13.【特集】テレビドラマ

2017年6月26日 (月)

【ドラマ】『貴族探偵』最終回/比較的きれいにまとまる

先日のブログで結末予想をしたフジテレビ月9ドラマ『貴族探偵』。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/626-113c.html
その最終回が今日6月26日に放送されました。


私の予想はだいたいの方向性は合っていたのではないかと思いますが、
ぴったり合致とはいきませんでした。

読み違えたの敵・ラスボスである“政宗是正”との決着のつけ方です。
黒幕本人が登場はせず、簡単な報告だけで終わるのは予想通りでしたが、
貴族が政宗と交渉により事を収めるとは思っていませんでした。
きっちり勝負をつけると考えていたのです。

であるならば、自らを死んだことにして姿を隠した切子は
海外で貴族の秘書である鈴木と共にその敵と戦っているだろうと考えました。
であれば、愛香の隣室に潜むのは無理だとも思ったので。

隣室問題については、中盤の回で隣室に貴族が潜んでいるかのような描写がありました。
これは隣室なのか、場面が切り変わったのか判り難い演出ではありましたが。

結末全般については、不満はありますが、
このようにシリーズ通じての謎を前振りしているドラマでは、
まったく筋の通らない、納得できないラストになる事も多いので、
それと比べると、かなり綺麗にまとめた方だと思います。


Old Fashioned Club  月野景史

2017年6月20日 (火)

【ドラマ】『貴族探偵』6/26最終回/切子の死と貴族、愛香の真相を材料不足ながら推理する

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フジテレビが社運をかけた“月9”ドラマ『貴族探偵』も次回6月26日の第11話で最終回。
http://www.fujitv.co.jp/kizoku/
スタート当初、このブログでも“迷走”と書きました。
平均視聴率も8%半ばで、この豪華キャストにしては寂しい限りです。


ただ、私は割と楽しんで観ています。
原作は麻耶雄嵩さんの推理小説シリーズ。
麻耶さんは、“新本格”と呼ばれる分野の作家ですが、
私は元々本格ミステリ好きなので、楽しめる面があります。
それは、一足早く6月25日に最終回を迎える観月ありささん主演の
『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』についても同様です。

しかし、そもそも新本格の小説は文字で読むと面白いが映像化には向かない面があり、
そこをどう脚色するかが大事なのですが、うまくやり切れてはいません。

一番まずいのが主人公“貴族探偵”の描き方です。

相葉雅紀さんが貴族役に向いていないという声も多く、それはその通りかと思いますが、
それ以上に連続ドラマの主人公として、あのキャラ設定は無理です。
「使用人は道具」と言い切る主役なんて、共感持てる筈ありません。

ただ、それ以外は女探偵・高徳愛香の武井咲さんはじめ、鼻形刑事役の生瀬勝久さん、
使用人トリオの、松重豊さん、中山美穂さん、滝藤賢一さん、いずれも好演だと思います。
いや、松重さんだけは少々、正しい意味での“役不足”かも知れませんが。


最終回、謎は明かされるか?
さて、最終回なのですが。
今回の第10話と最終第11話は前後編です。
まずは武器商人・具同家の別荘である星見荘に集まった若者たちの間で起こる事件がテーマ。

このドラマは、毎回原作のエピソードを改変を加えながらも描いていくのですが、
それとは別に、愛香の師匠である私立探偵・喜多見切子(井川遥)の死の真相、
そしてその事と貴族探偵との関わりが全編通しての謎となっています。

主人公がラスボス?
貴族探偵の言動からすると、彼が自分の秘密を守るため、切子を殺させたかのように思えます。
切子の弟子である愛香もそれを疑い、遂に貴族のその疑惑を突き付けました。
だとすれば、主人公(しかも“演:ジャニーズ!”)がラスボス・・・まさかと思いますが。
この部分はドラマオリジナルで、原作からのネタバレはありません。
この謎の解明が、全編のクライマックスという事になるかと思います。


ですので、最終回では若者たちの事件と、シリーズ通じての謎を両方とも解き明かす必要があり、
次回予告でも、すべての真相が明かされるような謳い方をしています。

ただ、それにしては前編での若者たちの事件の進行が遅い。
ラストでやっと殺人事件が起こった・・・のかどうか? というところで終わりました。
愛香以外の主要キャラである主人公・貴族探偵と使用人トリオ、鼻形刑事もほとんど出てこないし。

私は第10話を見終わった時点で全体の謎解きを試み、最終話の結末を予想しようと思っていたのですが、
10話がこんな展開で、シリーズ通しての謎にほとんど進展がなく、材料不足で難しいです。
が、一応やってみましょうか。


師匠・切子は生きている? 何をしている?
ネットでは、死んだ筈の師匠・喜多見切子は実は生きているとの見方が多いです。
私もその可能性は高いと思います。
だとすれば、貴族探偵が言った「確実に殺せ」は、「死んだように偽装しろ」という意味か。

切子が生きていたとすると、彼女は貴族探偵に匿われているとの見方が多いのですが、
私はむしろ自分が死んだ事にして、何かを追っているのではないかと思います。
シンガポールで貴族の秘書である鈴木(仲間由紀恵)と共に協力していると考えれば、
一番筋が通るか。

そうなると、その敵というのが愛香が貴族の正体として疑っている“政宗是正”か。
政宗是正は、第10話で名前の出た具同家の当主(具同モトフミ)と同一人物かも知れません。
あるいは政宗とは別人かも知れませんが、いずれにしろそれだけのことで、
その“敵”の正体はもちろん貴族ではなく、またその他の既存の登場人物であった!
といった驚愕の展開の可能性は低いでしょう。


では貴族探偵と愛香の関係は?
上のような流れだとすると、貴族が愛香の前にいつも現れる理由も見えてきます。
愛香は探偵として未熟なまま師匠と別れ、独り立ちすることになったので、
貴族はそれを見守り、誤った推理をしないよう導いているのではないか。

いつも愛香の行く先に現れ、使用人たちを使って愛香の手助けをさせ、愛香の推理を先に披露させる。
そして愛香が真相を見誤った場合は、使用人たちに正解を語らせている。
今までのところ愛香は間違ってばかりで、貴族にコケにされているように見えますが、
それは探偵としての愛香の成長を厳しく叱咤しながら見守っているという事。

このように考えれば、第10話で貴族が「事件を正しく解決すれば切子について話す」と愛香に約束し、
その後に「これで女探偵さんともお別れか」とつぶやいたのは、
彼女が一人前の探偵になれば、もう付きまとって見守る必要もなくなるから、という意味かと。

以上が現時点で最も矛盾点が少なく、全体を説明できる真相ではないかと思います。


切子が死んでいたなら
もうひとつの可能性、切子が本当に死んでいるとしたら、
貴族探偵は切子を殺した敵から、愛香を守っている可能性が高くなります。

その目的で貴族探偵たちが愛香に付きまとっているとしたら、
愛香の身近に敵がいないとおかしい。
善意の人間と思っていたのが実はラスボスという、ミステリドラマの王道ともいえるパターンです。

その場合、一番怪しいのはドラマオリジナルのキャラである鼻形か。
ただ、鼻形=ラスボスに繋がる伏線は見当たらず、
むしろ鼻形もまた、貴族探偵の意向で愛香を見守っている節すらあります。

以上、2つの推理を挙げました。
前者の方が全体に筋が通っているかと思います。


もうひとつ、愛香の部屋の隣人の謎がありました。
貴族探偵自身が隣室に潜んでいるかのような描写がありましたが、
上の挙げた予想のどちらにしろ、貴族一派が愛香を見守っているという事でしょうか。
変な推理に走らないよう、見張っているともいえるかも知れませんが。

あと1人、愛香のクライアントである令嬢・玉村依子(木南晴夏)が怪しいという声もあります。
しかし、彼女が黒幕はさすがにないかと。黒幕と繋がっているという可能性はゼロとはいえないでしょうが。


貴族探偵の正体は・・・?
これは原作でも明らかではないし、種明かしはないでしょう。
原作なしのドラマなら、貴族と使用人達は警察(公安とか)、あるいは政府関係の人間との展開もあり得ますが、
さすがにそこまでの改変はしないかと思います。


さて、少しは当たるでしょうか。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年6月12日 (月)

『警視庁捜査一課9係』継続なら加納係長(渡瀬恒彦)の処遇は?/ ・兼務のまま ・異動 ・退職 ・死去

前回のブログからの続きですが、あくまで仮定の話として、
『警視庁捜査一課9係』が来期(シーズン13)以降も継続するならば、
劇中で故渡瀬恒彦さんが演じてきた係長・加納倫太郎の扱いをどうするかという大問題があります。

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今期(シーズン12)の加納は、内閣テロ対策室を改造するための準備委員会の
アドバイザーを兼務することになり、9係を不在にしている設定でした。

私はこの設定は、そもそも今期の制作が決まった早い段階、
つまり渡瀬さんの撮影参加を前提した上でのものではないかと思います。
渡瀬さんは病気を抱えての収録ですから、屋外ロケへの頻繁な参加は難しいでしょうから、
“兼務”ということにして、9係の部屋には時々顔を出すというようなスタイルを
想定していたのではないかと思うのです。

では来期以降はどうするのか?
加納が新録で登場することはもうありません。
では、劇中で加納はどうなったことにするのか?
細かく可能性を挙げればキリがないですが、大別すれば考えられるのは以下の4通りです。


1.兼務のまま
つまり、今期と同じ状態で続けるということ。
加納は9係の係長の役職のまま、不在ということですね。
正式な異動と違うのは、これによって係長のポジションを事実上加納の“永久欠番”とすることになります。
しかし、さすがにこれは無理があると思います。


2.異動
今期は兼務であった内閣テロ対策室か、
あるいは他の部署でも正式に異動になるということ。
当然、9係長からは外れるので、内部昇格にしろ、外部からの異動にしろ、
新係長が誕生することになります。


3.退職
そもそも渡瀬さんは70歳を超えており、公務員ならとっくに退職している年齢でした。
もちろん、役者の実年齢と劇中人物の年齢は別ですが、
定年退職したと言われても無理はありません。
あるいは、別の理由で退職したことにする手もあります。
退職してどう過ごしているのかとなると、旅に出たというのが長寿ドラマではよくあるパターンです。


4.死去
劇中でも加納が亡くなったことにする。
その場合、理由は殉職になる可能性が高いでしょう。


以上、考えられるのはこの4パターンでしょう。
もっとも相応しいのは異動かと思います。

退職でもいいのですが、定年を持ち出してしまうと、
準レギャラーの警察官の中に里見浩太朗さんや伊東四朗さんなど、渡瀬さん以上の高齢者がいますし、
ゲストでも高齢の俳優が警察官や公務員役で絡む可能性があるので、今後が少々面倒になります。
それに、他の東映制作のドラマでも高齢警察官は多いですし、定年問題はあまり絡ませたくないでしょう。

4の死去はどうでしょう。
おそらく、係長が亡くなったことにはしないでしょうね。
特に殉職だと、殉職エピソードを劇中でどう扱うがかなり難しいです。


やはり異動が妥当ですが、ひとつ問題があります。
加納が他の刑事達にとって上司だけの存在であるならどれでもいいのですが、
浅輪の恋人である石川倫子(中越典子)の父親でもあるからです。

浅輪と倫子の関係が続く限り、加納を死んだことにしなければ、
違和感が付きまとうことになるでしょう。
しかし、これはどうしても無理というほど決定的な問題ではありません。

「もう登場することはないけれども、係長は今も別の場所で活躍している」
この感覚をドラマの中に残す意味でも、異動が適当でしょう。

具体的には、既に「内閣テロ対策室改造のための準備委員会アドバイザー兼務」
という設定があるのだから、それを生かすのが得策でしょう。
準備委員会への異動というのもなくはないでしょうが、
改造された内閣テロ対策室への正式異動の可能性が高いと予想しておきます


Old Fashioned Club  月野景史

2017年6月10日 (土)

【ドラマ】渡瀬恒彦亡き『警視庁捜査一課9係12』静かに終了/継続なら浅輪主役、小宮山係長で

主演の渡瀬恒彦さんの亡き『警視庁捜査一課9係』シーズン12が
6月7日放送の第9話で、今クールのドラマとしては早めの最終回を迎えました。

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ドラマ内の設定としては、渡瀬さんが演じてきた加納倫太郎は内閣テロ対策室を改造するための
準備委員会のアドバイザーを兼務することになり、9係は係長は不在ということで通しました。

加納は初回のみ過去の映像の流用で出演しましたが、後はそのようなこともなく、
最終話でも僅かに加納のことを示唆するようなシーンはありましたが、
はっきり語られるわけでもなく、淡々と静かに終わった印象です。

その最終回も時間延長もなく、
推測ですが、元々通常回として用意されていた脚本だったのだと思います。


数字も内容も安定
視聴率は途中で思わぬ急落もありましたが、その後に大きく伸ばした回もあり、
平均では11.5%と、このドラマとしては物足りなくもあるが、ますまずといったところでした。
内容にも賛否は当然ありますが、安定のおもしろさだったと思います。

元々この作品は9係のメンバー全員が主演といえる群像ドラマです。
昔の刑事ドラマではこのタイプが主流でしたが、現在では稀少。
しかも、9係のメンバー6人が第11シーズンまで1人の変更もない、稀有なドラマでもあります。
もちろん、渡瀬さんの存在が大きかったのは当然ですが、
レギュラー陣も実力のあるベテランが揃っており、大過なく終わったのもまた当然といえます。
演者がベテランであるというだけではなく、キャラとしてもそれぞれ癖は強いものの有能な刑事ですし。

ただ、その中にあっても加納のみが独特の視点で何かこだわり、
それが解決のキーとなるのが『9係』の定番ではありました。
今期はその部分を加納に代わって浅輪が担っていました。
ここについての批判もあったのですが、これは仕方ないというか、当然の帰結かと思います。


さて、こうなると、来期以降をどうするのかが焦点です。
かつて渡瀬さんが、メンバーが1人でも欠けたら終わりするという発言していたこともあり、
以前はネット上では、今期限りの終了を予測、あるいは希望する声が多かったと思います。

ただ、この渡瀬さんの発言はチームワークの良さを逆説的に表現していたようにも思えるし、
まさか自分の死を想定していたものでもないでしょう。
そして今期の安定ぶりを見て、ネットの声も継続に傾いているように感じます。
私見ですが、渡瀬さんもそれを望んでいるようにも思えます。


新係長新規招聘はあり得ない
しかし、どうにも理解できないのが、渡瀬さんの代わりに新たなキャストで係長役を、
それも主役として迎えてという見方が多いことです。
それを希望する声もあれば、そうなるのが当然のような意見もあります。

私はそれはない、あるべきではないと思います。

続けるなら、ほぼ今期と同じスタイルでいいでしょう。
クレジット上の主演は浅輪直樹役の井ノ原快彦さんが務め、
今期は主任の立場で実質的に係長の代理を務めた小宮山志保(羽田美智子)が
正式に係長、もしくは係長代理に昇格するのが自然です。

ただ、浅輪には加納に代わる相棒が必要ですから、新メンバーとしてはそこに若手を入れるべきでしょう。
レギュラー全体が高齢化しているのだから、それが最も望ましい筈。

若手といっても現在一番若い井ノ原さんよりも下という意味なので、
40歳以下ということですが。

もちろん、加納の劇中での位置づけをどうするかという大問題があります。
この問題はこちらで考察しました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/9-616a.html

Old Fashioned Club  月野景史

2017年5月10日 (水)

【ドラマ】『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』/あの『BORDER』の小栗旬・金城一紀コンビによる新作ドラマ

『警視庁捜査一課9係』、『警視庁捜査一課長』、『緊急取調室』、『小さな巨人』と、
警察物が強いこの2017年4月クールの連続ドラマですが、
中でも異彩を放っているのが『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』です。

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不振のフジテレビドラマの救世主。
ただ、制作は前期の『嘘の戦争』同様カンテレなのですが。


『BORDER』のコンビ再結成
『CRISIS』の主演は小栗旬さん、脚本は金城一紀さん。
これは3年前、2014年の4月期にテレビ朝日で放送された
『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』と同じ顔合わせです。

たった3年前の作品ですが、『BORDER』は伝説的なドラマとなりました。

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あの衝撃のラストについて書いた私のブログは今でもアクセスが多いです。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/border-b0ce.html

『CRISIS』が始まった影響か更に増えていますが、
それ以前から常に高め安定のアクセスがありました。
『相棒』や『科捜研の女』と違って再放送も、少なくとも関東地上波ではまったくされてないのに、
不思議に感じています。

『CRISIS』は『BORDER』のテイストに近い、やはり一筋縄でいかないドラマですが、
私は楽しんで観ています。

『BORDER』が最終回を迎えた時、続編を望む声が多かったですが、
私はあのラストで続編はあり得ないと思いました。
それは当たりました。というか、当然でしょう。

ただ、今回小栗さんが演じている稲見朗は色々と重い過去を抱えているようで、
『BORDER』の坂口安吾と重なる面はあります。
もちろん同一人物ではないですが、続編を望む声への答えといえるのかも知れません。


因縁のキャスティング?
それにしても、今回は少しブラックなキャスティングをしています。
『CRISIS』に準主役格で出演している西島秀俊さんは3年前、
『BORDER』の裏番組『MOZU』に主演していたのです。

『MOZU』はTBSとWOWOW共同制作の豪華キャストによる大作で、
スタート当初の視聴率は『MOZU』の圧勝でした。
しかし、回が進むにつれ接近・逆転し、一時はダブルスコアになりました。

ただ、『BORDER』の方も一筋縄ではいかないドラマで、
視聴率が跳ね上がった回が強烈なパッドエンドで、
次の回は大きく数字を落とすというようなこともありました。

ともかく、今回はその因縁の小栗さんと西島さんがバディのドラマです。


他のキャストは、2人の上司役が田中哲司さん。
この役が、ポジションもキャラも『緊急取調室』の田中さんの役にそっくりです。
そのせいか、『CRISIS』では眼鏡をかけ、髪型もかなり短髪にしています。

それにしても、どちらもほぼ出ずっぱりの役で、かけもちは無理なようにも思いますが、
ネットでの情報によると、『CRISIS』の撮影は先に終わっているともいいます。
髪型はどうしたのでしょう? キントリの方かカツラとの見方もあります。

チームの同僚警官には野間口徹さんと新木優子さん。
野間口さんは『BORDER』からの残留(?)で、前回は協力者のハッカーでしたが、今回は主要キャスト。
警備局長の長塚京三さんもちょっと怪し気でいいです。
最近は連ドラのレギュラーは多くありませんが、貫禄がつきました。

さて、視聴率は初回13.9%の後はやや停滞気味。
これは仕方ない面もあります。
今回もバッドエンドが多いし、万人受けはしないでしょう。

そして、この先どんな展開が待っているのか?
まさか『BORDER』以上の衝撃はないでしょうが。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年5月 4日 (木)

【ドラマ】『緊急取調室』第2期 内容も数字も好調/だが真壁の家族は?

2017年4月クールのテレビドラマは『相棒』と『科捜研の女』がオフにも関わらず、
警察ドラマの好調が目立ち、視聴率でもトップ5を占めているような状況ですが、
中でも強いのがテレビ朝日木曜21時の天海祐希さん主演『緊急取調室』(通称 キントリ)第2シリーズです。
( 他は『警視庁捜査一課9係』『警視庁捜査一課長』『CRISIS』『小さな巨人』)


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初回は17.9%の高視聴率。
その後はやや落としていますが、それでも強いです。


約3年ぶりの新シリーズ
このドラマ第1シーズンは2014年1月期の放送で、その時も平均12.9%を獲りました。
その後、2015年9月に単発のスペシャルが放送されていますが、
連続ドラマとしては中3年あけてのシーズン2ということになります。

私はちょっと勘違いをしていて、
天海さんは一度、心筋梗塞で舞台を降板したことがあり、
このドラマの続編が作られなかったのも、病気のためかと思っていたのですが、
病気は2013年5月のことなので、『緊取』第1期よりも前でした。
キントリの第1期が病気後の本格復帰作だったのだと思います。


レギュラーキャストは前期とほぼ同じ。
天海さんの同僚警察官には小日向文世さん、大杉漣さん、でんでんさんと年齢高めの3人。
所属長は管理官の田中哲司さん。
田中さんは現在、フジテレビの『CRISIS』にも出演していますが、
役のポジションもキャラもキントリとそっくりです。眼鏡と髪型を差をつけていますが。

捜査一課の刑事は“もつなべコンビ”鈴木浩介さんと速水もこみちさんも健在。
中村静香さんと生島勇輝さんの居酒屋夫婦も留任。

入れ替わったのは上層部の刑事部長と捜査一課長が
草刈正雄さん・篠井英介さんから大倉孝二さんと三上市朗さんに。

草刈さんの刑事部長は前期のラストで退場しているので仕方なく、
既に2015年のスペシャルから大倉さんが登場しているのですが、
草刈さんが昨年の大河ドラマ『真田丸』で再ブレイクしたので、
制作側としては、ちょっと残念だったかも知れません。


真壁の家族は?
あと2人、天海さん演じる真壁有希子の娘と息子が今期は登場していません。
そもそも、真壁の自宅がまったく出てきません。

真壁の夫も元警察官でしたがだいぶ前に殺害されており、その事件も未解決。
前期はこの事件の解決がシリーズを通してのテーマで、
2人の子ども達とのシーンも毎回必ずありました。
そして、前期のラストでこの事件は解決しました。

正直いうと、前期でも家族パートは不要では? と思う回もありました。
夫の事件も解決したことですし、今期は毎回出す必要もないというのならわかります。
ただ、それならば子ども達の存在を示すような表現があってもいいように思うのですが、
会話の中にもたぶん登場していないし、事件が一段落して他のメンバーが帰った後も、
真壁は1人で残っていたりと、シングルマザーらしい描写がないのです。

ここは、単に登場させないだけなのか、
それとも家族に何か変化があり、いずれその事情も明かされるのか?
こういう場合、子どもは留学したとか、学校の寮に入ったとかいうパターンはよくありますが、
2人ともというのは少々無理があります。どうなのでしょう。


キントリのチームワークは良好のようです。
まぁ3年以上、同じメンバーで組んでいるのですから当たり前ですが。

前期は警察内部の問題との対峙がクラスマックスでした。
今回もそのような展開はあるるのか?
あるいは、チーム内に深刻な対立が生まれたりするのか?
それとも、そのようなことはなく、あくまで事件と向き合っていくのか。

実力派俳優達による、しっかりしたドラマ。
今期では一押しです。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年4月25日 (火)

【ドラマ】低迷フジテレビの切り札“月9”『貴族探偵』 内容も数字も迷走

フジテレビが社運をかけておくる大看板(過去形?)“月9”ドラマ『貴族探偵』。
主演の嵐・相葉雅紀さんはじめ豪華キャストと莫大な制作費をかけて臨んだ切り札とされますが、
初回視聴率は11.8%と、最近の月9の中ではますまずのスタートでしたが(本来は全然不足でしょうけど)、
昨日放送の第2話では8.3%と急落してしまいました。

内容を見ると、それもいたしかたないところで、なんとも困ってしまうドラマです。
原作は麻耶雄嵩さんの推理小説シリーズ。
私は麻耶さんの小説を読んだ事はありますが、この小説は未読です。

原作があるのだから、一概に真似だパクリだとはいえませんが、
第1話を見た印象では既視感が強く、まず『IQ246』と『TRICK』を合わせ、
『レディ・ダ・ヴィンチの診断』から設定の一部を持ってきたなという印象を持ちました。
まぁこれだけたくさんのドラマが作られているのだから、似たような展開になるのも仕方ない面もありますが。

しかし、なんといっても違和感が強いのは相葉さん演じる主役の“貴族探偵”です。
第1話・2話を見る限り、正直言ってキャラに魅力がないし、
だいたい、推理をしない、最後の解決編すら自ら語らないのでは、
原作通りだとしても、ミステリドラマの主役としては成り立ち難いのではないか。

ですので、ドラマ化にあたっては高徳愛香(武井咲)を主役にした方がよかったのではないかと思いますが、
おそらくこの企画自体が相葉さんありきでしょうから、それでこの原作を選ぶのなら、
大胆に改変した方がよかったようにも思います。
もちろん、回が進むにつれ、状況が変わってくる可能性はありますが。

そして違和感といえば、中山美穂さんです。
1980年代のスーパーアイドル。
ドラマ出演自体が稀少ですし、やるとしたら主演ばかりの人でしたが、今回は脇役です。
それも少ないシーンで強い存在感を示すような特別出演格ではなく、純然たる脇役に見えます。
なにしろ売れっ子脇役俳優である松重豊さん、滝藤賢一さんとトリオを組む役どころですから。

中山さんの演技自体は悪いとは思いませんが、こういう役で出演するということが驚きです。
だったら今までも、もう少し出ておけばよかったのにと思ってしまいます。

武井咲さんはネット上の評判はあまりよくないものも多いですが、私はそんなに悪くないと思います。
生瀬勝久さんもクセが強すぎず、でもかなりの弾けっぷりで、バランスは悪くない。
つまり、さすが豪華キャストを揃えただけあって、個々の俳優で見た場合はそれなりに良い人もいる、
ただ肝心の主役に魅力がないのと、ミステリドラマとしては、ちょっと外してしまってますね。
まだわかりませんが、苦戦が続くようにも思えます。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年4月 5日 (水)

【ドラマ】渡瀬恒彦なき『警視庁捜査一課9係 12』 4月12日スタート

主演の渡瀬恒彦さんの死去で動向が注目される『警視庁捜査一課9係』シーズン12ですが、
予定通り4月12日(水)21時より放送開始です。
http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari_12/

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このブログでも何度も書いてきましたが、
胆嚢がんで闘病していた渡瀬さんは今年になって仕事復帰し、
ドラマスペシャル『そして誰もいなくなった』の収録に参加しました。

次いで『9係』シーズン12の制作も発表されたのですが、
渡瀬さんはクランクインを待たず、体調を崩して入院してしまいました。
それでも、渡瀬さんの今むシーズン中の復帰を前提として、
第1話・2話は主役不在で撮影を終えたのですが、
このタイミングで渡瀬さんは亡くなってしまったようです。

この経緯ですので、残念ながら渡瀬さんはシーズン12の撮影にはまったく参加していないと思われます。
実際の仕事としては、『そして誰もいなくなった』が遺作という事になります。


そうなると気になるのは、今シーズンの9係劇中での渡瀬さんの扱いです。
公式サイトのストーリー紹介を読むと、渡瀬さんが演じてきた加納倫太郎は
神田川警視総監(里見浩太朗)の命令で、内閣テロ対策室を改造するための
準備委員会のアドバイザーを兼務することになり、
よって9係は不意に係長不在となったとのことです。

この設定は、もしかしたら渡瀬さんの亡くなる前、
入院のためにひとまず初回からのクランクインを回避した段階で考え出されたものかも知れません。
「兼務」ということなので、係長の立場自体はそのままなのでしょう。
この設定のまま、渡瀬さん不在で最後まで押し通すのか、
だとしても過去の映像を現在のシーンとして流用するようなやり方をするのか、
注目されるところです。


これからの『9係』
『警視庁捜査一課9係』は9係のメンバー全員が主演といえる群像ドラマです。
昔の刑事ドラマではこのタイプが主流でしたが、現在では稀少です。
その意味では、渡瀬さん不在でも一視聴者としてあまり不安は感じていません。
レギュラー陣は実力のあるベテランが揃っており、手堅くやってくれるでしょう。

ただ、渡瀬さんはかつて、メンバーか一人でも欠けたら終了と言っていたと聞きます。
それば自分が欠けることを想定しての発言ではなかったかも知れませんが、
それもあって、今シーズンが最後になるだろうとの見方が多いようです。

私は続けてほしいとも思っているのですが、
(ただ、ネットにある渡瀬さんに代わる係長役のベテランを入れてというのは反対です。
入れるとしたら井ノ原快彦さんの相棒となる若手(女性刑事もあり)、
係長は羽田美智子さんが昇格でいいでしょう。)
可能性は高くはないでしょう。

それよりもまずは今シーズンですね。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年3月25日 (土)

【ドラマ】『そして誰もいなくなった』渡瀬恒彦遺作 前編終了/原作通りの結末か、サプライズはあるのか?

3月25日(土)、26日(日)21時にテレビ朝日で放送される
『二夜連続ドラマスペシャル そして誰もいなくなった』。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/32526a-0710.html


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初日の放送が終了し、残りは後半の解決編を残すのみです。

ミステリの女王アガサ・クリスティ(1890年9月15日 - 1976年1月12日)代表作のドラマ化。
国も時代も違うのだから、原作小説そのままというわけにはいく筈もありませんが、
可能な限りで極めて原作に沿って手堅く作られていると思います。
孤島に集められた10人も、きっちり原作のキャラクターに合わせられていました。


さて、結末はどうなるのでしょう。
ひとつの手法として、今回はそうしないとは思いますが、
前半は原作通りにやっておいて、後半は思い切って変える、
というサプライズもないとはいえません。

その場合、キーマンは向井理さんでしょうか。
向井さんの役は一番先に殺され退場してしまいました。
原作通りならそのままです。

ただ、大物俳優が揃えられた本作のキャストですが、
現在、連続ドラマで主役を務められる主演スターはそれほど多くはありません。

刑事役の故沢村一樹さんを除く離島に集められたメンバーとしては、
故渡瀬恒彦さんの他には、今回主演の仲間由紀恵さんと、後は向井さんくらいでしょう。
実際、クレジット順でも向井さんは仲間さんに次ぐ二番手です。
それにしては退場が早過ぎました。

のみならず、全員が過去について語るシーンでも、
向井さんだけが赤裸々にありのままを語っているようにも思え、かえって不自然だったり、
また役柄の設定も、他のキャラに比べ、原作からちょっと離れているなど、
違和感を覚える面もあります。


しかし、今回は手堅く「名作の忠実な映像作品化」といくように思います。
後は刑事役の沢村一樹さんと荒川良々さんによる解決編をどう見せるかというところでしょうか。

03

このホームズ&ワトスン的なコンビもなかなかユニークです。

Old Fashioned Club  月野景史

2017年3月21日 (火)

【ドラマ】『そして誰もいなくなった』渡瀬恒彦遺作 3月25日・26日放送/A・クリスティの傑作ミステリ

3月25日(土)、26日(日)21時、テレビ朝日にて、
『二夜連続ドラマスペシャル そして誰もいなくなった』が放送されます。
http://www.tv-asahi.co.jp/soshitedaremo/
3月14日に死去した渡瀬恒彦さんのおそらく最後の出演作、遺作ということになると思います。


Photo


渡瀬恒彦さんの遺作
渡瀬さんの闘病についてはこのプログでも何度か取り上げてきました。

一昨年に胆嚢がんが発覚した渡瀬さんはその年の末に仕事復帰しましたが、
昨年夏に体調を崩し、長く務めたTBSの『十津川警部シリーズ』の降板が伝えられました。
しかし、今年に入ってこのドラマの撮影中である事が報道されたのです。(→こちら

次いで12シーズン目を迎える『警視庁捜査一課9係』の制作も発表されたのですが、
残念ながら収録に参加する事なく亡くなりました。
ですので、今回の『そして誰もいなくなった』が最後に出演した作品、遺作という事になると思います。


女王アガサ・クリスティの傑作
さて、渡瀬さんの件は別としても、
このドラマはアガサ・クリスティの名作小説の、豪華キャストによるドラマ化として注目されます。

ミステリ、推理小説の女王アガサ・クリスティ(1890年9月15日 - 1976年1月12日))
『そして誰もいなくなった』は1939年刊行。
彼女の数多い作品の中でも『オリエント急行の殺人』『アクロイド殺害事件(アクロイド殺し)』と並ぶ代表作でしょう。
その中でもNo.1、最高傑作に推される事が多い作品です。

『オリエント』『アクロイド』と違うのは、
クリスティが生み出した名探偵エルキュール・ポアロが登場しないこと。
のみならず、クリスティ作品のもう一人の名探偵、ミス・マープルも出ません。
いわゆる“名探偵”が登場しない作品です。

絶海の孤島に集められた10人の間で起こる連続殺人。
犯人は果たして誰か?
外界から閉ざされた空間で起こる事件、いわゆる“クローズドサークル”の代表的作品です。


二つの結末
実はクリスティは原作発表後、舞台化にあたり自ら戯曲用のストーリーを書きました。
そちらでは結末が少し違います。
その後、この作品は世界中で何度か映画、テレビドラマとして映像化されてきましたが、
基本的に戯曲版が採用されることが多かったようです。
また、意外と“孤島”の舞台設定が変えられる事も多かったのです。

今回のドラマは“孤島”という原作通りの舞台設定が採用されています。
そして、公式サイトのあらすじを読む限り、戯曲版ではなく原作小説に沿った展開であるようです。
そうなると、集められた人物の職業から、真犯人も推測できるのですが、
さてそこは原作通りに描くのか?

私は原作の展開の荘厳さが好きなので、その通りに描いてほしいと思うのですが、
この配役でその通りにやってしまうと、2日連続のスペシャルドラマとしては
ちょっと意外性がなさ過ぎかも知れませんが。

原作が有名過ぎるだけに難しいですね。
さて驚愕の真相は・・・? 続きは明日までお待ちください!
とやって、原作通りの結末ではちょっと寂しい気もします。
もっとも、それもまた新鮮かも知れませんが。


公表されている出演俳優は以下の12人。

仲間由紀恵 向井理 柳葉敏郎 余貴美子 國村隼
藤真利子 大地真央 橋爪功 津川雅彦 渡瀬恒彦
沢村一樹 荒川良々

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3月3日の制作発表に揃った11人のキャストと和泉聖治監督(前列右端)。
残念ながら渡瀬さんの列席はありませんでした。


渡瀬さんを含む12人のうち、
沢村さんと荒川さんは事件後の島に渡って捜査を担当する警察官のようです。
残りの10人が島に集められたということですので、ここも原作通りです。

記者会見での荒川さんの発言によれば、沢村さん以外のキャストとは撮影で一緒になってはいないようです。


公式サイトからあらすじを引用しておきます。
☆☆☆
八丈島沖に浮かぶ孤島・兵隊島。その孤島に立つ『自然の島ホテル』のオーナー・七尾審によって10人の男女が島に呼び寄せられる。

七尾からの招待状を受け取りやってきたのは元水泳選手の白峰涼(仲間由紀恵)、元東京地裁裁判長・磐村兵庫(渡瀬恒彦)、元国会議員・門殿宣明(津川雅彦)、救急センター医師・神波江利香(余貴美子)、元傭兵・ケン石動(柳葉敏郎)、元女優・星空綾子(大地真央)、ミステリー作家・五明卓(向井理)、元刑事の久間部堅吉(國村隼)の8人。島に到着するも、ホテルの執事夫婦・翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)からオーナーの七尾は不在であることを伝えられる。

これから何が起こるのか、自分たちはなぜこの島に招待されたのか―期待と不安に包まれながら用意された夕食をとっていると、突如としてどこかから彼らの過去の罪を暴露する“謎の声”が聞こえてくる。

それぞれの胸の内に去来する過去の出来事…。10人が互いの過去を探り合う中、突然招待客のひとりが目の前で殺害される! そしてそれをきっかけとするように、ひとり、またひとりと招待客が殺されていき…?
★★★

このあらすじを読めば、原作小説の内容を憶えている人なら、犯人はすぐに判ります。
原作通りならば・・・。

脚本は大ベテランの長坂秀佳さん。
近年、テレビドラマの仕事は多くはありません。
監督は『相棒』や渡瀬さん主演の『おみやさん』などを手掛けてきた和泉聖治さん。
さて、原作通りにやるのか、捻るのか?

Old Fashioned Club  月野景史

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