。
東京のオペラシティアートギャラリー、鹿児島の霧島アートの森では最多動員記録を
更新し、合計約18万人を動員した。
2010年、ニューヨークのRizzoli N.Y.から写真集デビュー以来17年間の活動を集大成した
写真集『MIKA NINAGAWA』を海外出版。世界各国で話題となる。

2011528004

今回の写真展には、昨年写真集『MIKA NINAGAWA』を発表し、
アジアから発信される新しい写真表現に全世界の注目を集めた写真家、蜷川実花氏の、
未発表作品を中心とした約100点のカラー作品を展示されています。

この人の写真は鮮やかな色彩が特徴。
好みは分かれるかも知れませんが、私などは一種の憧憬を感じます。

今回の展示はカメラーメーカーであるCANON社内のギャラリーでの展示で、観覧も無料です。
個々の写真に特に説明がないのが残念といえなくもないですが、
そこは各々が感じ取ればいいことでもあります。
近くに行く機会があれば、覗いてもるのも楽しいかと思います。

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キャノンギャラリーがある品川駅東側界隈。
比較的新しく開けた街です。
なんとなく、子どもの頃に思い描いていた未来都市を思わせる景観です。


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2011年5月29日 (日)

【美術展】『ルオーの風景』パナソニック電工 汐留ミュージアム/20世紀孤高の巨匠の風景画に接す

ルオーと風景
パナソニック電工 汐留ミュージアム
2011年4月23日(土)-7月3日(日)

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パナソニック電工 汐留ミュージアムで7月3日まで、
展覧会『ルオーと風景』が開催中です。


パナソニック電工 汐留ミュージアム
言うまでもありませんが、この美術館のパナソニック電工の経営、
汐留の同社東京本社ビル内にあります。2003年オープン。

20世紀フランスの画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の油彩・版画作品
約200点をコレクションする、ルオーの専門美術館です。

ジョルジュ・ルオー(Georges Rouault 1871年5月27日-1958年2月13日)
フランス、パリの出身。
最初、ステンドグラス職人の道を歩むが、絵画をを志し、
官立の美術学校であるエコール・デ・ボザールに入学、
象徴派の巨匠ギュスターヴ・モローに師事します。
弧高の画家であったモローですが、晩年にエコール・デ・ボザールの教師に就任すると、
弟子達の個性を尊重する指導法でルオーやアンリ・マティスらを育て、
名指導者として名を残しました。

特にルオーとの親交は深く、モロー美術館の初代館長に就任します。
館長の仕事の傍ら創作を続け、宗教画や、娼婦、芸人等を描いた絵、また版画も制作しました。
フォーヴィスム(野獣派)に分類されますが、画壇とは距離を置き、
師匠同様に弧高の画家でもありました。


展覧会『ルオーと風景』

Rouault_scene00 ポスターに載っている絵は『人物と風景』(1897年)
若き日の作品です。

タイトル通り、今回の展覧会はルオーと風景に焦点を当てています。
エコール・デ・ボザール時代の作品も含めて、生まれ育ったパリの下町の情景から、
ブルーターニュやヴェルサイユで出会った自然・田園の風景が描かれています。
やがて、こうした舞台にキリストが登場し、神秘的で静謐な聖書風景へと向かっていくのです。

所蔵作品に加えて国内の他の美術館の作品、更に海外の作品も出展されていますが、
海外作品については、残念ながら震災の影響で出展中止となったものもあるようです。

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ミュージアムに隣接する鉄道歴史展示室(旧新橋停車場)の裏面のビアダイニング。
後ろのビルがミュージアムがあるパナソニック電工東京本社。


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2011年5月28日 (土)

【美術】ダヴィッド『皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』|『美の巨人たち』より/ナポレオンの首席画家が担った新たなる神話作り

今日、5月28日放送のテレビ東京『美の巨人たち』の「今週の1枚」は
ジャック・ルイ・ダヴィッド『皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/110528/index.html

ダヴィッドはフランス新古典主義の大画家として美術史上屈指のビッグネームですが、
このように日本のテレビで取り上げられることが多いとはいえないでしょう。
今回はなかなか貴重な機会でした。

ダヴィッド『皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』(1807年)David_001_2 
1804年12月2日、パリのノートルダム大聖堂で行われた皇帝ナポレオンと皇妃の戴冠式の様子を、
ナポレオンの首席画家だったダヴィッドが描いた作品。
戴冠式から3年の歳月を費やし、総勢191名もの人物が描き込まれた
縦6m10cm、横9m31cmのルーヴル美術館所蔵最大級の大作です。

ジャック・ルイ・ダヴィッド(Jacques-Louis David 1748年8月30日-1825年12月29日)
David_002
『自画像』(1794年)

フランス「新古典主義」最大の画家。
28歳にしてアカデミーで最優秀を栄誉を獲得した天才画家。
一方で、政治への関心が強く、フランス革命後の政権下では政治家としても活動しましたが、
革命指導者の失脚により逮捕も経験しています。
しかし、1797年にナポレオンと対面を果たすと、首席画家として再び政治の世界へと戻っていきます。
晩年はそのナポレオンの失脚に伴いフランスを離れ、亡命先のベルギーで亡くなりました。

今回の『美の巨人たち』のメインテーマは、
『皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』に施された
いくつかの脚色についてでした。

ナポレオンの首席画家としてダヴィッドが担った役割、
それは、一介の軍人であったナポレオンを権威付ける為の、「新たなる神話作り」でした。
その目的に沿ってこの絵にもいくつかの脚色が施されたのです。

例えば、強引に招き出席させたローマ教皇は当初は両手を膝の上に置く構図でしたが、
聖母マリアの受胎を祝福する大天使と同じ手の形に変更。

また、当初はナポレオン自身で戴冠する姿が描かれる予定であったが、
それでは傲慢な印象を与える為、皇妃に戴冠する姿に変更。

更に、嫁との不仲の為欠席したナポレオンの母と、
病気に為に欠席した枢機卿、その場にいなかった二人も描かれました。

そして実在しない人物も。
祝福する人々の中にいるイタリアの司祭らしき人物、
モデルは古代ローマの英雄ジュリアス・シーザー。
ナポレオン自らの憧れの人も、祝福の輪に加わらせたのです。

さてこのように苦労を重ね、自分にとっても代表作にすべく描いた大作ですが、
完成後まもなく、ナポレオンの離婚によってお蔵入りしてしまいます。
しかもこの事情では廃棄されてしまう可能性も否定できません。
そこでダヴィッドはレプリカの作成に取り掛かります。
完成は彼の死の3年前。
レプリカは現在はベルサイユ宮殿に展示されています。

実は、戴冠式にはダヴィッドも妻と娘と共に出席おり、その姿も描かれています。
レブリカはオリジナルをほぼ忠実に再現していますが、
妻と娘の服装が新しい流行に合わせて描き直されています。

政治との関わりを嫌う妻を顧みず政治に拘ったダヴィッドですが、
家族への愛情はちゃんと持っていた…と、番組は結んでいます。


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2011年5月25日 (水)

【古典ホラー】『吸血鬼ドラキュラの花嫁』『フランケンシュタインの怒り』ピーター・カッシング全盛期の2作が初DVD化/allcinemaより

『吸血鬼ドラキュラの花嫁』(1960年)
『フランケンシュタインの怒り』(1964年)

戦後の古典ホラー、クラシカルな怪奇映画の世界をリードした
ハマー・フィルム・プロダクションによる名作2本が、
allcinema SELECTIONからが本日525日リリースされました。

allcinema SELECTIONはあの「映画データベース allcinema」よるレーベルで、
商品化の難しいレア作品をリリースしています。
http://www.allcinema.net/dvd/

今回の作品は共にハマーの二大シリーズ中の1本で、
看板スター、ピーター・カッシングの最も油の乗り切った時期の作品です。

両作とも初のDVD化。
特に『フランケンシュタインの怒り』はビデオの発売もなかったので、
まったく初めての日本語版ソフト発売となります。


『吸血鬼ドラキュラの花嫁』1960年 THE BRIDES OF DRACULA)
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『吸血鬼ドラキュラ』の世界的ヒットを受けて製作されたシリーズ第ニ作。
ドラキュラ伯爵役のクリストファー・リーはイメージの固定化を嫌い降板した為、
やむなく脇役だったピーター・カッシングを主演に抜擢した・・・のではなく、
元々『吸血鬼ドラキュラ』は正義のヒーローであるヴァン・ヘルシングを演じた
カッシングが主演だったので、その正統なる続編です。

本作はそのヘルシングが、ドラキュラの使徒である吸血鬼マインスター男爵と闘う内容。
マインスター男爵が若いイメージでやや貫禄不足との指摘もされますが、
(演じたデヴィッド・ピールはリーよりも年長なのですが)
前作から引き続きの監督テレンス・フィッシャーの演出も好調、
フランケンシュタイン男爵、ヘルシングに続きシャーロック・ホームズ役でも高評価を得た
カッシングも絶好調で、吸血鬼映画の傑作の1本です。

今回のDVDはテレビ放映時の日本語版も収録されているのですが、
カッシングの吹き替えは『ウルトラマン』のムラマツキャップや、
『仮面ライダー」シリーズの立花藤兵衛役で知られる小林昭二氏が担当しているのも注目です。
http://www.allcinema.net/dvd/dracula.html 


『フランケンシュタインの怒り』1964年 THE EVIL OF FRANKENSTEIN)
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ピーター・カッシングがフランケンシュタイン男爵を演じる全6本のシリーズ中の1本、
『フランケンシュタインの逆襲』(1957年)とその続編『フランケンシュタインの復讐』(1958年)
から6年の月日を経て登場したシリーズ第3作になります。
ファン待望の日本語版ソフト初リリースです。


監督は前2作のテレンス・フィッシャーからフレディ・フランシスに交代。
前作との継続性はほとんどなく、作風もモンスターのデザインも戦前の
ユニバーサル映画による作品を思わせる作りが特徴です。

この後のシリーズ作品はフィッシャー監督に戻るので、その意味でも異色作ですが、
逆に、クラシカルな怪物映画の王道ともいえる雰囲気の作品です。
シリーズ第一作であり、ハマーホラー第一作でもある『フランケンシュタインの逆襲』から7
怪奇映画の大スターとしてキャリアを重ねたピーター・カッシングは当時51歳、
まさに技量、風格、気品、知性、充実しきった時期の作品です。http://www.allcinema.net/dvd/franken.html


★尚、明日2011年5月26日はピーター・カッシング生誕98年目の誕生日です。



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2011年5月23日 (月)

【ビール 祭り】日比谷オクトーバーフェスト 2011/5月開催なのになぜ「10月の祭典」?

日比谷オクトーバーフェスト 2011
2011年5月20日-29日
公式サイトhttp://www.oktober-fest.jp/
*日比谷でのフェストは終了しています。

今後の予定については改めてこちらで紹介しています。

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オクトーバーフェストとは何?
なぜ5月なのにオクトーバー?
知らない人はみな疑問に思うでしょう。

オクトーバーフェストとは、ドイツのミュンヘンで毎年9月から10月にかけて
開催されるビールのお祭りです。
600万人以上の入場者があり、世界最大級の祭りとされます。
日本では「ビール祭り」との呼び方もされてきましたが、
いずれにしろ、誰もが知っているというほど有名ではないですね。

今回、日比谷公園内の特設会場で開催中のイベントはその日本版です。
月は違っても、名前はそのままいただいたのですね。

ドイツビールのみのフェアで、今年でもう6回目、
日独交流150年記念イベントとして、ドイツ大使館等の協賛で運営されています。
もちろん、ビールだけでなく数々のドイツ料理、またワインも楽しめます。


ところで、実は私の好きな映画で、オクトーバーフェストが舞台になっている作品があります。

ピンク・パンサー3』(1976年)
ピーター・セラーズ演じるクルーゾー警部がドタバタの大活躍をする、
20世紀後半を代表とするコメディ映画のヒットシリーズ中の1本です。ちょっと意外でしょうけど。
私はこのシリーズが大好きで、Wikipediaのこの映画関連の項目の9割方は私が書いてます。

この映画で、クルーゾーは捜査の為にオクトーバーフェストを訪れるのですが、
事情があって、約30ヶ国から派遣された殺し屋に命を狙われます。
しかしフェストの喧騒の中、そんなことは知らない強運のクルーゾーの前で
殺し屋たちは同志打ちを繰り広げてほぼ全滅してしまう・・・といった内容です。
そんなシーンだから、本物のフェストでロケしたのではなくセットですが、
前作がヒットしてシリーズの絶頂期でもあり、セットも豪華、エキストラも大人数でした。

これ以前のシリーズ作にも、喧騒の中でクルーゾーが狙われるシーンがありました。
本作ではその大舞台として、世界最大級の祭りであるオクトーバーフェストが選ばれたのでしょう。


日比谷オクトーバーフェスト 2011
そんな理由で興味もあったので5月21日土曜の夕方、日本版を覗いてきました。
元々、本家ミュンヘン版がそんなに知られているとも思えないし、
それほどの客入りでもないかと思っていたのですが、
もの凄い人! 驚きました。
噴水を囲むように会場が作られているのですが、
その外にも人が溢れ出しています。

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Dsc06529
混んでるとはいっても、少し並べば飲むことはできます。
私は今回はあきらめましたが。

最初にお金を預けてをグラスを借り、そのグラスで色々ビールを飲み、
最後にグラスを返して返金してもらうシステムのようです。
詳しくは公式サイトを参照してください。
なるほど、紙コップでは雰囲気が出ないし、
かといって、人は会場外にもあふれ出しているほどだから、
普通にやればグラスの紛失も多くなるでしょう。
だから、お金を預かって、グラスを貸し出すようにしたのでしょうね。

また、会場にはステージもあり、ライブなども行われるようです。

会場の外にはこんなブースも。
Dsc06537復興支援プロジェクトの一環のようです。

さて、私がビールをあっさりあきらめたのは、公園内の、本当にフェスト会場に隣接する
このカフェレストランをチェックしていたからです。

日比谷パークセンター
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本当にフェスト会場のすぐ近くですが、周囲の喧騒が嘘のように落ち着いています。
オープンテラスがゆったり利用できるのだから、
こちらでゆっくり飲もうと思ったのです。

というわけで、ドイツビールではありませんが。Dsc06545


初夏の日比谷公園
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Dsc06509 もちろん、日比谷公園すぺてがフェストで埋め尽くされているわけではありません。
色鮮やかな花々も堪能できます。

関連記事
【ビール 祭り】日本版オクトーバーフェスト2011/日比谷に次ぎ代々木公園7/21-25/芝公園/豊洲/長崎で開催

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2011年5月21日 (土)

ブラジルの音楽ボサノバのライブ/四谷三丁目ダイアモンドクラブ

一昨日の5月19日、四谷三丁目のライブハウスで、
大学の後輩のHanaちゃんが、師匠の柳澤伸之さんと出演する
ボサノバのライブがあったので、行って来ました。

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2011年5月19日
四谷ダイアモンドクラブ
http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/5315/dc.html

ボサノバ(ボサノヴァ)はブラジルの音楽です。
あまり古いものではなく、1950年代頃の発祥で、
サンバの中の一種、新しい洗練されたスタイルのサンバ、
というように捉えておくと、わかり易いのかも知れません。

Hanaちゃんは大学一年生の頃から知ってますが、
歌は桁外れに上手かったです。ダンスもだけど。
当時のカラオケのオハコが私とかぶる『恋のバカンス』でした。
まぁラテン系といえばラテン系ですね。

本業のシンガーではないので、
それなりにいい感じには撮れたのだけど、
残念ながら写真公開はできません。
雰囲気だけどうぞ。

201151920059Hanaちゃんの師匠でボサノバギタリスト・ボーカルの柳澤伸之氏

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201151920003ジントニックの美味しい季節になりました。
ボサノバとはあまり関係ないけど。

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2011年5月16日 (月)

第53回秩父宮記念ミューズの森チャレンジロードレース&秩父散策

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第53回秩父宮記念ミューズの森チャレンジロードレース
2011年5月15日(日)
埼玉県秩父市 秩父ミューズパーク スポーツの森センターハウス

趣味を訊かれて、「スポーツだって少しはやるのだよ」とさりげなくアピールするように
「ロードレース、つまり10~20km程度のマラソンも時々」と最後に付け加えたりします。
それがまったくの虚構でないことを証明すべく、久しぶりに10kmほど走ってきました。

天気は最高。
走るのには暑過ぎるくらいでしたが、
この時期にしてはというだけで、まぁ文句なしでした。

会場の秩父ミューズパークは西武秩父駅からバスで20分ほど。
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コース
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子どもたちもDsc07848
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隣接するコテージ。立派な温泉もあり、レース後は一風呂浴びました。
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で、レースは・・・、
話には聞いていたけど、凄い高低差。
前半はひたすら下り。マラソンというよりハイキングコース。
周回コースなので下りた分は必ず上らねばなりません。
結構疲れました。

それはそうと、この公園は結構気に入ったので、もう少し散策したかったのですが、
この日は昼食までは集団行動なのでそうもいかず、駅まで戻ります。

解散後、さすがに疲れて再び遠くまで行く気も起きなかったので、
駅周辺を散策。

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天気に恵まれたのもありますが、秩父はなかなか良いですね。
またゆっくり行きたいです。

マラソンもリベンジしなくては。
別のコースで。

2011年5月11日 (水)

【食】リストランテ マキャベリ/新宿小田急13Fにあるイタリアン|店名はあのマキャベリズムの哲学者と関係有

リストランテ マキャベリ
小田急新宿店本館13階
http://www.giraud.co.jp/machiavelli/

飲食店といえばBarかワインバーのことしかほとんど書きませんが、
珍しくイタリアンレストランを紹介します。

ここは新宿小田急本館の13階にあります。
12階は広大なレストランフロアなのですが、13階と14階はグッとせまく、
各フロアー2件の店しか入っていません。その内の1店ということになります。

実はゴールデンウィーク中に3人で食事をする予定があったのですが、
ちょっと不確実な面もあったので、当てにしていた店に当日電話を入れたののですが、
満席と言われてしまいました。

とにかく駅から行き易い場所でなければならなかったので、
存在は知っていたここに電話してみました。
電話の応対が良かったのでまず安心しました。大事ですよね。

リストランテマキャベリの本店(?)はルネサンスの都フィレンツェで200年の歴史があるとのことです。

このマキャベリという名を聞くと、マキャベリズムという言葉を生んだ哲学者
ニコロ・マキャベリを思い出しますが、驚いたことにその一族による経営なのだそうです。
広大な土地を所有するマキャベリ家は、中世の時代よりワイン醸造農家として栄え、
その傍らAlbergaccio(宿屋)を営んでおり、その後Albergaccioが改修されRistoranteMachiavelliとなったそうです。
今では、世界中からキャンティクラシコ協会を訪れる人々のゲストハウスとして利用されているとのことです。

新宿のマキャベリはイタリア以外では唯一この店名を名乗っているのだそうです。
この店は以前はセンチュリー・ハイアット東京(現ハイアット リージェンシー 東京)にあり、
だいぶ以前に一度行ったことがあります。
5年ほど前に移転したのだそうです。

電話の応対は良かったと書きましたが、
店での応対も、料理もCPもなかなか良いと思います。
デパートの食堂街といっても、その中の“離れ”のような場所であり、
比較的落ち着いた雰囲気の割にはさほど高くありません。

私がオーダーした6500円(税込)のコースがこの内容なので立派なものでしょう。

・小さな前菜
・前菜 (メニューよりお選びください)
・本日おすすめスープ
・お好みのパスタ料理 (メニューよりお選びください)
・お口直し
・魚料理または肉料理 (メニューよりお選びください)
・ドルチェ (メニューよりお選びください)
・コーヒー&小菓子

あまり写真は撮っていませんが、
メインの牛ロースステーキ

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ワインはあえてキャンティではなくシチリアにしました。

デザート
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良さそうなテラスもあるのですが、雨、風、気温の問題で、いつも利用できるとは限らないようです。
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2011年5月10日 (火)

【美術展】『西洋絵画の中の人びと』松岡美術館/白金に佇む隠れ家美術館の逸品達

松岡コレクション 西洋絵画の中の人びと
-ジョン・エヴァレット・ミレイ、ルノワールからシャガールまで-

会期 2011年4月24日(日)~9月25日(日)
会場 松岡美術館(港区白金台)
http://www.matsuoka-museum.jp/
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白金台にある松岡美術館で展覧会
『松岡コレクション 西洋絵画の中の人びと
-ジョン・エヴァレット・ミレイ、ルノワールからシャガールまで-』が
9月25日まで開催中です。


松岡美術館
ここは港区白金台、先日紹介した東京庭園美術館からほど近い場所に
ひっそりとたたずむ隠れ家(?)美術館です。
創立者である実業家、松岡清次郎氏が蒐集した所蔵作品のみを展示する美術館。
催しに合わせて展示品を入れ替えています。
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陶器や仏像など東洋美術も充実していますが、西洋絵画もなかなかです。
海外の美術館から借りた有名作を展示するわけではないので、
大きな話題になることは少ないですし、
今回も西洋画の展示は多くはないですが、魅力的な絵があります。
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今回のテーマは「西洋絵画の中の人びと」
主に19~20世紀のフランス絵画中心で、肖像画から、風景の中に溶け込む人達まで、
人物をテーマとしてセレクトされた作品が展示されています。

ミレイ、ルノワール、モネ、ピサロ、ルオー、ピカソ、テルヴォー、
また、シャガールが5点展示されているのをはじめ、
モディリアニ、ユトリロ、キスリング、ローランサン、藤田嗣治と、
エコール・ド・パリの画家達の作品を楽しめます。

ここは館内写真撮影可の美術館。
上に挙げた画家ほど名前は知られていませんが、
気に入った作品をいくつか紹介します。

もちろん撮影には制約もあり、
他の観覧者の手前じっくりも撮れませんので、写り込み等はご容赦ください。

チャールズ・エドワード・ペルジーニ『束の間の喜び』
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一筆箋やクリアファイルにもなっているので、看板作品なのでしょう。
ペルジーニ(1839年-1918年)はナポリ出身でイギリスで活躍した画家。
この作品のような優雅な女性像で人気を博しました。
「束の間の喜び」とはどのような意が込められているのでしょう。

この画家については、Wikipedia日本語版には項目もありません。
この美しい絵を観ると、興味が湧いてきます。

ブーグロー『編み物をする少女』(1874年)
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19世紀仏アカデミック絵画の巨匠、私の好きなブーグロー(ブグロー)の作品。
神話ばかり描いていたわけではないのですね。
最近描かれた絵のようにも思えます。


リーダー『北ウェールズの穏やかな午後』(1885年)
201158007 ベンジャミン・ウィリアムズ リーダーはイギリスの画家。
特にウェールズ地方の風景画で高い人気を誇りました。
写実的ですが迫力もあり、目を奪われました。


白金散策
都心の高級住宅地、風景がやはりちょっと違います。
201158031ちょっとヨーロッパの街並みのような。

せっかくなので白金のカフェでお茶でも。
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松岡美術館からほど近いプラチナ通り(すごい名前!)沿いの
レトルダムール グランメゾン白金
http://www.shidax.co.jp/srm/sweets/

201158056タルトフレーズ 美味
ここは本格的なスイーツのお店でした。


近くの公園にて201158040
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2011年5月 9日 (月)

【カクテル】「ギムレットには早すぎる」はマーロウのセリフではない/ギムレット超入門と『長いお別れ』

*注 一番下にネタバレあり


「ギムレットには早すぎる」
レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説『長いお別れ』に登場する有名なセリフです。

ギムレットとはジンベースのメジャーなスタンダードカクテルの名前です。
このセリフは大変有名で、私自身もギムレットというカクテルを飲む前から、
また、この小説を知る前から、このセリフだけは知っていました。

そんな思い入れもあり、私も大変好きなカクテルのひとつです。
実はWikipediaの「ギムレット」の項目には結構私の筆も入っているのですが、
やはり色々編集されてわかり難くなっています。
こちらでこの台詞と、合わせてカクテルとしてのギムレットの超入門編を記します。


レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』(The Long Goodbye 1953年)
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この小説はチャンドラーが創造した私立探偵フィリップ・マーロウを主役とするシリーズの1本で、
かなり長編のハードボイルド小説です。
ハードボイルドの大家チャンドラーの代表作のひとつといわれています。
日本では 清水俊二氏訳の『長いお別れ』のタイトルで知られてきましたが、
2007年に村上春樹氏の訳で、ほぼ原題通りの『ロング・グッドバイ』としても刊行されています。


「ギムレットには早すぎる」
原文は「"I suppose it's a bit too early for a gimlet," he said.」
このセリフはラスト近くに出てきます。

権威あるカクテルブックにも、
マーロウによるセリフと記されることが多いですが、これは誤りです。
マーロウの友人であるテリー・レノックスが、マーロウに対して言ったセリフです。
レノックスはこの『長いお別れ』のゲストキャラクターで、他のマーロウシリーズには登場しません。

実は前半に、レノックスがギムレットの理想的なレシピについて語るシーンもあります。
これもまた、マーロウによる言葉と書かれることが多いですが間違いです。
つまりレノックスはギムレットが好きで、拘りがあって色々語るのですね。
一方のマーロウは、カクテルの配合について語ったりはしません。
このレシピについては後でまたふれます。


「ギムレットには早すぎる」
この言葉はどういう意味でしょう。
普通に考えれば推測できる通りで、
直接的には「酒を飲むにはまだ時刻が早い」ということです。
マーロウに語りかけているのだから「まだ早いよね」というイメージです。
ハヤカワ文庫版の訳文は「ギムレットにはまだ早すぎるね」です。

しかし、実は物語全般の流れの中でもっと重要な意味が籠められています。
それを説明すると、いわゆる“ネタバレ”になってしまいます。
ミステリ小説のネタバレなので、軽々しく書くわけにもいきません。

とはいっても、『長いお別れ』はもはや古典といっていい小説で、ネット上にもネタバレはいくつもあります。
しかも、この小説はかなりの長編です。
ギムレットに興味を持ったからといって、この古典ハードボイルドを読破しようという人が多いとも思えません。
ですので、一番最後にネタバレを含めた解説を書きます。


カクテル「ギムレット」の基礎知識

基本レシピ
材料
・ドライジン 3/4
・ライムジュース(コーディアル)1/4
作り方
・シェークしてカクテルグラスに注ぐ。
 (NBA 新オフィシャル・カクテルブックより)

コーディアルとは甘味を加えたライムジュースです。
正確にいえばジュースではありません。ライムを原料として使った緑色の甘いシロップです。

さて、前述のテリー・レノックスが語ったレシピですが、以下の通りです
「本当のギムレットはジンとローズ(社製)のライム・ジュースを半分ずつ、他には何も入れない」
ローズ社のライム・ジュースとは、まさにこのコーディアルライムの事です。
ただ、現在のレシピはジンとコーディアルの比率が3:1なのに対し、
レノックスのレシピはジンとコーディアルが同量なので、この通り作ると、かなり甘くなります。
このローズ社製のものは日本での入手は困難です。

しかし、いずれにしろギムレットのスタンダードなレシピはジンとコーディアルだけで作ります。
つまりフレッシュライムのジュース(果汁)は使わないのです。
無色透明のジンとグリーンのコーディアルの組み合わせなので、
色は下の画像のように半透明の淡いグリーンになります。

Photo

しかし、こういう色のギムレットは見たことがないという人も多いかも知れません。
今、日本のBarでオーダーすると、コーディアルはではなく、
店で絞ったフレッシュのライムジュース(果汁)を使う場合が多いのです。

それは、やはりシロップよりフレッシュを使った方が香りも味わいも良いですよね。
好みがあるから断言はできないにしても、そう考える人が多いでしょう。
それだと下の写真のような外観になります。
Dsc01637

白濁色です。ライムを絞っても、緑色のジュースにはならないのですね。

ただ、果汁だけでは甘みがなく、かなり酸味が強いです。
この甘みのないドライなギムレットを出す店もありますが
本来甘みのあるカクテルですし、砂糖やガムシロップで甘みを加えるのが一般的です。
生ライムを使い、甘みとしてコーディアルを加えるという折衷案もあります。


Photo_2
レノックスが指定した、ローズ社製コーディアルと、それで作ったギムレット。
このローズという会社は現存するのですが、日本への輸入ルートはなく、大変レアな状態です。
これは日本のバーで撮った写真。バーテンダー氏がアメリカ旅行の際、購入したものです。
レノックスのレシピ通りだと甘すぎるので、ジン3にコーディアル1の割合です。


このようにギムレットは作り方が色々あります。
初めて行くBarでオーダーすると、どんなギムレットが出てくるかという楽しみもありますね。

だいたい本格的なBarではフレッシュライムを使うと思いますが、
ホテルのメインバーのようなところで、敢えてスタンダードに拘って、
コーディアル仕様が出てくる場合もあったりします。

*ところで、Wikipediaの「ギムレット」の項目に掲載の写真は
 細かい葉のようなものを散らした変わったものです。
 海外では知りませんが、日本でギムレットを頼んであのようなカクテルは出てきません。



ギムレットの由来
Wikipediaにもある通り、イギリス海軍の軍医であったギムレット卿が、
艦内で将校に配給されていたジンの飲み過ぎを憂慮し、健康維持のために
ライム・ジュースを混ぜて飲むことを提唱したことが起源とされています。

Wikipediaにはこの他に
「ギムレット(gimlet)が錐の意であることから、その味の突き刺すような鋭いイメージから命名」という記述もあります。
しかし、甘いコーディアルライムとジンを混ぜたのが古典的なスタイルであるのなら、
この説は当てはまらないようにも思えます。
ジンの酒の強さをコーディアルで抑えてしまっているのですから。


*ネタバレ注意

「ギムレットには早すぎる」
それでは、冒頭で予告した通り、レイモンド・チャンドラーの小説『長いお別れ』中の
この有名なセリフの物語の中で持つ意味を、ごくごく簡潔にまとめます。

小説の冒頭、フィリップ・マーロウはテリー・レノックスという男と友人になります。
レノックスはギムレットが好きで、二人は幾度となくBarでギムレットを飲み交わします。
しかし、レノックスは何者かに殺されてしまいます。
そして、マーロウはこの事件の捜査に関わることになります。


ここから長い時間が経過します。
結論を先にいうと、実はレノックスは生きていました。
整形手術で別人に成りすましていたのです。


ラスト近く、別人となったレノックスがマーロウを訪ねてきます。
もうラストですし、マーロウも真相に気付いています。
ですから、マーロウもハッキリとは言いませんが、「君がレノックスだということは判っているよ」
というニュアンスの語りかけをします。


それに対してレノックスは「そうだよ、僕はレノックスだよ」という代わりに、
いつも二人で一緒に飲んでいたギムレットを引き合いに出して応じるのです。
「ギムレットにはまだ早すぎるね」


Old Fashioned Club  月野景史

2011年5月 8日 (日)

【美術展】『森と芸術』東京都庭園美術館/白金の庭と森の楽園に集められた詩情豊かな作品達

2011547166

森と芸術-私たちの中にひそむすばらしい森の記憶をたどってみよう
会場 東京都庭園美術館
会期 2011年4月16日(土)-7月3日(日) 
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/mori/index.html#midokoro
*この展覧会は終了しました。2011年9月25日まで「皇帝の愛したガラス」展開催中

東京都庭園美術館で7月3日まで、
『森と芸術-私たちの中にひそむすばらしい森の記憶をたどってみよう』
というタイトルの展覧会が開催中です。

この展覧会の主旨は、「森と芸術」というテーマの元、
時代やジャンルを超越した美術作品を鑑賞しようというもののようです。
国内各地の美術館から、このテーマに沿った作品が集められています。

まさに、都心にありながら豊な庭と森を有するこの美術館らしい催しです。
展示は以下8つのセクションに分れています。

1.森とは何かー楽園としての森
2.神話と伝説の森
3.風景画としての森
4.アール・ヌーヴォーと象徴の森
5.庭園と「聖なる森」、
6.メルヘン絵本の森
7.シュルレアリスムの森
8.日本列島の森

これを見てもわかる通り、
「森」というテーマを掲げてはいますが、
かなり多様なジャンルの作品を鑑賞できます。
こういう展覧会は楽しいですね。
誰にでも奨め易いとも言えるかと思います。

クロード・ロランやケインズボロ、クールベやコローの王道の風景画から、
アンリ・ルソーやアンドレ・ポーシャンら素朴派の画家の描く森、
エルンストやマグリットらシュルレアリスムの森、
絵画のみならず、エミール・ガレの植物をテーマにしたガラス工芸、
写真や絵本なども豊富です。


カミーユ・コロー『サン-ニコラ-レ-ザラスの川辺』(1872年)
Corot_001

山寺後藤美術館所蔵作
森といえばコロー。
コローの描く絵は本当に豊かな詩情を感じます。


アンリ・ファンタン・ラトゥール『二人のオンディーヌ』(1903年)
Fantinlatour_001

黒壁美術館所蔵作品
私の好きなファンタン・ラトゥールの作品。
「神話と伝説の森」セクションに展示されています。
ラトゥールのこんな素敵な絵が日本にあったのですね。

この黒壁美術館はガラス作品を主にコレクションしているようで、
今回の展覧会にもガレの作品を多く出展しています。
http://www.kurokabe.co.jp/museum/



東京都庭園美術館

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都心の高級住宅地、白金台に広大な庭園を有する奇跡の(?)美術館。
例えば今回の展覧会ですと、庭園と展覧会込みの入場料が1000円、
庭園だけなら200円という価格です。


以下、庭園内を紹介します。

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東京都庭園美術館公式サイト
http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html

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2011年5月 7日 (土)

【Bar】新宿Bar Tiziano/新宿に静かに佇む超隠れ家。画家の名に由来のカクテルが店名のバー

昨年6月にオープン、まもなく1周年を迎える
新宿のBar Tiziano(ティツィアーノ)を訪問しました。

201010201120063
ここは女性バーテンダーが店主を務める、まさに新宿の隠れ家Bar。

このお店は新宿三越の裏手あたりにある、ちょっと判り難い場所のビル内に、
目立つ看板も出さず、静かにたたずんでいるのですが、
店主の鎌田氏の力量に加え、昨年、雑誌『BRUTUS』のBar特集「20年通えるバー。」に
取り上げられた効果もあったようで、いつもよくお客さんが入っています。


ところで、店名のティツィアーノといえば、ルネサンスヴェネツィア派を代表する画家の名。
以前、テレビ東京『美の巨人たち』でその作品が取り上げられた際、
ブログにも書いたことがあります。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-4c93.html

となるとここは絵画バー、と思ってしまいそうですが、
店名は画家本人ではなく、この画家の名を冠したカクテルに由来します。
しかし、カクテルの名前として、この名を聞くことはあまりないでしょう。
まずはこのカクテルについて少し書きます。

比較的有名かと思いますが、「ベリーニ」というカクテルがあります。
スパークリングワインと桃のジュースを合わせたカクテルです。
このカクテルは、やはりヴェネツィアルネサンスの大画家で、
ティツィアーノの師匠にあたるジョヴァンニ・ベリーニの名に由来します。

20世紀半ば、ベリーニの展覧会が開催されるにあたり、
ヴェネツィアにあるハリーズ・バーで、創作されたといわれます。
スパークリングワインはシャンパンを使う場合も多いですが、
イタリアで作られたのだから、イタリアのスパークリングワインである
スプマンテを使うのが本来でしょう。

このベリーニのバリエーションとして、他のフルーツジュースをスパークリングワインと
合わすカクテルにも画家の名が付けられるようになりました。
例えば、苺を使うと「レオナルド」と呼ばれます。
(これは日本だけの呼び方で、本当は別のペリーを使うと聞いたこともありますが。)

それで、このティツィアーノは黒ブドウとスパークリングワインを合わせたカクテルです。
元々スパークリングワインの原料はブドウですから、相性はいいですね。
巨峰など使うと贅沢です。


さて、Bar Tizianoは各種のお酒にもこだわるバーですが、
このカクテルを店名にしていることからもわかるように、
季節のフルーツを使ったカクテルが一番のお薦めです。
お客さんもそれを理解している人が増えているようで、
フルーツを使ったカクテルがよくオーダーされています。

クラシカルなバックバーには色鮮やかなフルーツが並んでいます。
写真で紹介したいところですが、このバーはかなり照明を落としており、
残念ながらまともな写真が撮れません。
他にお客さんがいなければ撮り方も工夫できるですが、
残念ながら(?)、いつもお客さんがいてダメです。

冒頭に掲げたのは以前に撮った写真です。
辛うじて店の雰囲気が伝わるでしょうか。

ザクロのジュースを使ったジャックローズ
Dsc06285今回いただいたカクテル。
ジャックローズはアップルブランデーとグレナデンシロップを合わすのがスタンダードですが、
シロップの代わりに生ザクロを使えば当然ながらフレッシュな味わい。
季節が限られますが、未経験の方には試していただきたいカクテルです。
ただ、それなりにクセはありますが。

グラスは20世紀初期のバカラ。Tizianoはグラスにも拘る店です。
写真が悪くて見難いですが、模様が美しいです。

実は3月11日に発生した震災で多くの貴重なグラスが破損してしまったとのことです。
この店はビルの5階にあります。
同じビルでも上層階ほど揺れが激しいことは、今回の震災でよく実感しました。

グラスに拘るバーでは、客にとってもグラスを愛でるのが大きな楽しみになります。
新たにグラスもだいぶ購入されたとのことでした。

このバーは鎌田氏が一人で切り盛りしており、
しかも手間のかかるフルーツを使ったカクテルのオーダーが多いので、
混み合っている時は待ち時間が若干長くなる場合もあります。
こちらに限らず、一人でされているバーは優れた店でもその傾向があります。
仕方がないことなので、その点は理解してください

Bar Tiziano 公式ブログ
http://ameblo.jp/bartiziano2010june

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2011年5月 4日 (水)

【美術展】レンブラント 光の探求/闇の誘惑|国立西洋美術館/光と闇の画家の版画の世界

レンブラント 光の探求/闇の誘惑
会期 2011年3月12日(土)ー 6月12日(日) 
会場 国立西洋美術館(東京・上野公園)
http://www.ntv.co.jp/rembrandt/

201141230002
日本における西洋美術鑑賞の聖地、国立西洋美術館で、
『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』が開催中です。

レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン(Rembrandt Harmensz. van Rijn)
1606年7月15日 - 1669年10月4日
ダイナミックな明暗表現で「光と影の画家」とも称される17世紀オランダを代表する大画家。

<参考>『夜警』(1642年)*今回の出展作ではありません。
Rembrandt_nightwatch
あまりに有名なレンブラントの大作。代表作。


奇しくも、もう一人の同時代のオランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールの展覧会が、
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで5月22日まで開催中です。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-387e.html
バロック期オランダの二大巨匠の名を冠した展覧会が東京で併催されているのですね。

今回の展覧会はタイトルに明記はされていませんが、
レンブラントの版画をメインにしています。
「黒い版画」、「淡い色の紙」、「キアロスクーロ」3つのセクションにより構成、
約100点の版画を中心に、レンブラントの明暗表現のさまざまな側面をよく示す
約15点の絵画と素描とを加えられています。

特に第2セクションでは和紙について探求されています。
現在、レンブラントが版画に使った最も重要な用紙は、
日本からもたらされた紙、つまり和紙であると考えられています。

当時、日本は江戸時代初期。
鎖国政策を取っていた日本の唯一の西欧の交易国がオランダでした。
まさかレンブラントが自分の作品作りに、
日本との交易品である和紙を使っているとは思いませんでした。

以下、今回の出展作から紹介します。

Rem_001 『東洋風の衣装をまとう自画像』(1631-33年)
油彩作品。レンブラントは自画像を多く残した画家として知られます。
これはタイトル通り、東洋風な衣服をまとった姿を描いた自画像。
レンブラントは宗教画の中にも東洋風の衣装の人物をよく描きました。


Rem_002 『石の手摺りにもたれる自画像』(1639年)
版画。油彩のみならず、版画においても多くの自画像を制作したレンブラント。
これはその中でも代表作。良い顔をしています。


Rem_003 『羊飼いへのお告げ』 (1634年)
版画。羊飼い達に神の御子イエスの誕生が告げられるダイナミックなシーン。
聖書をテーマとした版画も多く出展されています。

大変興味深い展示です。
しかし、当然ながら版画は鮮やかな色彩の楽しみはありません。
その点は理解いただいた上で、興味のある方は是非鑑賞ください。


国立西洋美術館

日本における西洋美術の殿堂。
美術館自体が国の重要文化財です。
なんといっても所蔵作品のスケールが違うので、常設展もお見逃しなく。
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

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2011年5月 3日 (火)

【Bar】新宿三丁目CAVA CAVA/行く春を惜しみ、来る夏を思い味わうワインとカクテル

久々に新宿三丁目のバー「CAVA CAVA(サヴァサヴァ)」を訪問。

ここは新宿の歴史あるオーセンティックバーの名店、落ち着いて飲める店です。
といっても、個人経営ではなく、新宿中心にBar、ワインバー、イタリアンなどの
飲食店を経営するグループの1店なので、バーテンダーもさほど年輩ではなく、
30代、20代のスタッフですので、敷居も特に高くはありません。
抑えた照明、ハイチェア、長いカウンターが特徴です。

2011513007
お酒はカクテル、ウイスキーなど各種スピリッツ、リキュールに加え、
このタイプのバーにしては、ソムリエ氏もいてワインも充実しています。

2011513002 白ワインはロワールのSavennières

品種はシュナン・ブラン
微炭酸、ドライだけど甘さもあり個性的。少し冷やして、これからの時期に良いでしょう。


2011513003 スタンダードカクテル「X・Y・Z」

ラムをベースに、コアントロー(ホワイト・キュラソー)とレモンジュースをシェイク。
同じ作り方で、ベースがジンだと「ホワイト・レディー」
ウォッカだと「バラライカ」
ブランデーだと「サイドカー」
ちょっと違うけど、テキーラだと「マルガリータ」になります。

ブランデーを使うサイドカーは色が違いますが、
他は白色で見た目に違いはわかりません。
マルガリータはスノースタイルといって、グラスのふちに塩を付けるのでわかりますけど。


2011513005 店長の石川氏オリジナルの春をイメージしたカクテル

ラムとしそのリキュール、グレナデンシロップをシェイク。
季節のカクテルというと、旬のフルーツを使用したものを思い浮かべますが、
それに拘らず、色と味で表現しています。これも楽しい。


CAVA CAVA
東京都新宿区新宿3-3-9 伍名館ビルB1
TEL.03-3353-4650
http://www.bar-cavacava.com/pc/

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2011年5月 2日 (月)

【写真展】ベッティナ・ランス写真展 女神たちの楽園|東京都写真美術館/恵比寿ガーデンプレイスにある写真の聖地

ベッティナ・ランス写真展
MADE IN PARADISE 女神たちの楽園 セレブたちの美しき幻影と気品

会期 2011年3月26日(土) ~ 5月15日(日)
会場 東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス)
201141230163

東京都写真美術館で5月15日まで開催中の
『ベッティナ・ランス写真展
MADE IN PARADISE 女神たちの楽園 セレブたちの美しき幻影と気品』
を鑑賞してきました。

ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)
女性写真家。1952年、フランスに生まれる。1978年デビュー。
以来、主に女性をテーマに数々のプロジェクトを実施。2007年レジオン・ドヌール勲章を受賞し現代フランスを代表する写真家として評価を受ける。シャネルのNo5(1995年)や、ルージュアリュール(2007年)のCF等、数々の広告や雑誌の仕事を手掛けるとともに、近年は個人プロジェクトに精力的に取り組む。最新シリーズRose, c'est Parisは2010年パリ国立図書館で写真展が開催された。

ベッテイナ・ランスは主に女性を撮る女性カメラマンです。
今回の展覧会には「セレブたちの美しき幻影と気品」とのタイトル通り、
マドンナ、シャロン・ストーン、ソフィー・マルソー、シンディ・クロフォードら、
著名な女性達のポートレートが出展されています。

I_bettina_rheims_003
ナオミ・キャンベル

女流写真家らしい・・、と短絡的には言えないかも知れませんが、
男性が撮る女性ポートレートとはどこか違うように感じられます。

日本人モデルとしは女優の寺島しのぶさん、モデルの道端ジェシカさんが登場。

I_bettina_rheims_002
道端ジェシカ
ポスターやチラシにもなっている道端さんの写真は、彼女のしっかりした表情もさることながら、
カメラ目線を極めた猫も印象的です。
(ただ、ハーフとはいえ、あえて日本のタレントさんの写真をポスターやチラシに使う必要があるのかは、
少し疑問を覚えますが。)

モデルとなった女性達は、女性カメラマンに対して素顔に近い自分を見せているのか、
それとも、より演技をしているか、どちらでしょう。
白黒写真もありますが、全般には強い色使いが印象的でした。


恵比寿ガーデンプレイス
201141230145

会場の東京都写真美術館は恵比寿ガーデンプレイス内にあります。

ここは日本初の写真一般を専門に扱う美術館として知られます。
B1F、2F、3Fで展示スペースでランス展は地下1階で開催中、
2F、3Fでは別の展覧会が開催されています。

恵比寿ガーデンプレイスは1994年の開業ということなので、今年17年目。
周辺にはオープン15年という文字も見られます。

いずれにしろ、東京の新名所として大きな話題を呼んだオープンから、
十数年が経ちました。
恵比寿には仕事でよく行くのですが、ちょっと駅から離れていることもあり、久々の訪問でした。

201141230197
恵比寿駅からの長い動く歩道を抜けると広がる、都心のオアシス(?)


201141230156
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201141230195

おだやかなゴールデンウィークの風景。

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2011年5月 1日 (日)

【Bar ワイン】高田馬場SALVAdORで味わうヴィン・サント/イタリアのデザートワイン

高田馬場の本格派バー「Bar SALVAdOR(サルバドール)」でヴィン・サントをby the glasswでいただいてきました。
ヴィン・サントとはイタリア産のデザートワインです。
Vinsanto

甘いデザートワインというと、フランス・ボルドーのソーテルヌ、ドイツ、ハンガリーが三大産地として知られる貴腐ワイン、
また、やはりドイツが代表的で、カナダなどでも作られるアイスワインが有名ですが、
ヴィン・サントは、ここもワイン大国であるイタリアのデザートワインです。

ヴィン・サントはブドウを乾燥させて、つまり干しブドウの状態にしてから、ワインを作ります。
既に乾燥させてしまっているのに、そこから水分を生み出そうというのだから、単純に考えても手間と、相当の量のブドウを必要とすることがわかると思います。

このワインはヴィン・サントの中でも最高クラスのものだそうで、芳醇で黒酢を思わせる香りが特徴です。
詳しくはSALVAdORのサイトをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/bar_salvador2005/62713985.html


Bar SALVAdOR
Bar SALVAdORは高田馬場界隈で屈指の本格派オーセンティックバーです。
といっても、オープンしてこの5月で6周年なので、さほど古い店ではありません。

ここはお酒の種類でいうと、主に何が強いのかといえば、モルトウイスキーということになります。
モルトもこだわるとかなり深いマニアックな分野なので、私のような門外漢は、モルト中心のバーというと、どうしても敷居が高くなります。

しかし、SALVAdORは今回紹介したようにワインにもこだわる店です。グラスで飲める種類は多くはないですが、ワイン会なども開催しています。
もちろんカクテルも、季節のフルーツを使ったものも充実していますので、モルトファン以外でも楽しめるバーです。
また、アンティークなグラスの数々でも魅せてくれます。
店主の鈴木氏のこだわりが感じられます。

ヴィン・サントはバイ・ザ・グラスで1500円。
1本しか仕入れてないそうなので、品切れの際はあしからず。
何か他の酒を勧めてもらってください。

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