【美術】「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」松屋銀座/ミュシャ、ロートレック
松屋銀座で8月25日から9月6日まで開催中の「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展 LIFE WITH POSTERS 1890−1920」を観てきました。
(閉幕しました)
ポスターやチラシになっているのはアルフォンス・ミュシャの代表作、煙草巻紙のポスター『JOB』。
今年、東京では三鷹で開催され、来年春まで各地を巡回中の「アルフォンス・ミュシャ展」に続いての邂逅でした。
勿論、今回はミュシャは全体の割合からすれば僅かですが、他にも様々なポスターに出会えました。
サブタイトルに1890-1920と明記されていますが、多くの作品が1900年前後の制作で、前々世紀末から前世紀初頭の都市に生きる人々の息吹が感じられます。
ファッションなど、その時代の人々の興味を共有したような気分になりました。商業ポスターから受ける印象なので当然ですが。
ミュシャのポスターについては、やや退色が目立つようにも感じましたが、全体のボリュームも想像以上で、なかなか見応えがある展覧会でした。
アルフォンス・ミュシャ『ロレンザッチオ』(1896年)
サラ・ベルナール主演舞台のポスターの一作ですが、男性役を演じたサラを描いた事で知られています。
アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック「ディヴァン・ジャポネ」(1893年)
『ポスターの帝王、ロートレックの作品も展示されています。
日本のイメージしたナイトクラブのポスター。どんな店だったのでしょう。
テオフィル・スタンラン『ヴァンジャンヌの殺菌牛乳』(1893年)
ミルクをおねだりする猫が可愛い。
チラシにメインで使われていました。
*ところで、ひとつおかしな事がありました。
ミゲル・ウトリリョ作の『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』(1990年)というポスターが展示されているのですが、
掲示されている説明文に、「ウトリリョは後に高名な画家となるモーリス・ユトリロである」との記述があるのです。
おかしいと思って何度も見直してしまいましたが、そう書いてありました。
図録を読むと、ウトリリョはユトリロの義父だそうです。説明文にまとめるにあたって、要約し過ぎしまったのでしょうね。
また、ムーラン・ド・ラ・ギャレットはルノワールの絵でも知られるモンマルトルのダンスホールですが、このポスターはアメリカにあった同名の店のようであるとのことでした。
この展覧会は百貨店の催事なので期間が短いです。
興味のある方はお早めに。
http://www.matsuya.com/ginza/topics/100804e_artnouveau/
















なんだかわかります?
この展覧会の総展示数が115点だそうだから、おそらく全点載せているのでしょう。贅沢なファイルです。
観ての通り、点で描かれているから“点描”です。
有名画家の作品が揃った今回の出展作の中ではマイナーでしょうが、なかなか美しい絵です。夕景でしょうか。
こちらはフランス象徴主義の超ビッグネームの一大傑作。
これは実に大胆な構図、というかポーズの裸婦像です。


