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2011年5月 7日 (土)

【Bar】新宿Bar Tiziano/新宿に静かに佇む超隠れ家。画家の名に由来のカクテルが店名のバー

昨年6月にオープン、まもなく1周年を迎える
新宿のBar Tiziano(ティツィアーノ)を訪問しました。

201010201120063
ここは女性バーテンダーが店主を務める、まさに新宿の隠れ家Bar。

このお店は新宿三越の裏手あたりにある、ちょっと判り難い場所のビル内に、
目立つ看板も出さず、静かにたたずんでいるのですが、
店主の鎌田氏の力量に加え、昨年、雑誌『BRUTUS』のBar特集「20年通えるバー。」に
取り上げられた効果もあったようで、いつもよくお客さんが入っています。


ところで、店名のティツィアーノといえば、ルネサンスヴェネツィア派を代表する画家の名。
以前、テレビ東京『美の巨人たち』でその作品が取り上げられた際、
ブログにも書いたことがあります。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-4c93.html

となるとここは絵画バー、と思ってしまいそうですが、
店名は画家本人ではなく、この画家の名を冠したカクテルに由来します。
しかし、カクテルの名前として、この名を聞くことはあまりないでしょう。
まずはこのカクテルについて少し書きます。

比較的有名かと思いますが、「ベリーニ」というカクテルがあります。
スパークリングワインと桃のジュースを合わせたカクテルです。
このカクテルは、やはりヴェネツィアルネサンスの大画家で、
ティツィアーノの師匠にあたるジョヴァンニ・ベリーニの名に由来します。

20世紀半ば、ベリーニの展覧会が開催されるにあたり、
ヴェネツィアにあるハリーズ・バーで、創作されたといわれます。
スパークリングワインはシャンパンを使う場合も多いですが、
イタリアで作られたのだから、イタリアのスパークリングワインである
スプマンテを使うのが本来でしょう。

このベリーニのバリエーションとして、他のフルーツジュースをスパークリングワインと
合わすカクテルにも画家の名が付けられるようになりました。
例えば、苺を使うと「レオナルド」と呼ばれます。
(これは日本だけの呼び方で、本当は別のペリーを使うと聞いたこともありますが。)

それで、このティツィアーノは黒ブドウとスパークリングワインを合わせたカクテルです。
元々スパークリングワインの原料はブドウですから、相性はいいですね。
巨峰など使うと贅沢です。


さて、Bar Tizianoは各種のお酒にもこだわるバーですが、
このカクテルを店名にしていることからもわかるように、
季節のフルーツを使ったカクテルが一番のお薦めです。
お客さんもそれを理解している人が増えているようで、
フルーツを使ったカクテルがよくオーダーされています。

クラシカルなバックバーには色鮮やかなフルーツが並んでいます。
写真で紹介したいところですが、このバーはかなり照明を落としており、
残念ながらまともな写真が撮れません。
他にお客さんがいなければ撮り方も工夫できるですが、
残念ながら(?)、いつもお客さんがいてダメです。

冒頭に掲げたのは以前に撮った写真です。
辛うじて店の雰囲気が伝わるでしょうか。

ザクロのジュースを使ったジャックローズ
Dsc06285今回いただいたカクテル。
ジャックローズはアップルブランデーとグレナデンシロップを合わすのがスタンダードですが、
シロップの代わりに生ザクロを使えば当然ながらフレッシュな味わい。
季節が限られますが、未経験の方には試していただきたいカクテルです。
ただ、それなりにクセはありますが。

グラスは20世紀初期のバカラ。Tizianoはグラスにも拘る店です。
写真が悪くて見難いですが、模様が美しいです。

実は3月11日に発生した震災で多くの貴重なグラスが破損してしまったとのことです。
この店はビルの5階にあります。
同じビルでも上層階ほど揺れが激しいことは、今回の震災でよく実感しました。

グラスに拘るバーでは、客にとってもグラスを愛でるのが大きな楽しみになります。
新たにグラスもだいぶ購入されたとのことでした。

このバーは鎌田氏が一人で切り盛りしており、
しかも手間のかかるフルーツを使ったカクテルのオーダーが多いので、
混み合っている時は待ち時間が若干長くなる場合もあります。
こちらに限らず、一人でされているバーは優れた店でもその傾向があります。
仕方がないことなので、その点は理解してください

Bar Tiziano 公式ブログ
http://ameblo.jp/bartiziano2010june

my mixi
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=25686164

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