11.【特集】『相棒』

2022年8月 5日 (金)

【相棒】復帰決定の亀山薫(寺脇康文)が、一度退場した事情

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『相棒』に復帰が決まった亀山薫役の寺脇康文さん。
やはり『相棒』といえば本来、杉下右京(水谷豊)と亀山薫の二人が主役のドラマ。
原点回帰は嬉しいし、来たるシーズン21が楽しみですが・・・。

今更ながら、寺脇さんはなぜ一度降板したのか?
今回はそこにちょっとだけこだわってみます。
・・・復帰が決まった今、そんなこと蒸し返す意味があるのか、と言われそうですが、
私はよく言われる“不仲説”はちょっと違うのではと感じているので、そこを少しだけ書いておきたいと思います。


亀山の退場は2008年12月なので14年前、今となっては古い話です。
これまで、この件はネットでも随分色々と書かれてきました。
主に言われてきたのは、水谷さんと寺脇さんの不仲説。
制作現場で圧倒的権力・発言力を持つ水谷さんの意向で、降板になったという説です。


衝撃的だった亀山退場
2時間ドラマとしての3回の放送を経て、2002年に連続ドラマとしてスタートした『相棒』ですが、
当初の視聴率は13%台と、この時代において“高視聴率ドラマ”といえるほとではありませんでした。

それでもシーズン2から、当時でもほとんどなかった2クール放送になり、
数字も少しずつアップ、16%台を獲るようになっていた2008年春、
シーズン6の終了後に公開された劇場版映画第一作が大ヒット。
いよいよ国民的ドラマに・・・、というタイミングで、シーズン7のスタート前に退場が発表されました。
しかもシーズン7を務め切ってではなく、途中でやめるというのだから、まさに“まさか”の出来事で、当時は衝撃でした。

寺脇さんの方に、例えばスケジュールの問題で、どうしても降板せねばならない事情があったとも思えないし、
よほど内部で深刻な問題があったのか、と勘繰られてしまいました。
まして、降板後の寺脇さんが一切『相棒』に関わらなかったので、
余計に水谷さなとの不仲、対立説、水谷さんに降ろされた説が信ぴょう性を帯びてしまいました。


しかし、私は少し違った見方をしています。
水谷さんがそのような強権的なタイプではないように感じるというのもありますが(根拠なしの印象ですが)
ネットにあった一部の情報に加えて、寺脇さんの『相棒』DVDの特典映像でのコメントからの印象です。


亀山は理想の男 → いつまでも続けられない
寺脇さんはスタート当初のDVDでは、亀山を「理想の男」と言っていました。
それが亀山最終シーズンのDVDに収録の、亀山美和子役の鈴木砂羽さんとの対談では、
「いつまでも亀山をやってられない」という主旨の発言をしています。

これは一般論として、同じ役をあまり長く続けてたくない、という意味にもとれます。
でも、普通に考えて、映画も大ヒットし、遂に国民的人気ドラマに! という、この時期にやめるのか?
もう少し、続けてからでしょう。

実は、上に書いた「ネットにあった一部の情報」とは、
シーズン5~6くらいから、寺脇さんサイドと制作サイドで路線をめぐる対立があり、
それが降板に繋がったというものでした。

では、「路線をめぐる対立」とは何か?
ここからは完全な推測ですが、
右京と亀山の関係は、わかり易くいえばホームズとワトソン、またはボケ(亀山)とツッコミ(右京)といえなくもない。
亀山が見当はずれの(ある意味常識的な)見解を示し、右京がそれを否定して怜悧な推理を披露する、そういう関係でした。
ごく短絡的な見方をすれば、役割としては亀山は三枚目です。

この関係の変化、亀山のキャラの軌道修正を求めたが、受け入れなった、そんなところではないかと思っています。
そうすると、「いつまでも亀山をやってられない」との発言も納得できたりします。
「今のままの亀山では続けならない」ということではないでしょうか。

実際、シーズン5-6あたりになると、寺関さんサイドの意向に配慮したのか、
右京と亀山が“Wホームズ”みたいに同等の推理を展開する回もありました。
シーズン5第3話「犯人はスズキ」などは、そうだったかと思います。
でも、いつもそうというわけにはいかない。コンビとしての妙が失われてしまいます。
それで、降板と相成ったということではと。


ともかく、過ぎた古い話です。
14年間の時を越えて、水谷さんと寺脇さんがどのような“元祖相棒コンビ”で魅せてくれるのか。
期待しています。

Old Fashioned Club 月野景史

2022年7月27日 (水)

【相棒seazon21】亀山薫(寺脇康文)復帰でクランクイン

テレビ朝日の人気警察ドラマ『相棒』
4代目相棒、冠城亘(反町隆史)が3月まで放送のシーズン20をもって退場し、
後任が注目されていましたが、
まさかの初代相棒亀山薫(寺脇康文)の復帰が6月に発表されました。


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そして、10月スタートのシーズン21が初代コンビ復活で無事クランクインしたとのこと、
ファンには嬉しいニュースです。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202207230000536.html


亀山は退場後も時折再登場していた2代目相棒の神戸尊(及川光博)と違い、
2008年の退場後、『相棒』とは完全に無縁でした。
ネット上では水谷豊さんとの確執の噂もあっただけに、復帰は意外でしたが、
私は高い可能性ではないにしても、予想はしていました。

それは、『相棒』終焉の序曲としてです。
水谷豊さんも今年70歳。
驚異的な若さを保っていますが、やはり年齢も感じます。
というよりも、まだ大丈夫なうちに、終了するという判断をしてもおかしくない、
むしろそれが懸命なのでは、とも思っていたのです。

そうなると、初代相棒が復帰して最後を飾るのが理想的か。
ただ、私が予想したのは、2代目の神戸が復帰して1シーズン、
そして最後のシーズンを亀山復帰で迎えるというものでしたが、

もしくは、亀山の復帰が難しければ、神戸で最後を迎える。
原点である亀山の復帰がないなら、最後まで冠城でいいと思うかも知れませんが、
実は視聴率的に全盛期だったのは神戸時代で、歴代トップは神戸の事実上の2期目だったシーズン9なのです。
それに神戸の退場自体、ちょっと中途半端で、再登場前提のようにも感じていたので。

しかし、まさかの亀山復帰。
なんといっても、『相棒』は本来、杉下右京と亀山薫のドラマ。
終焉に向かってなのか、そんなことはまったくないのかは分りませんが、楽しみです。

追記 亀山の配偶者、美和子(鈴木砂羽)の復帰も公表されました。
当然とはいえ、嬉しいニュースです。

Old Fashioned Club 月野景史


※以下、日刊スポーツサイトより引用
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202207230000536.html
☆☆☆
「相棒」復活 水谷豊&寺脇康文「14年もたった感じがしない」 右京と薫の再会シーンから撮影
[2022年7月25日6時31分]

主演の水谷豊(70)が約14年ぶりに寺脇康文(60)とタッグを組むテレビ朝日系ドラマ「相棒 season21」(10月スタート、水曜午後9時)がこのほど、クランクインした。初代相棒の亀山薫(寺脇)が、今度は“5代目相棒”として、杉下右京(水谷)と再び事件を追う。

14年ぶりの再会だったが、寺脇の変わらない“亀山薫ぶり”に、水谷は思わず「おー、亀山くん!」。そう言いながら笑顔で肩を抱き寄せた。その場にいる全員から寺脇に対して「おかえりなさい」の温かい拍手が送られる中、撮影はスタート。右京と薫が再会するという重要なシーンからの始動だった。

“あうんの呼吸”で順調に進んでいく撮影に、寺脇が「14年もたった感じがしないですね」と感想をもらすと、水谷も「ほんとに。亀山くんは2、3カ月サルウィン(劇中で亀山が移住した架空の国家)に行っていたって感じ(笑い)」とうなずいた。真剣な撮影の後でカットがかかると、互いに顔を見合わせ笑い合うなど、和やかな雰囲気の中で撮影は続いた。

「相棒」で、右京と薫の出会いはプレシーズン第1弾(00年6月3日放送)だった。仕事で失態を犯し、“人材の墓場”とやゆされる特命係に左遷された薫を待っていたのが右京だった。02年10月からシリーズ化(連ドラ化)となり、足掛け9年、124話にわたって相棒の関係だった。

薫の最後の出演は08年12月17日放送のシーズン7第9話。友人の遺志を継ぎ、不正がまん延する南アジアの小国サルウィンに移住した。この時に右京は「どうか、気をつけて行ってください。以上です」とはなむけの言葉を贈っていた。

約14年ぶりにタッグを組むことが決まった際、水谷は「過去に戻るのではなく、新たな未来にまた2人で向かうための再会を、右京は淡々と待っていたに違いない」とコメントしている。
★★★

2022年3月25日 (金)

【相棒20】冠城亘(反町隆史)退場/安定感のあった最多回登場の4代目相棒

『相棒seazon20』最終回の放送が終了しました。
4代目相棒 冠城亘(反町隆史)の退場・卒業回でした。

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冠城は杉下右京(水谷豊)とコンピを組んだ過去3人の“相棒”たちと比べて最多回数を務めた男となりました。
初代の亀山薫(寺脇康文)を上回っているとは、ちょっと意外な感じがします。

亀山は土曜ワイド劇場時代の3回の後、
連続ドラマのシーズン1からシーズン7の前半まで。
つまりほぼ6シーズン半務めました。(ただしシーズン1は2以降の半分の1クール放送)

次の神戸尊(及川光博)と甲斐亨(成宮寛貴)は共にあまり長くなく、
神戸はちょっと変則でしたが、実質的にほぼ3シーズンずつ。

対して冠城はシーズン14から20まで丸々7シーズン務めたのです。
“期間”でいうと亀山の方が長いのですが、回数では冠城がトップとなりました。

さて、今回はあの衝撃的だったシーズン13「ダークナイト」以来の相棒退場でした。
あの時書いたブログには凄い数のアクセスがありました。

今回の冠城は最終エピソードで色々絡んてきた公安調査庁への異動、
また、冠城に少し遅れてレギュラー入り青木年男(浅利陽介)はライバル的な内閣情報調査室へ移動、
ということで話が続きそうな感じで、退場した感は薄いです。

反町さんについては降板というアナウンスがあったので、冠城退場は間違いないですが、
神戸のように『相棒』世界に籍を残したまま、時折再登場するイメージでしょうか。


杉下右京と冠城亘
安定感のあるバディでした

1シーズン目こそ、冠城が押し掛け相棒だったこと、
法務省からの出向で。身分が警察官ではなかったこともあり、
色々軋轢やスムーズに行かない点もありましたが、
2シーズン目からは安定に向かいました。

反町さんの『相棒』登場以前の俳優としての実績が高いからかとも思いますが、
一人前同士の頼りになる相棒といった感じでした。

その分、右京と亀山、右京と神戸に比べると、
コンビとしてのやりとりの面白さは若干欠けたかとも感じます。

さて、次の相棒は誰?
というよりも、ドラマ『相棒』はどうなっていくのか。
注視されます。

Old Fashioned Club 月野景史

2022年2月23日 (水)

【相棒】season5第2話「スウィートホーム」/亀山・美和子夫妻活躍(?)のホラーコメディテイストの佳作

『相棒』『科捜研の女』など平日午後のテレビ朝日は警察系ドラマの再放送アワー。
特に上記2番組については各回とも何度もリピートされていますが、
やはり古めの回はリピート率が下がります。

2月22日は結構久々だと思うのですが、
シーズン5第2話「スウィートホーム」の再放送でした。
初代相棒亀山薫(寺脇康文)時代の傑作のひとつだと思います。


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スウィートホーム 本放送 2006年10月18日



『スウィートホーム』というと、1989年公開の同名の和製ホラー映画がありましたが、
『相棒』の「スウィートホーム」もホラーテイスト。

傑作といっても、話全体がもの凄くよく出来ているとも思わず、佳作くらいの感じですが、
特に前半がホラーコメディ風の異色の展開で面白いのです。
亀山と、スタート時からの恋人で、このシーズンから夫婦として登場した美和子のコンビが活躍する・・・
というよりは、ややこしい事に巻き込まれて翻弄され、とんでもない目に合うお話。


ストーリー
亀山が美和子に相談なく新居を購入。
亀山に買える筈もない豪邸で、訝しがる周囲。

実はいわゆる事故物件・わけあり物件で、殺人事件があった家。
しかも殺された家主は有名な悪魔崇拝のオカルト研究家で、
屋敷に侵入してきた男に、コレクションの処刑道具の斧で応戦して相打ちになり、両名とも死亡。
空き家となり、心霊スポットとして知られるようにまでなってしまった、いわば“幽霊屋敷”

亀山は豪邸を格安で購入出来てノリノリですが、
美和子は当然ながら腰が引け気味。
そんな状態で始まった新生活だが、本当に幽霊(ゴースト)のようなのが出現して・・・。

と、こんなようなお話。


亀山夫妻の面白さに加えて、
懐かしい、亀山と、“トリオ・ザ・捜一” とのやりとりも秀逸。
亀山期『相棒』の名物でしたが、最初期は対立ムードの刺々しさが勝っていました。
この頃になるとだいぶ緩くなり、一番いい感じです。

殺されたオカルト研究家 天城誠を演じたのは星野晃さんという俳優ですが、
わたしは「天城」という役名からも、この役のイメージモデルは『仮面ライダー』の死神博士なとで知られる
俳優の天本英世さんではないかと思っています。
天本さんは本作の3年前の2003年に亡くなっています。


ゲストヒロインは三平夫人
昨年末で『笑点』を降板して少々話題になった林家三平さんの夫人である
国分佐智子さんがゲストヒロイン格で出演しています。

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初代特命コンビに挟まれた国分さん


Old Fashioned Club 月野景史

 

2021年4月 9日 (金)

【相棒】歴代最高視聴率 season9「監察対象 杉下右京」23.7% / 神戸尊期の異色の傑作

スタートから20年を得ても高視聴率を保ち続けるドラマ『相棒』。
その中でも、歴代最高視聴率を記録したのは ↓この回です。

season9(2010年10月20日 - 2011年3月9日 全18話、平均視聴率 20.4%)
第16話 2011年2月23日放送 「監察対象 杉下右京」
脚本:戸田山雅司/監督:田村孝蔵
視聴率:23.7%
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当時のネットニュース記事↓
https://www.oricon.co.jp/news/85127/full/ 

※この回は2022年4月21日(木) 15:48~にテレビ朝日で再放送される予定です


『相棒』は初回と最終回、元日に大がかりな長時間スペシャルを放送するのが通例で、
高視聴率を獲ることが多いのですが、
この「観察対象・杉下右京」はまったくの通常回です。
ただ、ストーリー展開は独特で、異色の傑作と言っていいかと思います。
二代目相棒 神戸尊(及川光博)の時代の作品でした。

最初に「高視聴率を保ち続ける『相棒』」と書きましたが、
その中でもこの「シーズン9」は平均視聴率20.4%と突出しています。

その後約10年、特に現四代目相棒の冠城亘(反町隆史)が登場した
シーズン14以降の数字は15%前後で推移しており、
この動向を見る限り、今後、この「シーズン9」の平均20.4%、
そして「監察対象 杉下右京」の単回23.7%を超えるのは、かなり難しいと思います。

それでは、この回の内容について少し書いていきます。


「監察対象 杉下右京」
タイトル通り、主人公杉下右京(水谷豊)が監察の対象になります。
つまり、警察官として問題行為を行ったとの疑いを持たれ、調査をされるわけです。

普段、捜査する側の右京が捜査をされるのだから、それだけで充分異色なのですが、
それだけではありません
ストーリー構成が異色なのです。

物語は『相棒』の名物脇役だった鑑識の米沢(六角精児)が
冒頭からいきなり、監察官に聞き取りを受けているシーンから、始まります。
いったい何が起こっているのか、あえて視聴者には解り難い展開になっています。

『相棒』で監察官といえば大河内首席監察官(神保悟志)ですが、
今回、尋問を行っているのは初登場の仁木田栞<にきた しおり>(堀内敬子)。
女性の監察官です。

そうするうちに尋問は米沢の後、伊丹刑事(川原和久)、角田課長(山西惇)とおなじみのレギュラー陣、
ついには特命係の当時の“相棒”であった神戸尊へと続きます。
彼らの証言に被さる形で回想シーンが流れ、今までの経緯が少しずつ明らかになっていく展開です。

このストーリー構成は、やはり“異色の傑作”として紹介した
シーズン12の「待ちぼうけ」に少し似ているかも知れません。

そして、ラストにはいわゆる“どんでん返し”が待っています。


最高視聴率の理由
この回はなぜシリーズ最高視聴率を獲得したのでしょう。
「観察対象 杉下右京」のサブタイトルは刺激的ではあります。
右京はどうなるのか?

しかし、周知の通り杉下右京は警視庁の厄介者で疎まれ者。
それまでも懲罰の対象になったことはあったし、
上からの叱責など日常茶飯事でした。
そう考えると、このテーマだけで注目を集め、数字を獲ったわけでもないでしょう。

このシーズン9の『相棒』は数字的に絶好調で20%超えを連発、
第13話が22.5%で最高記録を更新、
そしてこの16話で更に更新という流れなので、
絶好調の波に乗っての結果というところだと思います。

その意味では“たまたま”の最高視聴率回なのですが、
大変ユニークで面白い回に“たまたま”ぶつかったものです。


大小コンビ
今になってこそ思うことですが、この回の見どころのひとつは、
長年、角田課長の部下として出演してきた組対5課の大木刑事(志水正義)と小松刑事(久保田龍吉)。
小柄の大木と巨漢の小松の凸凹コンビ、ファンからは“大小コンビ”などと呼ばれました。

シーズン16まで、僅かな例外を除きほぼ毎回出演してきた二人ですが、
2018年、シーズン17撮影開始後、放送開始前の志水さんの死去に伴い、
久保田さんもシーズン17限りで降板してしまったようで、18、19には出演しませんでした。

セリフのほとんどない、モブ的な役回りが多かった彼らですが、
この回では特命コンビとしっかり絡んでいます。
その意味でも、貴重な回ではあります。

Old Fashioned Club 月野景史

2020年12月13日 (日)

【相棒19】次回12/16放送 第10話 内村刑事部長(片桐竜次)はどうなる

次回の『相棒season19』第10話は12月16日放送です。

予告映像やサイトの情報からは不穏な雰囲気が漂っています。
スタートからの準レギュラーである内村刑事部長(片桐竜次)に何かありそうな。

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襲撃されているような描写もあるし、
良くない筋との関係も示唆されています。
中園参事官が嘆き悲しむかのようなシーンも見受けられます。
退場か?

ただ、『相棒』も『科捜研の女』も、
主要キャストの退場を予感させて、結局何も無しというパターンがよくあります。
今回はどうか?

私は昔から片桐竜次氏のファンなので、
このブログでも何度も内村について書いてきました。

片桐さんも今年73歳。
近年はだいぶ年齢を感じさせるようになりました。
同感の人も多いようで、そろそろ勇退かとの観測もされています。

一方で、恒例の元日スペシャルのテレビ誌の番組表には片桐氏の名前もあるから、
次回での退場はないとの見方もあります。

どうなるのか?

Old Fashioned Club 月野景史

2020年10月21日 (水)

【相棒】season19がスタート/捜査一課に女性刑事が新加入

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テレビ朝日の長寿警察ドラマシリーズ『相棒』のシーズン19がスタートしました。
杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)のバディも早や6シーズン目。
初回エピソードは先週と今週の前後編で、本日後編が放送されました。


さて、今シーズンは冒頭から意外な展開がありました。
女性刑事のレギュラー入りです。


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出雲麗音(いずも れおん) 演:篠原ゆき子

白バイ警官でしたが、初回冒頭に銃撃を受け、後遺症で白バイ勤務が不可能になり、
本人の希望によって捜査一課に配属されるという展開でした。
長年のレギュラーである伊丹・芹沢の捜一コンビの下に付く形のポジションですが、
階級は二人と同じ巡査部長のようです。


視聴率は初回17.9%、第2話16.4%。
堅調なテレビ朝日警察ドラマの中でも、相変わらず群を抜く強さ。
しかし、この出雲麗音(凄い名前!)のレギュラー入りには違和感を持つファンも多いようです。

ひとつは演者の篠原ゆき子さんがあまり有名ではないこと。
実際、警察物を中心にそこそこドラマを観ている私でも、この人はまったく知りませんでした。
それだけに、なぜこの女優さんが? と、唐突な感じは否めません。

そして、出雲は不幸な境遇ではあるのですが、それにしてもちょっとクセの強そうなキャラであること。
初回、2話とも、ちょっと目を背けたくなるようなシーンがありました。
はっきり言えば、嫌悪感を覚えるような描写でした。
もちろん、これは篠原さんのせいではなく、脚本・演出によるものですが。

また同僚となった伊丹や芹沢との関係も刺々し過ぎて、今のところ気持ちの良いものではありません。
これについては特に芹沢がパワハラ系にキャラ変更してしまったような感があります。
そうなったのは刑事部長からの指示ということで、一応理由付けはされていますが、
それにしても極端でないかと。

出雲に関しては年齢設定も気になります。
ただこの点は主役の杉下右京をはじめ古参レギュラーが高齢化しており、
年齢について論じても意味がない状況なので、掘り下げても仕方ないかもしれませんが。


女性刑事登場自体は必然か
しかし、考えてみれば、今はだいたいどの警察ドラマにも、
刑事や鑑識・科捜研職員など、現場で毎回捜査に関わるレギュラーに女性がいるものですが、
『相棒』にだけはいませんでした。

女性警察官としては社美彌子(仲間由紀恵)がいますが、
キャリアの広報課長で、実際に捜査はしませんし、
そもそも1シーズンに数回出てくるだけのセミレギュラーです。

この状況は今どき不自然ともいえるし、
女性刑事の登場は必然なのかも知れません。

『相棒』は明快で綺麗なだけのドラマではありません。
女性刑事がレギュラー入りするにしても、単なる紅一点の職場の花ではなく、
クセのあるギャラクターの方が当然かも知れないですが、
あまりストレスを感じ過ぎることのない展開を望みたいです。



そして、先日亡くなった芦名星さんは両回に出演しました。
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おそらくこれがこれが最後の登場になるのでしょう。
前編のラストで追悼映像が流されました。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-03d035.html


Old Fashioned Club 月野景史





2020年10月 6日 (火)

【相棒】【科捜研の女】まもなく新シーズンスタート/コロナなき世界を描くか

テレビ朝日・東映制作の二大長寿警察ドラマシリーズ。
『相棒』はseason19が来週10月14日(水)にスタート、
『科捜研の女』はseason20が一週遅れで10月22日(木)にスタート予定です。

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このブログのアクセス数は、この二つのドラマについて書いたページが上位を占めます。
緊急事態宣言時はすべてのドラマの制作がストップし、どうなることかと思いましたが、
7月以降順次再開し、この二作も例年通りのタイミングでスタートできるようです。

それはよかったのですが、ひとつ気になっていたのは、
劇中世界でコロナをどのような扱うのかということです。

『相棒』も『科捜研』も約20年続くドラマで、
基本的には現実世界と同じ流れ、リアルタイムで進行します。
ネットの普及に伴い、事件を取り巻く環境もだいぶ変わり、
ストーリーもそれに合わせて作られてきました。

その意味では、現実社会が全世界レベルでコロナ禍に直面している中、
劇中もウィズ・コロナというのもありなのかなと思っていました。
つまり、登場人物たちがマスクをつけ、コロナ対策に気を配りながら捜査に当たるのだろうか?
ということです。

この点で試金石のなるのが、同じテレ朝・東映制作の警察ドラマシリーズで、
7月~9月に放送された『刑事7人』でした。
こちらでは、コロナは描かれませんでした。

ただ、『刑事7人』は6月に撮影がスタートしたと思いますが、
まだ緊迫感があり過ぎる時期で、ストーリーに織り込みにくかったでしょう。

『相棒』と『科捜研』はどうかと思ったのですが、
予告映像等を見る限り、ウィズ・コロナの世界ではないようです。

それにしても、一切コロナにふれないのか?
ちょっと気になるところです。

Old Fashioned Club 月野景史





2020年3月20日 (金)

【相棒18】最終回終了 「花の里 女将」後継ポジションは「こてまり」森口瑤子?

『相棒season18』最終回が終了しました。
今回はストーリーとは別に、シリーズとしての懸案事項にひとつ進展がありました。

前シリーズラスト近くでの月元幸子(鈴木杏樹)退場で欠番になっていた、
『相棒』スタート以来の“サロン”であった「『花の里』の女将」の後継者的ポジションに
森口瑤子さんが決まったようなのです。

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と、少し回りくどい表現をしていますが、
とにかく最終回での出来事なので、『相棒』はこれから半年のシーズンオフに入るため、
本当に森口さんがレギュラー出演するのか、まだ断定し切れない面があります。

そして森口さん演ずる小出茉梨(こいで まり)は花の里の女将になるわけではなく、
別の、新しくオープンする「こてまり」という店の女将としての出演です。

つまり花の里に代わるサロンとなる店が登場し、
その女将役が森口さんというわけ。

小出茉梨は花柳界の女。
政財界にも顔がきく百戦錬磨の芸者だった設定。
店名となる「こてまり」は茉梨の芸者としての名前です。
その彼女が開く店に杉下右京(水谷豊)や冠城亘(反町隆史)が常連になれば、
彼らの捜査においても頼もしい情報源になるでしょう。

一方で、経歴からして当然ですが、茉梨は一筋縄でいかない雰囲気も漂わせています。

そもそも、この店の開店を主導したのが甲斐峯秋(石坂浩二)というのも引っかかる。
かつて、花の里の不在により右京がスランプに陥るエピソードがありました。
そのことを当時の二代目相棒・神戸尊(及川光博)から聞いた峯による右京への計らいだったようですが、
右京と峯秋との関係も未だ微妙で、純粋に心配からなのか。

まぁ峯秋は右京と冠城を手駒として重宝している面もあるので、
その意味での“心配”かも知れませんが。


女優・森口瑤子
森口瑤子さんは1966年8月生まれで現在53歳。
テレビ朝日の2時間サスペンス『温泉㊙大作戦』シリーズに長期主演しており、
以前このブログで書いた50代の警察・サスペンス物の主演女優である
沢口靖子さん、天海祐希さん、羽田美智子さん、若村麻由美さんらと並び称していいでしょう。
http://oldfashioned.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-93c641.html

出演作がやや少なく、知名度で若干落ちるかも知れませんが、
50代とは思えない、若々しい美人女優です。

そして、『相棒』にはまったくの初登場ですが、
水谷豊さんとは日本テレビの2時間ドラマシリーズ『地方記者・立花陽介』で、
長く夫婦役で共演していた実績があります。
この点は初代女将・宮部たまき役の高樹沙耶さんとも重なります。

配役としては文句なしです。
キャラはちょっと得体の知れなさ度合いが気になりますが。

Old Fashioned Club  月野景史

2020年3月 1日 (日)

【相棒18】3/4第18話に初期の名物キャラ「ヒロコママ」が12年ぶり登場!

次回3月4日放送の『相棒season18』第18話「薔薇と髭との間に」に珍しい人が登場します。

Hiroko

初期『相棒』に時々登場して名物キャラの一人だった、ゲイバーのヒロコママ(深沢敦)。
2008年放送のシーズン6と、同年公開の劇場版第一作以来以来なので、
12年ぶりということになります。


初登場は2002年のシーズン1、『相棒』歴は古い。
元々、初代相棒である亀山薫(寺脇康文)の知人の設定なので、
亀山が同年のシーズン7途中で降板してからはまったく登場がありませんでした。
おそらく、会話の中で名前が出ることもなかったと思います。

『相棒』の長い歴史の中ではゲストとして複数回登場したキャラクターもいます。
レギュラー入りする前の月本幸子(鈴木杏樹)もそうですが、
犯人だったりと重めの役も多いのですが、
ヒロコは典型的なコメディリリーフで軽めの脇役ポジション。
でありながら、亀山とのやりとりは面白くインパクトのあるキャラでした。

亀山と共に退場してしまったのは残念でしたので、今回の再登場は楽しみです。
ドラマ版の最後の登場回となったシーズン6第13話「マリリンを探せ」のヒロコは乗りまくっていてサイコーでした。
もう少し早く出してもよかったのにと思います。
特に、二代目相棒の神戸尊と絡めば面白かったかと。

演者の深沢敦さんは舞台出身の人ですが、テレビドラマではあまり見かけません。
おかまキャラで出ることもありますが、
2016年に『科捜研の女』スペシャルに出演した時はノンケの男性役でした。


ところでヒロコのようなポジションを「セミレギュラー」と呼ぶことがあります。
しかし、そう呼ぶには出演が少なすぎる。
本来、セミレギュラー、準レギュラーといえば、「セミ」と付いていても「レギュラー」なのだから、
2~3回に1回は出てくるような人を指すべきでしょう。
『相棒』でいえば、や内村刑事部長、中園参事官、大河内監察官といったところか。
1シーズン1回程度の登場で、出てくればメイン扱いの陣川警部補は微妙なところです。

ヒロコママのように複数回登場するゲストキャラの適当な呼び方がないのですよね。
もっともヒロコママはシーズン6までは4を除き皆勤で、
通算登場も劇場版を含めれば7回と、かなりの頻度でした。

12年ぶり8回目の登場で、どんな活躍を見せるか?

Old Fashioned Club  月野景史

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