13.【特集】テレビドラマ

2021年6月 9日 (水)

【伝説のドラマ】『特命刑事』/ 渡瀬恒彦と小林稔侍 この後数十年の活躍を予感させる熱い共演

東映のYoutubeチャンネル「TOEI Xstream theater」で配信中の
『特命刑事』(『大激闘 マッドポリス80』リニューアル)。
今週の配信は第2話「脱獄」(本放送 1980年8月)でした。


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今回のメインゲストは小林稔侍さん。
主演の渡瀬恒彦さんとゲストの小林さん、昭和~平成の大スター・名優二人の共演でした。

といっても、それは今だから思うこと。
小林さんはこれ以前、同じ東映制作の人気ドラマ『バーディー大作戦』で1年間、
レギュラーの刑事役を務めたことがありましたが、
その後は再び脇役暮らし。
今回はメインゲストでしたが、
この時期でも「この人がこんな役!」と思うような“端役”のこともありました。

もっとも、実は渡瀬さんの方も
東映の映画では主演スターでしたが、
お茶の間での認知度はそれほど高くなかったと思います。
渡哲也さんの弟としては知られていましたが。
そのあたりはまた改めて。

ともかく、東映映画では多く共演してきた二人ですが、
クレジット的な意味での格には違いがありました。
しかし、今回は “がっぷり四つ”
互角の熱い共演でした。
この後の二人の、数十年にわたるテレビドラマ界での活躍を予感させてくれます。

権力者の息のかかった刑務所に服役している稔侍さん。
彼を脱獄させ、大物悪党逮捕のための証言させようと、囚人として乗り込む渡瀬さんと中西良太さん。
スリリングで濃厚なドラマでした。

実は私が「このドラマ凄い!」と思って見直したのも、この回でした。
本放送以来の再見でした。

Old Fashioned Club 月野景史

2021年6月 5日 (土)

【伝説のアクションドラマ】『大激闘』続編『特命刑事』/ 東映のYoutubeチャンネルで配信開始

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狂熱の80年代の幕開け、1980年4月にスタートした伝説のドラマ『大激闘 マッドポリス80』。

途中でリニューアルしてタイトルを『特命刑事』と変更し、
同年9月まで合わせて2クール放送されました。

Youtubeの、このドラマの製作元である東映のチャンネル「TOEI Xstream theater」で、
『大激闘』に続き『特命刑事』の配信が6月2日(水)から始まりました。

初回は全話配信終了まで残し、2話以降は毎週水曜日に更新されるシステムです。





このドラマ、私の記憶だと、地方局やBS、CSは別にして、
日本テレビでの再放送は80年代に一度だけ、
それも『大激闘』だけで、『特命刑事』は放送されなかったと思うので、
今回はなかなか貴重な機会です。
まぁDVDは出ているので、“幻の作品”でもないのですが。


伝説のドラマとは書きましたが、半年2クール放送中にリニューアルされたことからもわかるように、
放送当時は好評というわけでもありませんでした。

刑事・探偵ドラマが放送されていた日本テレビ火曜21時枠。
それこそ“伝説的”な松田優作の『探偵物語』の後番組としてスタートしました。

私は好きでしたが、
いかにも東映的な泥臭い、やり過ぎ系アクションは、少し古臭く、時代からずれているようにも感じられ、
人気がもうひとつ盛り上がらないのもわかる気がしました。

『探偵物語』の前は石原軍団の『大都会パートⅢ』が放送されていて、
そちらはテレビ朝日に移籍して『西部警察』となり、ド派手なアクションを売りにして大人気。
しかし、アクション物なら東映が本家本元。
『大激闘』も『西部警察』に負けじと過激なアクションを繰り広げたのですが、
ちょっとのずれていたのですよね。難しいところです。


『大激闘』か『特命刑事』か
今回の『大激闘』配信中に、この後は『特命刑事』を配信するというアナウンスがなかったので、
コメント欄には引き続いて『特命刑事』の配信を望む声が多く寄せられていました。
それがかなったのはよかったです。

ただ、コメント欄を読む限り、どちらかといえば『大激闘』支持者が多いように感じます。
私は逆で、どちらかと問われれば、『特命刑事』支持です。

何か変わったかというと、
『大激闘』は「ジャパンマフィア」という架空の悪の巨大組織と、
マッドポリスと呼ばれる警官達との闘いを描きました。

『特命刑事』はジャパンマフィアの勢力が衰えた後の世界が舞台で、
マッドポリスは様々な事案に挑むことになります。

『特命刑事』の方が話のバリエーションが広く、荒唐無稽な中にもリアルな面白さがあったと思います。
でも、どちらも好きです。


そして、今回見直して、改めて面白い、最高と感じました。
キャストには亡くなった方、ご健在だけど、当然だいぶ年を取られたなという方も多いですが、
若き日の溌剌とした姿が見れて、懐かしい限りです。

故渡瀬恒彦さんの雄姿、

そして『相棒』の内村刑事部長、片桐竜次さんの若くてあまりにかっこいい姿は必見!
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出演者(マッドポリスメンバー)
渡瀬恒彦
梅宮辰夫
桜木健一
志賀勝
片桐竜次
中西良太
堀川まゆみ
桜木健一(『特命刑事』より加入)
山岡健(『特命刑事』より加入)



Old Fashioned Club 月野景史

 

 

2020年12月11日 (金)

【ドラマ】『監察医 朝顔』 女性を撃ったのは桑原か? /第7話の展開を予想

異例の2クール放送となっている月9ドラマ『監察医朝顔』の第2シーズン。
12月7日に第6話が放送されましたが、
どうやら前半のクライマックスともいえる場面に差し掛かっているようです。

このドラマ、主人公の朝顔(上野樹里)は法医学教室に勤める監察医なので、
当然、毎回遺体が関わるような事件が起こるのですが、
一方で東日本大震災も絡めたホームドラマ的な要素も強く、
あまり事件捜査物、ミステリとしての作り込みは期待できない面があります。

しかし、今回は朝顔の夫である桑原(風間俊介)に重大な嫌疑がかけられており、
今回と次回とで2話、もしくはそれ以上を費やすのだから、事件部分もお座なりにはいかないでしょう。
そもそも、微妙な前ふりまで含めれば、前々回から話が始まっています。


ごく大雑把に状況説明すると、
田村聖奈(中村里帆)という女性を正面から射殺したとの嫌疑をかけられた桑原。
桑原は、聖奈の恋人である桐谷大和(坂本慶介)が背後から撃ち、逃亡したと主張。

しかし、鑑定の結果、聖奈は正面から撃たれており、
しかもその時間には桐谷は既に死亡していたということで、絶対絶命。


さて、次回ですべて解決するのかわかりませんが、
予想、ミステリとしての謎解きを試みます。
ネットでも色々書かれていますが、錯綜しているようです。


とりあえず、桑原中心に見て、問題を2点に絞ります。

1.聖奈を撃ったのは桑原か
2.銃撃現場に居た筈の桐谷が、その時間には既に死んでいると鑑定されたのはなぜか


以下、ごく簡潔に検証します。

1.聖奈を撃ったのは桑原か
てっきり背後から桐谷が撃ったかと思っていたら、
聖奈は正面から頭を射抜かれていた、という鑑定結果が出てしまいました。
となると、正面から発砲した桑原が撃ったということになってしまいます。


私の結論
実は聖奈は桑原が現場に到着した時には正面から撃たれていて、既に瀕死の状態だった。
ということだと思います。

頭を撃たれて、しゃべれるのかという問題がありますが、
そこは法医学的な理屈を付けるのでしょう。

これには、かなり微妙な証拠があります。

実は、銃撃シーンは前回第5話のラストと、
第6話の冒頭で2度オンエアされています。

第5話では、桑原が発砲する前に、聖奈の額には銃創らしきものが見られます。
これに間違いなければ、私の説の確かな裏付けになります。

ただ、第6話冒頭では、同じシーンに見えますが、傷が確認出来ません。
これは…、制作側の意図がよくわかりませんが。

画像をアップして、見比べてもらうといいのですが、とりあえずやめておきます。


ひとつ気になるとすれば、
聖奈を解剖したのが、朝顔でも、主任教授の茶子(山口智子)でもなく、藤堂だったこと。
鑑定の誤りということもあり得なくはないか・・・。
しかし、桑原と対面した時点で聖奈は瀕死のように見えるし、たぶん間違いないかと。


2.聖奈の銃撃現場に居た筈の桐谷が
   その時間には既に死んでいると鑑定されたのはなぜか


これはちょっとややこしい。
そもそも充分なヒントが提示されていないし、真っ当に謎解きするのは難しいと思います。

まず、桑原の認識について考えてみます。

①聖奈の恋人が桐谷という男だ
②聖奈のスマホで、聖奈と一緒に写っている写真の男が桐谷だ
③聖奈の銃撃現場から逃げたのも桐谷だ

なのに、桐谷は聖奈の銃撃前に死んでいるとなったから、
桑原には聖奈射殺に加えて、桐谷殺害の嫌疑までかかってしまった、
というのが第6話のラストです。


聖奈に関わる二人の男
聖奈には交際相手と、その彼氏に関わる “危ない奴” という、二人の男が関わっている筈です。
しかし今のところ、一人しか登場していません。
もしかしたら、何か混同があるのでは、と考えてみました。

上に挙げたうちの②が、たぶん間違い。
スマホに聖奈と一緒に写っていたのは彼氏の桐谷ではなく、
桐谷に接近しているという危ない男。
その男のことを聖奈は桑原に相談したのだが、
仲良さそうに写っていたので、桑原は彼氏だと勘違いしてしまった。

つまり、銃撃現場にいたのは桐谷ではなく、その危ない男。
となると、聖奈を正面から撃ったのも、その前に本物の桐谷を殺したのも、
その男ということでしょう。

これで一応、筋は通ると思います。

しかし画面に映った以下の点を比べると、

・聖奈のスマホに写っていた男
・現場で発砲した男
・警察が持っていた、桐谷大地の写真

この3人は同一人物に見えます。
だとすれば、私の推理は成り立ちません。
それに、私の説だと叙述ミステリ的な謎解きになってしまい、
次回で朝顔たち監察医の活躍がなくなってしまいます。

現場で発砲したの指輪も目立ったいて気になりますが、どう絡むのか?


いずれにしろ、上に挙げた二人の男がカギになると思います。

複雑に絡んでしまった糸を、朝顔たちが解いていくのではないでしょうか。

全体にヒントが少なく、かなり無理な憶測からの推理です。
『相棒』の前後編での推理も外したし、今回も怪しいものですが、
どうなりますか。


Old Fashioned Club 月野景史

2020年6月17日 (水)

横溝正史が金田一耕助以前に生み出した忘れられた名探偵・由利麟太郎 令和にまさかの復活

6月16日(火)からフジテレビ系(カンテレ制作)のドラマ、
『探偵・由利麟太郎』がスタートしました。

由利麟太郎とは?
知っている人は少ないでしょう。
あの金田一耕助シリーズで知られる日本の推理小説・探偵小説の巨匠・横溝正史が
金田一より先に生み出した、もう一人の名探偵。



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ドラマ第1話の原作『花髑髏』(角川文庫版)


由利麟太郎シリーズは元警視庁捜査課長で私立探偵の由利先生と、
新日報社の新聞記者、三津木俊助とのコンビ物・バディ物として認識されています。
今回は由利麟太郎&三津木俊助シリーズの超入門です。


金田一耕助と由利麟太郎
金田一と由利、両者は活躍した時代がずれています。
由利は1933年に初登場、最後の登場が1950年。
一方の金田一は1946年が初登場で、1980年まで描き続けられました。
大雑把に言えば、横溝正史にとって戦前の代表作が由利麟太郎&三津木俊助シリーズ。
それと入れ替わった戦後の代表作が金田一耕助シリーズということになります。

時代的には由利シリーズの方が古いのですが、
地方の旧家を舞台にした土俗的な作品のイメージが強い金田一シリーズに比べると、
由利シリーズは都会的でスマートな印象がありました。

しかし、金田一耕助が日本の名探偵の代名詞と呼んでいいビッグネームになったのに対し、
由利&三津木は忘れられた存在といっていいでしょう。


もっとも、その金田一シリーズの道のりも平坦ではありませんでした。
戦後登場した金田一物は一躍人気シリーズとなり、
1940年代から1950年代には片岡千恵蔵らが演じて映画も多く作られました。
(その風貌は原作と違うスマートなスーツ姿が主流でしたが)
しかし、1960年代には過去のものになり、横溝の創作そのものも減っていきました。

それが1970年代に入り復権して大きなブームが起き、映画やドラマも数多く作られました。
この時期、角川文庫の横溝シリーズはその刺激的な表紙装丁も合わせて大人気となりました。

実は由利&三津木シリーズも角川文庫で多く刊行されており、
それなりの数の人々が読んだと思います。
私もその頃、由利作品にも親しんだのですが、
こちらが話題になることはほとんどありませんでした。

由利シリーズの作品が映像化されるとしても、原作通りに作られるのは僅かで、
探偵役が金田一に挿げ替えられることが多かったです。

その由利麟太郎と三津木俊助のバディが令和に連続ドラマで蘇るとは!


ドラマ『探偵・由利麟太郎』
原作は戦前の昭和の話ですが、今回は令和の現代に時代を移しています。
とはいえ、レトロな雰囲気を醸し出していましたが。

そして、舞台は東京から京都に変更。
これは何故でしょう?

制作が関西のカンテレだからか?
カンテレ制作だからといって関西舞台とは限らないですが、
今回は敢えて設定を変えたようです。
実際の制作に当たるのは『科捜研の女』などの東映京都撮影所。
舞台を京都にした方が、原作のレトロ感が出るという意味もあるのかも知れません。

由利先生役は吉川晃司、三津木役は志尊淳。
キャラクター設定も原作とはちょっと違うように感じます。
特に原作の三津木は新聞社の花形記者ですが、ドラマではミステリ作家志望の青年。
ここはそもそも原作の由利&三津木があまり知られていないので、
キャラを変えても面白いドラマになれば、あまり問題ないかも知れませんが。

その初回「花髑髏」を観ての感想ですが、
まず被害者・加害者側の人間関係を原作以上におどろおどろしくしてしまった面があるかと思います。
いかにも横溝作品らしいと誤解している人もいるようですが、原作通りではありません。

個人的には好きなタイプのドラマなのですが、
少々無理も感じました。


連続ドラマといっても全5話の短期集中型。
コロナ禍の前に撮影を終えていたのでしょう。
元々、オリンピックと重なる7月クールの放送予定だったとも聞きます。
あと4話、どんな世界を観せてくれるのか。

Old Fashioned Club 月野景史

2020年5月24日 (日)

コロナ禍で休止中の連続ドラマの再開は?/緊急事態宣言解除へ

新型コロナウイルス感染による影響、そして緊急事態宣言。
現代に生きる私たちはかつてしたことのない未曾有の経験を様々強いられています。

ともかく多くの人々が社会活動の自粛、つまり外出自粛を求められている状況。
そうなると、仕方ないから家でテレビでも見てるか、と考えるのがわれわれテレビ世代。
特に現実を忘れ、フィクションの世界であるドラマを楽しもうと思うのも当然の心情。

しかし、このテレビドラマの分野に異変が起きています。
まぁ当然のことなのですが。
コロナの影響で、ドラマの撮影も自粛しているのですから。


日本の連続ドラマは3ヶ月1クールで終了するものがほとんどです。
1月、4月、7月、10月に新ドラマがスタートし、
3ヶ月で最終回を迎えるというのが一般的。
ですので、この4月も多くの新ドラマがスタートする予定でした。


そして、今年2020年の4月はまた特別でした。
夏に東京五輪が予定されており、どう考えても7月はドラマで勝負すべき時ではない。
それならばということで、各局とも4月クールに勝負作を投入予定でした。

特に過去のヒット作の続編が多いのが特徴。
その筆頭が2010年代を代表する大ヒットドラマ『半沢直樹』でした。
この『半沢』をはじめとする多くのドラマが初回放映すらない状態で、
早や5月も終わりというところにきています。
こんなこと、かつてあったのか?
太平洋戦争の時には日本のテレビの放送局はありませんでした
テレビドラマは戦後の平和な事態に生れ、育った娯楽です。
こんな混乱はかつてありません。
ですので今回の事態は、日本の視聴者が始めて経験するものです。

それにしても、初回放送すらかなわなてドラマがこんなに多いとは。
4月スタートのドラマならだいたい2月中、遅くとも3月前半にはクランクインするでしょう。
そして、撮影が休止になったのが、4月の初旬頃。

となると、初回分の撮影くらいは終わっていそうな気もしますが、
初回だけ放送して当分休みというのもかっこつかない。
特に『半沢』のような大プロジェクトとなると、余計中途半端なことはできません。

というわけで、初回放送が無期限延期という作品が多数発生しました。
そして、テレビ朝日の『特捜9』や『警視庁・捜査一課長』のように無事スタートし、
4月を乗り越えたドラマも、5月に入りストック切れしてしまいました。


さて、緊急事態宣言もようやく全国的に解除が見えてきました。
しかし、ドラマの撮影はすぐに再開できるのか?
普段、ドラマの撮影現場など目にする機会は滅多にないですが、
多くの人達が関わる大掛かりなものであることが想像できます。

警察ドラマの屋外の事件現場などはキャストも多いだろうし、
セッティングも大掛かりでしょう。
警察者ではないですが、『半沢直樹』も大変そう。
一番大変なのはやはり大河ドラマか。

もちろん、スケールダウンして制作することも可能でしょうが、
大河や『半沢』など実績のある作品で、
苦し紛れにそれをやるべきなのかという問題もあります。
苦しいところでしょう。

Old Fashioned Club 月野景史

 

2020年5月14日 (木)

本木雅弘の斉藤道三 好評のうちに退場/大河ドラマ『麒麟がくる』

私の過去ブログの中でもアクセスが多いのが、
本木雅弘さんについて書いた以下のページです。

【俳優】本木雅弘の変わらぬ美形/ドラマにはもう出ないのか?
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-34b1.html


俳優として充分な実績や評価がありながら、
最近ドラマ出演が途絶えている本木さんへの出演希望を書いたものですが、
その思いが通じたのか(?)、今年は大河ドラマ『麒麟がくる』の斉藤道三役での出演がかないました。


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大河ドラマへの出演も20年以上後無沙汰ですし、
また主役以外での出演もかなりレアです。

ところがこの『麒麟がくる』、放送開始前に道三の娘・帰蝶役で出演予定だった
沢尻エリカさんの逮捕による撮り直しのために開始が遅れ、
始まったと思ったらコロナ禍と、何かと落ち着かず、
ついつい書きそびれていました。

しかし、本木さんの道三は第2話で見せた冷酷ぶりが早々に話題を呼び、
わが意を得たりの評価となりました。

その道三も緊急事態宣言下の5月10放送の第17話で最期を迎えました。
ともかく、道三の登場回が無事終わったのはよかった。
しかし、新型コロナウイルスの影響で撮影は休止しており、
6月にはストック切れになるようです。


それにしても、沢尻問題による撮り直しでスタートが遅れたとはいえ、
明智光秀主役の大河で斉藤道三が5月まで登場するとは思わなかった。
劇中の時間経過だと、スタートから道三の死まで約10年です。
この後、光秀が歴史の表舞台に登場するまで更に約10年あります。
歴史に登場してからが約15年。

この回まで、美濃時代の光秀についてはほぼすべてフィクションです。
そもそも美濃にいたのかさえ、定かではありません。
その時期についての記述に、随分と時間を割いたものです。

Old Fashioned Club 月野景史

2020年5月 8日 (金)

【ドラマ】『特捜9』の原点『警視庁捜査一課9係』のファーストエピソード放送

新型コロナウイルスの影響により、ドラマの撮影もすべてストップしています。
4月クールのドラマも大きな注目を集めた『半沢直樹』の続編をはじめ、
初回の放送すら延期されているものも少なくありません。

おそらく初回分くらいは出来上がっているのでしょうが、
その後のメドが立たない状態でスタートできないというところでしょう。

そんな中、テレビ朝日の警察ドラマシリーズである
『特捜9』と『警視庁・捜査一課長』は予定通りスタートし、
4月は順調に放送してきましたが、
『特捜9』は4月19日放送の第4話をもって休止となりました。

今そして週と来週はこのドラマの前身である『警視庁捜査一課・9係』の
2006年に放送されたシーズン1の初回前後編、
つまり、この物語の原点といえる回が放送されています。


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テレビ朝日・東映制作の警察ドラマで継続中のロングシリーズのうち、
『相棒』、『科捜研の女』、そして『一課長』は年間通じて、
午後にランダムに再放送されていますが、
『9係』・『特捜9』シリーズと『刑事7人』は、
新作開始直前に前期分が放送されるくらいで、
それ以外はまったく再放送がありません。


何が違うのか?
おそらく、ジャニーズ所属タレントが出演しているからだろう、と推測されます。
その意味では『9係』、それもシリーズ初回の放送はプレミア感があります。


コロナウイルスのためにかつて経験したこともない苦難に直面していますが、
その中において、ちょっと嬉しい誤算となりました。

Old Fashioned Club 月野景史

 

2020年4月 8日 (水)

【特捜9】新班長を迎えシーズン3スタート

『相棒』と同じ時間帯のテレビ朝日水曜21時のドラマ枠。
4月からはこれも定番の『特捜9』がスタートしました。

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このタイトルでは3シーズン目ですが、
その前に12シーズン放送された『警視庁捜査一課9係』から
続いているシリーズなので実質15シーズン目。
渡瀬恒彦さんの死去に伴い、他の主力レギュラー全員残留
3年前に『特捜9』としてリニューアルされました。


シーズン19が終わった『科捜研の女』、
シーズン18が終わった『相棒』と並ぶ、
テレビ朝日の長寿警察ドラマです。

ただ、今回はちょっと変動がありました。
リニューアルと同時に班長としてレギュラー入りした寺尾聡さんが前シーズンで降板。
今期はどうなるかが注目されましたが、
初回を観る限りでは確定とまでは言い切れませんが、
中村梅雀さんが班長としてレギュラー入りするようです。

初回もまぁ、いつものノリの安定の作りで、今年もこの時期が来たという感じ。
『相棒』と比べても軽快さが目立つドラマです。

・・・なのですが、今回はドラマの中身以外の部分で波乱含み。
新型コロナウイルスの影響でドラマ制作はどこも休止状態でしょうが、
特にこのドラマを制作する東映東京撮影所は3月末に感染者を出して、
いち早く閉鎖されています。

この状況で、他のドラマは初回放送延期を発表したしたところもあります。
たとえ初回分の収録が終わっていたとしても、撮影再開のメドが立たない状況では
尻切れトンボになることを恐れ、放送開始に踏み切れない面もあるのでしょう。

その点、『特捜9』や明日スタートする『警視庁・捜査一課長』のような
基本一話完結の長寿シリーズはたとえ今期が尻切れで終わっても、
再開できる時にすればいいという面があるので、
迷わずスタートしたのでしょう。

ただそれにしても、どこまで撮影が進んでいるのかは気になるところです。

Old Fashioned Club  月野景史

2020年1月30日 (木)

【ドラマ】週刊ポスト読者選 史上最高の刑事ドラマベスト20/古典的名作が並ぶ

週刊ポストが『読者1000人が選んだ史上最高にカッコいい「刑事ドラマ」ベスト20』を発表しました。
https://www.news-postseven.com/archives/20200130_1534039.html

「カッコいい」というのがちょっと微妙で、下に引用した画像だと単に「好きな刑事ドラマ」になっていますが。

さて、一般にこういうアンケートだと、どうしても最近の作品が強くなる傾向があります。
ただ、週刊ポストは読者の年齢層がだいぶ高くなっているように思うので、
結構古いドラマが上位に来る可能性もあると考えたのですが、
期待に違わぬというか期待以上、レトロファンには嬉しい結果になったようです。

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※8位の『十津川警部シリーズ』の主演が渡瀬恒彦さんになっていますが、渡瀬さんはTBS版の十津川役なので間違い。
   テレビ朝日版の十津川役は三橋達也さん~高橋英樹さんです。亀井刑事を長く愛川欽也さんが務めました。


それにしても、懐かしのドラマが並びました。
ベスト10のうち、2000年代スタートのドラマは『相棒』だけ。
それですら、2000年ちょうどなのでまだ20世紀。21世紀スタートのドラマはゼロ。
そもそも『相棒』と『踊る大走査線』だけが平成で、
後はすべて昭和スタートのドラマです。
まぁ『はぐれ刑事純情派』はスタートは昭和でも、平成時代の長寿ドラマというイメージが強いですが。

このラインナップならば『太陽にほえろ!』の1位は納得ですが、
3位が『七人の刑事』とは、いったいどういう年齢層が選んだのか!?
昭和30年代の人気ドラマですからね。
70年代後半に新シリーズが作られましたが、『太陽にほえろ!』の裏で低迷したので、
この時のファンが入れた票はあまり多くないと思いますが。

それと、『七人の刑事』がこんな上位にいるのに、
同時代のロングランドラマ『特別機動捜査隊』がまったくランクインしていないのもちょっと不思議。

このブログ的には『科捜研の女』の18位がちょっと寂しいですが、
ただ、これは「刑事ドラマ」のベスト20なのですよね。
『科捜研』の主人公・榊マリコは刑事ではない。
他に刑事が主役ではないドラマはほとんどありません。(微妙なのが1本あるけど)
「警察ドラマ」というカテゴリなら少し違ったのかも知れません。

そして、“微妙な1本”というのが『キイハンター』。
架空の組織である国際警察のメンバーが活躍する、
昭和40年代ならではのスパイアクションドラマでした。

Old Fashioned Club  月野景史


2019年11月24日 (日)

沢尻エリカ容疑者の代役は9歳下の川口春奈/大河ドラマ『麒麟がくる』

沢尻エリカ容疑者の逮捕に伴い、
注目された大河ドラマ『麒麟が来る』帰蝶(濃姫)の代役は
川口春奈さんと発表されました。

これはちょっと意外でした。
ネットでも候補としてあまり名前が挙がっていなかったと思います。

その一番の理由は年齢でしょう。
1986年生まれで今年33歳の沢尻さんの演じる予定だった役の代演者としては、
1995年生まれ、9歳年下で24歳の川口さんは少し若すぎるように感じます。
アラサー以上の女優が選ばれるのではないかと思っていました。

ただ、実は年齢問題については他キャストとの関係でいうと、
川口さんの方が相応しい面もあるのです。

濃姫といえば織田信長の正室。
濃姫については不明な点も多いのですが、
年齢は信長より一歳ほど下とするのが一般的な見方です。

『麒麟が来る』の信長は染谷将太さん。
1992年生まれで今年27歳、33歳の沢尻さんだとちょっと姉さん女房になります。
この点では川口さんの方が適役です。


余談ですが、年齢問題をいうなら主人公の明智光秀と信長の方が微妙です。
実は光秀の生年も諸説あるのですが、信長より6歳ほど年上とするのが一般的。
しかし、光秀役の長谷川博己さんは1977年生まれの42歳で染谷さんより15歳上です。

こういう年齢的にかけかけ離れたキャスティングは過去にいくらもありましたが、
光秀主役のドラマでの信長なら最後まで登場する準主役格でしょうし、
その二人にこのキャスティングはちょっと不思議です。

光秀についてはもっと上とする説もあるので、まさかそちらを採用するとか?


川口春奈さんに話を戻すと、
もうひとつ意外なのがスケジュール問題。

この代役を引き受けると、まずは過密な撮り直しを行い、
更に終盤まで主要キャストとして出演し続けると言われています。

川口さんの来年のスケジュールが公表されているわけではありませんが、
これまでコンスタントに年1回ほど連続ドラマのヒロインポジションで出演しているので、
来年もそうだとすれば、このかけもちは少々無理なようにも思います。

もっともこの点は、撮り直しさえ乗り切れば、
脚本をは川口さんに合わせていけばいいので、不可能ではないのでしょう。
とにかく、2020大河もとんだ問題で注目を集めることになりました。


Old Fashioned Club  月野景史

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