タイガーマスク・伊達直人の超基礎知識／直人と児童養護施設との関係

タイガーマスクがにわかに脚光を浴びています。

漫画・アニメで知られる架空の覆面プロレスラー、タイガーマスクの正体である伊達直人を名乗って児童施設にランドセル等を寄贈する人のことが話題になっていますね。ただ、この善行がなぜタイガーマスクになぞらえられのか、原典の『タイガーマスク』を知らない為に詳しくは判らない人も多いようです。

Wikipediaをよく読めばいいのですが、色々なことが書いてあるので判り難いですね。些事は省き、タイガーと児童養護施設との関係に絞って解説します。


孤児であった伊達直人は民間の児童養護施設「ちびっこハウス」で育ちました。少年期にハウスを飛び出した直人は外国のプロレスラー養成団体に入ります。長く厳しい訓練の末に覆面レスラータイガーマスクとしてデビューした直人はアメリカでブレイクし、日本に逆上陸しました。

自分が育ったちびっこハウスを訪れた直人は、タイガーマスクであることは隠し、運良く成功して金持ちになったキザな青年として振舞います。そしてハウスの子ども達に贈り物をするのはもちろん、経営難にあったハウスの為に多額の寄付もします。

こうして直人はハウスにとっての“足ながおじさん”になります。ただ、この行為だけだと、タイガーマスクであることは隠していても、ハウスのOBとして援助をしているので、素性をまったく隠しているわけではありませんね。

直人はプロレスの試合で各地を巡る日々の中、その地の施設にも贈り物などをします。タイガーマスクとしての慰問ではなく、無名の一個人として。そして時には匿名で多額の寄付をしたこともあります。

このような行いが、今回の伊達直人を名乗っての善行と重なるのですね。


ただ、こう書いてしまうと直人はあまり苦労しているように感じられませんが、実際は血の滲むような･･･というよりは、血まみれになって命懸けの闘いの末に、寄付をしてるのです。

私は昭和時代のプロレスのファンで、『タイガーマスク』も好きです。機会があればまた書きます。

『タイガーマスク』についてはこちらのサイトが大変すばらしいです。深すぎてちょっと初心者向きではないかも知れませんが。
http://www4.airnet.ne.jp/pancra/tiger/

mixi
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=25686164&from=navi